なんてったってアイドル2

 

 

「ふふふ!」

ガルファも倒したし、銀河君、、、メール送ってこないかな?

いっぱいお話したい事があるんだから!

「ほらユキ、顔が緩みっぱなしだよ。まあ、どうせあの子のこと考えてたんでしょうけど」

「もう、サキったら、、、」

やだ、顔に出てたの!?

「あんたは単純だからね。で、、、連絡あったの、『彼』から?」

「ううん、、、、まだ、、、」

そうなんだよね、、、まだガルファを倒してから、、メールもらってないんだよね

早くお話したいな、、、

「大丈夫だって!そのうちに、また白いライオンが持ってきてくれるよ!!」

“バタン!!”

「ちょっと大変だよ!!」

どうしたんだろ、ミキちゃん。あんなに慌てて?

「どうしたのミキ?血相変えて??」

「落ち着いて話している場合じゃないって!ほらテレビ見てみなよ!!」

「え、、テレビ、、、よっと、、」

『繰り返します。先ほど、ガルファがアラスカ方面を襲撃いたしました。

電童たちの手により、襲来したガルファは倒されましたが、

付近の軍事施設に多少の被害が発生した模様です。』

そ、、、そんな、、、

まだ、、、終わってなかったの、、、

まだ、、、銀河君が命がけで戦わなくちゃいけないの、、、

そんな、、、そんな、、、

「こらユキ!なんて顔してるの!!」

「え、、ミキ、、、」

「そうよ!電童が戦ってるなら、私たちのする事、、、できる事は一つでしょ!!」

「サキ、、、」

私たちのする事、、、できる事?

「できる事って、、、」

「決まってるじゃない!」

「そう、ユキが言い出したことじゃない!!」

私が、、、言い出したこと、、、

「「電童を応援すること!!」」

「!!!」

、、、そうだよ!そうだよね!!私達には銀河君みたいな戦う力は無いけど、、、

応援して、支えてあげる事ができるんだ!

「どうやら、大丈夫みたいね」

「ほんと、ユキったら単純なんだから」

「ありがとう、サキ、ミキ。よ〜〜し!一生懸命応援するぞ!!」

「「「お〜〜〜!!」」」

 

 

 

『戦う力』、、、それは物理的な力だけではない。

彼女達のように、精神的に戦うものを支えるのも立派な『戦う力』

いつの日か、真の平和が訪れる時まで、少年少女の戦いは続く

形は違っても、、、

 

 

 

「でも、ユキの『王子様』って、、、」

「『白馬』じゃなくて『白いライオン』に乗ってくるのか〜」

「ちょ、、、ちょっとミキにサキ!なに言ってるの!!」

「そんなに顔を赤くして、、、」

「否定しても説得力が無いよ、ユキ」

「も、、、もう、知らない!!」