あたしがヒロインよ!2

 

 

「でりゃーーー!!」ビシッ!バシッ!!

サンドバックに、蹴りを打ち込むエリス

何かを忘れるように、思いっきり打ち込んでいる。

 

「彼女、、、どうしたんだ?」

その様子を離れてみていたスバルが北斗と銀河の方を向いて聞いた

「ほら、前回スバルに銀河のハンカチ渡したろ」

「ああ」

「その時エリス、自分がすぐに出せなかったのが悔しいらしいんだ」

「へえ〜」

北斗の説明に納得するスバル。

 

「でりゃああああ!!!!!」バシーーーン!!

先ほどよりも、力をこめて打ち込むエリス

こめかみには血管が浮きあがっている。

 

「でも、それだけじゃないぜ!」

「え?」

そう言いながら、エリスの方を見ている銀河

「今回、ろくにセリフなかったからな〜、アイツ」

「エリス、二言くらいしかなかったもんね」

「なるほど、、、」

 

「どりゃあああ!!!」ドシッーーーン!!

コークスクリューブロウを力の限り打ち込むエリス

目じりがつりあがっている。

 

「それに小説が駄目押しだよね」

「そうだよな〜〜」

「小説がどうかしたのか?」

「いや、母さんはサービスシーンとかあって活躍してたけど、、、」

「エリスのやつは、名前しか出てねえもんな」

「そうそう、スバルだってセリフあったのにね」

「ふ〜〜ん」

 

 

「なんで、、、なんで、最近あたしの出番が少ないのよ!!」

ビシ!バシ!ドカッ!

サンドバックに渾身の力をこめて怒りをぶつけるエリス

「小説に、あんなアイドルの外伝を入れるくらいなら、

あたしの出番を入れなさいよ!!

あたしが、、、あたしがこの作品の、ヒロインなんだから!!!」

怒りと嫉妬のパワーをのせ、拳を振るうエリス

でもね、、、君はね、、、

「エリス、、、やっぱりそれは違うよ、、、」

「メインのヒロインは、北斗の母ちゃんだろ?

それに、お姉さん達的には『北斗×スバル』だしな。

夏はすごそうだよな〜〜!」

「『夏』って、、、なんだ?」

「今度教えてあげるよ、スバル」

「ああ、たのむ」

何時の間にかエリスのまわりに来て、『真実』を言う三人。

その言葉を聞いて震え出す彼女。

「あたしがヒロインよ〜〜〜〜〜〜!!!!!」

雄たけびを上げながら、サンドバックを殴りつける。

でもね、、、

「「「だから、違うってば」」」

私もそう思うぞ、エリス