やっぱりヒロインじゃない!

 

 

「うははははは!!!」

腰に手を当て、高笑いをするのはエリス。

「やっぱり私が『ヒロイン』じゃない!!!」

そして少し離れた所から見つめる、銀河、北斗、スバル。

「なあ、彼女、、、どうしたんだ?」

「ああ、あれ。ほら今回の放送分のEDで、僕と銀河の次に

名前が合ったからじゃないかな?」

「今回は、セリフも多かったしな」

「それに、小説の方でも出番が多かったしね、エリス」

 

「あんな、『アイドル』や、『三十路前の人妻』よりも、やっぱり私みたいな

『かわいい女の子』がヒロインじゃなくちゃダメよね!!!」

満面の笑顔を浮かべて、ない胸をそらして高らかに言う彼女。

 

「けっ、エリスなんかじゃユキちゃんに勝てるはずねえじゃん」

「まあまあ銀河、落ち着いて。別にエリスが勘違いするのはいつもの事だろ?」

「でも、確かに彼女では、『C−DRiVE』には勝てないよな」

「だろだろ!スバル〜〜、分かってんじゃん!!」

君達、、、結構ひどいね、、、

 

「そうよ、E○Aの『凶暴赤毛女』とは、私は違うのよ!!!

お〜〜〜ほっほっほ!!!」

 

「大学出てて、、、」

「勝ち気な女で、、、」

「髪が赤くて、途中登場、、、」

エリスの言葉を聞いて、口々に言う北斗、銀河、スバルそして、顔を見合わせ、

「「「おんなじじゃん」」」

と声をそろえて言う。

まあ、確かに同じだな、、、

 

「やっぱり、やっぱい、私が『ヒロイン』よ〜〜〜〜!!!

は〜〜〜〜〜はっはっはっ〜〜〜!!!」

さてはて、あなたはどう思いますか??

 

「あの様子だと、今度出る小説の外伝の事は、知らないんだな、彼女」

「だろうな、、、おばさんが主役だもんな、今度のは、、、」

「その方が良いんじゃない、夢見せてあげても、、、」

「確かにそうだよな、おばさんとアルテアのお話だもんな。

そういやそれで、北斗の出生の秘密も分かるのか?」

「北斗の出生の秘密って、、、なんだ?」

「あははは(汗)」

スバルの質問にどう答えたら良いのか迷う北斗。

「北斗のおばさんの、17歳の誕生日に何が起きたかだよな!」

「ぎ、銀河〜〜〜」

「どういうことだ??」

「あ、、、あとで教えてあげるね、スバル」

「ああ、、、」

さて、北斗7月7日生まれの11歳、織絵8月27日生まれの29歳、、、

計算上では、織絵の誕生日のはず、、、

実際の所はどうなのだろうか?