女性と少年6

 

 

少年が敵の手から戻ってきた直後の格納庫。

「でも、、、良かった。あなたが無事で、、、」

「心配かけて、ごめんなさい、、、」

「ううん、こうして帰ってきてくれたから良いの」

そう言って少年を抱きしめる彼女

「はい、、、」

そして抱き返す少年

 

 

「ななななななななな!!」

「あ〜〜あ、俺しっらね〜〜っと」

その光景を見て焦る副指令

まあ、親の目の前でやられたらそうなるだろう。

 

 

「ああ〜〜ん!帰ってきてくれたのね!!」

突然後ろから抱きつく栗色の髪の女性

そのまま少年の顔を胸元へ引き寄せ、抱きしめる。

「あ、あの、ちょっと!」

顔を真っ赤にする少年

「私も心配していたんだから。だって、、この想いを伝えてないんですもの」

「え?」

胸元から少年を放し、彼の瞳を見つめる。

「私は、、、あなたの事が、好きです。たとえ、あなたの心が私の方を今は、、見ていなくても」

「!!!」

突然の告白に驚く少年。

その隙に唇を重ねる栗色の髪の女性

「今はこれだけで良いわ。私、、、負けないから!」

「私だって負けません!!」

恋のバトルの第二ラウンドが始まる。

勝つのは本命か?それとも対向か??

 

 

「あなた達!!こんな所でいちゃつくんじゃありません!!!」

「義母さん、怒ると血圧があがりますよ?」

「そうですよ、『年』なんですから、、、」

「誰が『年』ですか!!あんた達と大して変わらないわよ!!!」

「「でも、私たち未婚ですし、、、」」

「んな事、関係ないでしょう!!!お母さんはね、、、お母さんはね、許しませんよ!!!!」

 

 

「だってよ、どうするんだお前?」

「僕は、もう決めてあるよ。あの人には悪いけど、、、」

「そっか、じゃあがんばれよ!」

「うん!」

そうして彼は彼女を、両親の元に紹介する為に彼の家に招待した

まあ、長官や博士達も来てそれどころじゃなかったが、、、