神魂合体ゴーダンナー

奥様は16歳?! 04

 

 

「(この想いだけは、、、譲れない)」

擬態獣に勝利したゴーダンナーを、コクピットで見つめる静流。

『おう静流、さすがだな。一発で決めるなんてよ』

「ええ、『教えてくれた人』が良かったからよ」

豪からの通信にも、にこやかに答えるのだった。

含みのある笑顔で、、、

「そ・れ・に!豪に、教えてもらった通りにしているんだから」

そう、、、返事するのだった。

『え゛、、、』

そして豪は、自分自身が言った言葉を思い出し、ひじょ〜〜にイヤな予感を感じ始めていた。

『ちなみに、、、どんな、、、内容なんですか?』

『あ、、、いや、、、杏奈、、、』

『ゴーちんは黙ってて!!』

『はい、、、』

「うふふ、ターゲットを『好きな人に自分の想いをぶつける』ように撃つのよ。

そう、好きな人のハートを打ちぬくようにね♪」

『へえ、、、そんな風に教えてもらったんですか、、、(ギヌロ)』

『い、、、その、、、』

『でも、射抜く相手もいないのに、よくあてられますね?』

「あら、そこにいるじゃない。あなたのう・し・ろ・に。

豪ったら、入隊したばかりの私に、とっ〜〜〜ても、優しくしてくれたのよね。

それこそ、、、私を後ろから抱きしめるようにして、手とり足とり腰とり、教えてくれたし、、、」

頬に手を添え、身悶えながら、、、そう言う静流。

しかも頬を赤く染めながら、、、

『そう言いや、、、静流と豪って昔、、、噂になってたね』

『そうでしたな。始めは固く冷たいイメージだった静流が、柔らかくなった頃にありましたな』

『その頃からだったとはね、、、健気なもんじゃないか』

、、、わざわざ爆弾を投げ込むようなことを言う、霧子と影丸。

火種を大きくしてどうするのか、、、

『ゴーちん(ニコニコ)』

『な、、、なんだ杏奈(汗)』

『あ・と・で、ゆ〜〜〜くりと、話をしましょうね(ニコニコニコ)』

『う、、、あ、、、う』

『良いわね!!』

『は、はい!!』

猿渡豪、、、

すでに、妻に頭が上がらない、尻に敷かれっぱなし亭主のようである。