神魂合体ゴーダンナー

奥様は16歳?!10

 

 

「へ〜、犬なんだ」

「うん、『狗』」

杏奈の問いかけにそう答えながら、弁当箱に杏奈の料理を詰めるルウ。

「(ふっふっふっ、そうよ、あの人は『狗』よ。

だから、餌付けして飼いならすの。

いくら教えてもらっていても、まだ杏奈や静流には、私じゃ勝てない。

だから、、、杏奈や静流を処分してもらうの。

そうすれば、豪のそばには私だけ(ニヤリ))」

「ル、、、ルウ?」

だが、突如あやし笑みを浮かべた彼女に、杏奈は冷たい汗を浮かべて、後ずさりする。

「(そして、、、そして、、、

『豪、、、』

『なんで、、、なんで、、、』

『豪(ぎゅっ)』

『ル、、ルウ、、、、、』

『大丈夫、私がそばにいるから。ずっと、、、』

『ルウ、、、』

『だから、、、悲しむ必要なんてない。

私が16になったら、結婚してあげる。

二人で幸せになろう、豪』

『、、、ああ、そうだな。あの二人の分まで幸せになろう』

て、事になって、そのまま豪と二人で、、、)

ふふふふふ、ふふふふふふふふふ(ニヤソ)」

「う゛、、、」

ルウ、、、口元をゆがめる笑みは、やめなさい。

杏奈が引いてるぞ。

 

 

おまけ

「へんたい?」

「違うよ、兄さんのような人の事は『鬼畜』って言うんだよ」

「きちく?」

「そう。『外道』でも良いけどね〜」

、、、忍、ミラに何を教えている?

「(くふふ、これで精神的に兄さんを追い詰めて、杏奈ちゃんと離婚させれば、、、)」

「、、、、『はらぐろ』?」

忍を指差して言うミラ。

その通りだ、ミラ。