ほいっする!

 

 

「えへへへ、、、

か・ざ・ま・つ・り・さん!

必死な顔の風祭さん

まっすぐに、がんばっている風祭さん

なんて格好いんだろう、、、

す・て・き!」

かわいらしいパジャマを着て、ベッドの上で手の中にある写真を見つめる、みゆき。

その写真には、練習中の将のアップが写っていた。

「もっと、、、風祭さんの事、、、そばで見ていたいな、、、」

そっと、写真を胸に抱き締め、目を閉じ、将の練習している姿を思い出す。

ボロボロになっても、あきらめずに走る姿を、、、

どこまでもがんばる姿を、、、

「がんばって下さいね、風祭さん。

私には、、、応援する事しか出来から、、、

がんばって応援しますね!

だから、、、」

将の写真を抱き締めたまま眠りに落ちるみゆき。

その顔は安らかな笑みが浮かんでいた。

 

 

少年は、駆け抜ける。

ボールを追い、フィールドの中を全力で。

まっすぐな瞳と、ひたむきな意思で、、、

少女は、見守る。

少年の頑張る姿を。

全力で立ち向かう姿を、、、

 

 

 

 

おまけ

夢の中で

 

『みゆきちゃん、、、』(ギュッ)

『か、、、風祭さん、、、』(ポッ!)

みゆきを抱きしめる風祭。

そのまま、彼の胸の中で彼女は頬を染める。

『応援してくれてありがとう。君のおかげで勝てたよ』

『そんな、風祭さんが頑張ったからです、、、』

『みゆきちゃん』

『風祭さん』

見詰め合う瞳

その瞳には互いの顔が映りあう。

しばし見詰め合うと、二人の距離が縮まり、重なる唇。

『ん、、、』

『んん、、、あっ、、、そ、、、そこは、、、ああっ!、、、』

片手で抱き締めなおすと、空いた手を、重なり合う体の間にいれ、

彼女のまだ幼い膨らみへとのばす。

『可愛いよ、みゆきちゃん』

『ああん、、、ああっ!風祭さん!!』

耳元でささやくように名前を言われ、達してしまうみゆき。

そして二人は、、、

 

ジリリリリリッ!!!

「はっ!、、、」

部屋に鳴り響く目覚ましの音。

その音にたたき起こされ、飛び起きるみゆき。

しばし呆然としたまま、思いをめぐらす。

「ゆ、、、夢、、、だったの、、、今の、、、

もうちょっと、、、だったのに、、、」

、、、ナニがですか?