まぶらほ

管理人サンと一緒10

 

 

「ところで和樹さん」

「な、、、なにかな夕菜?」

元気になった楓の木

その木を見つめる和樹に、夕菜が話しかける。

「『僕が、けやきさんを助けたかった』って、どういう意味ですか」

目が笑っていない笑顔で、、、

「いいっ!?!」

「そうだ、どう言う意味だ、式森」

「いや、それは、、、」

「そうね、私も知りたいわ、和樹」

「その、、、あの、、、」

夕菜に詰め寄られ、しどろもどろになる和樹。

そこに追い討ちをかけるように、凜と玖里子も迫ってくる。

鬼気あふれる笑顔で、、、

「ふふふふ、深い意味はありません!

ただ、彼女の境遇を聞いたら、ほっとけ無くなっただけです!!」

その鬼気に、、、和樹は大きな汗を浮かべ、背筋をまっすぐ伸ばして答えるのだった。

「本当ですか?」

「ほ、本当だよ、夕菜!」

手に光球を浮かべ念押しする夕菜に、思いっきりクビを縦に振り答える和樹。

そんな和樹に、凜が問いかける。

「、、、写真だが、美人だったな先輩」

「うん、綺麗だったよね、、、はっ!違うよ!!それとは関係ないからね凜ちゃん!!!」

「、、、、、、」

「し、信じてよ凜ちゃん!」

刀を構える凜へと、必死に訴えかける和樹。

そんな和樹に、玖里子が話かける。

「優しそうな顔よね、彼女、、、」

「ええ、そうですよね〜。僕の周りにも、そう言う人が入れば嬉しいんですけどね〜〜

すぐ『浮気です!』って言って暴力を振るう人とか、

日本刀を振り回す人とか、

まあ、迫られるのは、、、ちょっと嬉しいから別に良いんですけど、、、、、、はっ!

殺気を感じて、自分が何を言ったのか思い出し、震え始める和樹。

そして、、、

「和樹さん、、、」

「式森、、、」

彼の、、、目の前に、阿修羅が現れた。

「いいいいいっ?!まって夕菜!凜ちゃん!!」

「問答、、、」

「無用だ!!!」

「う、、、うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

その場に響き渡る、悲鳴と爆音と怒声。

和樹よ、もう少し考えて、しゃべったほうが良いぞ、、、

「やだ、和樹ったら。

それだったら言ってくれれば、私はいつでもOKなのに♪」

「やれやれ、モテる男は大変だね、式森君。

風椿君は、、、壊れているか、、、」

お仕置き中の和樹と、身をくねらせる玖里子を見ながら言う紅尉だった。

 

「え〜と、シップに傷薬に、包帯。

これで良いわね。後は、傷だらけになった式森さんが帰って来た時、

わたしが、献身的な介護をすれば、、、うふっ(は〜と)」

、、、(汗)

 

 

おまけ

 

「ふっふっふ、よくもあんなので私の目をごまかしてくれましたね!」

くっ!もう効果が切れたのか?!

「あわわわわ、、、どうするんですか?!」

どうするって、決まっているだろう、和樹君!!

「逃がしません!カ○ザーフェ○ックス!!

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

、、、でやっ!!!

「なっ?!そんな?!?口に手を入れて、裂くなんて!?」

こうなったら、、、これでも食らえ!

“ドン!ドン!ドン!”

「痛い!痛い!!痛い!!!痛いじゃないですか!顔に傷でもついたらどうしてくれるんですか?!」

、、、痛いだと、、、

「あの、、、着弾した時、十字架が見えたんですけど、、、」

「もう許しません、、、コッチも本気で行きます!!」

まさかセ○クリッドが、ここまで効かないなんて、、、

こうなったら、これならどうだ!

カラ○ティ○ォール!!!

喰らえ!ゴ○ペル!!

“ドゥン!ドゥン!ドゥン!”

“ギュワワワワワーーーーーーンン!!!”

「けほっけほっ、、、くっ、まさかあれを消滅させるだなんて、、、

土煙で、、、周りが良く見えません、、、けほっ、けほっ、、、」

「さっきのより、大きな十字架がみえた、、、」

ほら、和樹君今の内に、逃げるぞ!

「あ、はい!!」

“バタン、バタン”

“クワン、クワン、クワヮヮヮァーーーーン”

「、、、逃げましたね、、、また逃げましたね和樹さん!そう簡単に逃がしませんよ!!」