まぶらほ

管理人サンと一緒14

 

 

「、、、」

紫乃から渡された地図をみつめる和樹。

「『幽霊として』か、、、

でも、、、

僕は、、、」

迷う。

彼女達がいるがゆえに。

「このままじゃ、、、

玖里子さんに抱き付いてもらえない、、、」

、、、おひ

「結構、あの感触は嬉しかったんだよな、、、

それなのに、、、」

、、、

「あっ、でも今は幽霊なんだから、覗くことは可能なんだよな?」

、、、、、、

「となると、、、さ、さりげなく玖里子さんの足元から現れるとか、、、

凜ちゃんが着替えている時に、現れるとか、、、」

、、、、、、、、、

「いやいや、それも捨てがたいけど、やっぱり感触がないのはイヤだ!

いつも意識を集中するなんて事、無理だもんな。

でも、、、とりあえず、話だけでも聞いてみようかな、、、

良い覗き方が分かるかも知れないし、、、」

、、、、、、、、、、、、

「あ〜〜〜、やっぱり玖里子さんに『お願い』して、頼めば良かった!!

そうすれば、最低でも一回は出来ただろうし!!

うううっ、、、やっぱり人間に戻ろう!」

式森和樹、高校生らしい悩みである、、、、、、

まあ、その気持ちも、分からないではないけど。

 

「ふふふっ、甘いですね宮間さん。

アナタのような、独占欲の強い愛情では、式森さんは怖がりますよ(ニヤリ)

もっと優しい愛情ではなくては」

玄関前を掃除しながら、厨房の方へと視線を向けつぶやく尋崎。

、、、確かに、彼女の愛情は、過激だからな(汗)

 

 

おまけ

 

さあ、今日は苦労人の和樹君のために、君と似たように苦労人の所に来たぞ!

「あの人がですか?」

「、、、」

ああっ!かな〜〜りな苦労人だぞ!!

「おい、、、」

ん?

「そんな事言っていると逮捕するぞ?」

、、、この程度の、著作権法違反、君の上司なら無視するんじゃないか?

「、、、くっ!」

「あ、、、あの、、、『逮捕』って、、、」

ああ、彼は俗に言う『公僕』だ!

上司は年下の美人才女!最近では違う部署の、年下の上位階級者にも縁があるなんて!!

おまけに、上司の美人メイド二人まで、そばにはべらせやがって!!!

く〜〜〜、うらやましいぞ!!!!

「本気で言っているのか?」

うんや、見ているだけなら良いけどね〜〜

『自分中心』で、金もある上に、あの性格だからね。

自分より上の者の悪巧みを暴くのが生きがいだもんな。

あの上司だと、、、君も大変だろう?

「大変、、、を越しているさ、、、、、、」

「、、、うわ、、、なんかきついですね、、、」

「胃に穴があくかと思うことがあるよ、、、」

、、、おまけに、最近じゃ役立たずなヤツまでそばに来ているもんな。

苦労も倍増だわ。

「うううっ、それ、僕も分かります!僕の周りにも人の話を聞かないで暴走する人がいますし、、、」

「その年で、、、大変だな、、、」(ポム)

「はい、、、」