つばさ

その少女に幸あれ

 

 

「わ〜〜〜!遅刻しちゃう〜〜〜〜!!」

なんばの街並みを、パンを咥えながら駆け抜けていく、一人の少女。

セーラー服のすそを、なびかせて駆け抜けていく。

「も〜〜う!せっかく登場したのに、こんな出方なんて〜〜〜!」

そう言いながらも、どこか嬉しそうな顔をしている。

「でも、これって『少年誌』だから、セーラー服がボロボロになることは無いんだよね♪

そんなこと、ひょっとして、、、始めてかも〜〜〜!

、、、いっけない!急がなくちゃ学校遅刻しちゃうよ〜〜〜〜!」

人ごみを、縫うように走り抜ける少女。

だが彼女は知らない。

掲載誌は確かに『少年誌』だが、比較的そう言う規制がゆるい雑誌だと言うことを、、、

下着程度なら、いつでもOK!

隠すところを隠していれば、裸もOKと言う、かなりおおらかな雑誌だと言うことを、、、

少女の運命やいかに?!

読者は、、、待っているぞ!(笑)