おね*2

「双子?三つ子??」

ルーム4

 

 

「それに、、、」

『俺が、、、欲しかったもの、、、

俺が、心から求めていたもの、、、

施設で、は、得られなかったもの。

それは、、、家族だったんだ。

あいつら、、、

深衣奈と樺恋、、、

三人で、、、

あの家で、、、

たとえ、どちらかと血がつながっていなくても、、、

肉親ではなく、他人だったとしても、、、

それでも、、、

俺は、、、』

麻郁の心の扉、、、

それは、、、硬く閉ざされていた。

だが、彼は出会った。

『鍵を持つもの』

深衣奈と樺恋の二人と、、、

二人は、麻郁の扉を開け、彼の領域へと、入っていった。

そして、樺恋と深衣奈の、心の扉の中に、麻郁も、、、

三人の時は動き出す。

時間の流れが止まったかのような、この街で。

 

 

「ああ、私よ」

麻郁達がいなくなった生徒会室で、自分の携帯で、誰かに連絡を取る苺。

「例の件、、、二人ほど都合できたわ。これで大学受験に向けて、勉強できるでしょう?」

電話からもれる、嬉しそうな声。

だが苺はその声を聞くと、怪しい笑みを浮かべた。

「マージンは、一人月20%でね?、、、、、、、、、あら、そんな事を言うの?

デート、、、する時間、いらないのね?(ニヤリ)

、、、、、、、、、、、、バイトがいれば、自由な時間が増えるのよ?その開いた時間は、何をしてもOKなのよ?

それを、、、勉強だけに費やすつもり?」

口元をゆがめ、なんともいえない笑みを浮かべる苺。

そんな彼女の握る携帯から、疲れたような声が流れる。

『、、、、、、わかった、、、わ。話し、、、とく、、、』

「、、、、、、、、、そう、それじゃお願いね(ニヤソ)」

、、、鬼(汗)