おね*2

「双子?三つ子??」

ルーム7

 

 

「麻郁さん、、、」

「麻郁、、、」

酔いつぶれ、ベッドで眠る麻郁の顔を、愛しそうに眺める二人。

今、、、自分たちが好きな人。

それは、、、

肉親かもしれない、血が繋がっているかも、、、しれない人。

でも、、、

他人かもしれない、恋愛できるかも、、、しれない人。

二人は、、、誓った。

この関係を、、、崩したく無いから。

どちらが他人でも、どちらが肉親でも、『彼のそばにいる』と、、、

麻郁のそばにいると、、、

「ねえ、樺恋、、、」

「はい、深衣奈さん、、、」

互いに、何かを思い付いた顔で見合う二人。

そして、二人は、、、

「「『規約その5』!」」

麻郁が起きないように、小声だが力強い声で言う。

「そ、、、そう!これは『規約』になっているんだから、問題ないわよね!!」(パサリ)

「そ、、、そうですよね!問題ないですよね!!これからする事は!!!」(パラリ)

「ええ、問題ないわ!」(ゴソゴソ)

「はい、問題ないです!」(モゾモゾ)

「「おやすみなさい、麻郁(さん)」」

二人は、ぬくもりに包まれ、眠りにつく。

麻郁の隣で、、、

彼と同じベッドで、、、

彼の腕を抱きしめながら、、、

安らぎを、得ながら、、、

、、、まあ、二人の格好には、、、言わないでおこう(汗)

 

 

『桂君、、、』

『みずほ、、、』

「ふふふっ、、、」(ニヤリ)

浜辺の方を眺めながら、耳にしたイヤホンへと注意を向ける苺。

『んんっ!、、、ああぁぁん!!』

『んっ!み、みずほ!!』

『ああぁぁっ!ああん!!』

『んぐっ!うぁ!!』

「うふふっ、、、」

『ああぁぁ!き、、、きて、、、キテ、桂!!』

『い、、イくよ、、、み、、、みずほーーーー!』

『桂ーーーーーーーー!』

「お盛んね、二人とも。でもこれで、あの三人以外は抑えたわ」(ニヤソ)

屍達の暴走写真を手にし、それへと視線を向ける。

、、、先ほど飲んだ物の影響か、いつもより怪しい笑みを浮かべているが、、、

「ふふふ、今後が楽しみね。特に、、、」

そう言うと、浜辺で灰になっている知り合いへと視線を向ける。

「四道君、もうあなたには、平凡な人生は、、、歩めないわよ。この事が、噂になるから」(ニヤッ)

某ヒゲ親父のような、、、凶悪な笑みを浮かべるのだった。

「取り合えず、皆には知らせなくちゃね。彼が小学生を襲ったって」

、、、、、、(汗)