「メル〜、それじゃ私、行ってくるけど、、、本当に一人で大丈夫?」

風邪を引いた私の顔を、心配そうに覗き込むシー。

この子は優しいから、私が弱音を言ったら、きっと仕事に行かないで看病するわ。

「私は大丈夫だから、、、ほら、遅刻するわよ」

「うん、じゃあ行ってくるね〜〜」

バタン!

「ふう、、、」

どうにかシーを送り出した私は、ドアの閉まる音を聞いて、ベッドの上でため息をつく。

さっき熱を測ったら、38度を超えていた。

シーにはその事、気付かれなかったようだけど、、、あの子、鋭い所あるから、、、

あ〜あ、、、こんな時に、風邪引いちゃうなんて、、、

エリカさんを探していた時、雨にあたりすぎたせいよね、、、

これから、戦いが激しくなるって言うのに、、、

「早くなおさなきゃ、、、」

私はそう考えると、意識を手放し眠りについた。

 

 

 

サクラ大戦

恋する街

 

 

 

覚醒する意識。

カチカチと耳に聞こえる、時計の音。

そして、額に感じる冷たい感触、、、

その心地良い感触と共に、私は安らぎと、暖かく包まれるような感覚を感じた。

そう、、、大神さんから感じる、あの感覚を、、、

「んん、、、」

そして、私はその感触に浸りながら、ゆっくりとまぶたを開ける。

見慣れた天井

そして、ベッドの脇で椅子に座っている、ツンツンと尖った黒髪に、つり目がちなやさしい瞳。

最近、見慣れた、、、ううん、シャノワールで、いつも探してしまう大神さんの顔、、、

、、、??

「あっ、目が覚めたんだね、メル君」

「!!!お、、、大神さん?!!」

「おはよう、メル君」

あまりの事に飛び起きる私に、笑顔で答える大神さん。

「どれどれ、、、うん、熱は下がったようだね」

そして、大神さんは顔を近づけて、その手で私の額に触れる。

こんな間近に、大神さんの顔が、、、

そのまっすぐな瞳に吸い込まれそうになる私。

、、、って!そうじゃなくて!!

「大神さん、なんでここにいるんですか??」

そうよ!なんで大神さんが私の部屋に??

「オーナーと、シー君からね、、、頼まれたんだ。『メル君の看病をするように』って」

そんな私の疑問に、大神さんは頬を掻きながら、照れくさそうに話しだす。

「いや、俺も『女の子の部屋に、俺が行くのは色々と不味いのでは?』って言ったんだけどさ、、、

あっ!メル君がどうのこうのって訳じゃないよ?

ほら、一応俺も男だからさ、、、その、、、って、俺、、、何言ってんだろ、、、」

そう、顔を赤くしながら言う大神さんを見て、私は可笑しいと思ってしまった。

戦闘では一騎当千、なのに、、、

こういう事は、まるっきりダメなんだもの。

「別に良いですよ、大神さん。それで来てくれたんですね?」

「うん、、、シー君には『大神さんに、メルを襲う度胸があるはず無いじゃないですか〜〜』って、言われるし、

オーナーはオーナーで『ムッシュ、寝てる女の子を襲うのは、紳士のする事じゃないよ。

まあ、ムッシュにそんな甲斐性があるとは思えないけどね。エリカと一晩一緒にいたのに襲わなかったしね』

とか言ってさ、その上なんで俺なんですかって聞いたら、

『シーは司会、花火とコクリコはショーの準備、、、お前さん、グリシーヌとロベリアに看病させるのかい?

まあ、エリカじゃ逆に悪くなるかも知れないしね。ムッシュしかいないんだよ』とか言いだすし、、、」

もう、オーナーもシーも、大神さんで遊んで、、、

でも、、、ありがとうございます、オーナー。ありがとう、シー。

大神さんと一緒にいる時間を作ってくれて、、、

多分、二人は知っているんだろうな、、、私の気持ちを。

大神さんが黙り込んだので、部屋に時計の音が、二人きりの部屋に響く。

あっ!!

大神さんと二人きり、、、

ど、、、どうしよう!?

男の人、、、それも大神さんと二人きりだなんて、、、

「あっ、そ、そうだ!お腹すいてないかい、メル君?」

「え、あ、、はい、少し、、、」

その時私は、朝から何も食べていない為、お腹がすいていた事を、正直に言ってしまった事に気付いた。

もう、、、恥ずかしい、、、

ちらりと時計を見ると、すでに3時を過ぎていた。

「そ、、、それじゃあ、少し待っててね、持ってくるから」

急に私から目をそらし、顔を赤くしながら、大神さんはキッチンの方に消えていく。

大神さんも、私と二人っきりということに緊張したのかしら??

そう思いながら、ふと視線を落とすと、、、

や、、、やだ!!

ネ、、、ネグリジェが!!

汗で胸元が透けてる!!!

ひょっとして、大神さんに見られた?!

どどどど、、、どうしよう?!

とりあえず、何か上に着なきゃ!

寝る前においていたガウンを取ると、あわてて袖を通した。

「、、、ん?」

その時、毛布の上に転がる、濡れたタオルに気がついた。

「あれ?私タオルなんて、、、あっ!」

そう、、、目が覚めたときに感じた、冷たい感触はこれだったんだ、、、

よく周りを見渡すと、大神さんが座っていた椅子のそばには、水の入ったボウルが置いてある。

「そうか、、、大神さん、、、」

ありがとう、、、ございます。

 

 

少しして、大神さんが部屋に戻って来た。

その手には、湯気を立てる小鍋が、、、

「これはね、『粥』って言う、日本の食べ物なんだ。

消化しやすいから、風邪を引いたりして、体力が落ちているときには良いんだよ」

私が鍋を見ているのに気付いた大神さんが、そう説明してくれた。

そうか、、、日本の料理なんだ、、、

??けど、、、

「あの、、、」

「なんだい?」

「大神さんが、、、作られたんですか?」

疑問に感じた事を、素直に聞いてみる。

だって、、、大神さんが料理している所なんて、、、ちょっと想像できないから、、、

「ああ、そうだよ。まあ、そんなに難しいものじゃないから、俺でもできるんだ。

味の方は大丈夫だと思うよ。迫水大使や、花火君からきちんと作り方を聞いたからね。

まあ、、、材料の米は、この間もらったのがあったから、それを使ったんだけどね。

、、、はい、どうぞ」

笑顔でそう言うと、トレイをサイドテーブルに置いて、深目の小皿に取って、スプーンと一緒に、私に渡してくれる。

「ありがとうございます、、、」

「熱いから気をつけてね?」

「あ、はい、、、あつっ!」

「大丈夫かい?!」

「だ、、、大丈夫です、、、」

少しすくって、口に入れたら、、、思ったより熱くて、驚いた私を心配そうに見る大神さん。

結構、、、心配性なのね。

「ほら、良いかい?こうやって冷まして、、、はい」

そんな風に思っている間に、大神さんは私からスプーンを取ると、新たにスプーンへ取り冷やし方を実践し、

私へと向ける、、、

、、、え?

、、、、、、ええ??

えええええ?!?!?!?!?!

いいいいいい、今、大神さんご自分の息で、冷やしましたよね?!

そそそ、それを、、、私が、、、!!

頬が赤くなるのが自分でも分かる。

、、、そ、、、そうよ!大神さんは好意でやっているのよね。

だ、、、だから、、、、

「はい、、、」

、、、口を開けて、食べさせてもらいましょう。

「いぃっ?!」

私の行動が意外だったのか、大神さんは驚きの声を上げるけど、、、

「は、はい、、、」

私の口へと、スプーンを運び、、、

顔を真っ赤にしながら、食べさせてくれる。

ううっ、、、今の私、きっと、、、エリカさんの嫌いなトマトより、赤いんだろうな。

 

 

「ご馳走様でした。美味しかったですよ、大神さん」

「どういたしまして。そう言ってくれると嬉しいよ」

結局、、、半分ほど食べさせてもらった後、自分で残りを食べました。

だって、、、恥ずかしかったんですもの。

そして大神さんは、片付ける為に部屋を出て行った。

まだ、、、顔を赤くしたまま。

、、、私も赤いけど、、、

うううぅ、、、こんな事、シーに知られたら、からかわれちゃうわね。

そんな事を考えている間に、大神さんが戻ってきた。

手に、リンゴとナイフを持って。

「コクリコが、市場で貰ってきたリンゴなんだけど、食べないかい?」

コクリコさんが?

「『メルに食べさせて』って言って、俺に渡してくれてね」

ありがとうございますコクリコさん。

わざわざ、、、貰ってきてくれたんだろうな。

「はい、、、いただきます」

「う、うん。じゃ、じゃあ少しまってね」

大神さんが、なぜか慌ててそう言うと、足元からナイフとリンゴを取り出して切り始める。

あっ、、、私、無意識のうちに、大神さんを見つめていた、、、

やだ、、、はずかしい、、、

シャリシャリと、皮を剥く音が響く。

こうしてみると、、、大神さんって、手先が器用よね。

モギリも手早いし、伝票整理も手早いし、、、

ナイフを使う手も、安心して見ていられるし。

「はいどうぞ。あっ、皿とフォーク、借りたからね?」

「ありがとうございます」

渡されたリンゴを食べる。

その間、大神さんは後片付けを手早く済ませ、戻ってきて私のそばで、報告書らしき物を読んでいる。

ちらちらと私から見える文から察するに多分、花組全員の光武F2の詳細スペックだと思う。

文章を追う瞳は真剣で、、、

『シャノワールモギリの大神さん』ではなく、『巴里花組の大神隊長』の瞳、、、

いつでも、、、花組の人達の事を考えて、、、

この巴里と、そこに住み人を守る事を考えている、、、

どうして、、、この人は、ここまで真剣になれるのだろう、、、

「大神さん、、、」

「なんだい?」

私は、、、

「どうして、、、大神さんはそこまで、この街を守ろうと、、、するのですか」

「え?」

今まで聞けなかった事を、、、聞いてみた。

「ここは、大神さんが生まれた国ではありません。育った国でもありません」

「、、、」

そう、、、

「それなのに、、、こんなにも命がけで、この街を守ってくれています」

「、、、、、、」

一歩間違えれば、そこにあるのは『死』

それなのに、、、

「『すべての人々の幸せを、平和を守るために戦うことが誇り』と、以前仰っていましたが、、、どうしてなんですか?

どうして、そこまで出来るんですか?!」

私は、、、私は、、、、、、心配です。あなたの事が、、、

「、、、メル君、、、」

大神さんの指が私の目元をなで、何時の間にか流れていた涙をぬぐってくれる。

「そうだね、、、俺は確かに、この街とは関係ない、、、いや、関係なかった。帝撃に配属されるまでは、、、」

大神さんは、優しく真剣な瞳で私を見つめる。

「帝撃には、さまざまな国の人が入る。フランス、ドイツ、中国、ロシアと日本、イタリアと日本のハーフ

純粋な日本人は、俺にさくら君にすみれ君とカンナだけだ。

それなのに、彼女達は戦ってくれた。帝都と、そこに住む人を守るために」

そして、、、少し悲しそうな顔をする。

「今の決意をさせてくれたのは、彼女達の影響でもあるけど、、、

1924年のあの戦い、、、俺は本当の意味で知った。人が亡くなる悲しみを、、、

だから、、、

俺は、、、あんな想いは、、、もうしたくないし、誰にもさせたくない」

『1924年の戦い』、、、

あの時の事は、私も覚えている。この巴里にも、異変が起こったから。

幸い、こちらでは人的被害は無かったけど、、、

その時、当時の帝撃副指令が亡くなったと、、、以前、資料を読んだ事がある。

「帝撃を立ち上げ、メンバーにとって、母のようであり姉のようであった人。

俺にとっても、上官であり、姉のような存在、、、

『藤枝あやめ』帝撃副指令、、、」

私の考えを読んだのか、大神さんが答えてくれる。

その方の事、、、

「『好き』だったんですか、、、」

「、、、どうだろう。確かに憧れてはいた。上官としても、、、異性としても、、、でも、、、、、、

『好き』だったかどうかは、、、ね」

そう言う大神さんの顔は、、、悲しそうな顔をしていた。

口ではそう言っているけど、、、分かる。

大神さんの、本当の気持ちが、、、

『好き』、、、だったんですね。

そう思うと、、、私の胸が“チクリ”と痛みを感じた。

「だから、、、俺がするのは、『守る為の戦い』

、、、人々にとって大切な『日常』を守るため、、、

それが、俺にできるあやめさんへの、、、恩返しでもあるからね」

そう、、、戦士の顔で言う大神さん。

強いん、、、ですね。

その人の想いをついで、、、戦うなんて。

それだけ、、、素敵な人だったのでしょうね、、、

羨ましい。

その人のことが、、、

「でも、今はそれだけじゃないけどね」

「え?」

「この、巴里の街が好きだから。ここに住み人達の笑顔を、守りたいから」

優しい笑顔を向けながら、大神さんは言う。

「俺にとって、この街はもう、、、『知らない街』じゃない。

俺は、この街が好きだから。ここに住む人達が好きだから。

シャノワールのメンバーが好きだから。そして、、、巴里花組のみんなが好きだから」

「大神さん、、、」

「だから、俺はこの街を護る。そして、、、生き抜く。それが今の、俺の戦う理由さ」

「ありがとう、、、ございます」

「メル君、、、」

その言葉を聞いた私は、大神さんへと体を寄せ、その胸元に顔をうずめた。

嬉しくて、、、

そこまで、この街の事を思ってくれているのが、、、嬉しくて。

涙が、、、出てきたから。

「別に俺は、、、お礼を言われるような事はしていないよ」

「でも、、、」

「自分がやりたいから、やっているんだから」

泣いている子供をあやすように、優しく私の背中を叩く。

「はい、、、」

そして、、、自分の『想い』が深くなる。

大神さんへの、、、『想い』が。

『メル。女は恋をしたら大胆にいかなきゃ。でなきゃ、男なんて何時までも子供みたいなもんだから、ほっといたらどこかにいっちまうよ』

オーナーが以前言っていた言葉が、思い浮かぶ。

そして、、、私は、、、勇気を振り絞って、大神さんの背に両腕を回す。

そう、、、少しだけ、、、大胆に、、、、、、

「お、大神さん、、、」

胸元から顔をあげ、大神さんの瞳をまっすぐ見つめる。

そして瞳を瞑り、、、待つ。

「メ、メル君、、、」

私の心臓が“ドクドク”と、早鐘のように動き出す。

近づいてくる、大神さんの吐息。

そして、、、

そして、、、、、、

バタン!

「メルさ〜〜ん!お見舞いに来ました〜〜〜〜!、、、」

「エリカさん、もっと静かにあけてくださいよ〜、、、って、、、」

「ん?どうしたのだエリカ、シー。そんな所で固まっ、、、て、、、、、、」

「グリシーヌ?何かあった、、、の、、、、、、」

「もう!皆早く中に入ってよ!!僕が入れないじゃない、、、か、、、、、、」

「ほほ〜〜ん。隊長もやるじゃないか」

、、、花組の皆さんと、シーが入ってきた事で、終わりました、、、、、、

「大神さん、、、何しているんですか?」

「いぃ?」

エリカさん、ラファエルの銃口を向けないでください!

「隊長!貴公は、メルに何をしているのだ!」

「い、いや、、、」

グリシーヌ様!斧なんか振り回さないでください!!

「大神さん、、、お覚悟を」

「ちょ、ちょっと!!」

花火さん!弓矢はやめてください!!!

「イチロー、、、メルの看病をしに来たんじゃないの?」

「ま、まってくれ!!」

コクリコさん、、、悲しい顔して、虎の子供を出さないでください!!

「隊長に、そんな甲斐性があったとはね。知らなかったよ」

「あ、あはははは、、、、、、」

ロベリアさん、、、そう言いながら人の部屋の物を、懐に入れないでください!

「で、メル〜〜。どこまでイったの?ねね??」

「え、えと、、、」

大神さんから離れた私に嬉しそうな顔で聞いてくるシー。

、、、あなた楽しんでいるわね、、、

「大神さん!」

「隊長!」

「大神さん!」

「イチロー!」

「皆!待ってくれ!!!」

「(お)覚悟!!!」

「うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

そして、、、視界の端では、大神さんがエリカさん、グリシーヌ様、花火さん、コクリコさんの4人に、、、

攻撃されていました(汗)

、、、ごめんなさい、大神さん。

私は、、、さすがにその状況に入っていく勇気はありません(涙)

傷の手当ては、私がしっかりといたしますので、耐えてくださいね。

「ねぇ〜〜メル〜〜〜、どんな事したの??」

「うふふ、な・い・しょ」

そう、今日の事は秘密よ。

だって、、、私の大切な思い出になるんですもの。

「ほ〜〜、流しにある皿は、何に使ったんだか?」

「あれ、ロベリアさんは加わらないんですか?」

「んあ?別に隊長が誰とナニしてようが関係ないね。後で奪えば良いんだからよ」

そう、今日出した勇気は、空振りに終わったけど、、、

いつか、、、

私だって、、、、、、

 

 

幾千の夜と幾万の歌に、飾られて誰もが恋する街。

この町に来れば、男も女もみんな異邦人。淋しさを互いに抱きしめる恋の街。

『巴里』そこで恋の花咲く時もあれば、『巴里』そこで恋の花散る時もある。

ああ、でも、ここが巴里。そこが巴里。 

 

 

「ところでシー。お店は?」

「ん?まだ開店前だから、ちょっと皆さんと、抜け出してきたの。もう少し遅かったほうが良かったみたいだね♪」

「、、、もう、、、、、、」

 


あとがき代わりの登場人物コメント

シー(以降シ):「は〜〜い!シー・カプリスで〜す!」

メル(以降メ):「、、、メ、メル・レゾンです」

シ:「あっれ〜〜。メル、声が小さいよ〜〜。ひょっとして照れてるの?」

メ:「て、照れるわよ!な、何なの、あの内容は!!」

シ:「え〜〜?メルの『ラブストーリ』じゃん。大神さんに食べさせて貰うなんて、ひゅ〜!ひゅ〜!!」

メ:「うっ、、、確かにそうだけど、、、、、、」

シ:「作者も、あまりの甘さに、何度も書くのをやめようかと思ったほどだからね〜

  あの甘いものばっかり書いている作者が」

メ:「、、、違う電波ばっかり、受信していたからじゃないの?」

シ:「もう〜、そっけないな、メルは。本当は嬉しいくせに」

メ:「なっ?!」

シ:「だって、事務室の机に、大神さんとのあ〜〜んな写真を持っているじゃん!」

メ:「わ〜〜〜!それ以上は言っちゃダメ〜〜〜!!」

シ:「あ〜〜、はいはい。メルが慌てた所で、終わりにしようか」

メ:「、、、そうしましょう。それでは皆さん、さようなら」

シ:「さよ〜〜なら〜〜〜。あっ、反響次第では、続編もあるそうだよ〜〜〜」

メ:「なんですって?!」

 

 

 

 

代理人の感想

んー、まぁ、なんというか。

甘ったるいですな〜〜〜〜〜。

 

只、今回はいつもの特濃甘味一直線じゃなくて、少し爽やかな風味があったというか、

多少読み下しやすかったので(それでも口から砂糖吐きましたが)、最後で爆発オチ(爆発はしてませんが)に持っていったのはちょっと残念ですかね。

いや、多分ラストの一文を見て一気にミュージカルっぽい感じを受けてしまったのが原因でしょうが(笑)。