プロローグ



今日も一人の少女・・・千鳥かなめの朝は明ける・・・


まいどながら慌ただしい朝食を済ませながらカバンの中に教科書やノートを入れていく。

いつもの用にドアの鍵を閉め学校へ向う、そう・・・いつもの用に・・・


今日はなんだか気分が悪い、別に取り立てて何かあったと言う訳でも無いのだが、

なにかこう・・・嫌な予感、と言うのが一番近いか・・・


(どうせ気のせいよ・・・)


そう思いたかったが、頭の中で一人の男の事がちらつく。

一人でそんな思想を巡らせながら、もくもくと学校への道のりを急いでいた。


「ダン!! ダン!!」


響く銃声でふと我に返ったかなめの目の前で、銃を発砲する一人の男がいた。


一瞬、気が動転しながらも直に冷静さを取り戻し、遠心力を加えながら

力いっぱい カバンを男の後頭部に叩きつけた。


「馬鹿ソースケ!!あんた朝っぱらからなにやってんのよっ!!!」


ソースケと呼ばれたこの男、相良宗介は気を失いかけたがギリギリの所で持ちこたえた。

顔を苦痛でゆがませながら振り返った。


「なにをする。」


「なにをする・・・じゃないわよ!なんで銃を撃ってるのよ!?」


「いや、怪しい人影がビルの屋じょ!?・・・う・・・」


真っ向から肘打ちを喰らい、意識の9割がとんでしまった宗介を引きずりながらその場を離れる。


「まったく、あんな街中で銃を撃つ奴が何処に居るってゆうのよ」


返事は無かった、まあ仕方ないと言えば仕方ない気もするが・・・


外国の紛争地帯で育った宗介には、東京の平和な常識などほとんど無かった。

おかげでこんな事は日常茶飯事と言っても過言ではなく、

かなめはその後始末で苦労するのが日常となっていた。


「す・・・すまない・・・」


この・・・宗介の魂の叫びが本当に魂そのものになる日はそう遠くはないだろう。




あとがき


う〜ん、なんだかとてつもなく内容が薄い気もするが

まあプロローグだし(汗

なにぶん初めて書いた小説なので、

文のおかしい所や、誤字脱字があるとおもいますが、

見つけたら遠慮なくご指摘していただくと、

うれしい限りです。

では、読んでくださった方に感謝感謝。


2002/02/20
Konke

 

 

代理人の感想

う〜む、カナメ凶悪(笑)。

TV版でも漫才コンビとして気持ちいい活躍を見せてくれるのですが、

やはりこうでないとね(笑)。