プラントは虚空に浮かぶ砂時計と表される事がある。
 通常の一般的なコロニーとは違い、重力がかかる方向を円柱の内側にするのではなく、二つの円錐の底面のみを居住空間としている。
 建造には非常に高い技術力を必要とするが、広々とした海、高い空は、地球でも滅多に目にかかれ無い程美しい物であった。
 だからかもしれない。
 コーディネーターが宇宙に追いやられても、生存権以上の事を望まなかったのは。
 水も、空気も、食料も……全て宇宙で“生産”できる。
 地球から必要とする物は何も無い……だからこそ、彼らは母なる星と相対する事を、躊躇する事は無いのだ。
 その世界の全てを、自らが創り上げていった島々の一つ。
 政府の高い地位に居る者達が好んで邸宅を構える、閑静な住宅街を走る人影があった。
 競技用の高速サイクルに跨ったその女性は、心地よい湿度の風に結った髪をなびかせ、一軒の邸宅へと続く私道へと乗り入れ、門の前で止まった。


「……さて行くか」


 かと思えば塀の前をサイクルを押して歩き出し、海鳥の声が聞こえる方に近付くと、そこで足を止めた。
 サイクルを折りたたんで背負うと、おもむろに飛び上がった。
 勿論セキュリティ上の問題から塀はかなり高い。
 それを軽く飛び越える彼女は只者では無い事が窺えた。


「いらっしゃい、ククル」


 突然庭に降り立った彼女を平然と歓迎し、お茶を勧めようとする少女……ラクスも矢張り只者ではなかった。


「く、ククル……言ってくれれば一緒に送るって言ったじゃないか!」

「それではラクスの立場があるまい。婚約者を差し置いて“死人”と共にいたとなれば、よからぬ噂の種をまく」


 髪を解いた途端僅かに散る汗が、文字通り彼女を輝かせていた。
 何時もの軍服やパイロットスーツとは異なる、活動的な出で立ちが更に効果を増している。
 ……これで彼女がザフトの猛兵“黄泉の巫女”その人と解るのは、プラントでもラクスとアスランだけだ。


<ハロハロククル!>

「久しいな。歓迎してくれるのは嬉しいが……加減を知らんのかアスラン」

「ごめん」


 彼女を出迎えたハロの大群を、まるでお手玉の様にして投げ回すククル。
 憮然とした表情の彼女に、ただただ頭を下げるアスランだった。


「さあ御髭の子が鬼ですよー」


 ラクスがネービーブルーのハロを捕まえ、その表面に上向きの髭を描いて放した。
 その声を聞くと一斉にハロ達がネービーブルーのハロを追いかけ茂みの向こうへ消えていった。


「生みの親のお前よりも、よっぽど扱いを心得ているじゃないか」

「返す返す申し訳無い……」

「……いや、本来親とはそう言うものなのかもしれん。自分の半身ほど思い通りには行かぬ物……」



 アスラン達が座っていたテーブルに同席するククル。
 そうして一番に口から出たのは謝罪の言葉だった。


「追悼式典、結局は間に合わなかった……すまない」
   


 2月14日の“血のバレンタイン”から一年。
 その追悼式典への出席をラクスから頼まれていたにも関わらず、約束を反故にしてしまった。
 しかしラクスは優しい表情で首を振った。


「いいえ、ご両親の為に、私が代わりに祈らせて頂きました」

「正直、今更あの日だけ“常世”に戻るのも躊躇いがある。死んでいった同胞に、私は何を申し開けば良いのやら」 

「ククル……」


 悲しい目でアスランがククルを見ていた。
 もし彼女が式典に参加していたならば、ユニウス・セブンの数少ない生存者として……彼女本来の名で語る事が出来ただろう。
 だがそれも、今となっては果たされぬ夢……今、彼女は寄る辺無きククルなのだ。
 彼女に戸籍は無い。家も無い。プラントに生きる者全てが持つ筈の認識コードも存在しない……。
 一年前のあの日から、彼女は軍の“備品”程度にしか扱われていないのだ。
 だから彼女には財産も無く、アスランの様にエレカを動かす事すら出来ないのだ。今ククルは、平和や日常といった、当たり前の時間から最も遠い存在となっている……。


「“お久しぶり”、“お元気ですか”……そんな当たり前の言葉で、十分だと思います。今のままだと何時か、その当たり前の言葉も出なくなりそうで……私は少し不安です」


 その時雑用ロボットであるオカピが、紅茶を運んで来た。
 箱型のボディの上には三つのカップ。ラクスは最初からククルの来訪を解っていたのだ。
 


「そういえば、こやつはお前達の馴れ初めだったかな?」

「ああ……調子が悪くなったオカピを、俺が直してあげたんだ。その直接の原因が何とも……」


 これ幸いにとククルは話題を変えた。
 アスランもそれに乗って話を進めていく。 
 


「フフ、そうでしたね……そういえばアスランとククルは、お友達になったきっかけは何ですの?」


 だがこのラクスの反撃は予想だにせず、思わず紅茶を吹きそうになるアスラン。
 どうにか持ち直した先から注がれる、ラクスの満身の笑みとククルの意地悪げな邪笑が痛かった。
 


「は……母が働いていたユニウス・セブンに行った時に……ね」


「初めて会った時、お主泣いておったな」

「そ、それは!」
 


 真っ赤になり言葉を遮るアスランだったが、ラクスの期待の眼差しを受け萎むように大人しくなった。


「アスランは人見知りが激しい部分があったからな。上から眺めておったのだが見ていられなくてな」


 当時からククルは冒険心に富んだ部分があった。
 しかも他の子供達とは突き抜けて先を行く嫌いがあり……孤立はしなかったものの一線を駕した扱いにはなっていた。
 その特別扱いはククルにとって、決して心地良い物ではなかった。
 だから自分とは全く逆の立場で、孤立するアスランを放ってはおけなかったのだ。


「あの時ククルを見た時は、妖精か何かと思ったよ。あんな高い所から見下ろしているなんて、あの時には信じられなかった」
 


 これがきっかけとなり、アスランも辛うじて人付き合いの基礎を固める事が出来たのだ。
 ただ親の都合で住居を転々とした為、本当の意味で心を許せる相手となったのは彼女と、月の幼年学校で共に過ごした、たった一人の少年だけだったが。


「そうでしたか……オカピと同じで、子供の頃からの大事なお友達なのですね」


 雑用ロボットと一緒くたにされても、二人共怒りはしなかった。
 寧ろロボットに対してすら、生き物に対する様な親しみを見せる彼女の優しさが温かかった。


「この頃は、また軍に入る方が増えて来ているようですわね。私のお友達も、何人も志願して行かれて……」


 その優しさがあるからこそ、他人を気遣う心があるからこそ、ラクスは広い見識を持っているのだ。
 優しさを弱さとしか考えられない人間が増える中、ククルは何とももどかしく感じていた。


「そういえば、ゼンガーさまは今何処で、何をしていらっしゃるのでしょう?」


 その名を出され反射的に背筋を強張らせるアスランだったが、ククルは構わずスラスラと答える。


「無事大気圏突入に成功し、現在砂漠の虎率いるアフリカ方面軍と交戦中だそうだ」

「まあ、大丈夫なのでしょうか?」


 一体どちらを案じているのか解りかねる言い方だったが、実際結果は五分五分だと、アスランは予想していた。
 砂漠の虎事アンドリュー=バルトフェルドは、地上戦、特に砂漠戦闘においてはザフト内で最も精通している。
 いかに対MS戦術に優れたゼンガーでも、地形によるハンディキャップは重い。それをゼンガーが覆すのか、それとも勝手知りたるフィールドでバルトフェルドが勝ち逃げするか……それは誰にも解らなかった。
 実を言えばこれで終わって欲しいとアスランは願っている。
 幼少の頃からMSの原形となった農耕用二足MAを扱っていたククルだからこそ、MSでのあれほどの戦闘機動を可能としている。
 しかし相手はこちらと違い根っからの職業軍人。その中でも選りすぐりである教導隊の一員なのだ。
 まともにぶつかれば、命が幾らあっても足りはしない。
 彼としては一日も早く、精霊の如き美しさと悪戯心を持った、只の少女に戻って欲しかった。
 あの時……MAの肩から自分を見下ろし、笑っていた様に。
 だが悲しいかな、それが多分叶わぬ事だと、確証は持てないながらもアスランは感じていた。
 まだ、戦は彼女を離さない……。






「お夕食をご一緒下さったらよろしいのに……議会が終われば父も戻ります。貴方にお会いしたいと申しておりましたのよ」


 そんな寂しい気持ちのまま、アスランは辞去しようとしていた。
 少しむくれた表情のラクスに、アスランは心底困った顔で謝った。


「すいません。こちらに居るうちに、やっておかなければいけない事……」


「反逆せよ」


 突如ククルがアスランの耳元まで近付き、ぼそりと口走った。


「……偶には、一緒に居てやるのも悪くは無い」

「ククル……! でも、あの任務が」

「下らん用事だろう? 私が代わろう。これで軍人としての責務は果たした事にはなる」


 何とも裏のある笑顔だったが、すぐさまそれは裏打ちされていき、確かな物となった。


「いつまで親の言いなりになるつもりだ。お前は最早一人の成人なのだぞ? “パトリックの息子”ではない」


 辛辣な物言いに辟易するアスランだったが、やがて躊躇いがちに頷いた。


「アスラン?」

「……は後回しにさせてもらいます。ご一緒させてもらいます、ラクス」

「まあ!」


 途端にほんわりした綺麗な笑顔を見せるラクスに、つられて笑う二人。
 そしてその隙に、ラクスと僅かに視線を合わせつつククルは門を出た。


「お前達はそのままでいるがいい、穢れは私が引き受けよう……しかし、生まれてこの方、親に反逆を続けている私が言うべき言葉だったかな?」


 日が落ちかけた浅黒い空の下、彼女の独白はチェーンの音にかき消された。



  


『誰も髪の色を弄くれとは言ってないが……』

『それが……突然変異の様な物で……』


 コーディネーターは受精卵の段階からその身体を操作される。
 遺伝子疾患に対する耐性は無論、髪の色、目、顔立ち、筋力……果ては脳の活動領域を広げる事すら、行われる。
 だが人に全てを操れる訳が無く、時には例外も生まれてくる。
 親の意向に反した“結果”に対し、文句を言う事は珍しく無かった。


『ま、しょうがないか』 
 


 だが……この銀髪の赤子の親は、自らの“子”を責めなかった。
 彼らにとっては子供は自分の夢であると同時に、自分達が関知しない“未来”であったから。 
 只それを、温かく見守るだけだった。
 


『まあ、この子はやんちゃなんですから』


 例え自分達が思い描いた未来と違う、逞しい子供に育っても、褒めこそすれなじる等あり得なかった。
 やる事成すこと全てを受け入れる親は、この子にとって殆ど不可欠。無くてはならないものになりつつあった。
 自分が笑えば親が笑い、自分が泣けば親も哀しむ。
 この子にとっての喜怒哀楽は、親あってこそのものだった。


『……仕方の無い子だ』


 だから自分の意に反して、深い悲しみと怒りの表情を親がした時、理不尽さを感じるよりも真っ先に自らの行動を“誤り”として認識していった。
 活発に行動する分、何度も何度もこういった場面に遭遇し、その度に言いようの無い苦痛に襲われた。
 その痛みを回避すべく、“彼女”に出来る事は只一つ。二度と同じ事を繰り返さない事だった。
 それを繰り返したからだろう。彼女は周囲の誰よりも先に、大人へと近づいて行った。
 あらかじめ自らの親の知識や、特性等を受け継いでいった、より高度な処理が施されたコーディネーター達よりも。
 他とは少しだが、明らかに違う成長を見せていく彼女を皆不思議がった。
 ……いや、理解する事が出来なかった。これこそが本来の世代の継承の仕方だと言う事を。
 今更非効率的で、不確実さが残る……旧人類(ナチュラル)さながらの低次元なプロセス等無意味と判断していたのだ。
 だから彼女も一言で切って捨てられた。
 “特別”という一言で。




「僅かな別れに過ぎないと言うのに……私とした事が」


 ザフト軍の宿舎で、ククルは覚醒した。
 彼女が居るのは物置だ。ザフト軍の兵員名簿に彼女の名前が無いのだから当然、彼女の部屋など用意されない。
 にも関わらず、ここは一般のザフト兵の一室を、ひょっとしたら上回る程の設備があった。
 管理も行き届いていて、暗く埃っぽいイメージは感じさせない。


「おはよう」


 赤い軍服のまま、彼女は外へと足を踏み出す。
 昨晩アスランが行う筈だった仕事を代わりに肩代わりした為、徹夜になってしまったのだ。


「昼ですよ、もう」


 若い兵士が呆れた表情で言うが、ちゃんと敬礼はしている。
 彼女の存在をザフトは認めていない。だが兵士達は彼女を知っている。
 幾度も戦場で、自分達を守り戦い続ける一人の巫女の事を。
 あの物置の変貌振りにはこうした訳があった。
 あれは心ある兵士達が、“戦友”として彼女にできるせめてものお礼の証なのだ。


「ならばもう一眠りするかな? 亡霊が昼から徘徊していては世も末と言うもの」


 ここでもククルは“死人”に徹する。墓に入っていないだけで、彼女はもう、自分を死んだものと決め付けていた。
 そうすれば、あらゆる柵から離れ、存分に命を張る事が出来るからだ。
 だが政府上層の人間や、クルーゼの様な偏屈な人間以外は誰もそんな事は望んでいない。
 ザフトは明確な階級制度が無い事が災いして、上と下との状況認識に大きな食い違いが発生する事が多く、兵を使う側にとって、任務に全く異論を挟まず速やかに実行に移す人材は理想的なのだ。 
 だが大抵の兵は、このような少女を死地に追いやって良心を痛める。
 悪きにしてもこれ以上戦果を上げてもらうと困る、と戦場での彼女の存在を苦々しく思っている。
 


〈私は何も“地球を占領しよう”“まだまだ戦争をしよう”と申し上げているのではない! しかし状況がこの様に動いている以上……〉

「黙れパトリック」


 食堂で軽食でも取ろうかとしたククルだったが、国防委員長パトリックの演説がモニターに流れているのを見て踵を返した。
 まだ彼女が少女であった最後の時、アスランの友人だったが為に彼と話をする機会があった。
 ザフトへの入隊を拒否され、せめて両親や同胞の供養がしたいと、漂流中のユニウス・セブンの回収を陳情したのだ。そして慰霊祭を実行し、未だ彷徨う魂を鎮めて欲しいと。
 だがその時のパトリックは、既に地球連合との開戦を決意していた。


『今は物言わぬ死者の為ではなく、未来を生きる人々の為に動かねばならぬ!』


 取り付く島も無いパトリックの言葉に、ククルは底知れぬ無力感を覚えた。
 そして、何も出来ずおめおめと生き長らえるならいっそ……と、死に至る決意を固めさせた最大の元凶なのだ。


「死人を弔う事も出来ぬようになったら、終わりだぞ……」


 パトリックとは正反対の意味での危機感を覚え、ククルは外へと向かっていった。
 




 宿舎の敷地内に存在する庭園まで辿り着いた頃には、パトリックの演説は終わり、スピーカーから優しげな歌声が響いていた。
 ラクスの歌声だ。
 プラント内では彼女はアイドルとして活躍し、パトリックら抗戦派にしてみれば戦意高揚の為の絶好のヒロインであった。
 だが彼らの思惑とは異なる動きを、ラクスとその父シーゲルは行っている様に見えなくもない。
 戦地で戦う兵士達を慰めはしても、決して連合に属する人間を卑下したりはしない。
 それどころか、柔らかい口調で対話を探る様な言葉を投げかける……この事にパトリックらも薄々勘付いてはいるだろう。
 近い将来、何らかの衝突がある事は容易に想像出来た。
 その時自分は何処に居るのか……想像するまでも無かった。
 ククルはプラントの“命令”に従っているのでは、断じて無い。


「何時聞いても、いい歌ですね」

「……ニコル?」


 意外な来客にククルは微かに眉を顰めた。
 が、すぐさま表情を正しジッと見据える。


「お前が来るほど急ぎの仕事か……やれやれ、クルーゼも昨日のうちに伝えれば良い物を」

「ち、違います。任務じゃないんです!」


 うろたえるニコルの様子に、ククルはふと気がついた。
 私服のままでそんな事を伝える事は、まず無いだろうと。


「その……ククルにお願いしたい事があって」

「そんな事か。レポートの作成補助なら通信でも頼めたろうに……此処を何処だと思っている?」


 ニコルの実家はアプリリウス市から若干離れたマイウス市にある。
 プラントを幾つも隔てシャトルでしか往来が出来ない距離にある、静かな都市だった。
 マイウス市代表であるニコルの父を筆頭に、かの地に生きる人々は色々と機能が集約し過ぎたアプリリウス市を嫌っていると聞き及んでいるので意外だった。


「直接ククルに会わないと意味が無かったものですから……」


 そう言っておずおずと差し出した封筒を、怪訝そうに受け取るククル。
 封筒の書面をなぞって行くにつれ、その表情はますます訝しげになる。


「……お前、私が誰だか解ってこれを?」

「貴女はククル以外の誰でもありませんよ、僕にとっては」


 扱いかねるといった様子で封筒を見回すククル。
 それは数日後行われるという、ピアノ演奏会への招待状であった。


「ご迷惑でなければ、是非と思って」

「良いのか私等が顔を出して」

「縁起とか、そんなものは僕は知りません。只ククルに僕の曲を聞いて欲しいんです」


 何時に無く強い調子のニコルを、ククルは無碍には出来なかった。


「絶対とは約束出来ぬが……いいだろう」


「本当ですか!」


 尻尾があれば千切れんばかりに振ってるのではないかと思うほど、ニコルの表情は明るかった。
 


「これはラクスに助けて貰うしかないな……まずは、着物か」


 覚悟を決めたククルは、色々と段取りを考えて始めた為、若い彼らを凍り付く様な視線で眺めていた男に、気付かなかった。


「精々今際の夢を満喫しろよ……“マシアフ”に見限られた愚か者」


 密やかな笑みを溢しながら、クルーゼはその姿を木々の中へと隠していった。 

 


 
 
 

  

 

 

代理人の感想

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はいっ!?

 

 

これはまた意表を突かれましたねぇ。

うーむ、このまま進めば腐りきった種本編より面白くなりそうで楽しみです。

 

 

 

 

 

※そーいやニコルって一時はスーパーロボットアニメの合体バンクフィルムの如く、

毎回断末魔バンク(爆)で出演してたのに、最近全然思い出してももらえませんねぇ。

やっぱりアスランがニコルの死を昇華するイベントが事実上無かった(或いは失敗した)ので

思い出してもらっては困るんでしょうか(爆)。