ＰＨＡＳＥ−０５『アルテミス（前編）』
ローラシア級ＭＳ搭載艦ガモフに四機のＧが帰艦した。次々とパイロットたちは降り、ロッカールームに向かった。一番初めにロッカールームに入ったのはアスランで、次にイザークとディアッカが入って来る。
何事もなかったようにパイロットスーツを脱ごうとしているアスランにイザークが掴みかかった。胸倉を掴んでロッカーに叩きつける。鈍い音がして、アスランの顔が僅かに歪む。
「何故余計なことをした！」
イザークが何を言いたいのかアスランもディアッカも分かっていた。イザークはあと一撃でストライクを撃破できるところだったのをアスランに邪魔された。怒りを露にするのも当然であり、ディアッカは止めに入る気がない。
アスランも反論する気がないようで、視線を下に向けて黙っている。アスランの態度に腹が立ったイザークはアスランを引き寄せると、顔を近づける。
「なんとか言ったらどうだ」
元々気性が激しい男であるイザークは今にも殴りかかりそうな勢いであった。アスランは一向に黙っていて、ディアッカはただ見ているだけの状況を打破したのは、Ｇパイロットの中で最も温和で少年らしい少年のニコルであった。一足遅れてロッカールームに入ると、慌てて止めに入る。
「イザーク、止めてください。ディアッカも何か言ってくださいよ」
イザークとアスランの間に割って入り、二人を引き離す。イザークはニコルの行為により怒りを増す。気性の激しいイザークと温和なニコルはまさに正反対の性格であり、イザークはニコルのことが嫌い、というよりは見下している部分があった。
ふんっと鼻を鳴らして、怒りの矛先をニコルに向ける。
「臆病者の貴様に用はない。そこをどけ」
「まったくだ。今回のこと、どう考えたってアスランが悪いだろ？」
へらへらとふざけきった笑いを浮かべながらディアッカが横から入る。イザークとディアッカ、アスランとニコルはペアなようものであり、度々意見の食い違いでぶつかっていた。本来、この二組を纏めるのは年上でもあり、経験も彼らよりあるミゲルの役なのだが、彼は今ストライクとの交戦で負った傷を癒しているところだ。もう誰も止めるものはいない。
「捕獲できなかったことは、俺のミスだ。殴りたいなら殴ればいい」
そう言いながらアスランは一歩前に出る。止めようとするニコルを手で押しのけて、イザークと対峙する。
ディアッカは煽動するように口笛を吹く。ニコルが「やめてください」と言うが、誰も相手にしない。イザークも一歩前に出て、右手で拳を作り殴る体勢に入った。右腕を引いて、顔に狙いを定める。
「もう、やめてくださいよ。今は仲間同士で争っている場合ではないでしょう？」
ニコルはなんとかイザークを止めようとするが全く聞こうとしない。間に割り込んでも「どけ」と左手で簡単に押し出されてしまう。
アスランは覚悟を決めているようで、微動だにしない。いつでもこい、そういう雰囲気がイザークをより怒らせた。自分のせいで作戦失敗になったというのに、余裕で満ち溢れている態度が気に障らない。イザークの拳に力が入る。
そこへ意外な邪魔が入った。艦内放送でアスランが呼び出された。それも至急ということなので、若者同士で喧嘩している場合ではない。
ニコルはほっと胸を撫で下ろし、アスランの袖を掴み「早く行きましょう」と行って無理やりロッカールームから連れ出す。扉が閉る直後、大きな舌打ちが耳に入った。
攻撃目標を失ったイザークの拳はロッカーにぶつけられた。八つ当たりをうけたロッカーはいい迷惑だが、イザークの知ったところではない。
まだ怒りが収まり切らない様子のイザークにディアッカが声をかける。
「まあまあ、落ち着けよ。きっと隊長からのお叱りだぜ、それでいいだろ？」
「いいわけがあるか！ 獲物を横取りされた気持ちが分からないのか？ アスランは隊長のお気に入りだ、咎められることはない」
思った以上の大きな声にディアッカは多少たじろぐ。普段よく一緒にいる身でも時々イザークが恐くなるときがあった。戦闘になれば相手に容赦はなく、時には相手が哀れに思われる。仲間同士でもミスは許さないし、足手まといになると分かれば斬り捨てる。徹底したエリート意識がイザークには存在した。ディアッカもまた、イザークと同じく第二世代コーディネイターであり、親が評議員になっている。それだけプライドもあるが、イザークほどではない。
何十秒かして心を落ち着けたイザークはぶっきらぼうに「行くぞ」と言って先に出て行ってしまう。
「はいはい。分かりましたよ」
両掌を上に向け、やれやれとでも言いたそうな仕草をしてディアッカはイザークの後に続く。
ブリッジに入ったアスランとニコルは丁寧な敬礼を見せ、艦長の隣に立つ。
「クルーゼ隊長から通信だ。お前に話があるそうだ」
モニター越しの隊長に二人は敬礼し、声に耳を傾ける。
『少し面倒なことになってな。ヴェサリウスに本国への帰艦命令が出た。議員たちがＧの件について説明をして欲しいそうだ。そこで、アスラン、君にも来てもらおうと思う』
「私が、ですか？」
『ああ。Ｇのパイロットとしての意見が必要になるだろうからな。それに、久しぶりに会いたいだろう、彼女に？』
愉快そうな声にアスランは頬を赤らめる。彼女、というのはアスランの婚約者のことを指している。それは誰にでも分かることで、アスランが頬を赤らめるのも仕方がない。
『イージスで戻って来て欲しい。私たちが本国へ行っている間、イージスにはミゲルが乗ることになっているが、構わないな？』
ミゲル、という言葉にアスランとニコルは驚きを見せた。慌しい時間が過ぎていたので、負傷して休んでいたミゲルのことを忘れていたのだ。それが恥ずかしくて二人とも多少視線を落とす。
「ミゲルはもう大丈夫なのですか？」
『ああ、愛機の仇を討つと張り切っているよ。そういうことだ、いいな、アスラン？』
「了解しました。アスラン・ザラ、ヴェサリウスに帰艦します」
クルーゼが敬礼をするとモニターから姿が消える。もちろんアスラン他、ブリッジにいた全員が敬礼を返していた。
「では艦長、私はこれで失礼します」
アスランははっきりとした口調でいい、返答も聞かずに敬礼だけしてブリッジを出て行く。ニコルもその後に続いて出て、少し早足のアスランの後ろについて喜ばしく言う。
「ミゲル、傷が治ってよかったですね」
「ああ、本当に良かった。……それと、さっきは悪かったな。せっかく止めに入っていくれたものを」
「いいんですよ、アスラン。もう慣れっこです。イザークだって悪気はないんですから。ただちょっと、悔しかったんでしょう」
話ながらＭＳデッキに向かっていくと、イザークとディアッカが待ち構えていた。またか、とニコルは呆れながら溜息を吐く。
しかしニコルの予想とは裏腹に、イザークは突っかかってはこなかった。ただすれ違い様に一言だけ発する。
「あれは俺が落とす」
アスランは何も言わず、イザークに目をやることなく通り過ぎた。ニコルは心配そうに振り返るが、こちらを見ているのはいつも通りのにやけた顔をしたディアッカだった。
程なくして、イージスはヴェサリウスに向かい、そして乗り手を代えてガモフに戻ってきた。
四機のＧの襲撃を退けたアークエンジェルは一路、アルテミスに向かっていた。マリューらブリッジクルーは一時も気が抜けず、絶えずレーダー・センサーに意識を集中させている。
激戦を耐え抜いたパイロットたちは各々の場所で疲れを癒す。フラガはブリッジに入ってみたものの、殺伐とした空気に耐えかねて自室に行き、適当な雑誌を手に取って何気なく読んでいる。マークは個室で先の戦闘データを整理した後、マードックの元に行きシミュレーターの用意をする。ニキはシャワーを浴びたあとで自室にて読書をしていた。
一番疲れを感じているはずのキラは食堂に向かった。友達たちは食堂の備え付けモニターである程度戦闘の様子を知っていた。キラが姿を見せるまで心配でろくに話も出来ず、キラの姿が見えると一変して笑顔が浮かび、活気が溢れる。
キラは生きて戻って来たことを喜んでくれる友達を見て、自分が戦っている理由が正当であると感じた。この笑顔を守るために戦い、この笑顔を見るために生きて返って来る。今のキラにとってはそれだけで十分だった。疲れを押し隠して笑顔を浮かべ、席に着く。
「無事でよかったよ、ほんとにさ」
トールが無邪気な笑いを浮かべながらキラの肩を揉み解す。
「キラ、疲れているんじゃないの？ 少し休んだら？」
カズイが相変わらず控えめな口調で友人を気遣う。キラもそうしたかったが、それよりも友達と一緒に居たいという気持ちが強くて退こうとしない。
「僕は大丈夫だよ」
本人の気持ちとは裏腹に声に力がない。適切な温度に保たれている艦内にいても、汗が頬を流れていく。ミリアリアはポケットからハンカチを出して、汗を拭う。
「大丈夫そうには見えないよ、キラ。休んだ方がいいって」
「そうだな、休んだ方がいいよ、キラ。慣れないことやるってのは、大変だろ？」
ミリアリアに続いてサイもキラの調子を見抜いていた。コーディネイターといえども民間人であったのが、急にＭＳのパイロットになれば疲労が出るのは当然だ。さすがに全員から注意されれば、留まることはできない。
じゃぁ、と心細く言って立ち上がると何もないのに躓いたように倒れそうになる。すぐに隣に座っていたトールが体の下にもぐりこみ、キラの体を支える。
「かなり疲れているじゃないか。俺が連れて行ってやるよ」
「ごめん……」
キラの声は次第に細くなって行き、心配したトールは肩の後ろに手を回して、背負うようにしてキラを運ぶ。背中越しに大丈夫、大丈夫とか弱い声が聞こえるのを無視して、足早に部屋に向かう。
ミリアリアはすぐ後を追って行く。食堂に残ったサイとカズイは椅子に座り直す。
「キラってさぁ……」
テーブルを見つめながらカズイがふと言葉を洩らす。サイはそのことに気付いたが、続きがあるだろうと感じて何も言わない。
「やっぱり凄いよね。ちょっと前まで民間人だったのにさ、ＭＳなんか動かしちゃって。俺たちとは違うんだよな」
「何言ってるんだよ、カズイ。キラは今だって民間人だろ。それに……俺たちと違う、だなんて言うなよ」
「でも、実際に違うじゃないか。別にだからどうだってことはないよ？ ただ、やっぱりコーディネイターって凄いんだなってさ」
カズイの言葉にサイは少なからず共感していた。キラは自分の友達であるし、自分たちの為に戦ってくれている。だけどそれは、キラがコーディネイターであるからだ。ナチュラルの自分たちとキラが違うだなんて普段は思いもしないことが、こういう状況だと思い知らされる。
民間人だったのに平気でＭＳを乗り回すことが出来る。そんな人間たちを相手にこの艦は逃げ回っている。そう思うと今まで生き延びれたのが不思議に思えるほどであった。
二人は気まずくなって黙りこくってしまう。しばらくするとフレイが姿を見せた。サイを見るなり笑みを浮かべながら駆け寄ってきて後ろから抱きつく。
「サイ、どうしたの、気まずそうな顔して？」
「フレイ……。どうしてここに？」
「どうしてって、あなたを探していたのよ。ここ、何もなくてつまらないじゃない。知ってる人も少ないし、一緒に居ようと思って」
何も現状を知らない様にフレイは元気で明るかった。陰りなど何処一つなく、恋人と一緒にいられればそれでいいという、思春期の乙女そのものである。
カズイはフレイが何となく好きになれなかった。お嬢様、という感じがあまり良い印象を彼に与えない。目の前でいちゃつく二人を見て、居た堪れなくなってカズイは席を立つ。
「俺もキラのところ行ってくる」
サイが何かを言おうとしたが、フレイに阻まれる。そんな気楽な二人を背中に感じながら、とぼとぼとキラの部屋に向かった。
ブリッジではアルテミスに入港するための手続きを取っているところであった。通信が届く範囲まで近づくことができたので、クルーは一安心して緊迫の糸を緩める。
しばらくして通信を取っていたロメロから吉報が届く。
「アルテミスの入港許可取れました」
各員の口から安堵の息が溢れ出る。マリューもナタルもとりあえず安心することができた。
軍事拠点アルテミスは地球連合の所有物ではない。連合と協力関係にあるユーラシア連邦のものであった。アークエンジェルやストライクは極秘裏に開発されたものであり、味方の登録コードをまだ持ち合わせていなかった。それがアルテミスの許可が遅れた理由の一つだ。
もう一つ、重要な理由がある。それは連合の最新鋭の戦艦とＭＳをどう処理するのか、ということだ。協力関係にあるとは言え、絶対的な味方とはいえない。この機にデータの一つでも頂くか、それとも保護を理由に奪い取るか、はたまた補給という恩を売るか。どれを選ぶかという会議が返答を遅らせた大きな原因である。
アルテミスがどれを選択したのか、もちろんマリューたちは知らない。今は（とりあえずの）味方の拠点に入れること、補給を受けれるであろうことが何よりも嬉しかった。アルテミスには光波防御帯――通称アルテミスの傘――と呼ばれる絶対防御システムが存在し、それがある限りＧを四機投入しようとアルテミスは落とされることがない。今までも攻略する必要性が薄いとされていたことと、傘のおかげで傷を負ったことがない、鉄壁の城である。
一刻、一刻と過ぎていくと大型モニター前面に光の壁に囲まれた巨大な隕石が映し出された。クルーたちから感嘆と喜びの吐息がこぼれる。軍事拠点アルテミスがその姿をアークエンジェルに見せた。
程なくしてアルテミスから通信が入り、指示に従ってアークエンジェルをアルテミスの懐へと忍ばせる。巨大なドッグに入り、動きを止める。すると拠点の司令官と臨検官を乗せたランチが取り付く。それは、アークエンジェルにとって喜ばしい客にはなりえなかった。
「これは、どういうこと！？」
マリューが叫びたくなるのも無理はない。モニターのあちらこちらにマシンガンを携行した兵士がたくさん映され、アークエンジェルを包囲している。取り付いたランチからも大勢の武装した兵士が司令官と臨検官を守りながらブリッジに乗り込んでくる。
扉が開き、禿頭の男ガルシア司令官と四角い顔をした男ビダルフ少佐が姿を見せる。マリューは相手が言葉を発する前に、この事態について問いただす。
「これはどういうことですか、ガルシア司令官殿」
「そう怒ることでもあるまい？ マリュー・ラミアス大尉。こちらとしては当然の処置だよ。なにせこの艦には味方のコードがないのでな。用心にこしたことはない」
ガルシアが何か秘め事でもあるようにいやらしく笑った。マリューはガルシアがこの艦か、あるいはストライクが狙いであるということを一目で見抜いた。それはナタルも、他のクルーも同じであった。
「それでは士官諸君は私たちと司令部の方に来てもらろう。その他の乗員は艦にて待機だ」
ブリッジを物珍しそうに眺めまわす司令官の代わりにビダルフが言う。階級的にも上であり、現状の立場で言っても刃向かうことのできないマリューはナタルと、途中で合流したフラガ、マーク、ニキの五人と司令部に連れて行かれる。
残されたブリッジクルーは何が何だか分からないまま、立ち尽くしていた。扉の両脇にマシンガンを抱えた兵士が立っている。
「くそっ、せっかくここまでこれたのに！」
ノイマンが行き場のない怒りを拳に込め、椅子の背もたれに叩きつけた。それで状況が好転するわけもなく、時間は虚しく過ぎていく。
アルテミスの司令室には幾つものモニターが連なって備え付けられていた。そのうちの三つくらにアークエンジェルと内部の様子が、残りに外の様子が映し出されている。
ガルシアは革張りの如何にも高そうな椅子に腰を沈めると、わざとらしく両膝をつき、手を組んで一人一人の顔を眺める。マリューやナタル、ニキを見る時は長く、いやらしく、男たちを見るときはあっさりと、分かりやすいほどの態度だ。
ガルシアの隣にはビダルフが立ち、厳しい目を五人に向ける。ガルシアは手前のパネルを操作して一人一人の身分を確認する。小型モニターにはそれぞれの顔と色々なデータが映っている。見落とさないように個人のデータをしっかり確認すると、にたぁと笑って見せる。
「全員確認が取れた。これで晴れて歓迎できる。早急に補給と損傷したＭＳの修理をさせよう」
「ありがとうございます、司令官殿。できれば急いで下さい、ザフトが追ってきています」
フラガが一歩前に出る。司令官だからといって手加減をするつもりはないらしい。睨んだような目でガルシアを見ている。ガルシアは意に返さず、鼻で笑ってみせる。
「ザフトとは、先ほどからうろうろしているだけのローラシア級のことかね？」
手元のパネルを操作するとモニター全てが外の様子を映し出し、一部分を拡大した。濁った緑色をしたザフト艦が右往左往と動いている。
「あれ一隻で傘を破ることはできんよ。気にすることはない、ゆっくりすればいい。私も＜エンデュミオンの鷹＞の噂は聞いている。是非、詳しく話を聞きたいものだが、どうだね？」
ガルシアの口調は一つ一つがわざとらしかった。フラガのこれまでの経緯を知っているのは明らかであり、時間を潰すためにやっていることだ。
フラガはそのわざとらしさに怒りを覚えるが、どうにか押さえ込む。
「ですがあれはクルーゼの隊です。いくら傘があるからって油断するのはどうかと……」
「それに、我々は一刻も早く本隊に合流したいのです」
フラガにマリューが続く。ガルシアのいやらしい視線に耐えながら、半ば睨むようにガルシアを見た。
ガルシアは癖であるかのように慣れた様子で鼻で笑う。
「クルーゼ隊だろうとなんだろうと同じことだ」
「ですがあれにはＧが四機……！」
「少し疲れているのだろう。部屋を用意してある、休むといい」
マリューやフラガが反論をする前にビダルフが間に入り、兵士たちを呼び寄せる。武装した兵が五人を囲み、部屋から連れ出す。
五人が去った後、ガルシアは不敵な笑みを浮かべて、ビダルフに命じた。
「それでは、ストライクとやらを見に行くか」
はっ、と簡潔に答え、二人は再びアークエンジェルに向かう。
大部屋に閉じ込められたマリューは明らかに苛立っていた。隠しているようだがナタルもまた、ガルシアを好んでいないのが分かる。女性陣最後のニキは顔色一つ変えていない。
フラガは諦めた様で両腕をソファーに預け、足を投げ出して寛いでいる。マークは意味もなく腕立て伏せをしていた。
「このような扱いを受けるのはおかしいです。抗議すべきでは？」
痺れを切らしたナタルが口火を切った。閉じ込められたから十分が経った頃だ。マークは凝りもせず腕立て伏せをしている。
「無駄だよ、無駄。あの司令官殿が聞き入れるわけないだろ？」
ソファーの端に頭を乗せ、寝る体勢に入っているフラガが適当な調子で返す。
「しかし大尉、このような扱いはどう考えても……」
「そうね、あんまりだわ。どうにかして出れないかしら」
目を瞑って眠りに入ろうとしているフラガの代わりにマリューが応じる。二人が頭を悩ませていると、ニキが立ち上がった。続いて汗だくになったマークも立ち上がる。
「どうしたの？」
何も言わずに扉を開けようとする二人にマリューが声をかける。
「今、私の機体が修理を受けているはずです。その機体を見に行くなら、許されるのではないかと思いまして」
「俺のは完全に壊れてますが、補給を受けれるといったので、ＭＳでも貰えないかな、と思いまして」
二人の意見は似て非なるものではあったが、あまりにも普通に出て行こうとするのでマリューは納得してしまった。もちろん、この状況でそんなことが許されるわけがない。
ニキがドアノブを回すが、がちゃがちゃと騒々しい音を立てるだけで一向に開かない。当然のことではあるが、繰り返しやっていると兵士が外から扉を開けた。
「なんのつもりだ！」
「私はＭＳパイロットです。今自分の機体が修理を受けているので見に行きたいのですが」
「そんなこと許可できるわけがないだろう！」
「そんなこと言っていいのか？ 許可ならちゃんともらってるんだぜ？」
マークが唐突なことを言った。そのことはニキ以外誰も知らない事実だった。ポケットから一枚の紙を取り出し、兵士の眼前に突きつける。紙にはガルシア司令官の署名がついている。
兵士は戸惑いながら何度も紙を見てみる。一兵に過ぎない男がガルシアの筆跡を知っているわけでも、行動を知っているわけでもない、マークが少し強気な姿勢を見せると「すいませんでした！」と言って後ろに退く。
そのまま二人は何食わぬ顔で大部屋を出て行き、兵士に案内されて格納庫に向かった。
扉は再び固く閉ざされ、三人を閉じ込める。マリューとナタルは何がなんだか分からない様子で顔を見合わせ、何もいわないフラガに視線を送った。フラガは目を閉じたままあっさりと事の次第を告げる。
「こうなることは予想できたんでな、予め偽の許可証を作っておいたのさ。どうせ下っ端の兵士なんかに分かるわけないし、強気に出れば通すだろって。確認取られるとやばかったが、強気な態度で出ればたじろぐもんだよ」
あまりに突飛な作戦に女性二人は呆気に取られた。そんな作戦が通るとも思えなかったが、実際に通ってしまったのだから否定することができない。
しかしナタルは強気な姿勢でフラガに言った。
「もし偽造証だと気付かれたらどうなっていたと思っているのですか！ 下手をすれば銃殺刑や、重刑だって考えられます」
「まあまあ、上手く行ったんだからいいんじゃないの。どうせあっちはストライクが目当てなんだし、ここで俺らを殺してあっちの得になることはないよ。後は動きがあるまでとりあえず休もう」
やる気なく手を振ってフラガを頭をソファーに埋めて寝に入る。ナタルは追求することが阿呆らしく感じて、溜息を吐いてソファーによりかかる。
マリューは何も言うことはなく、「ストライク」という言葉で艦内に残っているキラのことを思った。ストライクが狙いなら、きっとパイロットのキラを探すはずだ。また面倒なことに巻き込んだと自分を心の中で責める。
そうしている間に、アークエンジェルでは厄介なことが起きてしまう。
アークエンジェルが包囲されるよりも少し前、部屋で睡眠を取っていたキラの元にフラガが来た。
「起こしちまって悪いな。だが少し面倒なことになりそうなんだ」
「面倒なこと、ですか？」
「ああ。お前は今からストライクのところに行ってロックをかけてこい。お前にしか動かせないようにな」
フラガの言っている意味が出来ないでいたが、質問する前にフラガはいなくなってしまった。まだ眠りを欲する頭を叩き起こし、目を擦る。大きく背伸びをして、とりあえずフラガの言うことに従うことにした。
脱ぎっぱなしになっていた上着を着て、ＭＳデッキに急ぐ。ＭＳデッキではガンブラスターを修理している最中で慌しかった。キラは邪魔をしないように隅を通りながらストライクのコックピットに向かい、中に入ると手早く自分しか分からないパスワードを入れてシステムをロックする。
手早く作業を終了したキラはまたも邪魔にならないように静かにＭＳデッキを後にする。もう一度眠ろうかと部屋に戻ろうとしたが、もう眠気が飛び去っているのに気がついて、皆がいるであろう食堂に足を運ぶ。
もうすぐアルテミスに着くということだけあって、食堂は民間人で溢れかえっていた。中には見慣れた友人たちと、恋心を寄せるフレイがいた。フレイはサイの腕に絡み付いて、離れる様子がない。
「キラ、もう大丈夫なのか？」
トールが真っ先に歩み寄ってきて尋ねた。キラは大丈夫と言って頷くと、皆が見つめるモニターに目をやった。小さいモニターには光の壁で覆われた巨大な隕石が映っている。
友達たちと一緒になってアークエンジェルが入港する様を眺めている。何事もなくドッグに入り、何事もなく解放される――と思い気や小型モニターには小さな人間が無数に映っている。よく目を凝らしてみてみると、武装しているのが分かった。
人の群れから小さな悲鳴が上がった。状況が分からないままうろたえていると、それほど時間が経たない間に武装した兵士が数人現れ、こちらに銃口を向ける。
「お前たちはここから一歩も出るな！」
ぶしつけにそう言われ、誰もが驚き、戸惑う。入り口の近くにいたトールが喰ってかかった。
「あんた達何なんだよ。俺たちを保護してくれるんじゃないのかよ」
「馬鹿を言うな。お前らはこのままここにいるんだ。文句を言うんじゃない！」
眼前に銃口を突きつけられてトールは引かざるを得ない。突きつけられる銃口に怯えてミリアリアはトールに抱きつき、フレイはより強くサイの腕を抱く。
カズイは背を丸めながら大人しく席に座り、まだ疲れを感じていたキラは呆然と銃口を見ていた。
十分、二十分と時が経つ。状況に変化はなく、人々に疲れが見え始めた。そうこうしていると禿頭の男が四角い顔の男を連れて現れた。
「ここにＭＳのパイロットがいるだろう。名乗り出ろ」
四角い顔のビダルフが声を荒げる。人々はびくっとして見知らぬ者同士でも肩身を寄せ合う。
誰も名乗り出ないのでもう一度言おうとしたところに、ノイマンを初めとするブリッジクルーが姿を見せた。
「これはどういうことなのですか、ガルシア司令官殿」
「君みたいな下士官に説明する必要はない」
ガルシアは鋭い睨みを利かせて言い放つ。ノイマンはそれに劣らないくらいの睨みを見せて、堂々と嘘をついた。
「ガンダムのパイロットは私です」
ほう、とガルシアは興味を持ってノイマンを上から下まで見ていく。一軍事拠点の司令官をやっているだけはあって、ノイマンの嘘などあっという間に見抜いた。
一歩一歩と足を進め、ミリアリアの前に立つといやらしい目で見下ろしながら髪を掴み上げる。
「まかさ女がパイロットとは思えんがなぁ」
髪をつかまれたミリアリアが悲鳴をあげる。トールが怒りを爆発させてガルシアを殴ろうとするがビダルフの突きつける拳銃の前に無力と化す。
髪を引っ張る力を少しずつ強くすると、比例してミリアリアの悲鳴も高くなる。キラはパイロットであることを伏せたほうがいい、と直感で分かっていたが友達を犠牲にすることはできなかった。
ガルシアの前に出て言い放つ。
「僕がガンダムのパイロットです。その子は関係ありません」
「ほう、君が、かね。友達を助けようとする気持ちは分かるが、嘘はいけないな」
ガルシアはミリアリアの髪を離してキラと対峙する。ガルシアがキラの言葉を信じないのも無理はない。目の前の男はまだ少年であり、とてもＭＳに乗るようにも乗りこなせるようにも見えない。
今度はキラに手をかけようとするが、キラは半身を引いて手を避けると、宙に浮いた手を掴んで軽く投げ飛ばす。投げられた方は何が起きたのか理解できず、打ちつけた頭を摩っている。
「貴様……！」
「待って！」
ガルシアの副官ビダルフが素早く銃口をキラに向ける。今まさに発泡されそうな勢いであったが、突然フレイが割って入ったので銃弾が発射されることはなかった。
その場にいた全員の視線がフレイに集まる。
「その子の言ってることは本当よ。だってその子、コーディネイターだもの」
キラを除けば全員がナチュラルのこの場で、フレイの言葉は思った以上に衝撃的だった。ビダルフも思わず銃口を下げ、どうにか立ち上がったガルシアも目を丸くしている。
「フレイ！ なんでそんなことを……」
「だって本当のことでしょ？ 別にキラがコーディネイターだって悪くないじゃない。ザフトじゃないんだし」
「今はそういう状況じゃ……」
サイが今さらフレイに言ったところでもう遅い。ガルシアは玩具を見つけた子供のような笑みを浮かべ、キラを見た。
「そうか、君はコーディネイターなのか。それならパイロットが出来てもおかしくはないな。我々と一緒に来てもらおうか」
言葉だけなら要請しているようだが、実際は脅迫だ。銃口全てがキラに向けられている。断れば撃たれてもおかしくはないし、友達を、関係無い人を巻き添えにしてしまう。それでは自分が戦う意味はない、そう思ってキラは頷いた。
武装した兵に囲まれながら出て行くキラをトールたちは心配そうに見つめる。一度だけキラがこっちを向き、大丈夫というように頷いてみせた。
キラたちがいなくなると、見張りの兵士は二人に減った。だからといって状況がよくなったわけではないが。
トールは怒りで半ば我を忘れながらフレイに噛み付いた。
「なんでお前は余計なことを言うんだよ！ 今の状況を少しは考えてみろ！」
「な、なによ！ 別に本当のことなんだし、言ったっていいじゃない！」
「でもあの人たちは連合の軍人なんだし、何されるかわからないんじゃ……」
「そ、そうよ！ もしキラに何かあったらどうするの！」
トール、カズイ、ミリアリアの攻撃にフレイはたじろいでサイの後ろに隠れる。サイなら味方になってくれると思ったのだろうが、そう甘くはなかった。
サイは振り返って厳しい表情をする。
「今のフレイが良くない。キラのこと、少しは考えてあげろよ。周りは皆ナチュラルでさ、自分だけコーディネイターなんだ。連合の人はコーディネイターと戦っているんだ。キラはきっと凄く辛いんだよ、今の状況が」
恋人のサイにまで言われれば逃げる道はない。フレイは「なによ」とぶつぶつ言いながら、少しだけ背中を丸めた。
一瞬静寂が訪れた後、ノイマンが何気なく一言発する。
「俺たちはザフトと闘っているんだよ」
このあと、食堂はクルー同士、友達同士、避難民同士のひそひそ話しで埋め尽くされた。
キラは捕えられた犯罪者さながらに手荒く連行された。背中に銃口を当てられ、両脇にもマシンガンを抱えた兵士が立っている。その前をガルシアとビダルフが歩いていた。
ＭＳデッキに着くと遠巻きに整備士たちがこっちを見ている。ストライクの足元やコックピットの周りにアルテミスの技術仕官がいるのが分かった。キラはフラガがこうなることを予測していたことに、ちょっとお驚きを感じた。
ストライクの目の前まで連れて行かれると、ガルシアがお決まりの作り笑顔を見せた。
「さあ、ストライクのパスワードを解除してくれ」
「なぜ、そんなことをしなくちゃいけないんですか？」
あまりにも普通にキラが反抗したため、周りにいた兵士は銃口を向けるのを忘れてしまった。はっと自分を取り戻すと全ての銃口がキラに向けられる。
「でないと中身が見れないだろう？ 私たちにはこれに興味があるのだよ。旧式のＭＳばかり見てきているからね。さあ、早くするんだ。でないとお友達がどうなるか……」
わざとらしく最後を濁らせて口元に手を当てる。キラはその態度が気に入らなかったが反抗して友達に何かあったら困る。下唇を強く噛み、言われるがまま、コックピットに乗り込んでパスワードを解除していく。当然すぐに解除しないでわざと時間をかける。
ガルシアはストライクの足元でコックピットを見上げながら話しはじめた。
「君は大変優れた能力を持っているようだね。どうだい、私の部下にならないか？ 良い思いをさせてやるぞ」
コックピットは開けっ放しで一人の兵士がマシンガンを構え、一人の技術仕官がキラの手並みを拝見している。
ガルシアの笑い声を含んだ言葉にキラはかっとなって叫んだ。
「誰があなたの部下なんかに！ 僕は、軍人になんかなりたくない！」
「ほう、そのわりにはＭＳの扱いに手馴れているようだが？ 同じコーディネイターと戦うのが嫌だから、そう言うのかね？ 裏切り者のコーディネイター君」
キラの指が止まった。
裏切り者のコーディネイター、この一言がキラを動揺させた。元よりザフト軍であるわけではないから、そう言う意味では気にすることはない。だが、もう一つ、親友であり敵であるアスランの言葉が脳裏に過ぎった。
『俺はもう友達じゃないのか！？』
キラはこの言葉を反芻した。裏切り者、確かに自分はアスランの気持ちを裏切っている。第一の親友であるはずのに、銃火を交え、剣をぶつける。ガルシアに反論したくとも、口が動かない。手も震えて動かない。
マシンガンを構えていた兵士が「早くしろ」といきり立つが、キラの耳には届かない。裏切り者、友達じゃない。ただただ同じ言葉が繰り返される。
「僕は……僕は、裏切り者なんかじゃ、ない」
やっと出た言葉も弱々しく、ガルシアの耳には届かない。ガルシアは自分の言った言葉が思ったより効果があるのに気付き、話しを続けた。
「裏切り者なのだから、今の連中を裏切ることも容易いだろ？ 何なら、君の友達たちを保護してやってもいい。給料だって高く出すし、休みだってやろう。どうだ私たちの仲間に」
ならないか、と言い終えるまでにアルテミスが大きく揺さぶられた。後を追うように警報が鳴り響き、緊張が走る。鉄壁の防御システムをアルテミスにとって警報ほど聞きなれない音はなかった。
ガルシアが先ほどとは一転した慌てぶりで管制室と連絡を取っているビダルフを怒鳴りつける。
「いったいどうなっているんだ！？」
「敵です、敵が傘を突破しました！ 相手は黒いガンダムだそうです！」
キラにはそれがブリッツであることが分かった。ガルシアたちはそれを知らず、慌てふためきながら迎撃しろ、迎撃しろと怒鳴り散らしている。
ふと前を見ていると兵士はマシンガンを下げ、技術仕官は呆然としている。今がチャンスだと、二人の背中を蹴っ飛ばし、パスワードを一瞬で解除するとハッチを閉める。
「どういうつもりだ、貴様！」
「敵なんでしょ！？ このままじゃやられます、どいてください！」
足元にいた人々が散り散りになって逃げて行く様子が見える。カタパルトに足を固定させ、ソードストライカーを選択して装備させる。左肩にビームブーメラン＜マイダスメッサ―＞が装備されている外部装甲が、左手にアンカークロー＜パンツァーアイゼン＞と一体化している小さめのシールドが、右肩には１５．７８ｍ対艦刀＜シュベルトゲベール＞が装備される。
装備が完了すると固定した足を解除し、カタパルト射出口から自力で外にでる。既にそこは、幾つかの爆発で鮮やかなオレンジ色に染まっていた。
キラが連行されるよりも少し前、マークとニキは兵士に案内されて格納庫に到着した。マークは「へえ」と感嘆の息を洩らす。
マークとニキの目には貴重な旧式ＭＳが十体近く並べられていた。今だ修理中の機体が半分ほどだが、それでもあまり見ることのできない光景だ。
年代物のＭＳを眺めながら進んでいくと、丁度修理が完了したニキのガンブラスターの元に着いた。装甲の表面には傷一つなく、右手には新たな装備が持たされていた。修理の担当者によれば発掘されたビーム・バズーカとのことだ。
マークはニキが担当者から話を聞いている間、その隣にあるＭＳを見上げていた。右肩にバックパックと直結しているビームキャノン、左手には真新しいシールドを装備している。頭部のメインカメラはガンブラスターとは違ってツインアイではなく、一つに繋がっている。
中々立派なＭＳに興味を覚えて、足元でＯＳを弄っていた技術仕官に声をかけた。
「なあ、あんた。これ、なんて言うＭＳなんだい？」
茶色の短髪に黒人特有のこげ茶色の顔で小さな丸いレンズの眼鏡をかけた小男、ユーラシア連邦技術少尉ライル・コーンズが丁寧に説明した。
「これはＲＧＭ−１１１＜ハーディガン＞という機体です。アークエンジェルに配備予定のＭＳですよ」
「つまりこれが俺の機体ってことか。中々かっこいいじゃないか」
満足げに何度も頷く。ライルは不思議そうな目でマークを見ている。もっと詳しく知りたい、とマークが申し出るとライルは嫌な顔一つぜずデータを見せながら解説する。
マークもニキも一通り説明を聞き終わり、そろそろマリューらを助けに行こうかと思った時だった。アルテミスが激しく揺れ動き、警報が鳴る。整備士たちは久々、あるいは初めて聞く警報に戸惑いを見せ、ざわめく。
マークはニキとアイコンタクトを交わし、それぞれの機体に登場する。マークは初めて座るシートに多少違和感を感じたが、外部音声をオンにしてライルに指示を仰ぐ。
「敵襲のようだから、俺はこれで出る。立ち上げ方はガンブラスターと同じなのか？」
「え、あ、はい。同じようにしていますし、ガンブラスターからの戦闘データも移し終わってます。武器はあそこです」
ライルはおどおどしながら指を指す。その方向にはビームライフルが幾つか壁に取り付けられていた。マークは「ありがとよ」とだけ言って素早くシステムを立ち上げると、ビームライフルを手に取る。
それからふと思いついたことがあってニキに通信を入れる。
「ニキ、聞こえるか？ 少し考えがあるんだが」
『なんでしょうか？』
ニキの相変わらず素早い反応に感心しながら、手短に作戦の内容を話す。一つのサブモニターにニキの顔が映り、珍しく笑顔を見せている。
『わかりました、やりましょう』
「そうか、じゃああいつらにも協力してもらうか」
そう言ってマークはライルの近くまで戻って作戦の内容を伝える。ライルは非常に驚いた様子で口を開けっ放して立っているだけだったが、揺れが何度か起きると決心を固め、他の整備士たちを集め出す。
「さあ、ザフトの野郎ども、ナチュラルだってやりゃぁできるってところを見せてやる」
マークは自身満々の笑みを浮かべて、意気揚揚と戦場に向かった。
あとがき
なんか場面の切り替えが多くて分かり難いかもしれませんね。
それとガンブラスターじゃあんまり意外じゃないそうなので意外な機体を出してみました。
乗り換え早すぎたかもしれませんね。
代理人さんに言われた通り、ナチュラルでもやれるってところ次回は見せようと思います。
代理人の感想
ハーディガンですか・・・・確かに意外だったかな（笑）。
しかし、ガンブラスターとハーディガンでガンダム四機に戦いを挑む！
これは燃えですよ、燃え。
次回には期待してます。