大聖杯崩壊。
冬木の街における聖杯探求の道は途絶えたかに見えた。

しかし。
その残滓は、毒虫を呼び寄せる甘い蜜を放ち続ける。

秋が訪れ、冬が来る。
雪の降り始める中、それは来た。

アインツベルンの刺客。
その姿に、言葉は奪われる。
薄汚れたコートを纏った、銃使いの魔術師。
「アインツベルン一千年の悲願、阻むならば――死を」

Fate偽伝/After Fate/Again 第二章

第一話『夏は終わり、秋を経て冬へ』

第二話『既に手遅れ』

第三話『アインツベルン』

第四話『乗り越えろ』

第五話『正義の味方』

第六話『新たな道へ』