黄昏の空の下に集いし者達







昔、神と人間、そして魔族による戦争があった。


その長きにわたる聖戦の末、壊滅的な打撃を受けた3つの種族は

滅亡を避けるために長い休戦状態へ入るしかなかった。




1000年のいつわりの平和・・・・・

この長い平和は、ミドガルド大陸で生活している人類から悲惨な

戦争と、過去に受けた傷を忘れさせてしまっていた。

彼らは過去の過ちを忘れ、己の欲望を満たすために自らの文明を

発展させていった。




そしてある日、

少しずつその平和のバランスが崩れる異常気象がミドガルド大陸の

所々で現れ始めた。




人間界と神界、魔界を隔離する魔壁から響いて来る轟音、

凶暴化する野生動物、頻繁に起こる地震と津波。

そして、いつの頃からか広まっていった魔物たちの噂。

平和の気運が崩れて行くなか、この世界の平和を支えているという

イミルの爪角の噂が少しずつ冒険者たちを中心に広がって行く。

だが、人々はその本質を忘れ、それぞれの利益のため、

その正体と富を求めて冒険へと旅出っていった・・・・








第三話・・・とりあえず逃げましょう光より早く






・・・朝ですね・・・すがすがしいと言えるほどの朝日が私に降り注ぎます。

本来なら背伸びでもして窓を開けるんですが、あいにく手が塞がってますし・・・・

そろそろ降ろしてくれても良いと思うんですけど・・・

「いい朝だな・・・」

「ええ、いい朝です・・・」


私とチョッパーは現在自警団三階のベランダからロープでぐるぐる巻きでつるされています・・・

昨日の夜チョッパーとアイラが原因で起こった夜間のモンスター襲撃事件・・・

本来ならそれを鎮圧した私たちは更なる報酬を得ているはずなんですが、犯人自ら鎮圧してるわけですし。

怪我人が出てないお陰でチョッパー、アイラは罰金だけですんでいる・・・

それでもなお私たちが吊るされている理由は・・・昨日の夜を思い出す(泣)





昨晩・自警団詰め所団長執務室




「さて、何か申し開きはある?レゼリスお兄様・・・?」


「いや、と、籐華?アレは仕方なく(汗)」


「ふーん、仕方なく妹のブラを盗んで懐に隠すのがしかたないんだぁ・・・(静謐)」


「だ、だって!!リィリアさん!!説明してやってください籐華に!!」



もはや形振り構ってはいられない、すでにニコニコとアイラが私の肩をがっちりつかんで椅子に押し付けている!!

このままでは私の命が危ういです!!



「まあ、なんと言うか親近相姦は良くないらしいわよ?」


「なんでそうなるんですか!!」


「れ〜ぜ〜に〜い〜(怒)」


「だ、だから!!下着を取ったのは誘惑されていない状態であれば籐華は戦闘不能になると思ってやったんですが
 実際は誘惑の影響下で結果的に失敗だと言わざると得ない事になったんです!!しかしあの行為はその時点で
 敵だったリィリアさんを油断させて籐華を気絶させてもちろん手荒な事はしないほうが良いんですがこの場合
 リィリアさんの攻撃力が未知数である事から確実性を優先させたんです!それにお陰で戦闘においての一番の
 懸念事項である人質という敵の選択肢を確実に殺いだ訳ですから結果として私の行為は正当性にかけていないはずです!!
 とにかくここで私を殺しても状況を正確に把握している証言者を失う事になります!ですから!」


 私は頭の回転力よりも肺活量が問われるような言い訳をする、しかしもちろん籐華の下着を盗んだ挙句に懐にしまってあまつさえそれで

血を吹いたとなれば年頃である籐華が激怒する事は想像できます、ですが!!今回はよりにもよって私の幼馴染でありアサシンの同僚でもあるアイラ・・・(汗)彼女はもっともアサシンらしくないアサシンとしてアサシンギルドの教官たちにとっては有名だ。

理由としては・・・


「でも下着泥棒には間違いないんだし、そんなに欲求不満だからって妹の下着にまで手を出すなんて!!」


「レゼリスさん・・・見損ないました、あの優しさは嘘だったんですね・・・」


「御主人様、せめて僕は立派に更生するまで待ちますよ」


「まあ、あきらめて認めるコトだ、俺も男だ気持ちがまったく分からんわけではない・・・しかし、そんなやつとは気づかなかった」



上から、アイラ、フィリアちゃん、レン、チョッパー・・・・

君たち・・・口調は悲しみだけど、顔は全員にやついてますよ(泣)

特にチョッパー、君はあとで絶対報復しますからね(涙)

アイラが有名な理由は簡単確信的にはめられる!!(汗)

教官たちは最低一度は痛い目にあっている、しかし本人に悪気も無い上に笑いで済まされる範囲内で収めているので

同僚以外にはアサシンと悟られない意味で有名だった。



「レゼ兄・・・覚悟!!!!!!!!」



うあ!!本気で拳を振り下ろすつもりです(唖然)


「はいはい、そこまで」


意外な助け舟でした、振り下ろす瞬間(アイラはさすがにかいほうしてくれた)リィリアさんがあきれた口調で止めに入った。


「部外者は黙ってなさいよ!!」

「あのね、籐華ちゃん?今回の黒幕知りたくないかしら?(微笑)」

「へ・・・?(きょとん)」


うまい・・・頭に血が上ってるところに一番興味を引きそうな餌を吊るしたわけですか(安堵)


「そこのナイトとアサシンよ(サラリ)」

「え・・・?え?え?」


  ギクッ!!(アイラ、チョッパー)


「ど・・・」

「どうしてわかった?って言いたいんでしょう?」


  コクコク!!(アイラ、チョッパー)


「私自身召還された本人ですもの」

 
もうすっかり籐華は毒気を抜かれて唖然としている、逆にアイラとチョッパーは真っ青な顔です。


「ま、本来なら報復すべきなんでしょうけど・・・悪戯に人間刺激しても仕方ないし」


「う・・・ごめん(汗」


「どういうことなんですか?リィリアお姉さん?」


「ん〜レン君も知っての通り、魔力のこもった木って言うのがあってそれを使ったり壊したりすると

 魔力が開放されて私たち魔物や魔族は共振してその魔力の開放地点に強制転移してしまうってコト」


「つまり、リィリアお姉さんが召還されたときにアイラお姉ちゃんとチョッパーお兄さんがいたんですか?」


「あたりよ、レン君♪」



 ヒョイっとリィリアさんはレンを胸元に抱き寄せる。

 私も大体想像が付いたのでそれほど驚かなかった。

 逆にチョッパーは神妙な顔して落ち込んでいる、ちょっと可哀想ですね・・・、助け舟を出しますか。



「まあ、チョッパーがテロを起こすとも考えにくいですし何があったんです?」


「ん?まあ話せば長いんだが・・・」


「ふむふむ」


「錬金術士(アルケミスト)ギルドの発注分で運んでいた古木の枝をアイラが薪と勘違いして火に全部くべてしまった」


「・・・それで?」


「それが全ての真相だ」


『みじかッ!!!!!』(チョッパー、アイラ以外全員)


「だって〜寒かったんだもん〜」


『ついでに軟弱!!』(チョッパー、アイラ以外全員)


「じゃ、じゃあ私たちが召還された理由って・・・」


「暖をとるため以外の何者でもないな(きっぱりByチョッパー)」



あきれてものが言えません、これじゃ全滅させられたウィスパーやジャックは浮かばれないですね・・・

さすがにリィリアさんは脱力して机に突っ伏してますね、無理もありません(汗)

それまで事情が分からず沈黙を保っていたフィリアちゃんが一言。


「じゃあ、レゼリスさんが籐華の下着を盗む羽目になった大元の原因ってアイラさんとチョッパーさんのずぼらな商品管理が

 原因なんですね?」



おお!!フィリアさんナイス!!



「そうね、そうよね・・・」


静かに、しずかぁ〜に籐華が拳を握りこむ、殺意があたりに漂い始める。

・・・にやり♪私には向いていませんね♪チョッパー、お墓は立ててあげますよ。

アイラ、がんばって籐華の攻撃避けるんですよ♪即死しますから♪


「ちょ、ちょっと籐華ちゃん!?元はチョッパーが箱に何も書いてなかったのが悪いの!!」

「あ、アイラ!!ずるいぞ!!自分だけ!!」


ズドン!!!!!!!!!!



「・・・ご、ご愁傷様」


さあ、バーサーカー籐華の発進です!!(核爆)


「さあ、籐華選手の初撃あざやかですね〜解説のレゼリスさん」

「ええ、ひねりを加えた正拳突き、タフさでは右に出るものが居ないチョッパー選手を一撃で悶絶です」

「そういえばあの子、石壁蹴り壊してたわよね」

「おお!!ゲスト解説者のリィリアさん、レン君」


すっかり安全圏に退避出来た私はフィリアちゃんに乗じて解説でもしましょうか(お気楽)

それにしても騎士団に選ばれたチョッパーを・・・相当強いはずなんですが・・・(汗

以前モロクにいるゴーレムからの一撃をへーきで止めていたんですが・・・籐華の前では関係無しみたいですね。


「おおっと!!籐華選手!アイラ選手に肉薄!!一撃で決める気だ!!」

「う〜ん、簡単にはいかないですよ」


アイラは巧みにチョッパー(気絶中)を盾にして攻撃をしのいでいる。



「さすがにアイラお姉ちゃんは早いですね、御主人様」

「ええ、飄々としてはいますがアイラはアサシンギルドで一、二を争う実力者ですよ」

「とてもそうは見えないわ」

「そうですね〜、アサシンギルドでは”ブラッディークイーン”とまで言われてますから」

「・・・今はさしずめ、笑う道化師、かしら?」

「そうですね」


・・・チョッパーがだんだん原型が分からなくなってきそうなほど殴られてますね。(滝汗)

さすがにここらで止めておきますか。


「さて、籐華?そろそろッ!!」


ゴキャン!!!


・・・なんで(涙


そのまま私の意識は混濁していきました・・・








・・・とここまでが私が覚えている全てでした(汗

チュンチュン♪


おお!小鳥が囀っている♪


ガチャ!!


ん?背後で窓の開く音がましたね〜といってもこの状態では振り向くに振り向けないんですよね・・・


「おはよう、レゼリス。」

「おはよう、アイラ」


声で分かりました、さて


「そろそろ降ろしてほしいのですが?」

「あ、実はちょっと怒ってる?」

「ええ、割とかなり・・・」

「左に同じく・・・」

「あ、あはは(汗)」


ごまかし笑いは効きませんよ?アイラ・・・


シュッ!


「おっと」


いきなり縄が切られる、しかしこのくらいでバランス崩したりはせず落ち着いて窓に手をかけて部屋へ戻る。


「次はチョッパーね」


シュッ!


「え?おい!!!」



あ・・・




バン!!


落ちた(笑)



「あ・・・そうだった(汗」


チョッパーはナイトですよ?アイラ(汗

でもさすがといえばさすがなものでしっかりと着地している・・・ここ二階ですよ(苦笑)



「まったく・・・危ないじゃないか(汗」


「まあまあ、無事だったんだし(ごまかし笑)」


「お前はいつも結果オーライで動くんだな」


「うん(きっぱりと)」


「聞いた俺が悪かった」


「じゃあ上においでよ、ご飯たべよ〜♪」


「ああ、今行く」



 なんとなく笑みがこぼれる。



「?どうしたのレゼリス?」


「いえ、なつかしいなって」


「そう?そういえばアサシンになってからチョッパーもあたしも結構忙しかったからね」


「ええ、それはそうと古木の枝どうするんですか?錬金術士ギルドにもっていくんでしょう?」


長話するとまた籐華の機嫌損ねそうですからちょっと強引に話題を変える。



「ん〜、フィリアちゃんに頼んだからどうにかなるわよ♪きっと♪」


「相変わらずですねぇ、その楽観主義」


「へへ♪まあね♪さ、いこう?」


「そうですね、朝ごはんはなんですか?」


「朝はね〜・・・」


そんな何気無い会話をしながら食堂へ向かう、そうだ!良いコト思いつきました♪

でもまずはこの空腹をどうにかしないと・・・







自警団食堂内・・・・・・・





「おはよ〜アイラ、レゼ兄」

「おはよ♪籐華♪」

「おはよう、籐華」


一見して籐華は昨日の事でまだ怒ってるみたいではありませんね(安堵)


「それにしても昨日は何があったわけ?団長の執務室は半壊してるしで」

「・・・え?」


まさか・・・覚えてない?



「ああ、昨日ね〜モンスターの襲撃があってサキュバスのリィリアとあたし達で鎮圧してたのよ(にっこり)」


「え〜?あたしおきなかったのかしら?」


「疲れてたのよきっと」


「それに心なしか頭が重いし・・・」


「あれだけのめばね・・・(ボソッ)」


「?」


「あ、ああなんでもないわ♪」


・・・アイラ、籐華にお酒飲ませましたね(汗)

まあ、お陰で助かりましたけど・・・半壊って・・・あとで怒られるの私なんでしょうね(滝汗)



「おう、籐華」


「あれ?チョッパーも来てたの?」


「おいおい、何言ってんだ・・・昨日さんざプスッ・・・」←プスッ・・・だけ太字、二回り大きく、ゴシックで


すみませんチョッパー、せっかくのチャンス不意にしたくないんです・・・


ちょっと寝ててください(残酷)


「チョッパー?」


「ああ、昨日は大活躍でしたから疲れてるんですよ(白々しい)」


「そうね〜、もうちょっと寝かしておいてあげましょう♪」





結局、全員が顔をあわせたのは昼になってからだった(笑)








自警団団長執務室・・・・だったところ(笑)




「・・・でこれが例の報奨金だ」

「ありがとうございます、団長」


半壊した執務室で報奨金を受け取る、最近トラブル多いですね(汗)


「いや、礼を言うのはこっちのほうだあの時かなり敵の数を減らしてくれたお陰でずいぶんと楽になった、

 怪我人もいないしこの部屋が壊されたのは少しショックだが人命に比べれば安いものだ」


「そ、そういってもらえるとありがたいです(汗)」


・・・団長には内緒にしておこう、全部。


「すぐに出発するのか?」


「ええ、少し長居しすぎてしまいましたから」


「たまには顔出しにこいよ?」


「もちろんです♪あ、そうだこれ今までの宿泊料ですからお支払いしますよ」


ポンッと今もらった賞金全額を団長に手渡す。



「お、おい!!なに考えてるんだ?ギルドの本拠地やその維持にかかる金は半端じゃないだろう?」



いいんです・・・もらってください、でないと良心の呵責でつぶれますから。


本当に!!


「そのお金で執務室直して皆のボーナスの足しにでもしておいてくださいね〜」


そそくさと執務室を後にしようとする・・・限りなく心だけ高速で(笑)


「おい!!レゼリス君!!??」


パタンと蝶番が取れかけているドアをそっと閉める。

もう見えませんね。

さあ!!!出発です!!光より早く!!!!




中庭を突っ切って自警団の門の前へ向かう、そこにはレンタルしているペコペコの牽く車、通称ペコ車が待っている

アイラとチョッパーはフィリアちゃんの調達した古木の枝をプロンテアから発送するため同行することになった。

そのついでにアイラ、チョッパー両名はギルドメンバーへ登録した。

本職はそれぞれあるが両方ともあっさりとギルドに加入した。

これで六人、リィリアさんはそのまま中央洞窟へ帰っていったらしい。


すんなりと門を抜けペコ車を見つける・・・あれ?



「・・・どうしたんですか?リィリアさん」


「・・・それが(汗」


「中央洞窟昨日の一件で朝一番でマジシャンギルドが封鎖しちゃったんだって、結界張って」


そういえば昼ごろやたらとマジシャンやウィザードの方が多いなーとは思いましたが・・・


「そうなのよ・・・あれだけ強力な結界の上にさらに封印までしようとしてて、いくらなんでもあれは通れないわ」


「なるほど・・・ふむ」


良い事思いつきました♪



「じゃあ、リィリアさんうちのギルドに入りませんか?」


「!?」(レゼ除く一同)


「原因の発端は私の幼馴染ですし、別に魔族でも見た目人間そのまんまですし」


「・・・本気でいってるの?」


「もちろんですよ?ただぶらぶらしてるよりもせっかく日の当たる場所に出てきたんですから戻れるまで一緒に行きませんか?」


「・・・そうね、それも良いかもしれないわね」


「んじゃあ決定ですね♪」



あっさりと承諾してくれましたね〜♪



「ちょ、ちょっとレゼ兄?」


「僕はうれしいです〜♪」


うんうんこれで丸く収まりますね〜♪


(この時藤華の扱いに長けている事が最大の要因であることは誰にも秘密です(笑))


「さあ、行きましょうか!!」


「ああもう!!わかったわよ!!」


藤華がなぜか難色示していますがすぐ仲良くなれますよ♪根拠はないですが(笑)


「レゼ、出すぞ」


手綱を握っているチョッパーが声をかける、異論はありません。


「さ〜しゅっぱつ〜♪」


アイラが気楽な号令を出します、これから頼みますよ主に戦闘。


「行ってきます、お父さん・・・」


フィリアちゃん・・・大丈夫ですよ皆がいますから。


「ゲフェン以外のところに行くのは初めてです、楽しみですね、ご主人様」


そうですね、レン。


「まったく、女に甘いんだからレゼ兄は・・・」


そういうわけではないんですけどねぇ〜(汗


「陸移動は始めてね私は」

「不安ですか?」

「いいえ、楽しみよ、初めてのことばかりだから」

「それは何よりです、これからよろしくお願いしますね、リィリアさん」

「リィリアで良いわレゼ」

「了解です」



ようやくプロンテラへ出発です。



様々な思いとこれからの依頼や出会い・・・すべてが良き思い出とならんことを・・・







「おい!!レゼリス君!!!!」




え・・・・(汗

団長が見張り小屋の所から叫んでいます・・・ばれたかな・・・(汗

そう私が冷や汗を書き始めていると・・・・



「餞別だ!!!!もって行け!!!!」



団長の膂力で投げられた袋を藤華がキャッチする、中には・・・


「これって・・・マント・・・?」


「わあ♪僕にぴったりのかばんです♪」

「あ、これロザリーだ」


それぞれに向けての装飾品です。


遠ざかる団長や門番の自警団員に最大限の謝辞をもって頭を下げる・・・。

本当に言葉もないほどにお世話になりました・・・。

この恩、いつか返さないといけませんね。

そう感慨にふけっていると・・・


「な〜に黄昏てんの?レゼ♪」

「ん?いや、団長たちには世話になったなって・・・」

「これからいくらでも恩はかえせるよ?今から考えすぎると禿げるよ(笑)」

「まったく、少しはシリアスに決めても良いでしょうに(苦笑)」

「・・・ま、その時がきたらね」

「頼りにしてますよ、アイラ」

「お互いにね」

「チョッパーは?」

「いつもあの調子でカバーしてくれてる〜♪」

「なるほど、これから大変そうですね〜♪」

「聞こえてるぞ・・・」

「おや?気を悪くしましたか?」

「いいや、いつもの事だからなれたよ」

「保父さん役はたいへんですよ?」

「なに、お前もいるだろう?」

「え・・・、すこし休ませてくださいよ(汗」

「しらないな(苦笑)」




青く澄み切った青空を見上げながら緩やかな街道をゆっくりと進む。


さあ、これから何が待っているのか楽しみです。






「あれ・・・?この紙切れって・・・」

「え?何々?」


餞別品を漁っていた藤華とフィリアちゃんが一枚の紙切れを発見する・・・

なんか激烈にいやな予感します・・・


「・・・請求書、執務室補修代として、95万z!!!!!!?????」


・・・やっぱり


このままプロンテラに永住を本気で考える必要がありますね(涙)



「え〜と、続きがあるよ、「いつでも良いから飲みに来い!!自警団一同!!」だって♪」



・・・まったく、素直じゃないのはお互い様ですね。

折を見てまた戻ってきてあげますか♪


プロンテラまでペコ車で約半日、のんびり・・・しすぎたかな?(苦笑)








第四話へ続く・・・・・






次回予告・・・

「藤華は私の妹ですよ・・・モノじゃないんですよ・・・」

「良いじゃないか、500万で買ってやるって言ってるだろう?」

「あんたのモノになんかなるくらいだったら死んだほうがマシよ」


金に物を言わせる奴の愛玩動物なんて絶対いや!


次回、初の依頼は・・・をお楽しみに!!








あとがき・・・・・・・



 え〜と、ようやく投稿できました〜〜〜!!!!

 OS再インストールの際はバックアップをしておきましょう!!丸!!

 さ〜反省もしましたのであとがきをしましょうか(笑)

 ようやく、ようやく次回からギルドらしい?仕事が始まります♪

 いろいろと外伝も書く予定ですのでさらに精進させていただきます!!(気合)

 それと・・・レンのウエイター姿・・・そうぞうできない〜〜〜〜〜!!!
 
 うっうっう・・・・(泣)
 
 その代わりレゼのシーフ時代のイラスト(いたずら書き)で勘弁してください(汗



 それでは私信です♪

 モデル協力のアイラ、チョッパーさんありがとうございます〜♪

 いつも感想くれる朧月さん(がんばってモンクを目指してください♪ファイト〜♪)、

 ノバさん、神楽さんありがとうございます♪がんばりますね(主に戦闘描写)

 さらにこんなへっぽこ作者に代理人様感想いただけてうれしい限りです(^^)

 最後にまたこの小説を読んでくれたすべての皆様とHP関係者の方々に感謝します♪
 
 次の投稿は四話書いてから外伝一本書く予定です♪

 それでは♪あ!!そうそう爵位に関しての質問は棄てプリからの流用のご指摘・・・あたりです♪

 実際のROでもこの爵位ですのでこのまま書かせてもらいます〜(笑)

 

 

 

代理人の感想

うーん、よーわからん。

専門用語の羅列ってやりようによってはこんなに気まずいもんだったのね・・・・・。