<スレイヤーズ西遊記>




第十話 坊主、さ迷う(前編)


第一章.流れ行く河の波間に・・・

あらすじ

 前話での活躍により旅の参加権を獲得した超合金娘。
 そして悟りを開いた某馬。
 いらないところで役にたた無い注意力を発揮する坊主。
 やっぱり破壊しかしていない主人公。
 彼等の新しい旅立ちが今、始まる・・・

 ・・・こんな所でどうだ?(・・・全て事実だが・・・あらすじか?これ?)
 だって間違った事言って無いだろうが。(まあ確かに・・・)
 でも十話のあらすじだけ読んだら何の話しかわからんな(笑)(笑い事か、おい?)
 あと今回の話しで最後のレギュラー出演者出すんだろ?(ああ、もうそろそろ揃えないとな)
 どんなキャラにするんだ?(俺が書くんだぜ、それはもう信じられない性格と不幸さだ!!)
 ・・・き、気合はいってんな(汗)(まあな、某坊主の次に扱いやすい奴だからな)
 ・・・不幸なキャラだな・・・いきない(あ〜ん? お前も不幸になりたいのか?)
 それではスレイヤーズ西遊記 第十話始まります!!(・・・逃げたなA)

「ふ〜ん、後一人増えるんだ?」
「・・・あんたフィリアの手紙もう一度読んどきなさいよ!!」
「でも、一体どんな人なんですかね?」
(・・・俺は、新参者のより発言権は下なのか?)(それがお前の運命だザン馬 By 作者)



 高老荘を発って一週間が過ぎました・・・
 始めは表情の硬かったアメリアも今ではすっかり一同に馴染んでいます。
 まあ、さすがにそれ位の徳はあるわなガウリイ。
 リナとは天上界では友人だったし.
 ・・・ザン馬は・・・このさいどうでもいいや(笑)
 そしていつもの如く朝早くから騒ぎが起きてます。

「ちょっとは学習能力を身に付けてこ〜〜〜〜〜〜〜いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 ドコォォォォォォォォンンンン!!!!

 如意棒の一撃を受け空高く舞いあがる一人の男・・・
「う〜〜ん、・・・リナさん?
 朝早くから何を騒いでるんですか?」
 リナの隣で寝ていたアメリアがリナの叫び声を聞いて目を覚ます。
 ・・・今朝は・・・またよく飛んだなガウリイ、記録更新だぜ。
「毎日朝早くに起きてきて、人の寝顔を覗いてるガウリイが悪いのよ!!」
 ・・・嬉しいくせに。
「そうなんですか!! じゃあ私、実はお邪魔虫だったんですね・・・
 ガウリイさん済みません私がリナさんの隣で寝てたせいで、こんな目に会うなんて。」
 いや・・・そこまで深い仲にはまだ(汗)
「・・・解ったわ・・・死にたいのねあんた達。」
 目、目が恐いよリナちゃん(汗)ほんのちょっとした悪戯じゃないか(大汗)
「そ、そうですよリナさん!! スキンシップですスキンシップ!!」
「・・・じゃあ、あたしもスキンシップでお返しするわね(ニコリ)」
 は、はわわわわわわわわ!!!(涙目)
「う、ううううううううう!!!(うるうる)」

 カッキィィィィィィィィンンンンンン!!!! (×2)

 酷いですよこのスキンシップは〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・
「私こんなスキンシップには耐えられません〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」
 
 キラン!! キラン!!

「まったく・・・朝から騒がしんだから・・・なによ?」
(俺は何も言って無いぜ・・・
 ただガウリイの旦那だけ飛んだ方向が河だったなって思っただけさ。)
「む〜〜、何か近頃あんたに苦手意識が芽生えてるのよね。」
(ふっ・・・お嬢ちゃんには解らんよ・・・)
「・・・何、悟ってるかなこの馬は。
 まあガウリイにはあの袈裟があるし、アメリアも直ぐ戻って来るわよ。後ナレーターも。
 それまでもうちょっと寝ておこっと。」
(・・・でもその袈裟が俺の背中に掛けてあるのは見えなかったのか?)
 そしてリナはまた夢の国へと旅立つのでした・・・
(お前も・・・復活が早いなナレーター)
 まあな・・・十話だぜ? いい加減体も鍛えられるってもんだ。
(ところで袈裟無しで吹き飛んだガウリイの旦那・・・生きてるのか?)
 ああ無事だろう、主人公クラスは章毎じゃなくて段落毎に回復する設定らしいからな。
(俺は・・・まあいいさ今更(フッ))
 ・・・本当に人生悟っちまいやがって・・・馬のくせに。
 そしてアメリアが帰って来るまでリナは眠り続けるのでした。



 ヒュ〜〜〜〜〜〜〜ンンン・・・・ポチャッ!
 ブクブクブク・・・

 ・・・浮かんでこないな? さすがに袈裟無しでの一撃はこたえたみたいだな。
 ってゆうか死ぬよな普通(汗)

 ザバッ!! ポタポタ・・・

「ふう・・・いい運動になったな。」
 ・・・思いっきり無事なわけね。
「当たり前だろうが、ほら前段落が終わって今は第二段落だぜ。」
 頼むから俺の台本を勝手に覗くなよ!!
 だいたいそっちとこっちは繋がって無いの!!
 時間と空間を無視するな!!
 どうして俺の台本を指差せるんだよお前は!!
「ははは!! 細かい事を気にする奴だな。
 そんな事じゃあ大物にはなれんぞ?」
 ・・・細かい事か、おい。
「しっかし、リナの照れ隠しの一撃も段々容赦が無くなってきたな。
 でも止められないんだよな〜〜〜〜反応が可愛いしさ。」
 首をコキコキいわせながら軽く言い放つガウリイが俺は恐ろしいよ・・
 本当に人間かお前?
「・・・さあ?」
 ・・・さあって・・・あんた。
「う〜〜〜ん、自分でもちょ〜〜〜〜〜っと人間離れしてるかな〜〜〜って思うけどさ。」
「貴様何者だ!!」
 その時・・・ガウリイに向けて誰かが誰何の声をかけてきたのだった。



第二章.禅問答・・・か?

「貴様・・・何者だ?」
「何者だって・・・何者に見える?」
 ・・・お前等お互い妖し過ぎるって。
 実はガウリイ君クラゲプリントのパジャマ着てます(笑)
 どうして野宿をしていてパジャマなのか? それは作者でも謎だそうです。
 本当にいい加減な作者だな・・・その場の思い付きで書いてんだぜきっと。
 ・・・まあ、あの非常識作者の事はほっといて。
 あっ!! だから例の袈裟を着て無かったんだな!!(フッ・・・)
 いらん所では設定が細かいな作者・・・まあそれは置いといて。
 ガウリイに質問をする謎の男・・・
 何で河の上に浮いてるのアンタ?
 その上頭部は白いフードを目深に被ってて顔が見えないし。
 それ以前に何処から沸いてきたんだお前?
「俺の事はほっとけ!!」
 さようですか・・・はいはい。
「さて、貴様何しにこの河にやってきたんだ?」
「へ? これが河? ・・・向こう岸が見えないんだけどさ。」
 顔に手をあて向こう岸を探すガウリイ。
「そりゃそうだろ・・・三千里(約2000キロ)の川幅があるからな。」
「・・・三千里。
 ハッ!! お母さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!」
「マル○〜〜〜〜〜〜!! ・・・って若年層には解らんギャグをするな!!
 それ以前に俺をそんな世界に引き摺り込むな!!」
 しっかりこの世界に染まってるやんアンタ(笑)
 付き合いのいいやつだな。
「じゃあな・・・いて!!
 何するんだよいきなり初対面の男の頭を殴るか? 普通?」
 殴られた頭を抱えながら謎の男の抗議するガウリイ。
「・・・普通の男じゃないから殴ったんだろうが!!」
 まあ、いきなりあんなギャグかます男が普通の人間とは思わんわな俺も。
 ところで何が言いたかったんだガウリイ?
 コホン!! と、ひとつ咳払いをして。
「・・・どないでっか?」
「ぼちぼちでんな・・・って関西人にしか解らんギャグをかますな!!」
 ・・・君等ほんとに初対面か?
 息ぴったりやね(笑)
「初対面だ!! こんな妖しい男なぞこの500年一度も見た事もないわ!!」
「へ〜〜、500年もこんな所で何してたんだ?」
「・・・俺には俺の理由があるんだ。」
 ほ〜〜〜う、何やら屈折して曲がりくねった理由が・・・
「屈折などしとらし、曲がってもおらんわ!!」
 声を大にして怒る男・・・そしてガウリイが何気なしに合の手を入れる。
「ババンバ、バンバンバン・・・」
「ハ〜〜〜、ビバノンノン!!・・・殺す!! 絶対ぶっ殺す!!」
 ・・・付き合いのいいわりに気が短い男だな。
「ハハハハハ!! ノリがいいなアンタ!!」
「待て!! 貴様!! 大人しく俺に斬られろ!!」
 ・・・そして、白いフードの男の剣に追い立てられ逃げ出すガウリイ。
 遊んでるだろガウリイ、しかも思いっきり?
 あの男も出会った奴が悪かったな・・・


「いや〜、久しぶりにノリのいい奴に合ったな。」
 今は例の男を追撃をかわして一息つくガウリイ。
「でもあの河を渡らないと天竺に行けないんだよな〜〜
 さてどうしよう?」
 取り敢えずちゃんと天竺の事は考えてはいるらしいな。
「でも俺は何で天竺に行こうとしてたんだっけ?」
 ・・・根本的な所で常人と違うなあんた。
「そんなに褒められても困るな〜〜〜」
 褒めとらんわ!!
「見付けたぞ!!」

 チュドゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンンンン!!!

 男の放つ衝撃波の様な物でガウリイの周りの地面が吹き飛ぶ!!
「やっべ!! 本気で俺の命狙ってるよあの河童!!」
 河童? あの男河童だったのか?
「多分な・・・河に妖怪ときたら河童だろう?
 それにあのフードで頭の皿と背中の甲羅を隠してるんだぜきっと!!」
 走りながら男の正体を推測するガウリイ。
 へ〜〜、結構まともな意見も言えるんだ。
「まあな・・・俺も過去にいろいろあってな。」
 過去を追求したい所だが・・・
「誰が河童だ!! いい加減な憶測で人の事を判断するな!!」
 更に激怒する河童(仮)。
 今は逃げた方がよさそうだな。
「そういう事!!」
 そして本気で逃げだすガウリイ。
「ま〜〜〜〜て〜〜〜〜〜〜・・・・・」
 段々引とき離される河童(仮)。
 逃げ足も早いんだなガウリイ・・・手も早そうだけど。
「それはお約束だ!! それに俺は今はリナ一筋だぜ!!」
 はいはい・・・勝手に惚気てろこの生臭坊主が・・・
 ・・・ちょっと待て今は、だと?
「・・・今さっき言った事は忘れろ。」
 後でリナにちくってやる(笑)
「お、お前な!! ガン!!」
 鈍い音と共に地面に倒れるガウリイ。
 あ・・・大丈夫かガウリイ?
 駄目だこりゃ・・・走りながらの余所見は危ないぞ!! 皆も気を付けよう!!
「・・・言い残したい事はそれだけか?」
 ・・・お早いお着きで(汗)
 ではナレーターは去ります!!(ドロン!!)

 モクモクモクモク・・・・

「くっ!! 煙幕か!! 何だったんだあの面妖な吹き出しは・・・
 まあいい、さてこの男・・・どうするかな。」


「う〜ん、あれ何だかいつの間にか話しが終わってる!!」
「・・・リナさんのせいで私なんて殆ど台詞が無かったですぅ〜〜〜〜」
(・・・フッ、いきなりの参加で台詞はそうそうまわってこないぜお嬢ちゃん。)
 あの〜〜〜〜〜
「何よ!! 今不機嫌なんだからつまんない事言うと消すわよ!!」
「そうです!! 私も不機嫌です!!」
(・・・何かあったのか?)
 え〜〜〜と、ガウリイさんが拉致されました。
「は?」「へ?」(ほう・・・)
「誰に?」×二人と一頭
 河童(仮)に・・・

(注)この会話は次回予告を兼ねてます・・・
   つまりリナ達はガウリイが河童(仮)に捕まった事を未だ知りません・・・では。

 

 

第十話         END
									第十一話に続く

あとがき

「お久しぶりです読者の皆さん。

 前話でお世話になったシヨウ=ニンエです。

 ここの作者に気いられて、今後のあとがきを任せられてしまいました。

 ・・・これが不幸な事なのか幸運なのか今は解りません。

 一つ言える事は・・・作者は寝不足な為、現在爆眠中です。

 この原稿を上げて直ぐに夢の国に旅立ちました。

 ですから作中でかなりハイになっている所がありますが・・・

 今後、気を付けるそうなので許してあげて下さい。

 できれば次回の話しを楽しみに待っていて欲しいそうです。

 では簡単ながら作者の代理人ニンエからのあとがきでした。

 では、さようなら・・・」

 

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