<スレイヤーズ西遊記>





第十七話 ニンジン果って何?(中編)


第一章.いいのか・・・それで?

あらすじ

 前話のあらすじ・・・
 何も話しは進んでいない、と思う。
 しかし今回は・・・新キャラを出すらしい。
 
SE(パラパラ・・・)台本をめくる音

 ・・・本気で出すのかこのキャラ(汗)

(ええ、しかも主人公クラスです。)

 ・・・お前はそれでいいのかニンエ?

(・・・私には関係無い事ですから。)

 しっかし十七話にして今更新キャラを出すか? 普通?
 しかもこの先っずっとアイツ等と同行するんだよな・・・コイツ。

(そう・・・なりますね。)

 まあコイツの活躍を期待しておくか。
 ・・・読者様に石を投げられてもしらんがな。

(まったくです。)

 それではスレイヤーズ西遊記 第十七話今から始まります!!

「新キャラ?」
「どうせ役に立つような奴はこないわよ。」
「・・・またリナさんの犠牲者が。」
「ああ、一人増えるわけだ。」
(・・・また焼かれるのか? 俺は?)まだ言ってるのかザン馬・・・





 さてさて、怪しい僧正に面会を果した一行。
 今の所はトラブルも無く・・・あったじゃね〜か(笑)
 今はニンビと離れの部屋で情報交換をしています。

「へ〜、ニンエの奴って故郷じゃあ昔はツッパリやってたんだ。」

「そうなんですよ、兄さんには両親もよく泣かされていました・・・」

「大変だったんだな〜〜、でもあのニンエがね〜〜」

「それがせっかく親戚のツテを辿って就職した先をクビになったと聞いて・・・」

 シ〜〜〜〜〜〜ン・・・

 とたんに黙りこむ一同・・・
 リナ、ガウリイ、アメリア、胸を抑えて明後日の方向を向く(爆)
 ゼル・・・何と無く三人を見て、何かやったなコイツ等と納得する(爆笑)

「そ、そう言えばどうしてニンエは更正したのかな?」

 必死で話題をすりかえるリナ・・・

「ええ、今の許婚の方と出会って兄は変わったのです。
 本人は運命の出会いだ、って海に向かって叫んでましたが。
 あの人に会わなければ兄は道端で腐って死んでいたでしょう・・・」

 ニンエ・・・お前故郷で何をしてた(汗)
 それにも興味があるがお前の許婚って何者?

「そ、そうなの(汗)」

「それが・・・伝え聞いた噂によると仕事先の金庫を強奪して屋敷に火を放ち。
 雇い主と使用人全員を虐殺し・・・
 その上そのお屋敷のお禳様を連れて駈け落ちするなんて!!」

 ドガシャ〜〜〜〜〜〜ンンン!!!!! × 3人

 思わずその場にあった机ごとひっくり返る某三人(笑)
 一人話しについて行けず憮然とした表情のゼル。
 ・・・実は極悪人だったんだなニンエ、お前って(汗)

「か、駈け落ち!! あの自称お禳様と!!」

 あえてそこを強調するのか・・・リナちゃん。

「う〜〜〜ん、そんな趣味があったのかニンエ・・・」

 まあ・・・普通の一般市民だもんな見た目はニンエの奴。

「ふ、不潔ですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

 ・・・もうアイツに近づかないでおこう(汗)

「じゃ、じゃあ別段あたし達が原因じゃないのね。」

「いや、多分俺達が原因だと(ゴス!!!)」

「ニンエ自身のせいなの!! 解ったガウリイ!!」

「はい・・・」

 ・・・それで誤魔化すかリナちゃん(汗)

「じゃあ噂は本当なんですね・・・」

「ええ・・・残念だけど・・・それが真実よ。」

「・・・」 × 3 (よく言うよな)(よく言いますね)(多分リナの仕業だな)

 バン!!!!

「ちょっ〜〜〜〜と待った〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

「な、あんた誰よ!!」

 突然、部屋に乱入してきた謎の人物・・・彼の正体は誰だ!!(笑)
 本当にいいんだな・・・作者(汗)





第二章.本当にでちゃったよ・・・

 そこには全身黒ずくめの服を着、背中に日本刀を背負った男性が一人・・・

「あ、兄さんじゃないですか?
 どうして(ガスゥゥゥゥゥ!!!)」

 黒ずくめの問答無用の踵落としの一撃をくらい、床にめり込むニンビ・・・

「それは違う!! よく聞けよ!! 俺の名前はN’(エヌダッシュ)!!
 ある人物の依頼により、そこにいる生臭坊主のサパートを依頼された忍者だ!!」

 そう宣言をしてガウリイを指差すN’
 ・・・忍者って・・・おい作者(ジト目)
 古代中国に忍者なんかいるのか?

「でも声も背格好も、なにより服装センスもニン(ドゴシュウウゥゥゥ!!)」

「・・・N’だ。」

 再び顔を上げたニンビの頭を片足で踏み付け、もう一度床にめり込ませながら言い放つN’
 結構手加減を知らない性格なんだな・・・お前(汗)

「え〜〜〜と、俺のサポート?」

「そうでゴザル。」

 ・・・話し方に無理が見えるぞN’(笑)

「ついでに言えばニンエなる人物にその手の趣味はゴザラン、ニンニン。
 円満・・・では無いか、不本意ながら前職は自主退職でゴザルよ。」

 自己弁護か(笑)
 それだけの為に出て来たのかN’

「あ、そうなの・・・」

 N’の放つ刺すようなプレッシャーに黙り込むリナ達。
 まあ・・・強くは言えないよな自主退職の原因だし(笑)
 ・・・あ、でもN’とニンエは別人なんだよな?
 
「ほらやっぱり兄さんじゃないですか。
 変装しても直ぐに地がでるんだから(ザクッ!!)」

 ニンビの顔の横1ミクロンに日本刀を突き刺し・・・冷たい目で見下ろすN’

「仏の三度目だ・・・次ぎは、無い。」

「・・・」(コクコク!!) 無言で頷くニンビ。

「次いでにニンエさんからの伝言だが・・・故郷で有る事無い事言いふらしてみろ?
 ・・・絶対に後悔させてやる!! だそうだ・・・ニンニン。」

 最早顔面蒼白で頷くだけのニンビ・・・
 トラウマになりそうだな(笑)

「ただの危ない奴じゃん・・・」

 でも彼は正体不明の味方だよ〜〜ん。

「・・・バレバレだと思いますが、ねえニ(ザシュ!!)」

「N’でゴザル。」

「・・・はい(汗)」

 前髪を刀で2、3本切り飛ばされ黙り込むアメリア・・・
 強いじゃんN’!! 一体君は何者だい?

「ふっ・・・それは秘密さ!! では、また逢おう!! とう!!」

 ボン!!!

 足元に何かを叩きつけると同時に煙が辺りを覆い・・・N’は消えた。

「ゴホッゴホッ!! 室内で煙玉なんか使わないでよ!!」

「ゴホッ!! と、とにかく換気を・・・ま、前が見えんぞ(ぐゅにゅ)あれ? 何だこれ?」

 ガラガラ!! サーーーーー・・・・(窓を開けて煙が引く音っす!!)

「え〜〜〜〜と(汗) 失礼しましたガウリイさん、リナさん。」

「まったく幾ら全員の目を誤魔化せたからと言って・・・こんなに堂々と。」

 そこにはリナに抱き付きリナの胸に手を当てているガウリイが・・・(お約束(はーと))

「・・・未練は無い?」

「いや、出来ればもう少しの間このままで(ガシュゥゥゥゥゥ!!!)

 ドッココオオオオォォォォォォォォンンンン!!!!

「いや〜、よく飛びましたね。」

「そうだな。」

「兄さん・・・何でこんな人達と知り合いなんだよ(泣)」

 そうして静かに(?)その夜は過ぎていきました。





第三章.やっちまったよ・・・

 次ぎの日の朝〜〜〜〜〜
 何となく早起きをしたリナ。
 ちょっとした気紛れで朝の散歩に出ます。
 そして寺院の裏庭に出るとそこには一本の木があった。
 その木にはまれで赤子の様な形の奇妙な果実が二十個位なっている。

「あれ? あそこに生えてる木の果実は・・・まさか!!」

「そう・・・あれはニンジン果だ。」

「いきなり人のバックを取るな!!」

 バキィィィィィィィ!!!

「がはっ!!」

「ゼ、ゼルガディスさ〜〜〜ん!!」

 朝の静かな散歩は一転し、そこは血みどろの世界と化した・・・
 それよりゼル、アメリア・・・君達早朝から裏庭で二人して何してたんだ(笑)

「私達も朝の散歩ですぅ!!」

「あ〜〜ら、本当かしら?」

「・・・」(地面に沈んだままのゼル、よってコメント不能)

 からかいモードのリナがアメリア苛める事一時間・・・

「はっ!! 俺は一体何をしてたんだ!!」

 ゼル復活・・・一時間も放置されてたんかゼル(笑)

「大丈夫ですか? ゼルガディスさん?」

 今頃心配をするなよアメリア(笑)

「ああ、大丈夫だアメリア。
 しかし、こんな辺鄙な所でニンジン果を見るとはな・・・」

「そうね・・・確かに珍しい木だものね。」

「へ〜、そんなに珍しい木なのかリナ?」

「ええ、この木はね、って何時のまにここに湧いて出たのガウリイ!!」

 湧いて出るって・・・ほら、ガウリイいじけてるぞ。
 一応君の想い人、済みません私が悪かったです(汗)

「良い返事ねナレーター、今度からは気を付ける事ね。」

「・・・それでニンジン果って結局何なんだよ。」

 ガウリイ復活・・・身体だけじゃなくて精神的にも打たれ強くなったな。
 これも一つの成長の形・・・かな?

「つまりね、三千年かかって花が開いて。
 また三千年経ってから実が出来て。
 そこから更に三千年かかって実が熟すのよ、このニンジン果ってやつは。」

「へ〜、九千年かかってやっと食べれるのか。」

「それだけじゃないぞガウリイ。
 これだけ時間がかかっても出来る実は一度に三十個までだ。
 そのかわり実の匂いを嗅いだだけで三百六十才まで生きられる。
 そしてこの実を食べたら何と寿命が四万七千年まで増えてハッピーだ。」

 ・・・なんかキャラが違うぞゼル(汗)

「と、言う訳でガウリイ毒見役ね♪」

「・・・どう言う理屈なんだリナ(汗)」

「だっ〜〜て、ガウリイはこのままじゃあ後六十年程しか生きられないじゃない・・・
 ちなみにあたしは殆ど不老不死なんだからね!!」

 いじらしいのか・・・それとも本当はガウリイに毒見をさせたいだけなのか?
 少なくとも・・・

「リナ・・・俺の事をそんなに・・・」

 ガウリイは感動している(笑)

「よっし!! 俺は食うぞ!! 食って食って食いまくってやる!!」

「なっ!! ガウリイちょっと待って!!」
おおおおおおりりりりりゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!!」
 ドバキィィィィィィィ!!!!

 ガウリイ渾身の正拳突きの一撃!!
 クリティカルヒット!!
 ニンジン果の木は8462ポイントのダメージ!!

 ・・・ニンジン果の木は倒れた(チャラララ〜〜〜ン!!!)
 ガウリイは20000ポイントの経験値を手に入れた!!

 ガウリイのレベルが上がった!!
 力が3ポイントアップ
 物忘れが4ポイントアップ
 ・・・

「・・・あれ? アイテム(ニンジン果)は?」

 あせるガウリイの足元には・・・ニンジン果の実は一つもなかった。

「・・・やっちゃった(汗)」 × 3人

 さてニンジン果は一体何処に消えたのでしょう?
 さあ皆で考え様!!

 ちなみにその頃ザン馬は・・・

(隠れていたら・・・無事にすむよな?)

 物置の小屋に隠れていた(笑)
 そんなに焼かれるのは嫌か・・・なら次回は期待大だな(笑)

(おい!! どうゆう意味だよ!! その期待大って!!)

 それでは次回でまたお会いしましょう!!

 

 

 

 

第十七話         END
									第十八話に続く

あとがき

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・とうとう私の過去まで暴きましたね作者。

 覚悟は出来てるんでしょうね?

 もう私の良心に訴えかけても知りませんよフフフフフ・・・

 次回から私は過去の私に戻りますよ。

 悪鬼羅刹となって話しをかきまわして見せましょう。

 ハハハハハハハハハッハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

 ではまた次回・・・ニンニン(ハッ!!)」

 

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