<スレイヤーズ西遊記>





第二十五話 ペット(後編)



第一章.・・・逃げたな。


あらすじ

 こんにちわ、皆さん。
 ども、ナレーターです。

(・・・何故、急にまともな挨拶になるんだ?)

 ・・・お前がいるからだよ作者!!
 ニンエはどうしたニンエは!!

(ああ、有給休暇で実家に帰ってる。)

 有給休暇?
 ・・・俺にはそんなもの無いぞ?

(俺もお前にそんなものを与えた覚えは無い。)

 じゃあ、今から俺に有給を与えろ!!
 俺も有給使って遊びに行くからさ!!

(やだ。)

 どうしてだよ!!

(俺が忙しくなるから。)

 ・・・こんな仕事止めてやる!!

(契約違反だな・・・
 それでは、違約金を払ってもらおうか。)

 違約金?
 そんな事は俺は知らないぞ!!

(ちゃんと契約書は隅々まで読めよ・・・
 もう、判子も押してあるし取り消しは効かんぞ。)

 ・・・ちなみに幾ら?

(ざっと100億。)

 払えるか!! 
  こんちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

(それじゃ、頑張って仕事しろよな。)

 うううううう。
 グスッグスッ・・・
 最後の逃げ道まで塞ぎやがって作者のやつ。
 
 スレイヤーズ西遊記・・・第二十五話・・・今から始まります・・・

「リナ!! やっぱりリナが一番だ!!」
「それが当たり前なのよ!!」
「・・・抜かれちゃいましたね。」
「・・・でも、これで安心して日々をすごせるな。」
「ニャ〜〜〜」(今回こそ何もないだろう。)






 前回に引き続き・・・
 旅館に泊まっているガウリイ一行。
 そしてその宿泊部屋では。

「わんわん!!」

「にゃにゃ!!」

「わんわんわん!!」

「にゃにゃにゃ!!」

 ・・・何をしてるザンニャお前は?

「・・・にゃ。」(・・・それは聞かないでくれ。)

 ルークに弄ばれてる様に見えるんだけどな、俺は。
 
「にゃ〜・・・」(その通りだよ・・・)



「わん!!」
 

 その時!!
 ルークの体当たりの一撃を受けて吹き飛ぶザンニャ!!

「にゃ〜〜〜〜〜!!」

 吹き飛んだザンニャに駆け寄り、追い討ちの右前足ジャブ!!

「ハッハッハッ!!」

 ビシビシ!!

「ぎぃにゃ〜〜〜〜〜!!」

 さらにお約束の噛みつき(笑)

「わうわう!!」

 ガシガシ!!

「ニギャァァァァァァ!!」

 ルークの三連コンボをくらい沈黙するザンニャ・・・
 いと、哀れ(笑)

「お〜!! ちゃんとルークの相手をしてるなザンニャ。」

 ・・・お前が命じたのかガウリイ?
 ルークの世話をするようにザンニャに?

「ああ、ちょっと食事中で手が離せなくてな。
 しかし・・・また派手にやられたもんだ。」

 その場に横たわるザンニャの骸。
 そして・・・その瞳には涙浮かんでいた。

 動かないザンニャに興味を失ったのか・・・
 今度はガウリイの足元にじゃれ付くルーク。

「にゃ・・・」(もう嫌、こんな生活・・・)

 いじけモード全開のザンニャ。
 そのままコタツ(?)にもぐり込む。

 ・・・どうして旅館にコタツが?
 それ以前に今の季節は冬なのか?
 だいたいこの話しは本当に終るのか?

(戯言を言ってないで仕事しろ。) By 作者

 ・・・はい。
 ちなみに季節は冬でいいんだな?
 もしかして作者・・・
 ただ自分の所の季節に合わせたごしゅ!!

(ちょっとは真面目に黙って仕事しろ。) By 雇用人

 黙ってたらナレーターの仕事になりませんぜ、旦那。

 ・・・す、済みません!!
 真面目にやります!! ええ全力で!!

「・・・何を興奮してるんだお前?」

 ううう・・・世間の風は冷たいだすぅ。

「にゃ・・・」(まだまだ、甘いよアンタ・・・)

「ところで・・・ルークが消えたんだが?
 何処に行ったか知らないか?」

 知るか!!

「にゃ!!」(知らん!!)

「・・・じゃあ、もしかして逃げたのか(汗)」





第二章.・・・山狩り?


「どうも近くの山に入り込んだらしいな。」

 ゼルガディスの調査報告を聞きながら、頭を捻る一同。
 ちなみにリナとアメリアはお出かけ中。
 残りのメンバーはガウリイ、ゼルガディス、ザンニャ。
 この三人にリナが、ルークの世話を頼んだのだった・・・

「ニャ(汗)」(このまま見つからないと(汗))

「ま、明日の朝日は拝めないだろうな。」

 し〜〜〜〜ん・・・

「そうだ、N’も読んで手伝ってもらえガウリイ!!」

「駄目だゼル・・・
 N’は実家に帰って許婚とデートをしているらしい。
 今朝枕もとにそう書いてある手紙があった。」

 おいおい(笑)
 ・・・休暇を満喫してやがるなN’
 しかし・・・自由に行き来してるんだなN’、この世界とこっちを。

「と、言う分けで俺達に残された時間は少ない。」

「ああ、早くルークを探そう。」

「ニャニャ!!」(ああ、こんな所で油を売ってる暇は無いな!!)


 一同の結束は固い・・・
 証拠隠滅の為の結束だが(笑)

「しかし、何か便利な術は無いのかゼル?」

「無い事もないが・・・
 探査術を使用するとアメリアかリナに感知されるぞ。
 全方向に向って波動が飛ぶからな。」

「む〜〜。
 今ばれるのは問題があるな・・・仕方が無い地道に探すか。」

 ・・・随分、頭の回転が早いなガウリイ?

「ああ、リナの俺に対する評価がかかってるからな。
 何時もより300%処理能力が上がってるんだ。」

「・・・普段は3分の1しか脳味噌を使ってないのか、ガウリイ?」

 らしいな(汗)

「ニャ」(何を今更)

「ちなみに・・・ルークが見付からなかった時は、ザンニャの責任だからな。」

「異論は無い。」

 了解。

「フニャ〜〜〜〜〜!!」(大有りだ〜〜〜〜〜〜!!)




 そして山中にて・・・
 パーティーは熊にエンカウント!!

 ・・・おいおい(笑)

 コマンド?

「戦う。」(ガウリイ)

「道具を使う。」(ゼルガディス)

「ニャ。」(木に登る ザンニャ)

 ザンニャ・・・お前って(笑)

 グォォォォォ!!!

 熊の先制攻撃!!

 ヒラリ!!

 ガウリイは熊の攻撃をバックステップでかわした。

 そして、ガウリイの攻撃。

「ふんっ!! 破ッ!! とりゃ!!」

 下段ですね、中段で脇腹にと右足で連携攻撃・・・
 そして屈んだ状態になった熊の顎に、渾身の掌底を叩き込む!!

 ガシィィィィィィィンンン!!!


 どすぅぅぅぅぅんんん・・・

 熊はガウリイのコンボをくらってグロッキー状態!!

 そしてゼルガディスが道具・・・っておい!!

 バァン!!

 ・・・ゼルガディスの攻撃。
 コルトパイソン357マグナムの一撃で息絶える熊。

「ふっ・・・愚かな奴め。」

「すげーなゼル。
 それも何かの術か?」

「いや、今下手に術を使うとリナ達にバレかねんからな。
 これは俺が昔発明した、ゼル参五七魔愚南無という武器だ。」

 ・・・357マグナムじゃね〜か。

「・・・何でも東の国、日出でる国黄金のジパングの都、新宿で。
 シティ○ハンターとか言う人物が、そんな武器を使ってるらしいが・・・
 これは俺れのオリジナルだ。」

 嘘付け。

「へ〜、結構便利そうだな。」

 ・・・信じるのかガウリイ(汗)

「ああ、そこら辺の獣ならこれで十分だ。」

 ・・・ま、今更何も言うまい。
 でも、殺伐とした坊主とお供の会話だよな(汗)

「ニャ〜〜〜〜!!」(必殺ボディプレス!!)

 ・・・それがやりたかったのか? ザンニャ。

「ゼル俺試し撃ちがしたんだけど。」

「ああ、貸してやる存分に撃て。」

「ニ、ニャ〜〜〜〜〜〜!!」(ま、待て!! 軽いジョークじゃないか!!)

 バァン!! バァンバァン!!

「ギニャ〜〜〜!!」(お助け〜〜〜〜〜!!)

 ・・・何やってるんだか。





 所変わって・・・

「リナさん、飼い主が見付かったんだから仕方ないですよ。」

「・・・そうよね。
 どちらにしろ私達の旅は危険だものね・・・
 今の飼い主の所にいた方がルークにとっては幸せよね。」

 ・・・ルークの飼い主?
 じゃあルークは山にいないんだ。
 
「でも、どうしてルークが私達を探して街に出てたんでしょう?」

「そんなの決まってるでしょ!!
 ガウリイ達が失敗したに決まってるわよ!!
 返ったらお仕置き決定ね!!」

 ・・・ガウリイ、御愁傷様。

「はははは・・・でも今頃必死でルークを探してるかも。」

「何処を探してるのよ?
 街では見かけなかったし・・・まさか山にでも行ったわけ?」

 ピンポーン・・・

「・・・さっきから煩いわねアンタ。」

 ・・・

「リナさん誰と喋ってれるんですか?」

「変な吹き出し。」

 (汗)

「そ、そうなんですか(汗)
 あ、宿に着きましたね。
 ゼルガディスさん達はいますかね。」

「さあ、どうかな?」

 そして宿の従業員に、言伝が無いか確認をするアメリア・・・
 すると。

「リナさん・・・」

「ん? 何アメリア。」

「ルークを探してゼルガディスさん達は出かけたみたいですぅ。」

「・・・あの馬鹿。
 ま、そのうち諦めて帰ってくるでしょ。」

 どうやらリナちゃんには、ガウリイ達を探しに行く気は無いようです(笑)

「あと・・・来客があるそうです。」

「へ? 来客?
 ・・・あたしは地上界に知り合いは少ないし。
 ガウリイの知人かしら。」

「いえ、リナさんを訪ねて来られたそうです。」

「あたしに?
 ・・・面白いわね時間も余ってる事だし。
 会ってあげようじゃないの!!」

「今は、私達の部屋におられるそうですよ。」

「よっし!! 早速顔を見に行きますか!!」

 そしてリナ達の部屋・・・

 コンコン!!

「はい。」

 部屋から返事が返って来る。

「リナよ!! 今から入るからね。」

 しかし、その返事も待たず部屋に突入するリナ(笑)

「・・・リナさん(汗)」

「気にしない、気にしない!!
 さて、お客様はっと・・・貴方!!」

「そんな!!」

 余りに予想外の人物がリナ達の部屋にいた・・・
 その事実を認識し、硬直するリナとアメリア・・・
 さて、その人物とは・・・誰だ!!
 そしてガウリイ達は今何をしているのか(笑)
 最後にザンニャの運命やいかに(爆)
 では、次週・・・
 1999年最後の更新をお楽しみに!!

 

 

 

 

第二十五話         END
									第二十六話に続く

あとがき

ども、お久しぶりの作者です(笑)

今週は突然にこの場に乗り込んでまいりました。

・・・アレが有給休暇なんて使うものですから(怒)

帰って来たらコキ使ってやります。

ええ、それはもう・・・うふふふふふふふふ。

さて、今週の週末は冬コミですね。

Benも気が向いたら現れる思います(笑)

ま、現地にいても面識は無いですから解らないと思いますが。

もし、場所を教えて貰えるのであれば足を運ばせてもらいます。

ま、興味のある方はブースの番号でも教えてやって下さい。

では、次回は1999年最後のアップですね。

お楽しみにしていて下さいね!! さようなら!!

 

スレイヤーズ小説の間に戻る