最初に
 この作品に登場する方々の本来の性別・人格・性格は完璧に無視されています。

 その辺を御了承下さい。









「さて、次は朝鮮攻略か・・・・・・」

「2、3人連れてっていいって・・・・・・誰を連れて行きましょう?」

「確かに。

 会長殿、どうしますか?」

「・・・・・・・・・・・・」

「ドドンパQ会長?」

「会長殿?」

「・・・・・・・・・・・・
 
 ・・・グー・・・・・・グー・・・・・・」
 
「「・・・・・・・・・・・・」」

「寝てるな」

「そうですね・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・。

 とりあえず、俺はもう一つの任務を済ませてくるから、会長殿を起こして差し上げろ。

 どんな手を使っても構わん。
 
 責任は自分でとれよ」
 
「はい」



 イツキを一分以上出せ!組合の会議室で行われたとても虚しい会話である。

 この後、E.Tはもう一つの任務・・・・・・即ち、料理を創る任務へと移った。

 ここで間違えてはいけないことが一つある。

 この場合、料理は『創る』(『造る』でもいいが)であって、『作る』ではない。

 

 

アクション大魔王
第2話 「今日も天気だ拷問日より」

 

 

 しゅこーっ


 ・・・・・・そんな怪しい音を立てながら一人の男が歩いていた。

 そして、緑色の液体の入ったコップ、どう形容していいかさっぱり分からない謎の物体が盛られた皿が乗ったキャリアーを運んでいた。


 しゅこーっ


 その男に続いて、もう一人の人間が角から現れた。

 その男は前を歩く男に声を掛けた。

「こんにちは、Sakanaさん」 しゅこーっ

「やは、E.Tクン」 しゅこーっ

「Sakanaさんが運んでるのは・・・・・・例のアレですか?

 コードネーム“MBMST”、“MBYF”・・・・・・」 しゅこーっ

「そうだよ。

 君もかい?」 しゅこーっ

「はい。

 “MBIT”と“MBRF”です」しゅこーっ

「・・・・・・そうかい。

 それにしても、これを運ぶときにはこいつは欠かせないよね♪」 しゅこーっ

「まったくです。

 聖教団技術開発部部長、通称“無機物の父”Sakana製ガスマスク・・・・・・。

 これがないとこいつらを運ぶ段階で俺らがやられちゃいますからね。

 それぞれの信奉する者のは別ですけど」 しゅこーっ

「そうだね」 しゅこーっ

「だけど・・・・・・

 アレだけは信じられません。

 よくEnopiさんはMBMSTを『美味い美味い』って飲めますよね・・・・・・・・・」 しゅこーっ

「・・・・・・まったくだな・・・・・・・・・。

 お、着いたぞ」 しゅこーっ

 ぎぃぃぃ

 扉が軋みながら開く。

 中には、10人ちょいの壮年(+老年)の男達がいた。

 彼らは、椅子に拘束され、何かのテレビ・・・・・・アニメを見ていた。

 いや、見ていたのではない。

 無理やり見させられていたのだ。

「うう・・・・・・」

「いやだよ〜〜」

「助けて、ママぁ」

「う〜ん、う〜〜ん・・・・・・。

 ああっ、ダイマジンが襲ってくるよ〜〜」

 ・・・・・・などと、情けない声で泣いている。

 それに、
 
「目をかっぽじってしっかり見ンかぁっ!!」
 
 と、怒鳴り散らす男がいた。

「おーい、Enopiさーーん」

「ん?

 おお、来たか。
 
 おい貴様らっ!
 
 32時間ぶりの飯だ!!
 
 ありがたく食えよっっ!!!」
 
 と言いながら、Enopiと呼ばれた男は懐に手を突っ込む。

 ゴソゴソとやって何かを取り出す。

 そして、取り出したモノを被った。

 それはもちろんあのガスマスクだ。

「はい、Enopiさん」

「これでOKですね。

 それじゃ後は任せますよ」

「OKOK。

 任せておいてよ。

 じゃ〜あにぃ〜〜」

 プシュー

 E.TとSakanaはさっさとその部屋から出た。

 逃げ出した、とも言う。

 そして部屋の中から、

「うぎゃああぁぁぁぁぁぁ」

 だの、

「死にたくないよ〜、死にたく・・・・・・ゲフっ」

 とか、

「あっ、赤い煙が・・・・・・!」

 それに、

「目がっ、目がっ!」

 と言う聞くだけでも恐ろしい悲鳴が聞こえる。

 それを、脂汗を流しながら聞いているE.TとSakana。

「・・・・・・いつ聞いても鳥肌が立ちますね、Sakanaさん」

「・・・・・・・・・・・・ノーコメント」

 

 

 一方その頃。
 
「をぉらっ、起きンかぁっ!!!」
 
 などと言いながら、百万 t ハンマーを振り回す青年がいた。

 そのハンマーはものの見事、椅子に寄っかかって、至福の表情で寝ている男の顔にめり込んだ。

 形容し難い、鈍い音が響いた。

 数瞬後。
 
「ってぇな、おらぁぁぁぁっっっ!!!」
 
 彼は起き上がった。

 ペシャンコに潰れた顔も、辺りに飛び散ったはずの脳みそも、再生・・・・・・・・・というか復元していた。

「・・・・・・やっと起きましたか、ドドンパQ会長」

「十二の翼ぁぁぁ、おまえかぁぁぁぁ〜〜?

 俺の至福の一時を邪魔するのはぁぁぁぁ」

 よっ、妖怪っ!?
 
 そう、十二の翼は思った。

「なっ、な、ななにやっても起きない会長が悪いんじゃないですか!」

 そんなドドンパQに必死の弁解を試みる十二の翼。

 しかしそんな物は通用しなかった。

「か〜ん〜け〜い〜な〜い〜なぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・。

 そうだぁぁぁぁ。

 君には罰として、一週間MBIT抜きの刑だ」

「そっ、そんなっ!

 それはいくらなんでもっ!

 それに、E.Tさんにどんな手を使ってもいいと!」

「これはもう決定事項なのだよ、十二の翼君。

 もしもこれが嫌なのなら、一人で朝鮮を落として見せてくれたまえ。

 それにだね、E.T君はそんなことは言いやしないよ。

 おそらくその後に小さな声で『責任は自分でとれよ』などと言っているはずだ」

「ぐっ・・・・・・!

 (有り得そうで反論できない!)」

 こうなったらもう『売り言葉に買い言葉』と言うもので・・・・・・

「いっ、いいじゃないですか!

 やってやろうじゃないですか!」

「その言葉を違えないようにね・・・・・・・・・(邪笑)」

 この時、朝鮮攻略は十二の翼一人が受け持つことに決定した。





 あとがき

 MBMST、MBYF、MBRF、MBITの説明。


MBMST:made by Megumi stamina drinkの略。

MBYF:made by Yurika foodの略。

MBRF:made by Ryoko foodの略。

MBIT:made by Ituki TIGENABEの略。


 ・・・・・・予想は付いたと思うけどさ。

 それじゃ、まあ、この辺で。