朝起きたら碇ゲンドウになっていた・・・・・






 
 



 


嗚呼、薔薇色の人生
〜ある男の悲劇と対策 IN 時ナデ〜

プロローグ





 
 


 
 




俺の名は神野耀貴(かみのはるき)。東京ビアトリス総合大学附属高校の3年生で、戦術科に所属していた。
入学試験の1つである感応適正テストは歴代4位という好成績だったのだが、
この学校を選んだ動機が家から歩いて2分もかからない距離に学校があった事と、
ビアトリスと感応できること自体、数千人に1人という貴重な才能という事だったので、
「自分にもあったらいいなぁ」などと簡単な気持ちで入学試験をうけたのだった。
つまり、自分に才能があることなどは知らなかった。それがまさか合格するとは・・・・。
そんな訳だったので、入学したはいいがやりたい事などは別に無かった。
授業は真面目にうけていたのだが、感応適正テストの事で目をつけられたりした為、
あまり目立ったことはしないようにと心がけていたので、成績は真ん中くらいを保っていた。
もちろん、家で隠れて訓練をしていたので、腕はなかなかのものだ。
そして今年、「ビアトリスの死天使」と呼ばれている少女が入学した。
何でも、世界で3本の指に入る実力の持ち主ということで、
周りの目もそちらに向き実力を隠す必要もなくなった。
そして晴れて来年から大学へ行く事が決まったのだが・・・・・・・。

「なぜ、朝起きたら碇ゲンドウになっているんだ?」

そう、碇ゲンドウになっていたのだ。
目が覚めて、布団から出て洗面所へ行き、顔を洗って鏡を見てビックリ!
そのまま1時間くらいは呆然としていた。

夢なら覚めて欲しかった・・・・・。

改めて周りを見れば部屋の造りも全然違う。寝ぼけていたとはいえ気づかなかった俺は馬鹿か?
とりあえず寝室に戻ってみると、日記帳を発見。
それを読んで、俺は再び呆然となった。
俺は確かに碇ゲンドウになっていた。だがこの碇ゲンドウは・・・・・








 





 


NERV総司令ではなく



 






 





木星連合優人部隊所属戦艦イザヨイ副長補佐
影護家生活支援係
の碇ゲンドウだった





作者後書き
はじめまして皆様。HLJINN(はるじん)といいます。お見知りおきを
この度、Actionに投稿する許可を戴き、こうして投稿する事になりました。
まだまだヒヨッ子ですが、どうぞよろしくお願いします。

ここで元ネタを知らない方に補足を
ビアトリスというのは、電撃文庫 岩田洋季著「護くんに女神の祝福を!」という小説に出てくる物質の事です。
誰にでも扱えるわけではなく、ビアトリスと感応できる能力が必要です。
原作の舞台である東京ビアトリス総合大学附属高等学校の入学試験も、数千人に1人しかクリアできない難関です。
感応することができれば、例えば水を凍らせたり火をだしたり物を動かしたりできます。
身体能力を強化したり、傷を癒したりする事も可能です。
また、ビアトリス自体意思を持っています。

優れたビアトリス使いであれば、戦車をパンチ1発でオシャカにしたり、
銃弾を逸らしたり、セクハラの腹いせにピサの斜塔を折りかけたり、
アメリカ海兵隊からなる1個師団をひとりで死者を出すことなく壊滅させたり、
アメリカの偵察衛星を撃墜したり、
「花が見たい」からと季節外れにサクラの木を満開にしたり、
破壊された建物を再生させたり、
お昼ご飯をつまむような気軽さで空が超高熱で歪み、発生プラズマが爆ぜ、
数百メートルにわたる範囲を燃やし尽くす炎の龍
を一瞬で創り出すことが可能です。
また、ビアトリスを使った痕跡をよみ、それをもとに相手を追跡する事もできます。

上記のことは全て、ビアトリスの死天使と呼ばれている主人公護くんの彼女が実際やったことです。

この話の主人公は、もちろんそんな事はできません。
生身でエステバリスと戦える程度でしょうか。

この世界にもビアトリスがある理由
元々、このナデシコの世界にもビアトリスは存在していたのですが、
ちゃんと研究をする人がいなかったため、
この世界でビアトリスを知っている人はいません。
もちろん扱える人間はいたのですが、
主人公のように特殊な訓練を受けたわけではないので、
ただ火を出すなど原始的なことしかできません。
しかし、それでも普通の人間にとっては畏怖を覚える力にかわりはなく、
18世紀にヨーロッパを中心に魔女裁判が起こり、沢山の人が処刑されました。
以後、このような力を人前で扱う事は禁じられましたし、また使う人もいなくなりました。
現在は力を持っているから殺されるといった事はないですが。
このような歴史をたどった事も、研究する人間がでてこない事に拍車をかけたのかもしれません。

次はいよいよ北辰が登場します。
主人公は無事に生活する事ができるでしょうか?
北辰を怒らせて「滅!」されたりしないでしょうか?
それは作者にも分かりません。お楽しみに
それでは皆様ごきげんよう