覇王大系・AKITOLEGENDアキトレジェンド


第4話  「別離、そして・・・異変」












 窓から差し込む朝日によって意識が覚醒していく。

 俺がアースティアに来て初めての迎えた朝だ。



 「ふぁ〜〜〜。よく眠れたな。やはり朝はどの世界でも変わらない・・・か。

  それにしてもあの激闘から時間的には一日程しか経っていないけど、

  あれから一体どうなったのだろうか?」



 俺は軽く屈伸しながら元いた世界の事を考えていた。



 『「グッモーニン、アキト兄!」』



 「あぁ、お早う。寝ている間何もなかったか?」


 『何もなかったよ。』

 「アキト兄が起きなかっただもん。何もないに決まっているよ!」



 「どういう事だ?」


 俺は少し訝しげながら聞くと


 「だってアキト兄なら少しでも異変感じると起きるでしょ。」

 『そうそう。アキト兄は常人とは違うもんね。』


 「おい・・・。俺を人外みたいにいうなよ。

 一般人よりちょっと感覚が鋭いだけなんだからな。」


 「嘘は良くないよ。アキト兄。」

 『そうそう。嘘つきは泥棒の始まりなんだから。』


 「お前らな〜〜〜〜〜!!」


 ディアとブロスのちょっと辛辣な言葉に、俺は少しムっとしながら反論しようとすると

 一階の方から人の気配が近づいて来るのを感じた為、


 「! ディア、ブロス。コミュニケの中に戻れ。」


 「分かった。」

 『了解。』


 コンコンッ

 ドアをノックする音が聞こえた後、


 「アキト様、お目覚めでしょうか?」


 「えぇ、起きていますよ。」


 「そうですか。朝食の用意ができましたのでお呼びにきたのですが・・・。」


 「わざわざ有り難うございます。準備ができ次第行きますので。」


 「分かりました、それでは。」



 俺は村長が用意してくれた服に着替えると朝食の場へと向かった。








 朝食を頂きながら俺は村長に尋ねた。あの人について・・・


 「そう言えば、ナジーさんを見かけませんが

 何処に行ったか知りませんか?」


 「ナジー様でしたら今朝早く村を出ていきましたが、何か?」



 (・・・マズいな。ナジーに元の世界に帰る方法が有るかを聞くつもりだったのだが・・・

 今のところ手がかりはナジーしかいないからな。何処に向かったか聞かないと。)



 そう思い、ナジーの行き先を聞こうとした処、


 「そうそう。ナジー様から手紙を預かっています。」


 村長は一通の手紙を手渡してくれた。そこには、短く



 『アキトよ。近い内に再び会う事になるじゃろ。

 その時に、お前の最も知りたがっている事を話そう』


 と書かれてあった。



 (恐らくナジーの”予知”にまた俺が関わっているという事か・・・。

 しかも『俺が最も知りたい事』・・・か。近い内に会えるのなら探す必要もないな。)


 手紙を読み終えた後、村長が


 「アキト様。これからどうなさるおつもりですか?」


 「昨日も話しましたが、『過去の記憶』に繋がる手掛かりを探す為に

 旅に出ようと思っています。この後、準備ができ次第出発しようと思っていますが。」


 「少しだけ待っていただけませんか?」


 「? 構いませんが・・・。」


 「では部屋で待っていて下さい。後でお呼びいたしますので。」



 少し疑問に思いつつ部屋に戻り出発の準備をしていた。

 準備といってもこっちの世界に跳ばさせた時に持っていたモノは少ないのでスグに終わったが・・・



 俺は手に持っていたDFSに目を向けながら、



 「殆どエネルギーは残ってないな・・・。恐らく秘剣の類を使おうとすれば一発で無くなる。

  そうなったら、後は”昂氣を使った刃”しかない・・・か。しかし、使ったのは一度だけだからな

  それも一瞬のみ。どの位使えるか分からないし、DFSが何時まで耐えられるかも分からないな・・・。」



 俺はそんな事を考えていた。



 それから暫くして、村長から呼ばれた為に思考を中断し部屋を出て村長のもとへと向かった。

 どうやら村長以外にも数人いる事が気配から分かった。


 (一体、村長達は何をしたいのだろうか?)


 そんな事を考えつつ向かった先には、


 「お待たせしました、アキト様。どうかこれらをお受け取り下さい。」


 村長が示したテーブルには少し大きな袋とリュックらしきものがあった。


 「これは一体何ですか?」


 俺の問い掛けに村長の近くにいた青年は、


 「昨晩村長から連絡を受けましてちょっとした会議があったんですよ。」


 「そこで『アキト様の旅に少しでも役に立つモノ』は何がいいかって

  話がありましてこれらを準備しました」


 続けて話してくれた女性の会話を聞き、俺は少し慌てながら


 「そんな事して頂かなくても――」


 「村を野盗から救って頂いたのです。もし貴方がいなければこの村は無くなっていた・・・

  ですからこれぐらいのお礼は当たり前の事なのです。どうかお受け取り下さい。

  あ、もちろん全村民承諾していますので安心して下さい。」



 俺の話を遮るかのように村長が話してくれた。さすがに此処まで言われると断りにくく、

 仮に断ったら断ったで、準備してくれた村人達に悪いと思い受け取る事にしたのだが・・・



 「それでリュックと袋の中身は一体なんなのですか?」



 「リュックには非常食と地図、その他旅に役立ちそうなものを入れて置きました。

  非常食は、味は・・・あまり良くないかも知れませんが日持ちがします。一ヶ月分程度はありますので

  餓える事はないかと思います。後は地図には周辺の村や街が乗っていますので

  今後の旅に少しは役に立てて下さい。」



 「こちらの袋には何が?」


 「路銀じゃよ。旅をするにはお金が必要じゃからな。」


 俺はその袋を持ってみるとかなり重い。


 「一体いくら入っているんですか(汗)。かなり重いんですけど・・・」


 「2万GGゴルゴル程入っていますが。」


 「2万GGゴルゴル



 俺は声を上げた。昨晩とのナジーの会話でこの世界の通貨単位を聞いていたためこの額には驚いた。


 ちなみに”1ゴルゴル”はこの世界アースティアでパン一個買えるぐらいの値段だそうだ。

 つまり元の世界の基準からすると”1ゴルゴル=100円”位だ。2万GGだと200万円という計算になる!



 「そんな大金頂く訳にはいきません!」



 俺は当然の如く断った。いくらなんでも額が大きすぎる! しかし・・・



 「あまりお気になさらないで下さい。このお金は昨日アキト様が掃討した野盗共の報奨金なのです。」


 「報奨金・・・ですか。つまり奴等野盗共は賞金首だったという事ですか?」


 「はいその通りです。ですからアキト様が

  気にする必要は全くありません。どうぞお受け取りください。」


 しばらく考えた後、


 「・・・何から何まで有難うございます。」


 俺は村長たちの頭を深く下げながらお礼を述べた。










 「それにしてもアキト兄。結構な荷物になったね。」


 「そうだな。村人達には感謝しきれないな。」



 俺たちは今後の方針を決める為、ジャンプ・アウトした場所神殿に 戻りながらディア達と話しをしている。

 ほどなくして神殿の入り口に着く事ができた。



 「しかし本当に良くカモフラージュされているよな。

  ここまでするという事はやはりこの神殿には何かあるのだろうか?」



 『そうだね。どう見てもこれが出入り口だとは気付かないよね。』



 しかし、いくら悩んでも答えが出るわけでもなく、

 疑問が残ったまま俺は神殿への入り口へと入って行った。



 暫く長い階段を下りながらディア達と何気ない会話をしている内に

 ブローディアディアとブロスの本体 が安置してある空間に着く事ができた。



 そして、ブローディアの元に向かいながら俺は天井を見上げていた。



 「やっぱり此処からだと外が見えるな・・・。一体どんな仕掛けになっているのだろうか?」



 (中から見えて外から見えない・・・か。

  やはり何かしらの意図があって造ったのだろうな)



 そんな事を考えながらブローディアのアサルトピットを開けて受け取った荷物などを放り込んだ。



 「とりあえず、荷物はここに入れとけば大丈夫だろう。 後は―『アキト兄!あれ見て!!』」


 俺の言葉を遮るかのようにブロス叫んだ。



 そして俺はブロスが示した場所―ちょうど扉と正反対に位置する場所に

 一つの祭壇らしきモノがあるのが俺の目に入ってきた。



 「なんだあれは?! あんなモノは最初此処に出た時にはなかったはずだが。

  お前達は見覚えがあるか?」


 「ううん。見覚えが無いよ。一体あれ何?」


 「わからない・・・。何かの祭壇のようにも見受けられる・・・

  ちょっと近づいてみるか」



 俺は細心の注意を払いながら祭壇らしきモノに近づいって行った。



 すると祭壇らしきモノには、


 「カード?」

 『何かの札みたいだよね。』


 二人の言う通り、祭壇の上には一枚のカード が置かれてあった・・・。

 しかもそのカードは淡い光を発していて神秘的にも見えた。


 「一体これは何なんだ?」



 俺はさらに近づきカードをよく見てみた。


 カードの大きさは一般的なトランプより若干大きく、厚みも5mm程度はある。

 また表面にはなんらかの紋様が施されていた。そして文字が書かれていたのだが、



 「”リュー”だと?!。」



 そうカードには”リュー”の文字が書かれてあったのだ!!

 それを見て俺は昨晩のナジーの会話を思い出していた・・・。



 ”リュー”は剣や宝玉など 様々なアイテムに封印されている。



 「これがそうだと云うのか?しかし、ナジーの話ではカードの事はなかったはずだが?これは・・・」



 俺は目の前にあるカードから目を離せないでいた。



 『でもアキト兄。それ以外は何にも書いてないよ。』

 「そうだよ。もしこれが”リュー”を封じ込めているアイテムだとしたら

  職業も名前も書かれていないのはおかしくない?」



 二人の言葉を受けるまでもなく俺もその疑問は感じていたいた。何故なら、



 人間等に様々な職業や名前があるように”リュー”にも

 様々な職業・名前がある。儂でも把握しきれてはいない程

 の種類があるのじゃ。



 そう、確かにナジーはそんな事を話していたのを俺は覚えている。

 ナジーが嘘を付くとは思ってはいないが、現に目の前にあるモノには書かれていない。



 一体どういう事なのだろうか?



 「ねぇねぇ、アキト兄。」


 「何だ?」

 『もっと近くで見たいからカードを取ってよ。』



 俺は一瞬躊躇した・・・。触れることで何かが起きるような不安に駆られたからだ。

 しかしカードを詳しく観てみたい”と云う興味の方が勝っていたために カードを眼前に持ってきた。



 「ふ〜ん。何らかの力を感じるが特別これといったモノはな・・・。

  ディア、ブロス。お前達はどう思う?」



 「『・・・・・・・・・・・・・・・』」



 問い掛けに何も答えないない二人に疑問を感じた俺は

 もう一度コミュニケに向かい二人に呼びかけてみたが・・・



 「ディア!、ブロス! どうした? 俺の声が聞こえないのか?!」



 しかし、コミュニケからは何の反応もなかった。

 さっきまで普通に会話していたのに・・・。

 一体・・・何故?



 その時、俺はコミュニケが淡い光を発しながら明滅している事に気が付いた!



 「なんだと?!」



 俺がその光景に見入っている間もコミュニケから発せられている光は、

 徐々に強く、そして激しく明滅し始めていく。



 その時、俺の視界に別の光が入ってきた。それは・・・


 「カードの光も明滅しているだと?

  先程までは何にも起きていなかったのに――まさか?」



 俺はコミュニケとカードを同時に見比べた。

 すると光の差の違いはあれど、明滅が同じ間隔で起きている事がわかった。



 「まさかカードとコミュニケが同調し始めているというのか?」


 そんな疑問を持ち始めた刹那、カードとコミュニケが俺の手を放れ

 上空に浮かび上がったと同時に強い光を発し一つの球体となった!!



 しかし、俺の驚きはこれだけでは終わらなかった・・・


 カードとコミュニケが一つとなり光を発しながら上空で浮遊しているのを半ば呆然として見ていると

 腰に下げたDFSがまるで意志を持ったかのように俺の元を離れある所へと飛んでいった。



 その先には・・・



 「何故、ブローディアの足下に先程まで無かった幾何学的な陣が出現しているんだ?」



 そうDFSの向かった先――ブローディアディアとブロスの本体に目線を向けると

 ブローディアを中心にして見た事もない円形の陣が眩いばかりの光を発し現れていたのだ!



 しかも大きさも半端ではなく半径50mぐらいはあるモノで更にその陣には、

 幾何学的な文字や図形やらが至る所に記されていた!!



 そしてDFSがブローディアの顔の位置に達した時、

 そのは更なる強き光を発しブローディアとDFSを光の膜で包み込む!



 ブローディア等を包み込んだ光の膜は徐々に小さくなっていき、一つの光の玉となっていく。

 そしてカードとコミュニケが一つとなったものに吸収される様な形で消えていった・・・



 俺は為すすべもなくその光景を見ているしかなかった・・・



 暫しの時が過ぎ、上空にあったモノがゆっくりと俺の元に舞い降りる・・・

 手に取ると光が収まり一枚のカードが姿を現した。そこには・・・



 「カードの紋様が変化している。が・・・文字は以前と同様”リュー”しか記されていない・・・ それよりも

  俺の責任せい・・・なのか。あの時、カードを手に取らなければ二人は消える事は無かったのか?」



 何の前触れもなく突如として家族ともいうべき二人を失った俺の心には悲しみだけが残った・・・



 しかし、皮肉にも運命というものは俺に悲しむ時間さえ与えてはくれなかった。

 カードが安置されていた祭壇の下から異様な程の殺気を感じたのだ!



 俺が殺気を感じその場から飛び退いたその刹那!




  ドガァァァァァァァァァァァンッ!!




 凄まじい爆音・爆風と共に見た事もない異形のモノ数体が地下から出現した!


 それは、大きさはエステ並み程で人型ではあるのだが、胴体というべき部分に巨大な一つ目が存在するモノだ!!



 「何だこれは?! 昨日見たソリッドとは明らかに形状が違う。

  何よりもコイツらからは人間とは質の違う邪悪な意志というモノが感じられる!

  まさか? これがナジーが言っていた”リュー”だと云うのか?!」



 出現した異形のモノ達はこの地に出た事を喜ぶかのように叫びだした。




殺セ!  焼キ尽クセ!


      全テノ者ニ死ヲ!! 


            破滅ドゥームノ ヨミガエル時!!! 





 そして、異形のモノ達が放つ殺気が俺に向けられて放たれた!



 殺気の度合や形状から、昨日戦ったソリッドとは比べモノにならぬ程強いという事を、

 そして此奴らを外に出すという事が如何に危険かと云う事を俺は直感的に感じ取っていた・・・



 「っく。奴ら俺を殺したいらしいな・・・

  しかし、訳も分からずこんな所で殺されるわけにはいかない!!」



 俺の意志に呼応するように、身体には蒼銀の輝きを持つ昂氣が纏い始めていた・・・













 何の前触れもなく二 人ディア・ブロスを失ってしまったアキト。さらに追い打ちをかけるように地下から現れた異形のモノ達!

そして、其奴らとの戦いの最中に危機に陥るアキト。その時 カードに新たなる文字が刻み込まれる!!








次回:   覇王大系・AKITOLEGENDアキトレジェンド


第5話  「新たなる力(仮)」












 後書き(という言い訳)



  どうも”時の番人”です。『アキトレジェンド』第4話どうだったでしょうか?


  今回はアキトの身に起き始めたことについて書いたのですが・・・、自分でいうのもなんですが

 もっといい描写や構成の仕方があったのではないかと今更ながら反省している次第です。


  しかし、現状ではこれ以上の話は書く事ができないと判断し、この型で投稿となりました。

 勿論、何度も推敲はしました。色んな批評があるかとは思いますがコレが限界です。ご容赦下さい。


  また、本当はもう少し早く投稿する予定でしたが、アクシデントがありましてこの時期になりました。

 実は我がPCが突如クラッシュしてしまいまして、全てのデーターが吹っ飛んでしまったのです。(泣)


  そのため、このような作品にも関わらず感想をいただいた方の貴重なメールまでも損失してしまい、

 名前を掲載する事ができませんでした。申し訳ありません。


 メール及び掲示板で感想を送ってくださった方、誠に有難うございます。


  次回、第5話は2度目の戦闘書きになるのですが現在、四苦八苦しながら執筆しています。

 場面は想像できてもいざ形に持っていくのは大変です。投稿はでき次第したいと思っています・・・


 仕事の関係上詳しい期日は申し上げる事ができません・・・。早く仕上げたい気持ちはあるんですが。


 では、これにて失礼いたします。時の番人でした。

 追伸:

    ご指摘・御指南があればよろしくお願いします。(特に文章表現等について)

 

 

代理人の感想

代理人道心得ひとぉーつっ!

 

と、取りあえずお約束をかましたところではじめまして。

以後よろしく。

さて、文章の間違いですが・・・・

 

>俺がアースティアに来て初めての迎えた朝だ。

「初めての朝」「初めて迎えた朝」のいずれかでしょう。

 

> 「アキト兄が起きなかっただもん。何もないに決まっているよ!」

「起きなかったんだもん」ですね。

 

> 「そうですか。朝食の用意ができましたのでお呼びにきたのですが・・・。」

「お呼びにまいりました」と、敬語を続けた方が自然ですね。

 

> 俺は村長たちの頭を深く下げながらお礼を述べた。

村長さんの頭を下げてどうします(爆)。「村長たちに」ですね。

それと敬語表現と普通の表現がちぐはぐになっていると違和感があります。

「俺は村長さんたちに頭を深く下げながらお礼を述べた」

「俺は村長たちに頭を下げながら礼を述べた」

のどちらかに統一すべきかと。

 

> 「何故、ブローディアの足下に先程まで無かった幾何学的な陣が出現しているんだ?」

「先ほど」と言うのは文語的表現なので、会話で使う場合は丁寧な会話でないと違和感があります。

いつも丁寧語で会話する人(例えば執事)とかでない限り、会話文では使わないかと。

この場合は「さっきまでなかった」でいいと思います。

 

> しかも大きさも半端ではなく半径50mぐらいはあるモノで更にその陣には、幾何学的な文字や図形やらが

「あるモノ」としてしまうと文章の流れが悪いですね。

「半径50mくらいはあり、さらに・・・」乃至は「半径50mくらいはある代物だった。更に〜」

とするのがベターかと。

 

> そして、異形のモノ達が放つ殺気が俺に向けられて放たれた!

「俺に向けられた」か「俺に向けて放たれた」ですね。

 

> 俺の意志に呼応するように、身体には蒼銀の輝きを持つ昂氣が纏い始めていた・・・

「纏う」と言うのは纏う人間が主語、纏われる服などが目的語になる動詞です。

ですので「身体は(が)」「昂氣を」「纏い始める」と

「身体」を主語、「昂氣」を目的語とした文章の形にする必要がありますね。

 

 

こんなものでしょうか。