覇王大系・AKITOLEGENDアキトレジェンド


第6話  「廻り始める歯車・・・」













 目の前に出現した”魔法陣”に、俺は警戒を強めつつ、距離をとり見ていた。



 「破滅の巨像ドゥーム・ゴーレムを倒した後に出てきたものか。それにしても、あまりにもタイミングが良すぎる。

  ディア、ブロスお前たちにはコレが何か判るか?・・・って見えるわけないか・・・、カードの中にいるんだしな。」



 〈見えるよ、ブロスは?〉

 《僕も見えるけど、・・・あの魔法陣の事だよね?》



 「・・・・・・・・・何で見えるんだ?」



 〈何でって言われても、ねぇ。〉

 《そう、見えるものは見えるんだし、いいじゃない。》



 「・・・・・・そういう問題・・・なのか。まあ、見えているなら、改めて聞くけど、アレが何なのか分かるか?」



 〈・・・・・・・・・さっぱり。〉

 《一体何なのだろう? 魔方陣も、

  床に描かれているんじゃなくて、空中に立体的に浮かんでいるし。》



 ブロスの言う通り、規模こそ、ブローディアをリューへと変貌させた魔方陣よりは、遥かに小さい。

 しかし、形が異様なのだ。その魔法陣は、円錐形のような形をし、更に空中に浮かんでいる。

 そして、その中には見たこともない文字や記号が、所々に刻み込まれている。



 やがて魔法陣は、徐々にその形を変えていき、一つの物体を創り上げた。それは・・・



 「”剣”・・・? 鞘付きのようだけど、何故こんなものが?

  まさか、また”リュー”が出てくるとでもいうのか?」



 〈アキト兄、それはないと思うよ。〉

 《僕もそう思う。コレは、”リュー”を封じ込めているアイテムではないよ。何となくだけど。》



 「おまえ達は、何故、そんな事が分かる?」



 〈カードの中に取り込まれたとき、私たちは色々な知識を得る事ができた。〉

 《勿論、”リュー”に関する事もある程度知りうる事ができたんだけど、

  知り得た知識では、コレに関するような事は何も・・・》



 「結局何も分からずじまい・・・か。い―っ!!」



  俺は、その先の言葉を、つむぐ事ができなかった。

 なぜなら、その”剣”がいきなり消え、そして俺の目の前に突然、姿を現したからだ!



 《〈アキト兄!早く下がって!!〉》



  ディアとブロズの叫びも、俺の頭には入ってきていなかった。

 そして、”剣”に導かれるように俺は、眼前にある剣の柄を掴んだ。



  すると、”剣”が一際眩い光を発すると同時に、無数の光の粒子と化し、俺の身体を覆う・・・




  《〈アキト兄!!〉》




 二人ディア・ブロスの絶叫が俺の頭に響いた・・・。だが、



 「・・・大丈夫だ二人とも、俺はなんともない。しかし、これは・・・甲冑?」



 そう、俺の身体を覆った光の粒子は形を変え、身を護る甲冑へと変貌していた。



 〈色は・・・アキト兄の性格でも読みとったのかな?

  幾分装飾はされているけど、リューブローディアと同じ”漆黒”なんだね。〉



 《重装備・・・と言うわけでなく急所等を防御するって感じだよね、それ。》



  二人のいう通り、俺が纏っている”甲冑”は、見た目には”重装備”とはいえない。

 装着している部位は、両前腕部、両下腿部、胸郭と背中の上半分で、

 他に、少し大きめの肩当てが付いている。それに、胸郭の中央には

 何を形取ったのか分からないが、一つの紋章がある。


  それ以外の部位というと、頭部を除いて、漆黒の布地で覆われている。

 が、その下地となっている布のような物も、見た目とは裏腹に、かなりの防御力が

 あるように感じられた。更に、


 「左腕に装着されているのは・・・”盾”だな。それほど大きくはないが。」


  左前腕部後面には、やや細長で六角形の形をした”盾”が付いていた。

 そして、手の方に向かって一本の棒らしきものが出ている。



 〈アキト兄。盾の先に付いている棒のようなものは何なのかな?〉

 《それに、左手の甲の部分に”宝玉”みたいなモノも付いているけど・・・》



 「いや、そんな事いわれても。俺も今起きた事態の把握ができていないし。

  逆に、俺の方が聞きたいぐらいだよ。」


 そんな時、宝玉が鈍い光を発した。


 「・・・・・・なる程、そう言う事か。以外と便利なモノだな。」


 〈? アキト兄、一体どうしたの。なんか一人で納得しているみたいだけど・・・〉


  俺は、ディアの質問に対し、盾の先端にある棒を掴み、引き抜こうと力を入れた。

 すると、盾の一部と一緒に棒がとれ、そして、花が咲くかのように盾の一部が展開し、

 あるものを出現させた。それは・・・



 《剣になった?》



 ブロスのいう通り出現したのは、厚みのある刃渡り1M程ある、白銀色の”両刃の剣”!

 そして、剣の両腹に見た事もない一対の”紋章”が刻み込まれていた!!


 俺は、その剣を眺めながら、二人に対し説明を始めた。


 「さっき宝玉が光った時に、剣も含めて、この武具等に関する使い方が、俺の頭に流れ込んできた。

  その一つとして、俺が持っている剣の出し方をやって見せた。本来は引き抜くと同時に

  刀身が出現するけど、おまえ達にも分かりやすいようにやってみせたって事。」


 そう言いながら、俺は刀身を消し、花が閉じた状態に似た柄を盾に閉まった。


 〈持ち運びに便利だね、その”剣”。威力は不動の利剣ヴァジュラと比べてどうなのかな?〉


 「ん・・・? 何だその不動の利剣ヴァジュラってのは?」



 《ブローディアの新しい”剣”の名前の事だけど・・・》



 「・・・・・・・・聞いてないのだが(怒)」


 《〈・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)〉》



 僅かばかりの怒りの感情が含まれた言葉で、俺は二人に聞き返したが、

 返ってきたのは長い沈黙だった。そして、


 《〈ゴメン(なさい)〉》


 「・・・まぁ、いい。状況が状況だったからな。しかし、名前が変わったって事には、何らかの意味があるのか?」


 〈うん、それはね・・・・・・〉




 俺の問いに対して2人の答えは、少なからず俺を驚かせるものだった!


 「まさか、そんな機能が付加されているとはね。以前の世界の技術では恐らく無理だな・・・。」


 《私もそう思う。その機能を付加した”存在”も、同じく、凄いなと思うけどね。》


 「そうだな・・・・・・・・・。」




 〈あ、そうだ!話がそれちゃったけど、その”武具”には、他にはどんな仕掛けカラクリがあるの?〉


 それた理由が、二人にあった事など忘れたかのように、ディアが再び質問してきた。


 《そうだよ。もったいぶらずに教えてよアキト兄。》


 「それが、色々あってな。残りは旅をしながら説明するよ。

  まあ、他にこういった機能もあるけどな。」


  俺は、左手の甲にある宝玉に、軽く意識を集中すると宝玉が輝きだし、

 足元にあった荷物等が、宝玉の中に収納された。


 「・・・という訳。荷物の持ち運びにも便利なんだよね、この武具。

  出すときは、必要なモノを『願えば』、ソレが出てくるという仕組みらしい。」



 〈この神殿って一体どんな目的で造られたんだろうね?〉

 《そうだね。カードが置いてあったりブローディアをリューへと変貌させるし、

  終いには、アキト兄が手に入れた武具・・・だもんね。》



 「確かにそうだな。おまえ達ならば知っていると思ったが、話しぶりからすると

  そうでもないみたいだな。」



 〈うん・・・、私たちが、カードから与えられた知識はこの世界の事と”リュー”。

  そして、アキト兄が戦った、破滅の巨像ドゥーム・ゴーレムに関係する事柄ぐらいだよ。〉


 「まず、破滅の巨像ドゥーム・ゴーレムに関係する事を訊かせてくれ。」


 《分かった。それと、実際に映像も交えるね。その方が、アキト兄も分かりやすいと思うから。》


 「そんな事ができるのか?」


 〈うん。でも、視覚でじゃなくて、アキト兄の脳に直接送る感じになると思う。

  後、映像もカードにあった記憶で断片的なモノだから。〉


 そういうとカードは、俺の手から放れ、額付近で止まった。


 〈それじゃアキト兄、軽く目を閉じて。始めるから〉


 ディアのいう通りにすると、映像が俺の脳裏に流れてきた。



  二人の話は、大まかに次のような内容だった。






  アースティア世界の時間軸にして、約500年前に、この世界、全てを巻き込んだ戦いがあった。

 それは、アースティアを恐怖の底にたたき込んだ、”闇の覇王”と呼ばれし存在を中心とした魔族が、

 世界アースティアを支配しようと起こした戦い。



  ”闇の覇王”の名は、『ウォーム・ガルデス』。金属を感じさせる外皮に、巨大なボディー!

 さらに六対の足を持つ存在!! 外見的には、ムカデのような下半身の先に、人型の上半身

 が付いた形ともいえる。そして、巨大な上半身の胸部には、大きな口と2つの目が存在する。

 全長は、少なく見積もっても、ゆうに200Mは越える程の存在!

 その力は強大で計り知れなく、破壊の限りを繰り返した。



 「こんなものが存在していたのか・・・。映像からだけでも、その強大さが感じ取れる。

  考えたくもないが、こんなのが元いた世界に現れたら、現存の兵器等で太刀打ちできるかどうか・・・」



 俺のつぶやきをよそに、更に映像と説明が続いていく・・・



  闇の覇王ウォーム・ガルデスを中心とする”闇の側”魔族に対し、俗に”光の側”と称される

 人間・エルフ・ドワーフ等の『時の英雄達』は、”リュー”を駆り、死闘を繰り広げていく。



  だが、魔族等も”光の側”と似たような力、俗称”破滅ドゥーム”と呼ばれるモノで応戦していく。

 その中で、闇の覇王ウォーム・ガルデスの強大な闇の力で動いていて、乗り手を必要としない”破滅ドゥーム”、

 つまり、俺が先程の戦闘で破壊したものの俗称が 、”破滅の巨像ドゥーム・ゴーレム” というものらしい。



  長きに渡る戦いの末に、”光の側”は勝利する事ができた。多くの犠牲を払いながら・・・。

 ただ、闇の覇王ウォーム・ガルデスは完全に滅ぼす事ができず、に封印するような形での決着となった。



  しかし、破滅の巨像ドゥーム・ゴーレムは、主が封印された後も動き続けたために、

 破壊できなかったものは、アースティアの至る所に封印された――ということらしい。






 「ふぅ〜、闇の覇王ウォーム・ガルデスを封じたのがあそことは・・・ね。

 さらに、”消滅”ではなく”封印”・・・か。それに封じた場所が”あの場所”とは。何で、ある意味、あんな目立つ所に?」


 〈さあ?そこまでは、私たちも分からないよ。〉


 「それと、記憶にもあった通り、この神殿は、破滅の巨像ドゥーム・ゴーレムを封じ込める為に造られたんじゃないのか?」


 《それは無い・・・はずだよ。記憶では、封じるときには、この神殿が既に存在していたみたいだから。》


 「・・・そうか。しかし、”リュー”は、闇の覇王ウォーム・ガルデス等と戦うために造られたのだろうか?

  見せてもらった記憶だけだと、そう感じる事ができるんだけど・・・」


 〈私たちも、”リュー”に関しての知識は与えられたけど、造られた目的等は、何故か、抜けているようなんだよね。〉

 《こっちから見ようにも、何らかのプロテクトが掛けられているみたいで、見れないんだよ。》


 「肝心なところは分からずじまい・・・か。さて、これからどうするか・・・。

  まず、ナジーに会わなければならないけど、何処にいるか分からないしなあ。」


 〈とりあえず、近くの街にでも行ってみようよ。他に必要な物資とかあるかもしれないし。〉

 《そうだよ、まず動いてみなきゃ。ナジーの手紙にも、”近いうちに会える”ってあったんだから。》


 「そう・・・だな、貰った地図もある事だし、この世界を、自分の目で見るのも必要だしな。」


  カードを宝玉に収めようとして、ふと、ある事に気づいた。


 「カードをしまったら、お前達は、外部と遮断されるのか?」


 〈う〜ん、どうなんだろう?〉

 《実際に、しまってみない事にはなんとも・・・》


 そこで、俺は実際に、カードを宝玉の中に閉まってみた。


 「どうだ、俺の声が聞こえたり、外の景色が見えるか?」


 〈うん、バッチリ! アキト兄の声も聞こえるし、外も見えるよ。〉

 《アキト兄こそ、僕たちの声が聞こえる?》


 「あぁ、大丈夫だ。はっきりと聞こえる。

  これで、一応、憂いも消えた事だし、一旦外に出よう。」


 出口に向かおうとした時、突如として、周囲の景色が不鮮明になっていく!


 「っく! 一体何が起きている?」


 言葉を発した直後、視界が真っ白となった・・・。










 「・・・・・・つ〜〜、何だったんだ今のは?」


  俺は、頭を振りながら、状況を把握しようと周りを見渡した。そこは見覚えのある景色だった。

 ただ一つ、異なる点を除いては・・・


 〈な、何、今の? いきなり周囲が白くなったみたいだけど・・・〉


 「神殿から出された・・・」


 《は?それってどういう・・・》


 ブロスが、間抜けな声で返答するのを聞きながら


 「こっちが理由を聞きたいぐらいだよ。とにかく外、見て見ろよ。」


 《〈・・・・・・・・・・・・へっ?!〉》


 〈・・・ここって・・・どこ? アレ? さっきまで神殿の中にいたんじゃ?〉

 《・・・どうして、こうも次から次へと、とんでもない事が起きるかな〜。》


 二人の言葉は、まさに今の俺の心情そのものだった。


 でも、まあ、驚いてばかりもいられないし(慣れてしまったともいうが)、

それにもまして、現状把握が大切だと思い、二人にある事を問いた。


 「この場所、おまえ達は見覚えないか?」


 〈ここは・・・神殿の入り口?! でも・・・〉

 《肝心の入り口が・・・ない?! 周辺の木々や岩なんかは、全く同じなのに。》


  そう、確かに周囲の景色は、神殿への入り口だったはず。見間違えとも思ったが、二人とも

 同意見という事から、少なくとも俺の見間違い・・・という事はないようだ。


  しばらく、森の中を探索してみたがやっぱりというか、入り口らしきものは全く発見できなかった。


 「やっぱり、入り口らしきものはないな。まあ、神殿には、コレといって他に用事がなかったから良かったが。」


 〈とり合えず、少し大きな街に移動しようよ。この世界に、少しでも慣れなきゃいけないんだからさ。〉


 「確かに・・・。地図もこの近辺しか載ってないし、旅をするのにも、もっと詳しいのも必要だな。」


 地図の中で、取り分け先程の村から一番近く、かつ大きな街を目指そうとしたのだが・・・。










 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






 「・・・・・・なんなんだ、この広さは?見渡す限り、荒野じゃないか・・・。」



  俺は疲れた・・・といった感じで、言葉を出した。

 出発してから、かれこれ3日が経過していた。地図を持っていたのに何故?という疑問があるかと思うが、それは・・・



 〈それにしても、アキト兄ってトラブルに好かれやすい体質なのかな?〉

 《ホントに。予定なら、街に到着していても可笑しくないのに・・・》



 「言うな・・・・・・・・。ますます疲れてくるじゃないか。」



 俺は、大きな溜息をしながら、眼前の荒野を見ていた。




  神殿からはじき出されたあの後、街を目指すために森を抜け出た時、眼前の光景に俺たちは絶句した。

 見渡す限り、だだっ広い荒野が広がっていたのだ。また、所々には大きな岩山が点在しているのが見える。


  最初は、村の反対側にでも出たものと思い、森の周りを一回りしてみたのだが・・・・

 村などは何処にも存在していなかった。それどころか、人っ子一人すら見当たらない光景だった。


 この事から、何が起きたのかは、今までの経験から容易に想像する事ができた。

 想像したくはなかったが、それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







 また・・、跳ばされた!!







 と、いう事である。


 巨大な剣アースブレードが見える事から、また別な世界・・・という事態だけは避けられた事が、唯一の救ではあったが。

 その為、この状況では地図は役に立たないわけで、とりあえず巨大な剣アースブレードを目指して行動を開始しするが、

 結局村などは見つからず、3日が経過し、現在に至るわけである。

 せめて、景色を楽しみながら・・・なんてのは眼前の光景からは期待できないのも、疲労が増す原因の一つでもあった。






 〈それにしても、いきなり前途多難だね・・・アキト兄。〉

 《この分だと、相当の覚悟はしていた方がいいかもね。》


 (・・・まぁ、食料等に関しては当面問題がない。が、何時までもこのままでもいけない。どうしたらいいか・・・)


 俺は、ちょっとした岩場の影で、二人の話を聞きながらそんな事を考えつつ、空を眺めていた。









 綺麗な空だった。何処までも広がる青い空・・・、そして様々に形を変える白い雲々。


 そんな時、ブロスがおかしな事を言った。それは、


 《あれって、何かな? 流れ星? でもこんな日中からなんて。》


  俺は、ブロスの指す方向 ― 遙か上空を見上げた。確かに、そこには一筋の”光”がある。

 しかし、さっきまではなかったモノなので、少し訝しげに見ていたが、やがて驚愕へと変わっていく!


  〈”光”が転進したよ! 更にこっちに向かって来ているよ、アキト兄!!〉



  ディアが叫ぶと同時に、俺は戦闘態勢をとった。

 そして、視界に入って来たものは、一対の大きな純白の翼を持ち、

 真紅を基調としたボディを持つ巨人だった。



 巨人は俺の上空で制止し、観察するかのように見下ろしていた。


 〈アレは・・・”リュー・ワルキューレ”。何でこんな所に・・・〉


 俺は、ディアが”リュー・ワルキューレ”と呼ぶモノに注意を払いつつ、思念で二人に問いた。


 〔アレも”リュー”の一種・・・か。”ワルキューレ”と言っていたが、それが職業の名か。〕


 《うん・・・。そして、乗り手は”女性”だよ。アキト兄、間違いなく。》

 〈何故なら、”ワルキューレ”は女性しか乗り手に選ばないんだ。更に、職業としては戦士系に分類されるんだよ。〉


 〔なるほど・・・ね。乗り手の事はともかく、武器をみればおおよその見当はつくがな。〕



  俺への観察が終わったのか、それ以外の理由があるのか分からないが、

 ”リュー・ワルキューレ”は降下を始め、大地へと降り立った。そして、右手に持つ武器、

 身体の大きさから判断して、レイピアらしき細身の剣の切っ先を俺の方へ向けた。



  その行動に対し俺は、ブローディアリュー・ソルダートをいつでも召還できるように、

 左手の”宝玉”に意識を集中させ始めた。宝玉も呼応するように、淡い光を灯し始める。



  それを知ってか知らずか、”リュー・ワルキューレ”から、否、その乗り手から言葉が発せられた。


 『・・・あなたが、”アキト・テンカワ”だね?』


 「(確かに女性の”声”だな・・・)確かに、その通りだが何故俺の名前を知っている?

 それに、人に名を尋ねる時には、まずは、自らの名を証すのが礼儀だと思うのだが。」


 『それは、後で話すよ。それよりもボクと戦ってくれない? ”リュー”を持ってるんでしょ?』


 「!! ・・・何故君がそんな事まで知っているかは知らないが、俺には君と戦う理由がない。」


 『”ナジー”の居場所知りたくない?元の世界に帰りたくないの?』



  先程の”リュー”に対する発言にも驚いたが、この言葉には心底驚いた。何せ、この乗り手は

 少なくとも、俺が異世界の人間である事を知っている。どこで、どんな形で知り得たのか、頭の中はそんな疑問で一杯だった。

 勿論、この二人も同じようだったが・・・



 〈この人、一体何者?なんでそんな事まで知っているの??〉

 《アキト兄が、異世界から来た事まで知っているなんて・・・。この世界では”ナジー”しか知らない事なのに!!》



  幾つかの予想はあった。しかし、確証がないため、所詮は、只の予測にすぎない。

 それに、どうやら目の前の乗り手は、少なくとも何らかの情報を持っている事は確かだ。

 そこで、俺は提案に乗る事にした。



 「君がどんな目的を持っているかは、聞くつもりはない。

  だが、俺が勝ったら、”ナジー”の居場所を含めて、疑問に答えて貰うぞ!」


 『いいよ、勝てたら・・・ね♪』


 そういうと同時に、大きな純白の翼を羽ばたかせ、上空へと飛び上がった。



 俺も、カードを取り出し、ブローディアリュー・ソルダートを召還する!!


 『・・・それが、君の”リュー”なんだね。君らがどれほどの”力”を秘めているか、試させてもらうよ!』


 ギィィィィンッ!!


 レイピアと俺の持つ剣が、激しい音を周囲にまき散らす。


 「なんて斬撃だ! あんな細身の剣で、これ程の力があるとは。それに・・・速い!!」


 剣を力任せに払い、俺は”リュー・ワルキューレ”との距離をとった。



 〈アキト兄、油断しちゃだめだよ。あれは、かなり上位クラスの”リュー”なんだから〉

 《それに乗り手もかなり強い! 少なく見積もっても、彼女らはドゥーム・ゴーレムより、遙かに強い!!》



 「それくらいは・・・言われなくても分かっている!!」



  俺は、剣により一層の力を込め、一足飛びで右薙の形で、斬撃を繰り出した。

 が、上空へと回避され、ただ虚しく、空を切り裂くだけだった。



 「ちぃっ! なんて機動力だ!! 飛行能力・・・だけじゃないな。乗り手も相当の手練れのようだな。」


 『どうしたの? もうお終いかな?』


 その言葉を受け、俺は、


 「・・・怪我させないように済ませたかったが、そんな甘い事も言ってられないようだな。」


 そう言いつつ、昂氣を身体に纏った。同時に、ブローディアも蒼銀の輝きに包み込まれる。


 『・・・綺麗だね、その輝き。本気出してくれて嬉しいよ。じゃあ、行くよっ!』



  上空から加速を付けて、”リュー・ワルキューレ”が、弾丸の如く接近してくる!!

 その斬撃を回避しつつ攻撃を繰り出すが、左腕に装着された小型の円形の盾により防御される。

 更に、その盾からは、無数の刃が出て攻撃をされる!



 「攻防を兼ね備えた盾とは、中々やるな。それに、剣技や体術も・・・な。」


 その言葉を受けてか、乗り手は嬉しそうに言葉を返してくる。


 『褒めてくれてありがと♪ どんどん行くね。』



 ”リュー・ワルキューレ”は、その飛行能力を生かし、ヒット&アウェイを基本の形として、様々な攻撃を繰り出す。

 攻撃力・スピード等に関しては、それほど大差はないと思うが、やはり飛行能力のあるなしではどうも分が悪い。


 そんな事を考えながら戦っていると、二人ディア・ブロスが出てきて、とんでもない事を俺に言った。



 〈戦闘の邪魔になるかと思って黙っていたんだけど・・・、アキト兄、どうして飛ばないの?〉

 《そうだよ、相手も飛んでいるんだし、こっちも飛んで戦わないと。》



 〔・・・・・・・・・・・・は? こいつリュー・ソルダートは飛行能力を備えているのか?〕



 〈何、寝ぼけた事言ってるの?きちんと話し・・・・・・・・・ていなかったっけ、ブロス?〉

 《・・・・・・言ってなかったかも、・・・ゴメンね、アキト兄。》



 〔お・ま・え・らなぁ〜(怒)、そう言う事はもっとはや 〈アキト兄、避けて!!〉 〕


 二人ディア・ブロスのあまりの物言いに、切れかけたその時、ディアの叫びで俺は反射的にその場から離れた。

 その刹那! 俺がいた空間に、無数のレイピアが突き刺さる!!


 『何に気を取られていたか知らないけど、よそ見していると、大怪我じゃ済まなくなるよ。』


 「・・・忠告感謝する。その代わりと言ってはなんだが、少し面白モノを見せられると思うよ。」


 そう言いつつ、俺は二人ディア・ブロスにある事を聞いた。



 〔どうやったら飛ぶ事ができるんだ?手短に教えてくれ。〕



 〈基本的には、以前のブローディアエステバリスを操作していた時と、あまり変わらない。IFSを介さず、アキト兄の意志そのもので飛ぶ事ができるよ。〉

 《ただ違うのは、飛行速度及び持続時間は、アキト兄の体力に左右されるって事ぐらいだよ。》



 〔つまり、速度を上げれば上げる程、長く飛び続ければ飛び続ける程に消耗していくという事か?〕



 〈そう言う事。まあ、モノは試しでやってみないとね。〉



  俺は、言われたように飛ぶ事に意識を集中する。

 すると背中に付いてあるユニットが展開し、あるものを出現させる!それは・・・


 『翼がでた?でも、ボクの”リュー”のとは違う。まるで、何らかのエネルギーを実体化させたような感じがする。』



 ”リュー・ワルキューレ”の乗り手が言うように、

 ブローディアリュー・ソルダートの背中には、一対のエネルギー状の大きな翼が生えていた。

 そして、その色は俺にとって最も馴染みのある色 ― ”蒼銀”の輝きを持っていた!!



 「まさか、背中に付いていたユニットが、こういったモノだったとは。それに、この翼の色・・・、

  俺の体力を基にしているというのもコレを見ると、なんか納得できるな。」


 『飛べるようになった・・・てとこかな? 流石は、カードのリューだね。』


 その言葉に、何か引っかかるモノを感じ、聞き返す。


 「カードのリュー・・・だと?一体どういう意味だ、それは。」


 『・・・ちょっと、お喋りが過ぎたかな。でも、一つだけ教えてあげるよ。

  それは、この世界の命運を左右する立場になったって事だよ。』


 そう言い終えると、”リュー・ワルキューレ”は上空へと飛び立つ!


 (この世界の命運を左右する・・・だと。一体どういう事だ?!)


 疑問を抱えたまま、一対の蒼銀の翼を羽ばたかせ、俺は”リュー・ワルキューレ”を追った。




















  上空で戦闘を繰り広げる2体の”リュー”

 ”赤”と”黒”、二つの色が交差する度に、空に閃光が奔ったかと思えば、再び分かれる。

 そういった光景が、幾度となく続いていた。



 「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・、なんて・・・機動性・・・だ。」

 俺は、荒い呼吸をなんとか整えつつ、”リュー・ワルキューレ”を見ていた。



 機動兵器エステバリスでの空中戦とは違い、本当に生身の感覚で空中戦をしている。

 しかし、当然の事ながら、生身で空を飛んだ事などなく、ましてや戦った事などない。

 いくら俺の意志で飛べるとは言え、その感覚の違いに戸惑い、

 また、飛行に関しては、力の加減が分からないため、ほぼ全力に近い形で戦っていたのだ。

 その為、体力の消費が思ったより大きい。




 〈アキト兄、大丈夫? 大分息が上がっているみたいだし。〉

 〔今の所は・・・な。〕

 《けどこのままじゃ・・・》

 〔確実に負けるだろうな。”リュー”の扱い方は、あちらの方が一枚も二枚も上手だな〕




  事実、”リュー・ワルキューレ”の乗り手には、疲れたそぶりは見受けられなく、

 更に、こちらの出方を待っているのか、一定の距離を保ちながら俺たちブローディアを見ている。

 勿論、隙などは全く見られない。



 (こんな事なら、二人ディア・ブロスの言う事をきちんと聞いておくべきだったな。)



 俺は、心の中で呟いた。”後悔先に立たず”というが、まさに俺の現状がそうだった。


  ナジーを探す事ばかりが頭にあって、リューを扱うのに慣れる事まで回らなく、更に、

 あの神殿での戦いから、大抵の危険は乗り切れると踏んでいた。その為、旅の途中で

 二人に言われた事など、あまり気に留めてはいなかったのだ。それは・・・





     〈アキト兄、リューの扱い方で言ってなかった事があるんだけど。〉

     〔ん、どういった事だ? 俺の思った通りに動き、乗り手の力を増幅する以外に何かあるのか?〕

     《確かに、アキト兄の言う通りなんだけど、それだけでは真の”リュー使い”とは言えないんだ。》

     〔なら、どうすればいい?〕

     〈それはね・・・・・・・・・・〉





 (今更悔やんでもしょうがない・・・か。今は、目の前の事に意識を集中しないとな。)


 俺は、最後の攻勢に出ようと、剣の威力や昂氣及び飛行速度を、現段階で最高に高めるため、意識を集中する。


 〈アキト兄、この一撃をはずしたら、後がないよ!〉



  俺の意図を感じたディアが叫ぶ。しかし、これしか方法はなかった。

 小手先の技術が通じない上に、体力も減少している状態では結果は見えているわけで、

 それならば、全身全霊の一撃に掛ける以外に道は無い。



  最後の攻撃に出ようとしたその時!

 ”リュー・ワルキューレ”の武器―レイピアに淡い光が纏い始めていた。


 《大気魔力ミスト・ルーンを集中させている!》

 〈気を付けて! 今まで最高の攻撃がくるよ!!〉



 俺は、二人の言葉を受けるまでもなく、直感的に危険を察知し、同時に全ての能力を最大限に高める。




  二つの”色”が動き出すのは同時だった。その”色”が交錯しようとしたその瞬間!

 その間を割るかのように、一条の光が奔った!!





 「!!!」

 『!!!』





  俺と”リュー・ワルキューレ”は、咄嗟にその光を避け、その光の出所に目を向ける。

 そこにいたのは・・・



 「ひょひょっ、そこまでじゃ二人とも。お互い剣をしまうのじゃ。」


 『邪魔しないでよ、ナジー。これからだったのに・・・』



  ”リュー・ワルキューレ”の乗り手の言うように、そこ・・にいたのは

 俺が探していた人物 ― ”ナジー”であった。



  ナジーはとある生物に乗っていた。それは、俺たちの世界で空想上の生物。

 いわゆる幻獣と呼ばれるモノに酷似している。ワシの頭とライオンの胴体をもち、さらに翼を持っている。

 その姿はまさに、”グリュプス”と呼ばれるものだった。



  更に、ナジーがこちら側に向けているモノ ― 先端に大きな宝玉を付けた杖からは、

 先程の攻撃の余韻なのか、幾筋もの雷が迸っていた・・・。



 「ナジー、どうして貴方が此処にいる? そして、”リュー・ワルキューレ”を俺に仕掛けたのは何故だ?」


  先程の”リュー・ワルキューレ”の発言から、少なくともこの二人には面識がある事を感じた為、

 ナジーに問いかけた。



 「まあまあ、そう焦るでない。取り敢えずは、地上に降りてからじゃ。」



 そう言うと、ナジーを乗せた生物はゆっくりと下降を始め、”リュー・ワルキューレ”もそれに続いた。





 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 〈どうしたの?〉


 降下しない俺を不思議に思ったのか、ディアが心配そうに聞いてくる。


 「ん、いや・・・・何でもない。俺たちも降りるか。」


 《変なの、アキト兄。》


  剣を収め、昂氣も消し、俺たちブローディアは下降を始めた。

 背中に生えていた蒼銀の翼も、小さなものになっていた。
















  既に地上では、”リュー・ワルキューレ”が俺を待っていた。

 ただ、ナジーが乗っていた生物とナジー自身は、どこにも見受けられなかったが・・・。



  俺は、”リュー・ワルキューレ”と向かう形で地面に降り、リューから出た。

 すると、”リュー・ワルキューレ”の前方に、光の球体が出現したかと思うと、

 直ぐに人を形取り、乗り手が現れた。





  目の前に現れた”リュー・ワルキューレ”の乗り手。

 身長は160前後くらいで、腰にまである空色の長い髪で、所々、外にはねている。

 瞳も髪とおなじ同色で、なんとなく、好奇心旺盛な目をしている。

 世間一般で、”美少女”と呼ばれる部類である事は容易に想像できる。



 ・・・・・・・・余談だが、プロポーションももの凄くいい。




 「キミが、”リュー・ワルキューレ”の乗り手か。」


 「うん、そうだよ! あ、それとごめんネ。いきなり戦いを強要して。

  ナジーにちょっと頼まれて・・・ね。」



  両手を合わながら、申し訳なさそうに謝ってきた。恐らく、本人は意識していないのだろうが、

 容姿も手伝ってかその仕草は、正直言って”可愛い”と思った。が、敢えて口には出さず、

 俺は、疑問に思っていた事を彼女に問いた。



 「戦いに関しては、今更。別にどうこう言うつもりはない。

  しかし、ナジーに頼まれた”理由”等については教えて欲しい。

  それに、肝心のナジーは何処に行った?」


 「ナジーは地上に降りる前に、”用があるから”ってどっかに消えちゃった。

  でも、直ぐ戻るって言ってたから、大丈夫だと思うけど・・・。それと、

  ナジーに頼まれた理由は、・・・っと、その前に、ボク達の自己紹介がまだだったね。ボクの名前は、!!」


 彼女が自己紹介をしようとした時、突如として、彼女の目の前に一つの物体・・が現れ、




  ムニュッ!!




 彼女に抱きついた!! 



 「大きくて柔らかい胸じゃの〜」



 その物体の正体はナジーで、彼女の胸の谷間に顔を埋めていた・・・。



 「○▲※☆●▽○▲※☆●▽#〜っ!!」



 ドゴゴゴゴゴッ!!



 声にならない叫び声を上げながら、彼女はナジーを殴っていた。それも数発。

 ナジーは叫び声を上げる暇さえなく、地面に埋没していた。きっちり人型を残して・・・



 「ハァ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・/////」


 彼女は顔を赤らめたまま、肩で息をしていた。


 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)」



  ”目が点になる”とは、まさにこういう状況の事をいうのだろうな。などど考えながら、

 眼前でおきた光景に戦慄した。


 〈ナジーって、ホントに大賢者なの? とてもそう言う風には見えないけど。〉

 《うん、エロじじいだね。それよりも、彼女のパンチ力、凄くない? ナジー、生きているかな(滝汗)》

 〈・・・どうだろう? それと・・・、怒っているね。〉

 《・・・・・・うん、もの凄く。》

 〔そりゃぁ、あんな事をされれば、彼女だって怒るだろう。〕

 〈いや、乗り手の方じゃなくて・・・〉

 〔????〕



 当事者以外に、誰が怒っているのか見当も付かなかったが、直ぐに明らかとなった。



 「痛っ〜〜、ちょっとしたスキンシップじゃないか。何も殴らんでも・・・」



  頭に大きなたんこぶを作りながら、地面からはい出してきたナジーであったが、

 二の句を続ける事はできなかった。




 ザシュッ!!




 突然の斬撃音。ナジーの眼前に一振りの”剣”があった。

 剣はナジーを掠め、地面に突き刺さっている。


 繰り出したのは・・・



 「”リュー・ワルキューレ”が動いた? 誰も乗っていないのに?」


 俺の疑問に、ディアとブロスが答えてくれた。




 〈前も聞いたと思うけど、”リュー”にも意志・感情があるんだよ。〉

 《そして、場合によっては単独で動く事もある。》

 〈主の事をとても大切に思っているから、ナジーの行動が許せないんだろうな。〉




 そんな事を聞いている間も、”リュー・ワルキューレ”は、次の攻撃をしようと剣を振り上げていた。


 これには、流石に驚いたのか、彼女が制止をする。



 「”フリージア”、有り難う怒ってくれて。ボクは大丈夫だから。

  ・・・ナジーも反省しているでしょ?」



 「も、もちろんじゃとも。は、反省しておる。この通りじゃ。」


 ナジーも命の危険を感じてか、どもりながらも、”フリージア”と呼ばれた”リュー”に頭を下げていた。


 正直いってカッコ悪い。大賢者の威厳など、これっぽっちも感じ取れなかった。




 暫くして、”フリージア”と呼ばれた”リュー”は、納得したのか、剣を降ろした。


 「あ、あはは・・・、ごめんね。びっくりしたでしょう?」


 「まあ、色々と・・・。」


 なんとも気まずい雰囲気が、俺たちの間に流れていた。



 しばしの沈黙の後、彼女が再び口を開いた。



 「えぇ〜と、改めて自己紹介します。彼女リュー・ワルキューレの名前は、”フリージア”

  そして、ボクの名前はレオーネ・デビッシュっていいます。よろしくね!!」



 屈託のない笑顔で、彼女は俺に挨拶をした。





 このとき、俺は予想もしなかった。彼女とのつきあいが、長い事になる事など・・・・・・。












   ナジーから聞かされる、”リュー”の役割と恐るべき予知。そして、ナジーと共に俺の前の現れた、

 ”レオーネ・デビッシュ”と名乗る人物の口から語られる、数奇な運命に俺は・・・・・・・。






次回:   覇王大系・AKITOLEGENDアキトレジェンド


第7話  「運命という名の・・・・(仮)」






 後書き(という名の言い訳)


  どうも”時の番人”です。『アキトレジェンド』第6話をお送りします。

 前話からかなり更新が空きすぎてしまいました。・・・・・言い訳になりませんね。


 今回は、やっとですが、ほんのちょっと時間軸が動き始めた話です。ここからの展開がまた難しいんですが・・・。


  色々と、突っ込みどころがあるかと思います。アキトが纏った甲冑を筆頭に・・・。

 何度も、推敲したんですけども、これが限界でした(泣)。何かしら前回から進歩したところがあればいいのですが・・・。


  ”リュー・ソルダート”(正確にはアキト)と”リュー・ワルキューレ”の戦闘ですが、何故互角かというと、

 一つ言えるのは、生身の戦闘能力=”リュー”の戦闘力ではないからです。他にも色々と要因が有りますけど。

 この辺も、話の中で徐々に明かしていきます。が、原作を知っている方は簡単に予測が付く事と思いますが・・・


  さて、最後に出てきた人物ですが・・・、実は他作品のキャラなんです。執筆当初から、どうしても絡ませたくて

 ここでの登場となった訳ですが・・・。この世界にいる理由等は、後で説明したいと思っています。

 どこまで、上手く説明できるか・・・、という問題点があるのですが、頑張ります。

 恐らく、このキャラを知っている方もいらっしゃると思いますが、大目に見て頂けると幸いです。


 最後になりますが、感想を下さった、


  ノバさん、零さん、satoshiさん、muuさん、ケインさん、彼のΣさん、樹海さん、

  ピョロ弐式さん、そうりゅうさん、タカヒロさん、、肉球魔人さん、とーるさん。


 誠に有り難うございました!!


 稚拙なSSで読みにくい所があるかとは思いますが、よろしければ次回も読んでやってください。

 

 

 

代理人の感想

んー、まだ導入部ですか。

もうそろそろ話が動くところを見たいなと。

 

 

レオーネ・・・確か○○で××でアレでソレコレなキャラでしたよねー。w

ラストあたりはどーなることやら。