Moon mourn Mars


〜魔窟 抱える 月の顔〜




















目の前に一人の男が居る。

見慣れた顔。

北辰の部下。

他は…殺した。




弾は尽きた。



接近戦では向こうに分が有るだろう。

だが……引くつもりはない。



奴は、生かしてはならない。

生きていてはならない。

逃してはならない。


殺さねば ならない。

…全てを掛けて。



奴が動く。

弾が切れるまで待っていたのだろう。

…仲間を犠牲にして。


悪いことではない。

目的のための手段なのだから。

…奴も又 『鬼』なのだから…。



右手に見えるのは脇差しか刺刀か……匕首だな。

…どれでも良いな。

邪魔な知識ばかり増える。




銃を捨て、コートを外す。

素手のまま構える。

ナイフもあるが…

同じ土俵で戦うほど律儀じゃない。


……義など無いか。




奴が近づく。



始めよう。




視覚 カット。
        目は開けたまま。
聴覚 カット。
        耳は傾けたまま。
触覚 カット。
        風は感じたまま。


全神経を脊髄に集中。

五感を統合。

第六感を形成。



見るのでは無い。

聞こえるのでは無い。

感じるのでは無い。

解るのだ。認識するのだ。

空間を。



微かな電流を感じる。

脊髄から全身へと。

筋繊維が六感に統治される。

全ては意志のままに。



歩くのではない。

走るのではない。

腕を振るのでは無い。

足を動かすのでは無い。

全てを意識するのだ。

筋繊維の一筋まで。




奴は目の前。





一歩を踏み出す。
           腹に白刃が近づく。
右で手首を抑える。
           奴の左腕が動く。
右手を翻す。
抑えを左に代える。
           奴の左手。
           逆手の黒刃。
撤退。
右半身を引く。
           出所は袖口。
右足を残す。
左手を押し込む。
           左を狙ってくる。
引きつける。
 手を離す。
           腕を刃が掠める。
重心を左足に移す。
           刃が沈む。
           奴が背を向ける。
後ろに跳ぶ。
           旋腕。
           振り向く。
           右の刃が過ぎる。
さらに下がる。
右腕を防御へ。
           奴が踏み込む。
           左を振るう。
逃げ遅れる。
右腕を刃が掠る。
           嗤っている。
脇腹を右足で狙う。
当たる。寸前。
脊髄から右足へ電流が走る。
意志に反し、足が引かれる。
           奴の右の刃が足を過ぎる。
           二陣目の旋腕。
           予想より速い。
いや、俺が遅い。
           左足を突き出してくる。
左に避ける。
引き際に懐へ踏み込む。
           奴が下がる。
右腕を振る。
           左に追いつく。
手首を掴む。
体ごと腕を引く。
           奴が体勢を崩す。
左拳で胸を狙う。
           右の刃で防ぐ。
手甲は付けている。
左拳を刃に当てる。
振り向きながら引く。
           奴がさらに体勢を崩す。
左足を奴の前へ。
これで投げられる。
右腕を振り抜く。
           見たくない顔が正面を過ぎる。
そのまま床に叩き付ける。


「「ぐァ!」」


呻き声は同時に放たれた。






―――――――――――――――――――――――







痛みを堪え、構え直す。

…敵は左右に一人ずつ。

伏兵に気づけなかったのは失態だ。


右肩に激痛。

足下には血塗れの匕首。


投擲したのは 右側の奴。


此方の隙を待っていたのだろう。


……自己犠牲の好きな奴等だな。

まあ、良い。

問題はこの状況だ。

明らかに此方が不利。


互いに隙を探り合っている。


どうする‥‥‥






           右の奴が動いた。
後ろに下がり、
弧を描きつつ、
右に移動する。
           匕首が迫る。
左旋回。
足下へ回し蹴り。
           一瞬 距離を取る。
           左の奴が近づく。
バックステップ。
右へ体を流す。
           刃が過ぎる。
左腕で流す。
           旋腕。
右腕で抑える。
腹へ蹴りこむ。
           微かに引く。
後ろから殺気。
           抑えの右腕を引かれる。
体勢を崩す。
左腕を振る。
           腕を刃が過ぎる。
傷は浅い。
腕を引かれるに任せる。
           引き込もうとしている。
腕を振り切る。
後ろへ下がる。
           腕に切りつけた奴が迫る。
腕で凌ぐ。
さらに下がる…………………



このままでは…

殺される。

コロサレル。

コ ロ サ レ ル。

コ ロ サ レ ル。





……いや、死ぬわけにはいかない。

生きなければならない。

こいつらを殺さなければならない。

殺されるわけには いかない。


…どうする…

…ドウスル…

…ド ウ ス ル…

…ド ウ ス ル…




勝つには何が必要だ?


何が…。


ナニガ…。


何かが…。


ナニカガ… 足りない…。



タリナイ。


タ リ ナ イ。


タ リ ナ イ。


タ リ ナ イ モ ノ ハ………ナ ン ダ……………








――――――――――――――――――――――――――








《ネルガル シークレット・サービス訓練施設 月道場》



畳敷きの広い部屋に、二人の人間が座していた。


月臣 元一朗 と 天河 明人。

双方共に白い空手着で 正座をしている。



師範たる月臣が、腕を組みながら口を開く。


「テンカワ。俺はこれからお前に柔を教える。

だが、それには一つ 覚悟してもらう事がある。」


「…何の覚悟だ。」

 今更。

幾分、苛立ちが混じる。



「…説明しよう。」


一つ、息をついて 続ける。


「まず、 お前に木蓮式柔を教えることはできん。」


明人の顔に蒼い光が走る。



苦笑を零しながら続ける。

「そう 逸るな。柔を教えぬとは言っていない。」


怪訝な顔になる。


「我等が木蓮式は 精神修養のため、百年前に祖先達が作り出したもの。

生活環境の安定しなかった当時の木蓮では、治安対策の一環であった。

それ故、真には人を殺めることを教えず。

一対一 正々堂々の勝負に於いて相手を制することに主眼を置いている。

だが それでは、戦に勝つことはできん。

戦に勝つには 時に暗殺すら厭わぬ程の非情さが求められる。

これは木蓮式の精神には背くことだ。」


疑問を 覚える。


「…北辰は、木蓮式の使い手ではないのか?」

確かにそう聞いた記憶がある。


月臣はそれに一つ頷く。

「確かに北辰は木蓮式刀術の使い手だ。

だが、彼奴は真の使い手に非ず。

木蓮式の技を学んだにすぎぬ。

武術には 表と裏がある。

表は身体の構えを表し、裏は心の構えを指すものだ。

北辰が学んだのは、この表のみ。

彼奴の木蓮式は不完全なものだ。」



「だが…」

だが、奴は…



「…そう、確かに奴は強い。

並の者では 足下にも及ばぬ程に。

精神修養のために創られたとは言っても、

木蓮式は我等が祖先が 苦心の末、基となる流派より発展させたもの。

その技は、表裏伴わずとも 強力であることに変わりはない。」


一度言葉を切り、目を伏せる。

ここから先は、武人として 言いたいことではない。



「…どうすれば良い。」



復習を望む友の言葉に意を決する。


「お前には……木蓮式の基となった流派。 無額流柔術を教えようと思う。」


「…基?」

基であるならば、木蓮式に劣るのではないか?



「この流派は 徹底した破壊の念により、強さのみを求める 非情の流派。

戦場のための武術だ。

確かに、この流派を極めたとて 木蓮式を極めた者には遠く及ばぬ。

だが、不完全なる木蓮式を破るには十分だ。

無額流が極限に於いて木蓮式に及ばぬとは言え、

その習得の容易さは無額流が上を行く。

裏の伴わぬ木蓮式と、表裏伴った無額流。

どちらが強いかも明白だ。

お前にはこの無額流を学んでもらいたい。」



「…それが『覚悟』と関係することか?」

話を最初に引き戻す。



「そうだ。無額流は先に言ったように、非情の流派。

その心である『裏』は『鬼』とも呼ばれている。

全てを殺し、全てを破壊する。

それが無額流を極めるための覚悟。

『鬼の覚悟』だ。

この覚悟ができるか?」



…答えは…考えるまでもない。


「俺は奴等に 全てを奪われた。

ユリカを取り戻し、奴等の全てを奪い尽くすためならば、

何も 恐れるものは存在しない。」



「…そうか。」


月臣もまた、覚悟を決めねばならない。

師より密かに伝えられた この非情の流派。

武人として、実用のために人に教えることは 恥になると思っていた。

だが これも又、必要になる時が来たのだ。

例え、武の道に恥じるとも、忍ぶ覚悟を決めねばならない。

復讐者を友と認めた その時に、決めねばならなかった覚悟だ。

今更、迷うべきでは無いだろう。








――――――――――――――――――――――――――――――――――








…そうだ。思い出した。

俺の流派の神髄。

『鬼の覚悟』。



そう…俺はだ。


全てを破壊する修羅鬼


全てを奪い尽くす復讐鬼!



「ウォォオオオオオオオオ!!」


咆哮が自然に出てくる。

身体が震える。

そう…これが鬼の感覚。

破壊の感覚。



全身の筋肉を引き締め直す。

骨が軋むほどに。


全ての感覚を統治し直す。

全身に電流を迸らせ。


己の身体に命令を下す。

一念一想。

命じるはただ一つ。



破壊!







           敵は前方。一列。二匹。
低姿勢。
両足に力を入れる。
一気に 踏み込む!


「ハッ!」


           すぐに目の前。
           動揺の表情。
体勢を起こす。
首を狙う。
上段に蹴る。
           右手に避けて引く。
           後続が影から覗く。
           刃で切り上げてくる。
蹴り足で抑える。
そのまま顔面を狙う。
三段目の蹴り。
           左手で防がれる。
右足を引く。
そのまま左足を蹴り足へ。
刃を蹴り落とす。
           微かに後退。
軸足を九十度ひねる。
左足を突き出す。
狙いは鳩尾。
           横から蹴撃。
           もう一人の奴。
           蹴り足を弾かれる。
左足を戻す。
力を入れる。
右へ流れる。
           背中を向ける。
           回し蹴りか?
右足に力を入れる。
加速。
           回りきる前。
背後にとりつく。
脇腹に掌を当てる。
肋骨を掴む。

指先の全ての筋肉に命令。

握りつぶせ!

「ウォォオオ!」

「グァ」


           藻掻く。
           逃れようとしている。
口元が緩む。
…首筋に電流。
           左。
左腕を立てる。
           跳び蹴り。
腕で逸らす。
           空中で旋回。
           右回し蹴り。
手を離す。
一本ぐらいは折った。
そのまま後転。
           頭上を足が過ぎる。
起きあがる。
左に加速。
袖のナイフを抜く。
           着地している。
           低姿勢から旋回。
           回し蹴り。
思ったより速い。
急停止。
           顎を足が掠めていく。
           背後に気配。
急いで振り向く。
間に合わない。
           白刃が近い。
目の前の隙を縫う。
全力で跳ぶ。

ヒュッ

背を刃が過ぎる。

「クッ」

今度のは 少し深かったようだ。






目の前に二人。

なんとか距離は取れた。

だが、出血が少し多すぎる。

先に遣られた右肩と共に 痛みが走る。


だが、この程度で引くつもりなど無い!


「ウォォオオオオオオオ!!」


痛覚。 認識。

痛みを情報として認識。

苦痛が消え去る。

より鮮明に傷の状態を知る。


やはり、出血が多いな。


足に力を入れる。

「ハァッ!」


再び飛び込む。


その時、、






「下がれ!」




後ろの通路から、よく響く低音が聞こえた。

急いで速度を殺し、後ろへ跳ぶ。



ダダダダダダダダダダダダダダダタ!



飛び込んでいた辺りを、大量の銃弾が過ぎていく。

黒服にサングラスの団体が 後ろの通路から雪崩れ込んできた。


…援軍か。



「大丈夫か!」

でかい体躯の人間……ゴート・ホーリーが、割と焦った様子で聞いてくる。



「…ああ。以外と早かったな。」

血を流しすぎた俺は、物陰に座り込む。

…黒服達が銃器で敵を牽制している。



「…お前に何かあると、ドクターが恐いのでな。」

俺の傷を止血しながら、答えてくる。


…黒服達の銃声が止んだ。



今度も仕留め損なったようだ。

…今は確認する気力も無いが、

奴等は引いただけだろう。



…意識が薄れてきた。

出血量が かなりまずかったようだ。



次こそは、必ず、殺す…。



幾人もの 慌ただしい足音を聞きながら、

俺は 意識を 闇へと落とした。








――――――――――――――――――――――――――――――――――








《ネルガル シークレット・サービス訓練施設 専用療養所》




場所は、他とは少しだけ離れた病室。

佇むのは 月臣。


弟子の見舞いに来たが、まだ目覚めていないらしい。


バイザーを外したまま、静かに眠っている。



カチャ



小さな音に振り返る。



「あら、来てたの?師範さん。」

白衣を着た 金色の髪の女性。

ドクター=イネス・フレサンジュ。



とりあえず、黙礼しておく。



「はぁ‥、まったく、随分と無茶をさせてくれるわね。

明人君は一応 病人なんだから、

もう少し、なんとかできないのかしら?」



…相変わらず、あまり良い評価を得てはいないらしい。

戦う術を教えたことに、不満があるのだろう。


月臣は表情を抑える。努めて無表情。


「本人が望んでいます故、止めるつもりはありません。」


「…いつもそれね。他の言い訳は無いの?」


「…すいません。」


「まったく。せめて、傷が塞がるまでは 休ませてあげなさいよ?

ナノマシンの調整だって時間 掛かるんだから。」


「…はい。…五感の調整はできる限り精密にしてやって下さい。」

今の戦い方は、研ぎ澄まされた感覚こそが、ものを言う。



「…言われる迄もないわね。医者の義務よ。」



五感さえ戻れば、テンカワはもっと強くなれる。

それを伝えるのは躊躇われた。

…さらに 機嫌を損ねそうな気がして。



カルテを振って、出て行けと示している。

…おとなしく 従おう。





ドアノブに手を掛け、ふと 思い出す。


「時に、ドクター。」


「なに?」

あからさまに不機嫌だ。


「いえ、、『羅刹女』の様子は、どうでしょうか?」


「相変わらず眠ったままね。

何度も言ってるけど、起きる可能性は低いわよ。

……そう言えば、何者なのか聞いてなかったわね?」


「…今はまだ…」

むやみに正体を明かすべき人物ではない。


「ま、いいけどね。」



そのまま診察に戻ったドクターに一礼し、病室を出る。







月臣は、向かいの病室のドアを見る。




深紅の羅刹。

幼くしてそう呼ばれた『鬼女』。

北辰すら凌駕したその戦力。


…未だ目は覚まさない。

山崎の実験が原因だと聞いている。


もし目覚めても、協力的であるかどうかは 判らない。


だが、此方の手中にある限り、

例え目覚めなくとも、保険にはなる。




ネームプレートの着いていない、鍵の掛けられたドア。

この向こうに、羅刹女は 居る。


多くの部下の協力を得て、なんとか連れ出した、切り札。

…せめて、はらった犠牲の分ぐらいは 役に立って貰おう。


…微かに口元が歪む。


目覚めたときに、どれだけの犠牲が出るかも判らない。

そんな パンドラの箱を持ち込んだ。



目的のために、手段を選ばぬ者。


……月臣もまた、『鬼』なのか……







――――――――――――――――――――――――――――――――――








月臣が去った後の病室。


イネスは、一通りの診察を終えていた。


それでもまだ、その場に佇む。



静かな寝顔を眺め、その頬に触れる。

微笑が漏れる。



「五感の強化、ね…」

表情が厳しくなる。



戦闘に於いて明人が、異様に神経を酷使することは、医者として理解している。

故に、五感の強化によって 明人自身が強くなることも 感づいていた。

…理屈が判らないのが、悔しいが。



本人は、強さを喜ぶだろう。

そして、強くなればなるだけ、より強く戦場に執着するのだろう。


…医者として、人の命を預かる者として、どのように対処すべきであろうか?




……いや、少なくともイネス自身は既に、答えを出している。


力と戦場。それは明人の望み。明人の願い。

もし、自分にその手助けができるのならば、

例え、医者では無くとも、人では無くなろうとも、

イネス・フレサンジュとして、かつて 命を救われた者として、

できる限りの、手助けをしよう。



それが、イネスが 切り札を使うための決意。



「…切り札。……説得が大変そうね……。」


思い浮かべるのは、希少な色の 目と髪を持つ少女。

明人と同時に救出され、明人に懐く、 幸 薄き者。


再び、犠牲にせねばならない。


少女は喜ぶかもしれない。

だが、青年は苦しむだろう。



青年を苦しめる者。


発案者たる自分は、嫌われるであろうか?

いや、それでも、構いはしない。

…甘んじて、受けるとしよう。

切り札とは、痛みを伴うものなのだから。




溜め息を一つ残して、イネスは病室を出る。

決意を新たに。



己が慕う者のために、手段を選ばぬ その決意。

それもまた、『鬼の決意』であろうか?

イネスもまた、『鬼』であろうか?


見る者は 愚かと、言えようか……。


…解るはずもないだろう…。

人は 鬼では無いのだから…。








――――――――――――――――――――――――――――――――――








夜空に浮かぶ 月の顔…

あなたには 何に見えますか?


お餅をつく 兎でしょうか?

鋏を振り上げる 蟹でしょうか?

雄叫び上げる 獅子でしょうか?

精悍なる インディアンでしょうか?

それとも、振り返り 微笑む、

美しき女性でしょうか?


私は、そうは見えません。


魔窟 抱える 月の顔。

戦 悲しむ 月の顔。

死者を尊ぶ 月の顔。


其の身に 多くの魔を抱える月。

常に、畏れられ、偲ばれ、敬われ、尊ばれてきた者。


長きに渡り 人を見続けたその目には、

彼らの愚かさは 如何に映り、何を齎らすか…


もし…

もしも あなたに、

嘆き悲しむその顔が、

涙に咽ぶその顔が、

望月の夜に見えるなら…

私と同じ顔が見えるのなら…


共に 願いましょう。

共に 祈りましょう。


無慈悲な殺戮の消え去ることを…

無情な戦の消え去ることを…

死を望む者達の途絶えることを…



慈悲深き 天の焜きと伴に。


































後書き。



2002年3月下旬。親がいきなりメインマシンの増設を始める。

OSも更新するので、Cドライブはフォーマットするとのこと。

仕上げの段階にあったCGをDドライブにバックアップ。

処理速度の向上は有り難いので、黙って任せる。


その最中。



何故かドライブをフォーマット



結果。


CGは全治一ヶ月の重傷を負う。(泣)
(Cドライブは既に消滅して居りました。)





そう言うわけで、意気消沈。

気晴らしに、以前から挑戦してみたかった小説に挑む。


結果。


気晴らしに慣れないことをするものでは無いと悟る。(笑)


ついでに、自分がいかに作文が苦手であるかを、久しぶりに思い出す。(汗)







改めまして、こんにちは。

東 風雅と名乗っている者です。

このような物を載せて下さった(たぶん載せてくれるだろう。…きっと)、

ACTIONの管理者方々、ありがとうございます。

最期まで読んで下さった方々、ありがとうございます。

途中から読み飛ばして、管(代)理人殿の感想を探して居られる方々(いそうな気がする)、

…悪かったところを教えて下さい。次は(あれば)努力します。


今回、小説(かな?)に挑戦し、その苦労の一端を垣間見ました。

…自分はCGに専念します(苦笑)。 皆様、がんばって下さい。


後書きとは言え、他に特に書くことはありません。

言えることはとりあえず、

果てしなく楽しい小説家である管理人殿へ尊敬を。

大量の投稿を受け入れて下さる慈悲深さに、感謝を。



それでは、これにて 失礼仕る。






注釈:匕首。

文中のものは「あいくち」と読んで下さい。

同じ字を使う物で「ひしゅ(ピーショウ)」という物があります。

此方は、有名な暗器で、暗殺者には良く似合うのですが、

両刃の物が多いようです。

「劇場版 機動戦艦ナデシコ」を見る限りでは、

六人衆の武器は片刃のようですので、それに合わせました。



注釈その2:無額流柔術

これは、適当に付けた名前です。
(鬼は無枠?・無学。ならば、無額。)

現存する如何なる、武術・武道の流派にも関わる物ではありません。

悪しからず。










代理人の感想

ん〜、描写は確かにこなれてはいませんけれども満更悪くもないと思います。

課題としては戦闘シーンの描写をもう少しわかり易くできればいいかなと。

読んでて動きが具体的に浮かんでくれば最高ですね。

 

なにより誤字脱字の類が殆どなく、

しっかりと日本語になっているのは高得点。(笑)