機動戦艦ナデシコ 永遠の時の流れに
 〜いつか出会うあなたのために〜
第2話 「赤い火星」はまかしとけ 

画面に向かいミスマルコウイチロウは立っていた。
その画面にはナデシコに関する資料と会議用ウィンドウが展開されている。

「と言うわけでナデシコを丁重に扱うように。分かっているね?」
「地球の防衛に回したいのだが契約は契約だ。良識ある連合軍は規律を守らねばならん。」
「それに火星への調査も必要だ。」
「そう言えば確かナデシコの艦長は君の娘だそうだね。」

その言葉に合わせてユリカに関する資料がコウイチロウの前に展開される。
コウイチロウは返事をせず、視線は画面のお偉いさん方からユリカの資料に移る。

「ミスマルユリカ、100年に1度の人材、連合大学首席で卒業、戦略シミュレーションでは無敗の成績。」
「いくら艦長が君の娘でも"今"は軍属ではないんだ。軍とは違って無茶はきかないのだ。変なことをしないように……分かっておるね。」

そうしてウィンドウの視線はコウイチロウに向かう。
その視線にコウイチロウはただ一言。

「分かりました。」

 

 

その後、険しい顔でコウイチロウは呟く。

「しかし、本部が直接この第三艦隊に繋いでくるとは……」
「それだけナデシコに期待をかけているのでしょう。」
「そうだな。……ふ、ふふふ、確かフタバヤのケーキが私の冷蔵庫に有ったな。」
「……提督、先ほどの話聞いていなかったのですか。」

 戦闘が終わった後、アキトはブリッジに呼び出されていた。

「ただのコックが乗るなんて……軍では一時拘束ぐらいしますよ。」
「副長のいう通りだ。指揮系統や責任の問題などが山ほどあるぞ。」
「そうよ。戦闘の経験など一度も無いただのコックが乗る何て、結果としては生きて帰れたけれどもね。
ナデシコの乗員の命を巻き込んだ自殺行為と同じ意味なのよ。強い罰則が必要だわ。」

副長のジュン、エステバリス隊戦闘指揮のゴート、軍から派遣されたムネタケがアキトの行動に対して強い罰則を提案している。

「しかし、ナデシコクルーは民間人でして軍人ではありませんよ。さすがに拘束などは行きすぎですよ。」
「そうだよジュン君、アキトはみんなを守ってくれたんだよ。」
「プロスと艦長の意見に賛成だね。何もなしという訳にも行かないから、訓告と格納庫への出入り禁止ぐらいが妥当じゃないかな。」
「そうだぜ! ただのコックなのに勇気を振り絞って戦ってくれたのにそれを仇で返すのは間違ってるぞ!!」

会計士にしてナデシコの人事では最大の権限を持つプロスと事実上戦闘指揮では最大の権限を持つ艦長、この問題には全く権限を持たないがスターフォースの代表者のマギーと骨折しているガイの四人の反論。

「今のナデシコには2名のパイロットが居ます。しかし、一人は骨折で乗れません。
それなので、サツキミドリまでパイロットが一人になります。つまり、それまでローテーション上明らかに空きが出来ます。
そこで、テンカワさんにはパイロット契約を結んでいただいて、パイロット扱いにするという事でこのローテーションの空きを埋めてもらいたいと思いますがどうでしょうか。」

アキトの処遇に対して、チラリとガイを一瞬見てプロスは提案する。実際にはアキトには事実上拒否権は無きに等しい状況下でこの提案はゴートやジュン、ユリカ、ムネタケ、フクベに対しての提案である。

「しかしプロス、訓練ゼロ、行き成りの戦闘を一回して奇跡的に生き残ったコックを、パイロットにするのはどうかと思うのだけど?」
「サツキミドリまでの時限的な契約ですよ、マギーさん。実際には地球圏では戦闘は起こりそうに無いでしょうからほとんど危険な状況になることも無いでしょう。」
「……それなら大丈夫かな。」
「なら、ほかの皆さんは反対はありません……ね。テンカワさん、お引き受けしてもらえませんか?」

ナデシコ首脳部の同意を得られたプロスはアキトに尋ねる。
――こんな状況では拒否出来ないじゃないですか。プロスさん。まあ、俺は最初からみんなを守るって決めていたんですけどね。

「ええ、それなら仕方がありませんね。かまいませんよ。」
「そうは良かった。ならテンカワさんついて来て下さい。契約書を作らなければなりませんので。」

 ナデシコ出航から2日後、アキトはジョン・フォールと一緒にガイの部屋に向かっていた。
アキトは前を歩くジョンを見ていた。背丈は180後半、体全体はがっしりしていて、一歩一歩歩くごとに首筋で無造作に束ねた銀髪が揺れる。何かの格闘術でも習ったのか、歩き方には隙が無い。
 そう、見ていると不意にジョンはアキトに振り向き、サングラスを掛けた顔を向けてきた。

「そう言えば。アキト君、君はコックなのに何故IFSなんか持っていたんだい? IFSを打つ機会なんて地球じゃほとんど無いのに。」

 ジョンはアキトにそう質問した。その質問にアキトは少し考えながら答える。

「実は俺、火星生まれで、火星じゃIFSを打つことは地球とは違って能動的な考え方なんですよ。」
「君も火星出身なのかい? 私も火星出身なんだよ。」

アキトの答えに驚いてサングラスの奥の眼を見開くジョン。

「え! ジョンさんも火星生まれなんですか?!」
「そうなんだよ。3年前まで火星に居たんだけどね。」

――その時、家族を火星において来てしまったんだよ。
そう、後悔した表情で呟くジョンに二人の雰囲気は気まずくなった。
気まずい雰囲気にアキトは話題を変える。

「ジョンさんは一体、何時ガイと知り合ったんですか?」
「ガイとかい? 確かあれは18歳ぐらいのときかな。旅に出たんだ。
月のフォンブラウン、地球のインド、中国、日本、アメリカ、欧州、エジプトいろんな所に訪れたんだ。
あいつとは日本のアキハバラで出会ったんだ。そう丁度、生活費を稼ぐためにビデオ屋でバイトしていた時だったな。
確かあいつはゲキガンガー3のディスクを求めて来てたな。そのときから色々縁有ってね。
その後は地球に居る間は一緒に旅をしていたんだ。」

 昔からガイは変わってないな――そう、アキトは思った。

「それじゃ、ガイは昔からああだったんですか。」
「そうなるね。全く10年前からあの性格でね。後先考えず行動することが多かったよ。」

その後の後始末が大変でね――と言いながら、銀髪を揺らし肩をすくめるジョン。
その後ガイの部屋までガイの事について話し合った。

プシュー

「ガイ。元気にしているか?」
「! ジョ、ジョンの兄貴……。」

れっつごーげきがんがー3

その時その場の時が凍った。
 静止した3人の間をゲキガンガーの音が通り抜ける。
ゲキガンガーを見て興奮し変なポーズを取っているガイ。
ドアの前で固まるジョン。
そのジョンの後ろに立っているアキト。
骨折している足を前に出して、右手を高く掲げているという、ガイのそのポーズは骨折をしてる怪我人が取る体勢ではなかった。
その姿を見て思考が再び動き始めたジョンの顔が怪我人に見舞いに行く表情から右眉が危険な角度へと変化していく。
そしてその二人の行動を見たアキトはそれまでの話で少しは理解したジョンとガイの関係からこの後のガイの運命を察した。

「ほ〜、ガイ? 何時からそんな元気になったんだ?
今はまだ怪我人だからもう少し後にしようかと思っていたが……。」

サングラスの下の目を鋭く睨みながら、少し興奮気味に話しかけるジョンと、その言葉と眼光に顔色が真っ青になるガイ。

「……今からお前も来い!! お前の根性もう一度叩き直してやる!!
そもそも、鍛えてもう少し体が丈夫だったら骨折なんかしなくてすんだんだ。」
「いで! いで! 耳は流石に勘弁してくれ〜〜。」

その光景を見つめながらアキトは二人に何も言わずに心の中で、
――ガイ、何も出来ない俺を許してくれ。
と思いながらトレーニングルームまで無言でついて行くしか出来なかった。

「それにしてもガイと関係があったなんて、本当に……分からない事だらけだ。」

そう呟くアキトの脳裏にはBGMとしてドナドナが流れていた。

「我々の目的地は火星だ」
「ナデシコは火星に取り残された人々を救出するために行くのです。」

フクベ提督の言葉に続いていうプロス。

「では、地球が抱えている侵略は見逃すというのですか!?」
「多くの地球人が、火星と月に殖民していたというのに、連合軍はそれらを見捨て、地球のみに防衛戦を引きました。火星に残された、人々と資源はどうなったんでしょう?」

「それにしても物は順序って物が有るでしょう。
地球の秩序をかき乱すつもりですか!! プロスさん!」

ジュンの気合の入った声がブリッジに響く。

「いいえ、そんなつもりは有りませんよ。厳密にはナデシコは軍からの依頼を遂行すると言う形になります。
ですから、これは連合軍も認めた正式な活動なのです。
まあネルガルも営利目的の組織なので火星に残された我が社の資料もついでに回収することも考えてのことです。
それでも、主目的は火星の状況調査、人命救助、火星圏までの木製蜥蜴の様子、軍の探査機の設置などです。」
「それに便乗する形でスターフォースとネルガルは自社の資料を回収すると言う事だよ。
そうでなければ、今頃ムネタケさんが騒いでいるよ。現に彼はこの事知っているから、多分来る必要無いと思って来ないのだろうね。」
「……そうだったんですか。」

プロスの説明とマギーの追加説明にジュンは納得する。

「それじゃ、ナデシコは法的にはどう扱われるんですか?」

今度はユリカが質問する。伊達に連合大学首席で卒業していない。

「ええとですね……。」
「厳密にはナデシコは軍属扱いになるよ。
そして、艦長と副長だけがネルガルから軍に派遣されると言う形になる。
他のクルーは協力者と言う位置付けになるね。」

プロスが詰まる中、マギーが簡潔に説明する。

「そうなんですか。」
「そうなんだよ。」
「そうなんですか。」
「そうなんだよ。」
「そうなんですか。」
「そうなんだよ。」
「そうなんですか。」
「そうなんだよ。一体何時まで続けるつもりだい?」

二人の半無限応答ループが終わる。
こんな事は二人の息が絶妙に合わなければ出来ない。

「それでは皆さん、他に質問はありませんか?……無い様なので、艦長それではよろしくお願いします。」
「それじゃ、ナデシコ火星に向かって発っし「ちょっと待ってちょうだい!!」

ユリカの言葉を遮って言うムネタケのその言葉と共に、ムネタケとその後に並んで武装した兵士がブリッジに入ってきた。
ムネタケがブリッジの上層部に立って止まると武装した兵士はその後ろに綺麗に整列した。

「一体これはどう言うことですかな。」
「まさか!、貴様らキョアック星人の手先だな!!」

 

 

「……それはこっちの台詞よ。まったく、もう少しで振り切られるところだったわ。Mr.プロスペクターにMs.ミーミル」

先ほどの間を無視してムネタケは眉毛をしかめながら言う。
ガイが的外れな事を言った時にも兵士たちは眉一つ動かさず綺麗に整列したまま動かなかった。

「いったい何のことですかな?……」「ええ、本当に。」

二人は何のことか知らないと白々しく返事を返す。
ムネタケはそんな二人の言葉を気にせず話を進める。

「まっ、良いわ。それについてはこれに書いてあるわ。」

ムネタケは胸を張りながら一枚の令状を反論するプロスに突きつける。

「宇宙船舶法第38条と言うことは……。」
「そう、さっき届いたの。つい30分前にね。
予定では45分後にここに極東方面軍第三艦隊がナデシコの検査と検査中の護衛を兼ねてやって来るわ。
……あ、後ろにいるのはナデシコ停泊中に無人兵器がナデシコ内部に進入したときの護衛。」

ムネタケは勝者の微笑を浮かべながら言う。
それに対してプロスとマギーの二人の表情は何処かぎこちない様に見える。

「さてと艦長、宇宙船舶法第38条第3項に基づいてナデシコの動力を落としてもらいましょうか。」
「艦長、さすがに正式な令状を持ってこられては民間企業に過ぎない我々にはどうすることもできませんので、副提督の言うとおりにしてください。」
「ええMr.の言うとおりでしょう、艦長。」

ムネタケの言葉に渋々同調するプロスとマギーの二人。

「それじゃ仕方がないですね。」
「ご理解頂けて嬉しいわ。艦長。」

そしてナデシコの動力は停止した。

「アキトさん」
「どうだった、ルリちゃん?」

今回はクルーが食堂に拘束されると言ったことが無いため人も疎らな食堂。
そこにアキトとルリは居た。

「ええ、何というかDFの基礎技術の特許を、前回存在しなかった企業スターフォースが、保有していたことがきっかけらしいです。」
「DFの特許? でもDFって遺跡の技術だからネルガル以外には地球では開発できないはずじゃ……。」
「ええ、でもスターフォースでその技術は重力制御の応用技術として開発されたそうで、DFとして使えると考えていなかったそうです。
それに今、地球で一番機動兵器のノウハウを持っているのがスターフォースだったことと、
連合軍と太いパイプを持っていることが大きな要因だと思います。」

本当にどうやってそんな遺跡の技術を開発したのだろうか――とアキトは改めて思った。

「あと、前回と違うところはDFのコントロールが有る程度可能と言うことです」
「DFのコントロール?」
「ピンポイントでDFに穴を開けることが出来るようになったんです。
ですから、エステを格納するときにわざわざDFを解除したりしなくても良いんです。」

確かにエステの射出、着艦時にDFを解除する必要が無いということは戦術上の大きな利点だ。

「成る程ね……ミーミルさんの事自体については少し分かった?」
「ええ、スターフォースの上級監査員、24歳のときにスターフォース火星支社に就職。その後、本社に転勤。
簡単に調べてみました。まだ正確なことは良く分かりませんが火星出身らしいです。
養子のようでその時に色々有って正確な出生地などが分かりませんが。」

ジョンと同じでマギーも火星出身であるということにアキトは考えた。

「それじゃ、スターフォースから来たのは二人だけ?」
「はい、ほかにクルーはプロスさんとゴートさん、ムネタケ副提督を除いてはスカウトされた人たちでした。」
「なら、スターフォースにはスパキャレリプロジェクトの内容をある程度は知っていると見たほうが良いね。」
「そう考えたほうが自然といえば自然ですね。」

アキトの考えに肯くルリ。
スターフォースからの派遣された二人はスパキャレリプロジェクトを初めから知っていた。と言う考えだ。
火星出身だけあって火星に行くことに自ら希望したのだろう。
しばらく考えてからルリは話題を転換する。

「ところでアキトさん。ヤマダさんの事どうします?」
「ガイことかい?……昨日遅くまで考えていたんだけどね。
過去を変える事ってしてはいけない事だって考えてた。
だけどよく考えれば、今の俺達は一つの可能性を知っている。
ただ、そうただそれだけの人間なんだよ。
5年は先の未来の技術を持っていたって、もしかしたら突然誰かが閃いて
1年後にはそんな技術が遅れた物に成っているかもしれない。
いや現にDFの高等制御なんて未来でも無かった代物だし、たかが2、3人の人間に出来る事なんてしれているよ。
だから俺達は俺達に出来ることを精一杯する、ただそれだけだよ。」

そう言い出し、アキトは自分の考えを話す。

「分かりました。つまり助けられる人は助けるんですね」

そんなアキトの答えにルリは微笑みながら答える。

「まあ、そう言うことだ。」

お互いに微笑み交わす。

「と言うことで早速だけど相談があるんだ。」
「何でしょう?」
「実は……」

アキトはラピスも過去に戻っている事を、ルリに説明し、
ラピスとルリの二人で、ある計画を実行する事を頼んだ。

 

 

「……と、言う事なんだけど」
「結構、悪知恵が働くんですねアキトさんって」

あきれながらアキトを見るルリ。

「分かりました。それならラピスに一人補佐を付けましょう」

ルリは何か企んでるような表情でアキトに話しかける。
アキトはルリの言うような自分たちを信じてくれて信頼できそうな人物が思い当たらなかった。

「俺達の話を信じてくれて、信用できる人物なんて……」
「いますよ、ハーリー君が。」

その時アキトの顔は驚愕!!と言う言葉をそのまま形にしたような顔だった。

「彼か。そうか、彼も戻って着たんだな。」
「ええ、気づいたらすぐに連絡を入れてきましたよ。」

今は全く面識が無いのにすぐに連絡を入れるなんて、本当に真っ直ぐだな――
そうアキトは思った。

「そう言えばもう直ぐ、チューリップが来てもおかしくないな。」
「そうですね。それじゃ私はブリッジに戻りますね。」
「ああ、もう直ぐ呼ばれたら直ぐにエステに向かうよ。」

そう言ってルリはブリッジへ向かった。
アキトは今コックとして食堂に居て、休憩時間なので休んでいるだけなので格納庫に向かえない。
緊急事態になるまでコックとしてここに居るしかなかった。

「ルリと知り合いかい。アキト。」
「ええ、ホウメイさん。昔会いましてね。その時からです。」
「と言うことはこれかい?」

ホウメイは小指を立ててみせる。

「ははは、そんなんじゃないですよ。ホウメイさん。」
「そうなのかい。ま、そのときは応援してやるからさ。いつでも声を掛けなよ。」

そう笑いながら声をかけるホウメイ。
そんな会話がチューリップ出現のアラームが鳴るまで続いた。

「がんばれよ〜〜。アキト〜〜、ジョン〜〜。特にアキトお前素人だから気を付けろよ〜〜。」

間延びしたスピーカー越しのガイの声が射出口に響く。

「それじゃあ、アキトさん、ジョンさん、準備してください。」
「「分かった。」」

ハッキリした通信機越しのルリの声が二人のコクピットに響く。

「マニュアル発進5秒前、4、3、2、1、スタート。」

ガチョン! ガチョン! ガチョン! ガチョン! ガチョン! ガチョン! ガチョン!

ルリの合図に走り出すジョンとアキト。
先のピンクがジョン、後ろの黒がアキトのエステだ。

「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!、とうっ!!」
「ジョンさん、乗ってますね……。」

射出口の出口でボディスライディングの要領で飛び立つジョン。
とうっ!!と掛け声と同時にポーズを取る所が彼の性格をうかがわせる。
アキトはそれを見て、ジョンはナデシコで十分にやっていけるなと思った。

 

 

その後アキトとジョンがチューリップの触手をいなし、ユリカがトビウメから帰還するまでの時間を作り、
ナデシコがチューリップの入り口に頭を突っ込み、グラビティーブラストの一撃で決着はついた。
後日アキトは何故ユリカがトビウメに居たかと尋ねたが、お父様に呼ばれていたため、と答えたそうだ。

追記

戦闘終了後、再び検査は再開されたそうだ。
今回も置いてきぼりを食らったジュンだがこのため大丈夫だった。
またユリカがコウイチロウにアキトのことを紹介したため、アキトはトビウメに呼ばれてコウイチロウに酔い潰れるまで飲まされたそうだ。

 

 


 

後書き
第二話完成しました。第一話が完成したときにはあらすじは完成していて、30%程度出来ていたので今回早く出来ました。
今回はジョン&ガイコンビの巻とも言える物になりました。
次回は『早すぎる「さよなら」 なんて欠片も無く』です。
どうぞよろしく。

 

 

 

 

代理人の感想

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゑ?

いやその、ガイって設定では18歳なわけだし、そーすると10年前というのはさすがに。

ビデオ屋にディスクを買いに来るまではともかく、いっしょに旅をしちゃったとなるとねぇ。