「・・・この日は確か・・・」

『確かアキト兄が初めて跳んだ日だよね』

『ってことは、ナデシコがでるまで1年近くあるわけ?』

うーーん、さてどうするか。



ブロスとディアの正しいアキト君の育て方
 prologue2 選択



『アキト兄、今日がいつかわかったところで、今からどうするの?』

「うーーん。そうだな・・・」

『1・前と同じくサイゾウさん・・・だっけ?の所に行く

 2・アカツキさんの所に行く

 3・何とか一人で生きていく

 の内のどれかじゃない?』

「1では動きにくいし、2だと正体をばらす必要があるな。

 3は家とお金をどうにかしないと・・・」

『アキト兄、何言ってるの?

 お金ぐらい私たちがハッキングして・・・』

「おい」

『大丈夫だよ、別に。

 心配しなくても証拠は残さないから・・・』

「そういう問題じゃなくてだな」

『『なんか言った?』』

「いっ、いえ何も」

『そっ、心配しなくてもクリムゾンの隠し資産からとるから問題無いって』

・・・・・・ま、いっか

「で?結局3になったのか?」

『聞きゃわかるでしょ』

・・・しかし・・・・・・なんでディアたちが仕切ってるんだ?

「でも俺はできればコックがやりたいし

 その方法じゃタイミングを間違うとナデシコに乗れなくなるんじゃ・・・」

『うーーん、じゃあこうしよう。クリムゾンの資産で屋台を作る。

 で、プロスさんとかのいそうな場所に行って、

 それとなくナデシコにコックとして雇ってもらえるようにお願いする、どう?』

「うーーん、でも・・・」

『どう(怒)』

「はい、それでいいです」

『よろしい』

神様・・・俺が何をしました?

何でディアにまで・・・



その夜

『さて、アキト兄も寝たみたいだし・・・今後の予定を決めよ』

『予定って?』

『アキト兄をだれとくっつけるか』

『それはアキト兄の意見も聞かないと・・・』

『・・・あのね、あのアキト兄が決められると思う?』

『・・・それもそうだね』

『まぁここは公平に点数制でいきましょう。

 まずできるだけ早い時期から乗っていてくれたほうがやりやすいから

 ルリ姉、ユリカさん、メグミさん、ホウメイガールズ+5点、リョーコさん+4点

 イネスさん、エリナさん+3点、アリサさん、サラさん、レイナさん+2点、ラピ姉+1点』

「じゃあホウメイガールズとサラさんは料理ができるから+1

 ユリカさんとメグミさんとリョーコさんは-1、後の人はわかんないから±0」

『戻ってきてる人のほうが話が早いからルリ姉、ラピ姉+1』

『ナデシコでルリ姉に隠れて何かやるのは大変だから+2

 同じくラピ姉、ユリカさん+1』

『ルリ姉とラピ姉の場合ロリコンって言われそうだからルリ姉-1、ラピ姉-2』

『じゃあイネスさんも-1?』

『あの組織は邪魔だから創設者のルリ姉+1』

『その人の家族とかは・・・その人の能力と人間性が逆比例してるから全員±0?』

『体力は・・・北斗さん+2、リョーコさん+1、ルリ姉-1』

『アキト兄の気持ちとしては・・・たぶんルリ姉とラピ姉、ユリカさんは特別だろうから 

 ユリカさん+3、ルリ姉+2、ラピ姉+1』 

『ユリカさんは、私の中で〔ナデシコ内ほっといても幸せになりそうな人No1〕だから-1』

『ルリ姉たちは僕たちが恩があるから、ルリ姉、ラピ姉、イネスさん+2、レイナさん+1』

『うーーん、こんなものかな?』

『まあね』

『じゃぁ結果は・・・北斗さん、アリサさん2点、レイナさん、エリナさん、サラさん3点、

『ラピ姉、イネスさん、メグミさん、リョーコさん4点、ホウメイガールズ6点、ユリカさん7点、

で一位がルリ姉で11点』

『じゃぁルリ姉とくっつけるの?』

『うーーん、やっぱりここは一番難易度が高そうな北斗さんとか・・・』

『あまいね、ディア。

 もっとも難易度が高そうなの高そうなのもいるよ・・・

 たとえばミナトさんとか、優華部隊の人たちとか・・・』

『うーーん、そうか、それはさすがに難しいから・・・

じゃやっぱりルリ姉ってことで』

『『よーし、がんばろう』』



第一話へ続く



あとがき・・・という名の駄文



皆さん今日は、アリア=ミリディールです。

というわけで「ブロスとディアの正しいアキト君の育て方」

略して「育て方」のprologue2をお届けさせていただきました。

こういうものはまず誰を落とすか決める必要がある、というわけでプロローグとした

今回のメインはヒロインをだれにするか?でしたが、

結局はルリ君に決定いたしました。理由は上記の理由で書きやすそうだからです。

ルリ君・・・と言ったら純情路線と壊れ路線の両極端が普通ですが、

トゥルーエンドは純情路線だと思いますし、ディアたちもそう考えるでしょうから、

おそらく壊れません、

というよりもディアたちが壊さないようにアキト君を動かすと思いますが・・・

私の基本属性は極ダークですし・・・

壊れているほうが動かしやすいですし・・・

予定は未定とも言いますから・・・

くっくっくっくっくっ

あと見ていていただいたらわかると思いますが、

ディアたちの立場はプレーヤー(爆)というか突っ込み役というか・・・

「時の流れに」を読んで思わず言いたくなることを全部言ってもらう予定です。

ところで、人間と同じように考えるコンピュータが実在しているといたしますと、

彼らは「人間になりたい」と思っているのでしょうか?

私は、「人間との違いを認められた上で共存したい」と考えていると思います。

つまり極論になりますが「コンピュータは、便利だから人間を使っている」と思っていると思うのです。

ディアたちの場合はゲームをしている感覚です。

「ブロスとディアのアキト君で遊ぼう!」

略して「遊ぼう」のなごりでかなり問答無用な能力

(なにせ遺跡のダイレクトコピーという設定でしたから)

を持っておりますが、直接手を出すのは裏技的手段ですので、

おそらくほとんど使う機会はないでしょう。

まぁ一応使うイベントも考えてはありますが・・・

それから、控えめなのは意識的なものではなく、これが私の「素」なのです。

どうしても止めろとおっしゃるのでしたら、毎回誰かを召喚させていただいて、

代わりに語っていただきますが・・・

 

 

 

代理人の感想

 

私の基本属性は極ダークですし・・・

壊れているほうが動かしやすいですし・・・

予定は未定とも言いますから・・・

くっくっくっくっくっ

 

・・・なるほど、控え目に極ダークなのですね(核爆)!?

 

 

ちなみに、ジャンクフード漬けだった劇場版を見る限り、ルリは絶対に料理は出来ないと思います(笑)。