「「夢が、明日を呼んでる〜」」

・・・煩い。

この組分け、失敗だったかなぁ。





ブロスとディアの正しいアキト君の育て方
 第十三話 跳躍





結局、今回もエステでの先行偵察が行われることになった。

俺としてはユートピア・コロニーの生き残りを収容してほしかったが、

それを言っても聞き入れられるわけが無いし、あの人たちが乗るわけも無い。

何より俺たちも助からない可能性もあるので、何も言わなかった。

ルリちゃんも同じ事を考えていたようだ。

結局、先行偵察のメンバーは、俺とガイとヒカルちゃんとなった。

近距離戦型のリョーコちゃんとガイ、遠・中距離戦型のイズミさんとヒカルちゃんの

それぞれどちらを残すかは意見が分かれたのだが、

ディアの意見で俺が言ったこと、

ガイが「自分が出る」とうるさく主張したこと、

イズミさんとガイというペアは不評だったなどの理由でこの分かれ方となった。

最後の意見は反論などあろう筈も無かったが・・・

こんなことになるのならガイとイズミさんでもよかったかも・・・





先行偵察中、やはり俺は先頭を走っていた。

ガイとヒカルちゃんはまだ後ろでゲキガンガーを歌っている。

今回重装フレームに乗ってるのはヒカルちゃんだ。

ガイが乗ろうはずも無く、またどちらかと言うとヒカルちゃんは遠距離戦型のためこうなった。

そう言えば何であの時はリョーコちゃんが重装フレームだったんだ?

まぁいい、取り敢えず注意を促さないとな。

「おい、二人とも」

「ん、どうした、敵か?」

「え?でも索敵レーダーには何の反応も無いよ?」

「突然だが問題だ。

 敵が氷の上を動いている、さてどう攻める?」

「下手な小細工など必要なし!!男だったら正々堂々正面から!!」

「ガイ、お前はそうかも知れないけどな。だが、敵が同じ事を考えると思うか?」

「そ、そうだった。敵は悪の帝国だからな、正々堂々せめて来るはずがないな」

「え〜とね、私だったら氷のしたからかな?」

「そうだな、それが上策だね。

 とりあえず足元に注意・・・だな」

これで奇襲を受けることはあるまい。

「おい!!俺の台詞を取りやがって」

「え〜、だって一回間違えたんだから次は私の番でしょ」

「違う!!一回間違えて次正解する・・・」

『アキト兄』

〔ん?どうした、ディア〕

『ヤマダさんにあの台詞を言って見て』

〔俺はかまわないが・・・良いのか?〕

『大丈夫大丈夫』

また何か企んでるな・・・ま、悪い方向には行くまい。

「・・・ゲキガンガーがゲキガンガーVになったように・・・」

「ガイ、お前がゲキガンガーにあこがれるのはかまわないけどさ、

 お前は、それほどの存在なのか?」

「何!!どういうことだ」

「お前にゲキガンガーを名乗り、ゲキガンガーのごとく振る舞う資格があるのかって言ってるんだ。

 ゲキガンガーにあこがれ、ゲキガンガーを目指す、それはいいと思う。

 けどな、今のお前にゲキガンガーを名乗る資格はあるのか?

 ゲキガンガーは凄い、だから俺程度の人間にはとてもなれる存在じゃない。

 ゲキガンガーを名乗り、ゲキガンガー程の存在だからできることをする、

 今のお前にその資格があるのか?」

「・・・・・・・・・・・・」

ガイの奴が考え込んでしまった。

ま、静かで良いか。





結局、足元からの奇襲は事前に予測していたこともあり簡単に迎撃できた。

ナデシコに帰還すると、妙に静かなガイを見て皆がやたらと気味悪がったりしたが、

概ね、「静かで良い」と前向きな受け取り方をしたようだ。

・・・いいのか、それで?

って・・・俺も人の事言えないか。





「研究所の周りに。チューリップが五個、か。

 どうします艦長?」

「私は・・・これ以上クルーの皆を危険にさらすのは、嫌です」

「でも、皆さんはわが社の社員でもありますから・・・」

「俺たちにあそこを攻めろ、って言うのか?」

「しかし・・・そうでした、テンカワさんなら何かいいアイデアをお持ちなのでは?」

プロスさんなんかやたらと俺に絡んでくるな・・・

ま、別にいいが・・・

「難しいですね、今の装備ではチューリップ五個はきついですよ。

 ナイフとライフル、ランサーだけではいくら俺でも・・・

 ウリバタケさん、あれはまだできてませんよね?」

「こんなことも有ろうかと・・・って言いたいんだがな、

 ランサーから作れって艦長から言われたからな・・・

 まだ半分もできてない」

「そうか・・・」

DFSがあればノーマルエステでも勝てない相手ではないのだが・・・

あたりの空気が暗くなりかけたときメグミちゃんが口をはさんだ。

「ジュンさんは何か無いんですか?」

そう言えばジュンの「一般的な意見」も聞いてみたいな。

「う〜ん、こういう場合陽動をしておいて、強行突破がセオリーなんだけど・・・」

「よし、アレを使おう」

「アレ?」

ジュンの意見を受けて、フクベ提督の提案した作戦は・・・やはり同じ物だった。





「ルリちゃん」

「なんですかアキトさん?」

「全く、俺たちは何をやってるんだろうな・・・

 火星にきて、たくさんの人たちを見殺しにして、提督も危険にさらす・・・

 今の俺たちにはこれしか方法が残ってないとは知ってるけど・・・」

「でも、多分今回も脱出してくれますよ」

「ああ、そうだな」

「愚痴、聞かせてくれましたね?」

「ああ、聞きたいって言ってたからな」

「ええ、ありがとうございます」

「そう言えば・・・、ディストーション・フィールド発生装置の方はどう?」

「はい、整備班から貰ったディストーション・フィールド発生装置の、

 予備パーツを改造したものを複数使い、

 さらにあのフェザー・・・でしたっけ?

 あれの簡易版も使って、ディストーション・フィールドを共鳴させる技術により、

 一時的にではありますが、ジャンプに耐えられるレベルのフィールドを発生させることができます。

 調整が大変だったので、アキトさんと私を含めて三人が限界ですが・・・

 それより・・・もう一人は誰にするんですか?」

「ウリバタケさんは・・・設計図はあるし、あっちで造るのはかなり難しいし、

 造っても持ち込むのも難しいから、あえて選ぶ必要も無いだろう。

 ガイとイズミさんは・・・ちょっとな。

 イネスさんとユリカを選ぶわけには行かないし、

 メグミちゃんやミナトさん、プロスさんやゴートさんを選んでも仕方が無い。

 残りは・・・リョーコちゃんかヒカルちゃんかジュン・・・」

「そうですか、ならジュンさんにしましょう!!」

「そ、そう?

 まあ、ジュンの副長権限はそれなりに使えるし、

 あいつも意外と有能だからな、鍛えれば使えるだろうが・・・」

二回目と同じような状態になってるのか?

それだけは勘弁してくれ・・・

「それより、オモイカネのほうは大丈夫?」

「ええ、コミュニケを通してユリカさんとイネスさんの補助脳にデータを送って、

 ジャンプのイメージング補助をする・・・

 よくこんな方法思いつきましたね?」

「まあな、八ヶ月間を無駄にするのもばかばかしいし・・・

 かといって俺一人じゃ何もできないからな・・・」

「でも、記憶の混同とか、幽霊が見えるとかの影響や・・・

 後、私が急に成長してたら皆に変に思われませんか?」

「大丈夫、そういうときのためにいい言葉があるんだ・・・といっても考えたのはディアだけどね。

 "ジャンプの影響"まあこれでたいていの事はこれで何とかなると思うよ。」

「・・・まあ、そうかも知れませんが・・・

 でも本当に悪知恵が働きますね」

「ははは、で・・・帰りは大丈夫?」

「はい、アキトさんがいないことで多少時間がずれる可能性がありますが、

 通常空間に復帰すると同時にオモイカネから連絡が入る手筈になってます。

 一応軍のコンピュータネットワークのデータも一式入れておきました」

「悪いね、犯罪みたいな真似させて・・・」

「見たい・・・じゃなくて犯罪ですよ?」

「ははは。じゃあ、ちょっとラピスとハーリー君に会って来るよ」

「ラピスとハーリー君に・・・ですか?」

「ああ、前回のラピスは・・・ま、明るくはなったんだが・・・

 気に入らないものは力ずくでも排除しようとしたり、欲しい物は力ずくでも手に入れようとしたり・・・

 お世辞にも年頃の精神年齢を備えてるとは言いがたかったからね。

 ちょっと話をしてこようと思って・・・」

「それは・・・もしかして私のせいですか?」

「・・・・・・・・・・・・

 別にどうでも良いだろ?

 今のルリちゃんにはの関係ないことだ」

「そう・・・ですか?解りました。

 作戦は三時間後に決行です。多少は何とかごまかしてあげますが・・・

 できるだけ早く帰ってきてくださいね?」

「ああ・・・ジャンプ」





「ハーリー君・・・で良いよね?よろしく、テンカワ アキトだ」

「え、あ、貴方があの・・・はい、それで良いですよ、こちらこそよろしくお願いします。

 貴方の話は艦長から聞いてます」

「ラピスからは・・・やっぱり聞いてないか・・・」

「え、ええ。なかなか話してくれないんで・・・」

「だろうな。実はその件でここに来たんだ。

 俺にラピスの過去を話す権利は無いけど、

 ただ君にアドバイスを送る権利と、

 君とラピスの仲が良くなるように協力する権利ぐらいはあるはずだからな」 

「は、はあ」

「ラピスのことだけど、あいつは多分俺と自分以外何もいらないって思ってる。

 その辺について解らせてあげないといけないからな、

 今からラピスに話を持ちかけてくれないか?」

「そ、そんな事したってまた無視されるだけですよ、それに・・・」

「嫌われるよりは、現状維持で機会を待つ・・・か」

「ええ」

「ま、ちょっと考えがあるんでね、だまされたと思って手伝ってくれないか?」

「・・・なんだかテンカワさんってキャラ変わってません?

 艦長と追いかけてたときとは全然違うんですけど・・・」

「そうか?ま、こっちが俺の「素」だ。

 あの時は・・・ま、いろいろあったからな」

「そ、そうでしたね、ごめんなさい」

「別にいいさ。それより、断られたら何で話してくれないか聞いてくれ。頼んだよ」

「はい、わかりました」

「ジャンプ」





とりあえずラピスの部屋にジャンプする。

しかし気づかれてはいけない。驚かすとかそういうんじゃない。

「ラピス、面白い話が・・・」

「ハーリー、煩い」

・・・前回はこれを三ヶ月近く続けたのか?

尊敬に値するね・・・凄いってことさ。

と、思わずラピスのよく言った風に誉めてしまったではないか。

っと、こんなことしてる暇は無いな。

「ねえラピス、何で話を聞いてくれないんだい?」

「話したくない、煩い、関係ない、必要ない」

・・・なんだかなぁ。

っと、こんなことしてる暇は無いな・・・ってこれさっきも言ったな。

「そうか、ラピスには必要が無ければ話してはいけないのか」

「!!

 アキト!!」

「・・・ラピス、これから八ヶ月ナデシコは音信不通になる」

「・・・火星でのジャンプのせいだね」

「そうだ、用はそれだけだ」

「待って、アキト」

「・・・何のようだ、ラピス?」

「・・・アキト、今日は何でそんな話方するの?

 何ですぐに帰るの?ここに来たってことは時間あるんでしょ?

 アキトは私が要らないの?」

「・・・ああ、ラピスが今のままなら遠からずそうなるだろうな」

「!!何で?私の何が悪いの!?」

「煩い。

 ・・・これで話さない理由になるんだろう?」

「・・・どういうこと?」

「自分の言ったことには責任を持てって事だ。

 お前はハーリー君に煩いから、という理由で会話することを拒否しただろう?

 なら、お前の話も煩いからと言う理由で会話することを拒否して何が悪い。

 こんなしゃべり方なのは、必要が無いからだ。

 すぐ帰るのは、用が終わったからだ。

 お前が何を考えてるかは知らんが・・・

 他人を拒絶してるんだ、遠からず、他人からも拒絶されるだろうな。

 別に俺も例外ではあるまい。

 そのうち俺も拒絶するのか?

 また俺に会う前みたいに一人になりたいのか?」

「・・・やだよ。私は一人になりたくない!!アキトに捨てられたくない!!!」

「だったら、ハーリー君を拒絶しないで話してごらん?

 ラピスが今のままじゃ、皆ラピスの近くから居なくなるよ。

 ラピスのそばに居ると、あんな事言われる。嫌な思いをする。ラピスのそばに居たくない。

 ラピスには近寄らないようにしよう・・・ってね?

 俺だって嫌な思いはしたくないからね、ラピスを捨てるかもしれない」

「・・・・・・・・・・・・」

「人はね、自分を映す鏡だって聞いたことがある。

 人を嫌ってる、拒絶してる人は、人からも嫌われ拒絶されるんだ。

 何もかも自分の都合のいいようにはならない。

 自分が、人にこう思われたくないって思ったら、人をそう思わないことだ。

 とりあえず、ハーリー君の話・・・面白いかどうかは別にして、

 いろいろなことを聞いてみたら良いよ?

 それに・・・いろんな事を知っていてもらわないと、俺も困るからね?」

「・・・どういうこと?」

「俺があの時やったこと・・・決して良いこととは言えなかった事なのは解るよね?

 もし、ラピスがいろいろと知ってたら、ラピスのアイデアで、

 もっと簡単に、もっといい方法でユリカを助けられたかもしれない。

 ラピスにはいろいろと知っていてもらって、

 俺の足りない部分を補ってもらわないと困るんだ。

 ハーリー君と話したり、一緒に研究所の外に行ってみたりしてみてよ」

「・・・うん、がんばる」

とりあえずこれで良いだろ。

「そうか、今度会うときを楽しみにしてるよ

 じゃあ、またね」

「またね」

「ジャンプ」





俺はナデシコに戻る前にハーリー君の部屋に来る。

「・・・ハーリー君は、あの調子でずっと断られ続けてたのか?」

「ええ」

「大変だな、君も」

ジュンの同類になる才能があるぞ君には。

ちっとも嬉しくないに違いないが。

「ま、一応話はつけといたから・・・少しは会話が続くと思うよ?

 後・・・」

「後?」

「アニメを進めるのはやめてくれ、

 あの子にああいう濃いものを見せると、間違いなく過剰に影響を受けそうだからな」

「え、ええ。

 でもなんでそんなことを?」

「あいつの精神年齢は低いからな、となればアニメとかを見せるのは、常套手段だと思ってな」

「は、はあ」

「じゃあな」

「あ、ちょっ・・・」

「ジャンプ」

これで、アニメオタクになることもあるまい。

アニメが悪いとは言わないが・・・大音量で見られると、部屋でくつろぎもできんからな。





「ふう、後ルリちゃんにも話をしないと・・・」

ピッ!

「お疲れ様ですアキトさん、どうでした?」

「ああ、予想以上にハーリー君は苦労してたよ」

「そう・・・ですか。地球に帰ったら一言励ましてあげましょう」

「ああ、そのことなんだが、地球に帰ってもしばらくは連絡しないでくれ」

「なんでですか?」

「ラピスにいろいろと話をしてきたからな、俺がいるとラピスは俺とばかり話したがるだろうから・・・

 俺はしばらくいないことにした方がいいと思ってな」

「そうですか・・・アキトさんがそういうのならそうします。

 それよりそろそろ作戦開始の時間ですよ?」

「ああ、じゃあ行って来る」

「はい、行ってらっしゃい、アキトさん」





結局、提督は囮になり、私たちはチューリップに押し込まれることになりました。

「あの・・・フィリスさん。

 その・・・少しオペレーター変わってくれませんか?」

「え?ああ、良いですよ、急いで下さいね」

「はい、ディストーション・フィールドを全開にするだけで良いです。

 ちょっとプライベートデータが残ってますから、余り触らないで下さいね?」

「解りました。」

さて、急がないといけませんね。





「クロッカスより通信」

「アキト君

 君の目的が何かは知らん。また君の過去に何があったのかも知らん。

 だが、君みたいな若者を会えたことに私は感謝している。

 君の目的が何であれ、私はそれを果たせることを祈ってる。

 いや、君ならきっと果たせる。

 私のやっていることはエゴかも知れん。

 だが、君にならナデシコを任せられる。

 私のせめ・・・てもの罪ほ・・・ろぼし・・・として君・・・をたす・・・・・・」

「クロッカスとの通信・・・途絶えました・・・」

「ジュン、エステバリス隊のことについて重要な相談があるんだ、ちょっと来てくれないか?」

「この緊急事態に何を行ってるんだ!」

「今だから、だ。チューリップがワープゲートだとすると、どこに出るかは解らないだろう?

 敵の本拠地に出たらそれまでだが、地球の戦闘中の空域なんかに出たら、

 エステの行動は重要な意味を持つはずじゃないのか?」

「・・・・・・・・・・・・

 それもそうだが・・・」

「いずれにしろ、ここにいてもチューリップに入るところを見ることしかできないんだ。

 良いじゃないか」

「でも・・・」

「でもじゃない!良いから来い」

全く、時間が無いって言うのに。





「テ、テンカワ、もう少しゆっくり・・・」

「良いから来い、時間が無いんだ」

俺はジュンを引っ張って、格納庫の裏、人気の無いところに向かっていた。

「遅いですよ、アキトさん」

「ごめん、フクベ提督からの通信も気になったからさ・・・」

「一体なんなんだ?何をするつもりなんだ?」

「ちょっと黙ってろ!!ルリちゃん!!」

「はい、準備は整ってます、後はフィールドを発生させて、ジャンプするだけです」

「よし、フィールド展開、フェザー放出、フィールド同調開始」

「はい!!」

「これは・・・ディストーション・フィールド?」

「フィールド出力、理論必要値を突破!!」

「ジャンプフィールド展開、イメージング・・・・・・

 ジャンプ」

「おい、なんなんだ、これは」

ジュンの叫びを残して、俺たちは地球へとジャンプした。





第十四話に続く





あとがき

なんか、この話のアキト君たちって・・・いろいろ企みまくりですね。

ナデシコからジャンプさせたのは他でもありません、

八ヶ月を無駄にするのが面白くないからです。

初めはウリバタケさんを連れて行く予定だったのですが・・・

オーバーテクノロジーを一度に放出するのも面白くないですし・・・

まあ、何事も予定通りには行かないということですね。

一応ジュンはいろいろ鍛えて、エステバリスの指揮をとってもらうつもりです。

私は、アカツキにリーダーとしての才能は認めても、

指揮官としての才能は認めていないのです。

彼は、自分が悪巧みをしているときには、ほかの人も同じく悪巧みをしているということを忘れるタイプ・・・

広い視点はあるものの、同時に二つ以上の事を見ることができない・・・

TV版の、ユリカが相転移砲を撃つのに驚いた当たりがいい例でしょう。

彼女なら十分予想してしかるべきことですから・・・

よって、アカツキには、オールレンジアタッカー、

ジュンには・・・エステバリスに乗せて超遠距離狙撃と指揮でもやらせることにします。

また、ガイにあの話をしたのは予定外です。

本当は彼の成長はもっと後の予定だったのですが・・・

全ては電波が悪いのです。