「さて・・・

 もう私ができる事は・・・ありませんね。

 ・・・アキトさん、信じてますからね」





ブロスとディアの正しいアキト君の育て方
 第五十話 交渉





テツヤの潜伏先をラピスを通して伝えたあと、

私は、ブリッジでアキトさんがテツヤの潜伏先へ入って行くのを、

IFSを通してみていました。

さすがにウインドウに出すわけにはいきませんから・・・

とはいっても、ブラックサレナから直接ジャンプで潜入したので、

実際に見た訳では有りませんが・・・

ずっと目をつぶっているので、

ミナトさんが心配して時々声をかけてきてくれますが・・・

できれば声をかけないでおいてほしいんですよね・・・

さて・・・

ディサイシブユニットは一応予定通りの性能を発揮したようですが・・・

やっぱり作動時間が実質五秒では・・・

フルバーストを良くも悪くも極端にしたようなものですから・・・

一度作動させると、機体がほとんど壊れてしまうのも・・・

整備員泣かせなシステムですからね・・・

まぁ良いです。

どうせあれは試作機ですからね。

一応"最適化"はできますが、

"デリート"や"アクセス"はもちろん、"デバック"もできませんからね。

さすがに"クラッキング"と、"セットアップ"を使うには、

ブラックサレナ自体の基本スペックと、

ユニットの基本構造自体の問題もあって、

根本的に使えませんが・・・

しかし・・・

アキトさんの話より、かなり事態の進み方が速いです。

あの"Moon Night"の話も、予定というか、

史実より早く来たんじゃないでしょうか?

アキトさんはなにも言ってきませんでしたが、

細かい日時まで覚えていないだけかもしれませんし・・・

あれもクリムゾンがらみだったのかもしれませんね。

その時、

ピッ!

「ルリさん、ちょっと来てくれますか?」

プロスさんに呼び出しを食らいました。

もう少し様子を見ていたかったんですが・・・

もう私にできる事はありませんしね・・・

「ルリさん?」

「あ、はい、わかりました、今行きます」





アカツキさんとエリナさんにイネスさんもいますか・・・

いつか来るとは思っていましたが・・・

できればアキトさんが帰ってくるまで・・・

ま、仕方ありませんね。

「さて、ルリさん、

 予想はしていらっしゃると思うのですが・・・」

「アキトさんと私について・・・ですね」

「まぁ、そんなところです」

「さてルリ君・・・

 そろそろ、教えてくれないかな?」

「・・・・・・・・・・・・

 話せることなら」

「ふざけるんじゃないわよ!!」

「エリナ君は黙っていてくれないか。

 さて、ルリ君、じゃあ何なら話せるんだい?」

「状況と質問の仕方・・・そこまでの流れによりますね」

子供だと思って甘く見ないでください。

これでも煮ても焼いても食えない軍や政府のお偉方相手に、

張り合ってきたのですから・・・

まぁ、アカツキさんや私を支持してくれた方々の助けもありましたが・・・

「そうかい、なるほどね」

「で、最初の質問は?」

私は、間髪入れずに続けました。

第一ラウンドは私の勝ち・・・ならさっさとゴングを鳴らした方が得です。

「・・・ボソン・ジャンプについてです」

・・・直球で来ましたね。

でも、やっぱり交渉はプロスさんですか・・・

エリナさんやアカツキさんなら、あしらえると思うのですが・・・

ジャンプは重要なカードなんですが・・・

まぁ良いでしょう、

どちらにしても、アキトさんが帰ってきたらきるつもりでしたし、

ちょっと予定が早まっただけです。

でも、ユリカさんを・・・

「すでに知っていらっしゃるかもしれませんが、

 われわれはユリカさんを使って、

 有人ボソンジャンプの実験をする予定です。

 もちろんわれわれも万全を期すつもりですが・・・」

・・・なるほど、ユリカさんは私たちとの交渉のための、

カードとして使うつもりだったんですか。

さすがですね。

「ジャンプについてですか?

 ・・・おそらくあなた方が考えているとおりだと思いますよ」

・・・どうとでも取れる答えですね。

プロスさんが相手では、どんな変化球が来るかわかりませんから・・・

常に逃げ道は用意しておくべきです。

少なくとも、最初のうちは。

「・・・それは、私の説が正しいって事かしら?」

「・・・おそらく」

「どこで私の説を知ったのかしら?」

「ですから"おそらく"です。

 ユリカさんを使おうと思った時点で、

 その推理が正しい証拠だと思ったんですが・・・」

「なるほど・・・」

アカツキさんたちは、特に意見を言うでもなく、うなずいています。

まぁ、専門的な話になったら、

アカツキさんやエリナさんじゃついてこれないでしょうね。

「ただ、有人ボソンジャンプの鍵は、CCじゃありませんよ?」

「・・・でしょうね、

 ま、あのジャンプフィールド発生装置を見たときから、

 予想はついてたけどね?

 となると、艦長や私・・・アキト君の共通点と言えば・・・

 火星出身・・・かしら?」

「・・・当たらずしも遠からず・・・と入ったところでしょうか。

 ジャンプ技術に関しては、渡してもかまいませんよ。

 もちろん条件はありますが・・・」

嘘は言ってませんよね、

B級ジャンパーと言う人もいますからね。

・・・いますよね、今なら。

三朗太さんや、白鳥さんたちは、もうジャンパー処理を受けたはずです。

「・・・つまり火星出身者は生体ボソンジャンプが可能と言うことですか」 

「なんでそう思うんですか?」

「なるほど、つまり火星出身者である事は、

 生体ボソンジャンプが可能である事の、

 十分条件って訳ね。

 火星出身者と、その他の人の違い・・・

 調べてみる価値はあるわね」

「へ?」

「そうですか・・・

 で・・・ルリさんの条件と言うのは?」

「え、はい。

 とりあえずは、ユリカさんをジャンプ実験に使わないこと、

 次に、有人ボソンジャンプ実験はともかく、

 ボソンジャンプ自体の実験自体は、もうしばらく続けてほしいですね」

ボソンジャンプ実験を中止すると、白鳥さんたちがどこに来るかわかりませんから ね。

とりあえずは白鳥さんとも会う必要があるでしょうし・・・

和平は・・・難しいかもしれませんが・・・

「ほう・・・しかしボソンジャンプ実験もただと言うわけでは・・・

 有人ボソンジャンプの鍵も見当がついたわけですし・・・」

「そんな、困ります」

「おや、

 別に僕たちは君からジャンプ技術のデータをもらったわけじゃないよ?

 君の条件は飲めない、つまりは交渉決裂って訳だ」

「・・・・・・・・・・・・」

「じゃ、次の交渉に移ろうか」

「次の交渉?」

「そ、君とテンカワ君の目的」

「私の目的は・・・

 アキトさんと・・・」

「テンカワさんと?」

「・・・二人で静かに暮らすことです」

「ほう・・・でしたら、おとなしくしていた方がよいのではないのですか?」

「・・・私は、みんなを・・・ユリカさんやミナトさんを見捨てて、

 自分だけ生き残るつもりはありません。

 それに、このまま私たちが何もしなかったら、

 多分木連の方たちが勝ちますよ、この戦争は」

「・・・ま、テンカワ君が知ってるんだ、君が知ってても不思議はないか。

 で、何でそう思うんだい?」

「・・・ジャンプ・・・有人ボソンジャンプは、

 別に火星生まれでなくても可能です。

 そして、ジャンプ技術は木連の方が進んでいます。

 私たちが持っている技術を別にすればですが・・・

 おそらく、近日中に単体で有人ボソンジャンプが可能な機体が、

 実戦に配備されると思いますよ?」

「・・・・・・・・・・・・

 でも、それはすでに解決されたわよ?

 火星生まれの人と、その他の人・・・・

 イネス博士なら、数ヶ月のうちにその"鍵"を見つけるでしょうね」

「・・・・・・・・・・・・

 そう簡単に行くでしょうか?」

「それはどうでしょうか?

 とりあえずジャンプフィールド発生装置のデータは、

 われわれも持っていますし・・・

 あとはその鍵を見つけるだけですから・・・」

「それは・・・」

「まぁ、ルリさんの目的はわかりました。

 では、テンカワさんの目的は?」

「アキトさんの目的は・・・」

「目的は?」

「アキトさんなら、自分の安全のため・・・

 そう言うでしょうね」

「・・・それは、彼の本心ではない・・・そう言うわけですか?」

「さぁ?

 とりあえず、さっきの条件を飲んでもらわないことには・・・」

「わかりました、ジャンプ実験は続けましょう。

 会長、よろしいですかな?」

「ん?良いんじゃない?」

「はい、艦長については、またあとと言うことで・・・」

「それは・・・」

「別にわれわれとしても、

 慈善事業をやっているわけでは有りませんので・・・

 もちろん、われわれも、できれば艦長を実験に使いたくなどないのですが・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「それに、ジャンプ技術も、取っ掛かりがつかめたばかりですからな」

「・・・・・・・・・・・・

 アキトさんは、自分の仲間が・・・友人が苦しむのを見たくないんです。

 アキトさんは・・・やさしいですから・・・

 やさし過ぎるから・・・」

「ルリさんと艦長でしたら、

 テンカワさんが一言"ナデシコに乗るな"と言えば、

 乗らなかったのでは有りませんか?」

「それはどうでしょうね・・・

 ユリカさんはともかく、私は・・・」

「・・・どう言うことですか?」

「それに、アキトさんが助けたいのは、

 私とユリカさんだけでは有りませんから」 

「・・・それには、われわれも含まれてる・・・と?」

「はい、そう言う事になりますね」

「となると、会長も含まれているわけですか・・・」

「ふーん・・・

 イネス博士やプロス君だけじゃなく、

 僕も含まれていると言うのは、面白いね・・・」

「それがアキトさんの目的です」

「僕は、テンカワ君に恨まれこそすれ、

 感謝されるような事をした覚えはないけどね・・・」

「その当たりについてだけは話せません」

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・





「・・・・・・・・・・・・

 そうですか、

 では・・・」

「この技術について教えてくれない?」

「イネス博士・・・」

「どうしても聞きたいのよ」

「しかし・・・会長」

「まぁ、良いじゃないかプロス君。

 僕も気にはなってたんだ」

「・・・はぁ」

「この機体・・・

 ブラックサレナ?

 一体これは・・・」

「それに答えたら、ユリカさんを実験に使ったりしませんか?」

「そうだね・・・

 それとジャンプ技術を渡してくれるんなら良いかな」

・・・・・・・・・・・・

ま、ジャンプ技術を渡すのははじめから予定通りですし・・・

「渡しても良いですが、

 ジャンプは、多分あなた方が考えてるようなものじゃ有りませんよ」

「ほう・・・」

「で、このブラックサレナは・・・」

「そのままですよ」

「ま、わざわざ嘘を書く必要があるようなものじゃないからね。

 でも・・・

 このディサイシブユニットって・・・何?

 あとのシステムは、レベルが高いとはいえ一応今の技術の延長線上にあるわ。

 でもこれは・・・何の装置だか、予想がつかないの」

「それは・・・」

切り札中の切り札。

さっきの戦闘でも使ってしまいましたが、

あれが完成したら、おそらく・・・

でも、イネスさんの意見も聞きたいですし・・・

「・・・昂氣って・・・知りませんよね」

「昂氣?」

「はい、アキトさんが使う・・・

 漫画なんかに出てくる、"オーラ"とか"気"とか言うものの一種です」

「・・・面白いわね、

 そんなものが?」

「・・・あまり使った事はないですからね。

 なんでも質量を変化させて、高速移動したり・・・」

「そう言えば、いつか変な光につつまれてすごい速さで走ってたわね」

「へぇー、いつだい?」

「えっとー。

 確か、テニシアン島の前だったかしら?

 艦長に追っかけられて・・・」

「すいません、私としてはルリさんの話の続きを・・・」

「ああ、ごめんなさい」

「とにかく、質量を変化させるという性質などがあるそうです。

 まぁ、それだけじゃないんですが・・・」

「・・・質量を変化させる?

 ジャンプ技術の応用かしら?」

「・・・どう言うことです?」

「あら、違うの?

 じゃぁ、いいわ」

「いえ、私も完全に理解しているわけじゃありませんので、

 参考にしたいですし、なにより気になります、

 説明してください」

「説明しましょう!!

 まず、ここにいる人なら知ってると思いますが、

 ジャンプフィールド・・・つまりチューリップの中に物体が入ると、

 ボソン・フェルミオン変換と言う現象が起こります。

 ボソンとはボース粒子、ゲージボソンとかゲージ粒子などとも言いますが、

 光子や重力子などに代表される・・・いわゆるエネルギーの媒体となる粒子です。

 フェルミオンは、その反対・・・

 電子などに代表される、いわゆる物質を構成する粒子です。

 さて、そのままの意味で捕らえると、

 物体をエネルギー化していると思うかもしれませんが、

 ただ物体をエネルギー化するのでは単なる対消滅現象です。

 さて、なぜわざわざボソンフェルミオン変換と言うのか。

 それを説明する前にまず、ボソンとフェルミオンの違いについて教えましょう。

 違いは簡単、

 粒子の基本性質に、スピンと言うものがあります。

 これが、0、1、2など、整数の場合はボソン、

 1/2、3/2、5/2など、X+1/2の場合は、フェルミオンとなります。

 さて、ここまで聞けば解るかもしれませんが、

 ボソン・フェルミオン変換とは、

 スピンを、1/2変化させる反応です。

 さて、スピンとは、粒子の基本背資質ですので、普通は変化しません。

 それがジャンプフィールド内では変化する、

 同じ粒子の基本性質の一つである質量が、

 ジャンプ技術を利用する事で変化しても、不思議ではない、

 以上が、私の立てた仮説です」

・・・・・・・・・・・・

あ、相変わらずですね・・・

でも・・・

「ジャンプフィールド内部で・・・ですか・・・

 それは思いつきませんでしたね、

 今度やってみましょうか・・・」

「それより、このディサイシブユニットについて説明してほしいんだけど・・・」

「ああ、それはですね、

 昂氣には、質量やあと硬度なども変化させることができるんです」

「硬度を?」

「はい、ナデシコの壁ぐらいなら、指で穴をあけられると言っていましたし・・・

 いくら強く押しても、裂けはしても、穴があくとは考えられません。

 となると、質量と同じように指の硬度を上げ、

 壁の硬度を下げたとしか・・・」

「なるほど・・・ま、そうでしょうね」

「で、ですね、そのディサイシブユニットは、

 昂氣を応用して・・・」

「硬度、質量をコントロールできる以上、電気抵抗や摩擦係数、比熱なども、

 コントロールできるでしょうから・・・

 それらの数値を理想値化する・・・って所かしら?」

「はい、

 ただ、機関に過負荷がかかるらしく、

 一度作動させると、本体もほとんど壊れてしまいますが・・・」

「・・・でもそれは便利ね」

「はい」

「でもそれって、

 生身でも使ってたわよね」

「はい、

 どうも体から離れれば離れるほど使いにくいらしいですから・・・」

「じゃあ、その気になれば、

 空気分子に色々な性質を持たせたり・・・」

「可能ですよ、

 知識とそれをコントロールする技術、

 それだけの昂氣を搾り出す体力、

 細かくイメージする集中力があれば、

 空気分子をグラビティ・ブラストの発射装置に変えることも・・・」

相転移砲にすることも・・・

「・・・さすがと言うかなんと言うか」

「でも、アキトさんでもさすがにそれはできないと思いますよ」





「アキト、

 あきらめろ」

テツヤが俺に語りかける。

「・・・俺は、まだ死ぬわけにはいかないんだ」

「俺は・・・俺はな、おまえだけは許せないんだよ」

「俺が英雄だからか?」

「おまえが・・・英雄ではないから・・・だ」

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「で、どうする気だ?

 おまえの実力なら、おまえだけなら逃げられるんじゃないのか?

 ま、おまえなら逃げないだろうけどな・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「もし、小さい頃におまえと出会っていたら・・・

 俺はもっと良い生き方ができただろうし・・・

 おまえも・・・もう少し良い生き方ができただろうな」

「・・・・・・・・・・・・」

「そうか、この子を救えなかったことが心残りか、

 でもな、俺にはおまえを許すことはできないんだよ」

「・・・・・・・・・・・・」

「もうあきらめたらどうだ?」

「断る」

「・・・そうか」

「・・・天と地は一つなり、

 風は土となりて我が意に従い、

 大地が呪縛を持ちて、

 万物を引き裂かん」

俺は即興で作った唱言を唱えながら、

頭の上に掲げた手に、昂氣を集中させ、

ブロスから聞いたグラビティ・ブラストの原理をイメージする・・・

「そうか、まだ奥の手があるのか・・・

 ・・・それも良いかもな、

 俺に・・・部下たちを付き合わせることもないからな」

「我流・・・昂氣術・・・

 グラビティ・ブラスト!!」

その声とともに開放された高密度の重力子は、

天井を突き破り・・・

ドォォォォォォォォンンンンンーーーーーー

チューリップを破壊した。

よし・・・

俺はその光景を見ながら・・・気を失った。

破片は多少降ってくるだろうが、まぁ大丈夫だろう。

何より、昂氣を使いすぎて、もう動けない。

自分でもわかるぐらい無駄が多かったからな。





第五十一話に続く





あとがき

クリムゾンはあせっています。

西欧に呼び込むことにしろ、

スカウトの話にしろ、

アキト君に先手先手を打たれていますから・・・



あと、ナデシコ逆行物で、

よくアカツキとの交渉でジャンプ実験を、中止させていますが、

白鳥さんたちはどうするつもりなのでしょう。

実験を続けてくれないと、色々と困ると思うのですが・・・



それはさておき今回のメインは、ルリ君とネルガルの交渉、

および昂氣理論についてです。

アキト君とテツヤの決着はついでですね。



プロスさんが火星生まれの人に鍵があると思ったのは、

ルリ君がさっさと話を進めたからです。

つまり、そこに触れられたくない話題があると考え、

カマをかけたわけです。

まぁ、プロスさん相手に交渉の主導権を握るのは難しいでしょう。



しかし・・・

全ての数字を理想値にする・・・

とんでも有りませんね。

まぁ、昂氣術ほどでは有りませんが・・・

生身でグラビティ・ブラストを打たせたのは、

さすがにやりすぎたかもしれませんが・・・

しかし、この位の無茶を認めてくれなくては、

説明できないことが多すぎるのです。



また、ルリ君も言っていますが、

昂氣の実態は、それだけでは有りません。

昂氣の性質は、私が「時の流れに」を読んだところ・・・

曰く、艦の壁に昂氣で包んだ指で穴をあける事ができる。

曰く、質量を減らすことで、高速移動やハイジャンプができる。

曰く、黒い"何か"を出すことで、物体を消去できることができる。

・・・マジですかね?

これを一つの"何か"で行えと?

しかもそれらを"氣"で・・・

そもそも"氣"とは何ぞや?

お願いですからちゃんと考えてから設定は作ってください(泣)



まぁ、一応考えました。

おそらく次回はその説明を送る事となります。

懇切丁寧短く解りやすくコンパクトに説明・・・できれば良いのですけどね・・・

とんでもない理論ですから・・・

・・・それを使いこなせるもの・・・それはもはや神ではないのか?

と、言いたくなるような理論です。



しかし・・・アキト君とテツヤの決着・・・

あっさりさせすぎですね。

戦闘シーンも入れる予定だったのですが、

苦手なんですよ、戦闘シーンは・・・





追記、

神といえる能力があるからと言って、

奇跡を起こしてハッピーエンド・・・なんて終わり方にはしません。

反則ですからね。





追記その二

イネスさんの説明・・・

やっぱりイネスさんはこうでないと。

 

 

代理人の感想

>ちゃんと考えて設定を作ってください

一つ言っておきますが別にBenさんはあなたの為に設定を作っているわけではありません。

そこらへん勘違いしないように。

 

 

>硬度云々

武術の達人は瓦を割らずに指でぽこり、と穴を開けることが出来ます。

アキト君のそれもその延長線上にあるのでしょう。

つまりあれは「押して」るのではなく「貫いて」いるのですね。

硬度の話に限りませんがそこらへんの認識を履き違えるととんでもないことになりますよ〜(笑)。

 

ちなみに「質量」をコントロールするとはどこにも書いてありません。