機動戦艦ナデシコ



遺失文明乱入?



プロローグ2

俺は逃げる途中にみんなに見つかってしまった。
そしてお仕置き百倍の一言で俺は意識を手放した。
気が付いたら周りは真っ暗で何もない空間だった。

「ふっそうか。きっと捕まってお仕置き部屋に連行されたんだな。」

そういってこの後行われるであろう数々のお仕置きに怯えていると、
目の前に光が集まり、やがて一人の青年になった。

「始めまして、テンカワアキト君。」

そういっていきなり俺に話し掛けてきた。

「おまえはいったい何者だ。ここはいったいどこなんだ。」

「私は遺跡の管理者の代理人の1人って所かな。んでここはどこかというと、
 私の力で作った空間だ。」

何!ここはお仕置き部屋じゃないのか。よかった。
原因は解らないけど某同盟から逃げられたようだ。
そう考えて喜んでいると青年が話し掛けてきた。

「あの・・感激してるとこ悪いんだけど話の続きをしてもいいかな。」

「あっ・ああすまない。それじゃ俺をここに連れてきた目的を聞こうか」

「ああ、それは君があまりにも不憫だったものでね。
 ちょっと助けてあげようかなあと思ったのさ。」

「俺を助ける!?いったいどうするつもりなんだ?」

「んー・・そうだねえ・・過去に戻す・・っていうのはどうだい。」

「何!そんなことが可能なのか。」

「まあ私にとっては簡単なことだからね。・・んでどうする過去に戻ってみるかい。」

俺は考えた。
戻らない場合→おそらく一生お仕置きと人生を共にする。
戻る場合→助けられなかった人達を助けられるかもしれない。
     そして何より某同盟の結成を阻止できるかもしれない。

答えは決まった。

「ああ。俺は過去に戻る。いや、戻らせてください(でないと俺は・・・)。」

「よしわかった。後、他に質問とかはないか?」

「そういえばさっき代理人の1人といっていたな。他にも代理人がいるのか?」

「ああ。私達代理人は、管理者『大魔王Ben』の元に100人以上いる。
 現在もその数は増加中だ。そしてその数だけ平行世界、パラレルワールドは存在する。」

「・・・なんだその管理者の名前は・・」

「他の代理人等につけられたあだ名みたいなものだ。」

「・・・そうか(汗)。それじゃあの白い機体に乗っていた彼らはいったい何者なんだ?」

「ああ、そういえば紹介するのを忘れていたな。おおーい君達、そろそろ出てきてもいいよ。」

代理人がそういうと暗闇から青年と少女が出てきた。

「彼らは、この世界とは違う世界の人達だよ。詳しい説明は後でするけど、
 君と一緒に過去に行ってくれるんだよ。」

そういうと18歳位の青年と17歳位少女が話し掛けてきた。

「俺の名前は、ケイン・ブルーリバーだ。よろしくなアキト。」

「私は、キャナル・ボルフィードです。よろしく。」

「ああ、よろしく。でもいいのかい、つきあってもらって。」

「アキト君、考えてもみたまえ。君一人で逆行なんかしたら、
 おそらく同盟の構成人数が増えるよ。それは避けなければならないだろう。」

「うっっ・・わかったよ。それじゃケインさんとキャナルちゃんだったかな?
 君達は何故この世界にきたんだい?」

「それは話すと長いだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
んで、ダークスターをサイコードファイナルを使って倒して、
 気が付いたらこの空間にいたんだ。」

「そこで私がソードブレイカーを直している間、君と一緒に逆行してもらうことに決めたんだ。」

「おまけに、AIだった私を人間にしてくれたんです。」

「ああ、それは気にしなくていいよ。ただ君のメモリーを直すより、
 人にしたほうが楽だったからそうしたまでなんだから。」

ふーん、彼らもずいぶん苦労したんだなあ。んっそういえば、

「あの白い機体は何なんだ?たしかソードブレイカーって言っていたが・・」

「あれは、私からの餞別だよ。私が他の世界を参考にして作った機体に、
 ソードブレイカーのシステムやエンジン・武装などを組み込んで、
 さらにこの世界の技術と私のオリジナルの何かを組み込んだものだ。
 まあ機体の大きさの関係で、性能が船の時と比べかなり落ちてるし、
 装甲もうすい、攻撃力もブローディアより低いが、機動性やスピード等に関しては、
 ブローディアよりもはるかに高い。更にロストシップの慣性中和システムのおかげで、
 Gがまったくかからない、私の自信作だ!」

代理人が嬉々として機体を説・・いや解説してくれた。
オリジナルの何かが気になるが聞かないでおこう。

「なるほどね。そういえばブローディアは、ディアとブロスは?」

「ブローディアは現在私が改造中だ。ディアとブロスには、船の修理を手伝ってもらっている。
 時期がきたら君の元に送るから心配しなくていいよ。」

「わかった。だいたい質問はそれくらいかな。」

「んじゃそろそろ君達を過去に送るとしよう。まっがんばってくれたまえ。」

「ああ、何から何まですまない感謝している。」

そういって俺はケイン(本人がさん付けなくていいといった)達と一緒に過去に行った。



「ふー・・いったか・・・さーて(^^)どういうふうに改造しよっかな〜・・」

つづく

後書き

キャナル:キャナルでーす。

ARX−7:テストが終わって上機嫌のARX−7です。

キャナル:にしても私の船が人型兵器になるなんて・・どんな機体なの?

ARX−7:私の中では外観は、だいたいゼノギアスとスーパーヴァンドレッドを
      足して2で割った感じかな。

キャナル:その2つ知っている人っているのかしら?

ARX−7:少ないだろうね。きっと。

キャナル:んで最終的にはどうするつもりなの?

ARX−7:とりあえずアキトを俺のお気に入りのイツキか千沙か北斗もしくは枝織と
      くっつける予定だな。間違っても同盟の誰かとくっつけるつもりはない。

キャナル:もうその発言でどこかのお仕置きリストにのったりして〜。

ARX−7:そのへんは覚悟の上だな。あとケインはおまえとくっついているから
      そのつもりでな。

キャナル:了〜解(^^)

 

 

 

代理人の感想

・・・・・フェアリースノウ?(大爆発)