機動戦艦ナデシコ  アナザーストーリー


世紀を超えて

第72話 胎動- 火星の守護者達 -





…時に2195年。火星での戦いの一月ほど前…。

…火星極冠、ここに木連の一個艦隊が展開していた。


目的は勿論、火星極冠遺跡…。

ここを抑える…それはこの戦争での勝利と言っても過言ではない。


…故に…木星がいち早く動き、戦争勃発前にここを抑えておこうとしたとしても、

なんら不思議など無い。…いや、地球側の動きが無い事がおかしいほどだ…。


だが…当事者達に言わせれば、楽なほうが良い事は明白である。

…そして…作業は滞りなく行われ…ている様に見えた…。


…。


木連軍、特別編成火星制圧艦隊、司令部…ここには現在、木星側の責任者2名がいた。

艦隊指令として「草壁冬磨」准将。…そして四方天より「西沢学」が出張ってきていたのだ。


そして今、彼らは遺跡を手に入れるべく作戦を練っていた…。

いや、作業が順調であるゆえか運搬方法を探っていると言う方が正しい。


「准将…作業は順調です。…当初より予算も抑えられそうです。…いやあ何より。」

「しかし…西沢さん、連合の妨害が何も無いと言うのも妙だと思いませんか?」


「気づいていないのでしょう。…『予言』の一部が何者かによって持ち出されたようですが…。」

「…そこまで重要なデータは渡っていない…ですか…。」


「ええ、多分。…これなら空いた時間で、火星の資源調査も出来そうですな。」

「そうですね。火星の資源を木星に送れれば、人々の生活ももっと豊かになる…。」


「ええ、それに…」

…まって!…様子がおかしいです!


…それは…崩壊の予感だったのか?

その、冬磨の言葉の刹那…厚い極冠の氷にヒビが入る…!!


「…作業班、急ぎすぎましたか!?」

「いいえ…あれは下から圧力が掛かっているようです!」


…そして…二人は顔を見合わせた。

「「まさか…連合の待ち伏せ!?」」


…。


「…くっ…作業員が先行し過ぎています。…このままでは甚大な被害がでてしまう…!」

「判りました。総員第一種戦闘態勢!…無人兵器の展開、急げ!!


…ザザザザザッ…


流石は木連である。…数分としないうちに無人兵器たちの展開を終える。

…無論、作業員たちの避難も忘れない…!


だが…その内に敵も、氷の中から這い出してきた…!!


「な、なんですかアレは!?」

「西沢さん…無人兵器でしょう。…我々の蟲型(バッタ)と同じフォルムをしていますし…。」


「…まさか…。(汗)」

「いえ、奴らではないでしょう。…奴らのは色まで同じですから。…性能はともかく…。」


「では!!」

落ち着けっ!…何者かは知らないが恐らく敵です。…全艦攻撃」


ドォォォォン!!

だが、敵は冬磨が命令を下すより前に先制のマイクロミサイルをぶっ放してきた!!



「…くっ…この船が幾らすると思っているんでしょうかね。…全く。」

「損害は軽微です!…全軍攻撃開始!!…急ぎ重力波砲発射を!!」


カッ…


…旗艦他数隻の戦艦が、重力波砲を発射する…!

そして…消し飛ばされた敵が爆発した赤い光が空を花火のように覆った…!


「ふう、他愛も無いですな。…しかしこの損害は」
「まだ増えます。覚悟してください…!」


「ええっ?…な、何とっ!?」
「…そう言うわけです…。」


…敵は…確かにその数を減らしていた。…だが…大多数はフィールドの強化を行い、全壊を免れているではないか…!!


「…素晴らしいダメージコントロールですな…。(呆)」

「先程の火力から推測するに、材質的にはそう変わらないでしょう…恐らくはプログラムの差…!」


「…最早、損害がどうこう言っていられませんな…。」

「ええ。…無人兵器部隊、前進!!」



…ガガッ…ボォォォォン…ガシィィィン!!


木星側の無人兵器部隊と謎の無人兵器部隊は、がっちりと組み合うような陣形でぶつかって行く…!


「…3対1…ですかな…?」

「ええ、こちらが3体でようやく敵1体と互角です…。」


…時が経つに従い、じわじわと木星側は押され始めた。

個々の戦力差がじわじわと響きだしたのだろう…。そして…上層部にも決断の時が来た。


「…ここまで、ですかな?」

「はい…。残念ですが作戦は失敗です。…全軍撤退!


…だが…それすらも敵の思う壺だった…。木星艦隊がじわじわ後退し、後ろを向いたその時…!

下の氷を突き破って、別な無人兵器が飛び掛ってきたのだ…!


「…!!」

「囲まれて…いたと言うのか!?」


…そして…それに呼応するように、極冠直上の無人兵器たちも一斉に群がってきた…!!


…ガリッ…ガリガリッ!!


「…とんでもない負け戦ですな。」

「この際、敵のデータだけでも持ち帰らねば…。」


「…しかし、あの黒い蟲型ども。…黒帝の色を使うとは何と恐れ多い。」

「…しかもしぶとい。…まるでゴキブリですね。(苦笑)」


なお…この後、この黒いバッタは「ゴキブリ」と呼ばれる様になるのであった…。

…恐らく本人たちはかなり不本意だったろうが。(笑)


…。


戦闘開始から一時間。

木星側は完全に押されていた…。


…無人兵器も尽きかけ、本国からの増援もチューリップ自身の防衛で手一杯といった有様。


「…進退窮まりましたかな…。」

「ええ。…所で気づきましたか。…下の事に。」


…えっ…と思った西沢は下を見下ろす。

…すると戦闘の為に雪の一部がとけ、大地の様子が見て取れるようになっていた…。


そこには…。


「…あ、アレは連合軍の…!?」

「ええ、しかも残骸です。…連合は妨害をしなかった訳ではなかったみたいですね…。」


「…既にここを攻めていたと!?」

「ええ。…そして、全滅したのでしょう。」


…その、新旧入り混じった凄まじいまでの残骸の数は…今までここで犠牲となった人数を表している。

…それを見た冬磨が…ある決意をしなければならないと感じるほどに…その数は多かった…。


「…参りましたな。…どちらへ?」

「格納庫です。…『白虎』で敵を引き付けます…その間に全軍”跳んで”下さい。」


「…しかし…。」

「急いで!…これ以上損害が大きくならないうちに!!」


「ははっ!!」


…損得勘定には聡い西沢であった…。(笑)

そして、冬磨は急ぎ格納庫に向かう。…出来るだけ多くの兵を逃がすために…!


…。


そして、格納庫。


…ここに満載されていたバッタも、殆どもう無い。

そして、代わりにぼろぼろの残骸が所狭しと転がっていた…。


だが…その中に一つだけ傷一つ無いコンテナが一つ。

そして…その中から低い唸り声が響いてくるのだった…。


「白虎…お前の出番です。」


…自らの愛機、「瑠璃唐草」に乗り、冬磨が言う。

そして…コンテナの鍵を外してやると…。


ガアァァァァァァッ!!


凄まじい雄叫びと共に、白い虎型の機動兵器が一機、踊り出てきた…!


地上での機動戦に特化して開発された、陸戦最速の機動兵器『白虎』…。

そのフォルムに余計な装飾は殆ど無いが、その研ぎ澄まされた牙と爪は、切り裂けない物など無いかのような切れ味を誇っていた…。


そして、白虎は主君の機体を背に載せて、戦場に飛び出していったのである…。


…。


「…凄まじい…まるで蟻の大群だ…!」


…冬磨が格納庫から飛び出した時、既に周囲は敵の大群に囲まれていた…!

それを、機体に装備された長刀で振り払いながら、『白虎』は地上に降り立つ。


既に上は敵の大群で覆われ、空がまばらにしか見えない程だ。


…しかも、友軍のバッタは全滅状態。

…ジョロも岩陰からの銃撃で何とか持ちこたえているという有様である…。


「全く…困ったものです…!!」


そう言いながら、冬磨は白虎の背から機体を飛び立たせる。

…一箇所に固まるより、ばらけていた方が敵の攻撃を拡散できるという視点からだ…。


そして…


「とぉぉぉおおおっ!!」


…気合の掛け声と共に機体は大長刀を振るい、射程内の敵を残さず粉砕する…!!


…ガァアァアアアアッ!!


そして、それに呼応するかのごとく…白虎は地を駆け…その前足の鉤爪で敵を一機一機粉砕する!


…。


その時…上空では敵の注意が逸れたのを幸いに、艦隊が反転をしていた…。

出来得る限りの速度で…それでも、周囲から見ればゆっくりと艦隊は回れ右をしていったのだ…。


…そんな中、艦隊の右舷を任されていた艦が、突然爆発した!

そして…敵の別働隊が姿をあらわす…!


「何と…まだ敵には増援がいるので…!?」

『西沢さん!…もうなりふり構わず逃げて下さい!!…ここは私が食い止めます!!


「そんな、指令官を見捨てて逃げろと!?」

『私だけなら跳躍で逃げられます。…兎に角味方と合流を図ってください!!』


「…貴方を木連が失うのは痛すぎます。…どうかご一緒に撤退を…!」

『それは貴方の方だ。…木星には経済に詳しい者が少ない。…戦術に長けた者は多いですがね。』


…そう言うと、冬磨はショルダーアーマーからクラッカーのような物を取り出し、地面に投げつけた。

すると…周囲は煙幕に包まれる…!!


「…効いているみたいだ…白虎、行きますよ!!」


…ガシャン!!


全ては一瞬であった。

巨大な虎型機動兵器が可変し、その胸部にあたる部分に冬磨の機体が納まっていく…。


TVアニメなら一分近くかけて行う合体(!)を、彼は瞬時に済ませたのだ…!


「…全相転移エンジン、同調…『白虎』覚醒形態、起動っ!!


それは…ブラックサレナをも上回る大きさを誇る、20メートル級の人型機動兵器だった。


「…ここは一気に決めさせて頂きます!!」



…白を基調に時折金色のアクセントの付いたその機体…。


両腕両足には大きな鉄の爪が付き、胸部に移動した虎の頭がギンとこちらを睨みつけてくる!

そして…それは音速の壁を超えるほどのスピードで敵陣形の内部に突っ込んでいく…!!


「…魔獣咆哮!
 …波動襲撃破ぁっ!!」




…!!



…白虎の…胸元に移動した顔が咆えた!!

コアの機体と合体した事により、
封印を解かれた必殺兵器が唸りを上げる!!



…波動衝撃破…その正体は強烈な音の波動…超音波である。

だが、尋常で無い程の超音波は最早…衝撃波と化し、周囲に広がっていく…!!


ピキイィィィイイイッ!!…
パリィィィイイイン!!



その超音波の衝撃に耐えられなくなったゴキブリ達の脆い部分が、次々と弾け飛んでいく…!

…更に…機体内部のミサイル等も誤作動を起こし、次々と内部爆発を起こしていった…!!



…。



10分後…白虎は遂にその雄叫びをとめた…。

…無論、動く者など当の本人以外には誰もいない…。


火星極冠の大地に、今回は無人兵器の残骸も加わる事になったのである…。


「味方は脱出できたようですね、白虎…よく頑張りました。」


…遥か彼方で艦隊が大気圏脱出を図る様子が見える。…彼らは仲間達を逃がす事に成功したのだ。

だが…突如白虎が警戒音を発した!


…ガォォォォオオン!


「白虎?…なぁっ!?」


…見ると…何時の間にか3機の機動兵器が周りを取り囲むように散開しているではないか!


「…本当に素晴らしいですね。…木連の勇士さん?

「な、この声は!?…だ、誰だっ!?」


…突然開いた通信ウインドウ…そこには黒髪でマスクをつけた女が写っていた…。

中央の機体からだ…それはブラックサレナそのもののフォルムで、大鎌を構えている…!


「私はサレナ。…黒帝の娘にして遺跡の守護者…。」

「な、何っ!?…何故…何故貴方はっ!?」


「己の格以上の力を欲するもの…今後の見せしめの為に…滅びなさい。」

「…!!」


冬磨=白虎はその時"何か"を感じ、咄嗟にスウェーで身をかわした!!

…そのコンマ0.001秒後、右側面からの粒子ビームが機体の直ぐ傍を掠めていく…!!



「…シルヴァの狙撃を回避したと言うの!?」

「な…ぎ、銀色のサレナフレームだと!?」


…そう、右側に散開していた一機。

…銀色のサレナフレームがその両腕に抱えたスナイパーライフルを放ったのだ…!



「…既に発射されていた光速のビームをかわすなんて…流石は陸戦最速の機体…。」

「くっ!!…白虎、あの銀色を抑えてください!!」


ガシャ!!


今度は分離を一瞬で済ませた白虎は、銀色のサレナフレームに肉薄した…!

そして…その爪を機体奥深くに突き立てる!!


「腕部破損、中破レベル。…くっ。

「シルヴァ!?…振り切りなさい!…近寄られては駄目!!」


そして冬磨自身は、残り2機に対し牽制の構えを取る!


「…あなた方は一体何者ですか!?…遺跡にはフィールド防御しかなかった筈…。」


それに対し、答えたのは最後の一機…地金にコーティングを施しただけの機体だった…。


「んー?…フィールドしか無いって誰が決めたんだよ、オイ。」

「…!」


「俺はクロガネ・ブラックマン。…判ったら消えろよ!!」

「…来るっ!?」


…最後の一機…サレナフレームにしては装甲が一部足りないその機体は、

機体の大きさに不釣合いなアームパーツ(胴体と同レベル)で殴りかかってきた!!



「ちいっ!!」
「オラオラオラッ!!」


ガシィッ…バキイッ!!


だが、冬磨の機体は長刀で応戦する。

…機体性能の差に対し、リーチの長さで対抗する腹なのだ!


「ちぃっ…この、サレナ・グラップラーを如何こう出来ると思うなよ!?」

「確かに凄まじいパンチ力…ですが!!」


ブンッ!!…ズサッ!…ゴン!!


冬磨は…右の打撃をかわす…そしてそのまま左腕の関節に長刀を突き立て、懐に飛び込んだ!!


「そんなに腕が太くては、肉薄された時に邪魔でしょう!?」

「う…嘘だろっ!?」


…冬磨は全エネルギーをアームに回し、敵の頭部を粉砕、そのままそこに腕を突き立てる!

…このまま敵の本体を破壊する作戦なのだ!


「サレナフレームの防御力は知っています。…ですが、構造を知っているなら弱点もわかる!!」

「…おいおい、殺す気かよ!?…でもま、本当に知ってるのか、これをよ!!」


ガチャン!

…敵サレナのレッグパーツが二つに割れ、内部から本体の足が露出した…!


「…しまった!」

「これがあるからボクサーじゃなくてグラップラーなんだよな!…あばよ!


ゲシッ…ドゴォォォオオン!!


「う、うわあぁぁあああああっ!!」


前蹴りで前方に突き出された冬磨…そこに大型アームからの打撃が打ち込まれた…!!


ヒュー・・・ン…ゴワシャ!!


…勢い良く氷に突っ込んで地下深くに消えていく瑠璃唐草…。

…冬磨と機体は…こうして極冠の氷の下に消えていったのである…。



…。



戦い終わった極冠。…そこにはゴキブリ達によって水がまかれた。

…明日にはまた、ここは静かな氷に包まれた世界に戻るのだろう…。そして…、



「…それにしても…シルヴァ…クロガネ。…手ひどくやられたわね。」


「…申し訳ありません、サレナ。」

「でもよー、あいつ強かったぞ!?」


ここは極冠地下深く。…電子神官。…遺跡の守護者たちはここで暮らしているのだ…。


「…別に良いですけどね。…でも、シルヴァ…。」

「はい。」


「…床に体育座りしてると、下着丸見えよ。(汗)」

「問題ありません、この場には私達しかいませんし…。」


「…シルヴァ・シロガネ!!」

「はい。」



スッパー・・・ン!!



突然サレナが取り出したハリセンがシルヴァの顔を叩く!!

シルヴァは不自然な体勢のまま床を滑っていった…!


「馬鹿っ!…嫁入り前の女の子が何言ってるの!?…いい、女性たるもの慎み深く…云々…。」


「さ…サレナ。…シルヴァの奴、顔陥没してるぞ!?(汗)

「…え?」



…。(謎の沈黙)



「うわぁーーーーっ!?(驚愕)」
「…クロガネ、大丈夫…。(目玉飛び出し)」


「何処がだよ!!」
「私が死んでも代わりは…」


「いねーよ!!」
「…嘘。」


「んな事で嘘ついてどうすんだよーっ!!」
「判らない…でも私多分一人目…。」


瀕死の漫才に収拾をつけるべく、遂にサレナが動いた!


「…代わりがあるのは脳以外だから、脳死する前にクローン再生しなさいね。…はい、解散!」

「「ははっ!」」


…いいのか、それで!?(汗)


…。


だが、この日を境に歴史は本格的に動き出していた…。

木連が火星に現れた事により、地球の艦隊…そう、フクベ提督の部隊が動き出したのだ。


…歴史の流れを知るものは足掻き続ける。


ある者は歴史を変えようとし、ある者は現状維持を望む…。

…果たして…この戦乱に、いかなる結末がまっているのだろうか…。


続く


::::後書き::::


BA−2です。…遂に本編が動き出しました!


…まあ、上手くいけば今年ラストを飾る作品です。(完成12月29日)
…話数が中途半端なのは御気に成されぬように。(ヲイ)

しかし、予想より早く電子神官たちが出揃ってしまったな…。(汗)


さて、次は遂に第一次火星戦役!どんな物語になるかこうご期待です!!


…。


では、ここで機体の補足説明。
ここでは説明不足になってしまった電子神官たちの機体を説明させてもらいます。


サレナ・ラズリ専用機<サレナ・イレイサー>

アキトの娘だと名乗る女性…サレナの機体は当然サレナフレーム。
…大がまを持った機体です。
突進力に優れ、ある程度のシステム掌握能力を持ちます。


シルヴァ・シロガネ専用機<サレナ・スナイパー>

銀色のサレナフレーム。…スナイパーライフル等の狙撃武器による遠距離攻撃を得意とする。
反面、接近戦には弱い。
センサー類が充実している。


クロガネ・ブラックマン専用機<サレナ・グラップラー>

地金のまま塗装をしていないサレナフレーム。(対錆コートはしている)
近接戦専用機で、射撃武器は少ない。…0ではないが。
話の中で語ったとおり…隠し足を持っていたりする。


では!

 

 

 

代理人の感想

黒の王子に電子神官が三人・・・・・・ひょっとして貴様らゴル○ムか!?

黒帝アキトは世紀王なんだなッ!?

何せタイトルが「世紀を超えて」だし(核爆笑)。

 

 

しかし、「隠し腕」というのは聞いたこともあるけど「隠し足」ってのは初めてですな(笑)

(「脚」ならば無い訳でもないんですが)