星の数ほど人がいて

星の数ほど出会いがあって

星の数ほどの想いがあって

そして・・・別れ・・・

だけど、別れがあれば当然再会もあるわけで・・・・

 星の数程といかないけどあるんだなぁ、これが・・・・。



機動戦艦ナデシコ

      終わらない 〜A ring of fate〜
黒衣の者の運命
     プロローグ1 「始まりは唐突に」  



火星の後継者の騒動から6ヵ月後


白亜の戦艦ユーチャリスはネルガルの月面都市第14番ドックで艦体を暫しの間休めている。
14番ドック・・それは公式には存在しないドックである。
全身を黒衣で包んだ男がその横で工作機が忙しくユーチャリスを直しているのを、見つめている。

「久しぶりだね。テンカワ君」

突然、思いに浸っていた彼に声が掛けられた。

「アカツキか、相変わらず暇そうだな。」
呆れた物言いで、振り返りながら人類でただ一人のss級特別指名手配の犯罪者テンカワ アキトは世界有数の企業ネルガルグループ会長アカツキ ナガレに言った。

「ひどいなぁ、之でも色々と調整して会いに来たのになぁ・・。」

「そうよ。こっちだて大変なのだからね。今回の補修とブラックサレナの改装の物資を誤魔化すのにどれだけ苦労したと思っているの?」

ブラックサレナの改装と言うよりフルチェンジと言った方がいい、バッテリー駆動から相転移エンジン試作型に変えそれに伴ってブラックサレナの追加装甲の下にあるベースのエステバリステンカワSPLの8割のパーツ、フレームからネジまで取替えた。

アカツキの後ろから現れたエリナが不機嫌そうに話す。

「最近、取り締まりが厳しいからねぇ。それにしても、テンカワ君が負けて来るとは、意外だったよ」

之まで、ユーチャリスが深手の傷を負ってドックでの修理が必要に成ったことは無かったのだが、前回の戦闘で負ってしまった。

「あぁ、ナデシコBがボソンジャンプしてきた。直後にグラビティブラストを受けて航行不能の一歩手前まで機能低下してな。アンカー打ち込まれて捕縛される。一歩手前まで、ルリちゃんに追い込まれたよ。これから厳しくなるよ、なんとなく戦略がユリカに似てきたしなぁ・・」
アキトは、何処か遠くを見つめ朗らかに言う。それは、死が近いと悟り穏やかに、残りの日々を過ごそうとする老人に近い感じと良く似た雰囲気だ。

「アカツキとエリナには悪いが、この補給が最後になると思うよ。勝手だが、ラピスやルリちゃん達の事頼む・・・・今まで、ありがとう」

「なに馬鹿な事を、言っているテンカワ君、これからどうする気何だ。」

「ラピスとのリンクを外して、気が付いた。感覚が消えて体が弱って行くのが・・。多分、後二ヶ月も持たないのだろう。」

「・・・・。知っていたのかい」

アカツキ一瞬迷ったが直ぐにテンカワに事実を言った。

「まぁな。自分の体だしな。」

三人の間に沈黙が訪れる。居りづらい空気が回りを包む

「みんなの所に戻る気は無いのか?ユリカ君も退院したって聞くよ。」

アカツキはそんな暫くすると口を開き、本題とも言える事を聞いた。

「あぁ、無い。俺がしてきた殺戮を無かった事にするには無理だ、この赤に染まりきった手で彼女達を触ることで巻き込む事は出来ない。それに・・・これ以上迷惑は掛けられないからな。俺は、SS級特別指名手配のテロリストだ。情報によると匿った者もA級犯罪者として逮捕される。ネルガルもこれ以上俺を庇っていたら、強制捜査に踏み込まれてただでは済まないぞ。」

沈黙。

アナログ時計の秒針の音が長くとてつもなく、長い時間の様に感じる沈黙。

「あなた馬鹿よ」

エリナが絶えかね一言、独り言のように漏らした。

「あぁ、そうかもしれない、けど。皆にこれ以上迷惑はかけない。だから、ラピスの事を宜しく頼む。」

そう言うと二人とすれ違い歩き出すアキトに対しアカツキは大きく振り返りアキトの肩を掴み言った。

「やっぱり、君には適わないなぁ。 テンカワ君、餞別という訳じゃないが渡す物があるから付いてきてくれ。」





ドックの奥に進んで行くアカツキその後ろにエリナとアキト。
ネルガル月表の世界では存在しないドックの最下層の最深部にある巨大なコンクリートで作られた扉の前で立ち止まり脇にある電子施錠に何かを打ち込む。
『次は、網膜暗証です』

機械的な声が指示を伝えそれに対し的確に行っていく。

『音声確認キワード認証開始。』

「エリナ君は恋のマッサイ中〜♪我輩は愛の伝道師アカツキ ナガレ。君に伝えよう恋のすばらしさを!!」

『認証、95,92パーセントの確立でアカツキ ナガレ会長と確認。最終ロック解除』
無機質に機械は応答して、重たいロックが外れる音がドック全体に響く。

「暗号が之か・・・」

呆れながら、アキトはアカツキを見る。

エリナに思い切り殴られアカツキは、楽しそうに謝っている。もしかしてMなのか・・・?

そんな二人を尻目にシェルターより重厚なコンクリートの扉がゆっくりと開く。

アキトの目に入ったのは一番奥に陣取る、見慣れた兵器に似た物。

「エステバリス?」

エステバリスと同じぐらいの大きさを持つ、漆黒のカラーリングの機体が奥に佇んでいた。

「『ガーディアン』これがこの機体の名前だよ。ブラックサレナの戦闘データと遺跡のオーバーテクノロジーを使ってイネスさんとウリバタケさんが新しいコンセプトで造ったものだよ。作ったのは良いだが重力制御装置がもっと良いのが無いと人が乗れるような物じゃなくてね。試作機として作られたのだけど之を量産してもコストが高すぎて赤字になるからプロジエクトは潰れただけど、眠らしとくのも勿体無いし、どうやらテンカワ君の能力にブラックサレナでは追いつかない部分もあるみたいだし。能力はネルガルが保証するよ。もちろん、AI搭載可能で追加装甲も装備できるよ。だから、テンカワSPLに追加装甲したブラックサレナより格段に能力は高いよ。AIの方はセレナを移せば動く筈だよ。これを、貰って行ってくれ別れの餞別では無くて、再会する為の約束として・・ね。」

因みに開発費用はウリバタケとイネス博士が凝りに凝って軽くナデシコ級戦艦が二艦程作れる程に成った。
その半分は小型の相転移エンジンとジャンプ装置につぎ込まれた。今回テンカワSPLに乗せられた小型相転移エンジンはこの試作エンジンの一余の成功例である。まぁ有意義なデータは取れているから元は取れたらしいが・・・。

「いいのかアカツキ。」

「テンカワ君が、簡単に死ぬ訳ないし死んでもらっては困る。ライバルが居ないと何事も楽しくないだろう。それに親友をほっとけないからね。」
照れくさそうに、言うアカツキに申し訳なさそうにアキトが頷いた。

「にしても、世話に成りっぱなしだな。」

「ギブアンドテイク、お互い利用しているだし。君には貸しが有るからイイさ。午後までに積み込んどくよ。どうせ、明日発つ心算なのだろ。」
ニヤリとアカツキは笑い、アキトも吊られ笑った。

「バレて、いたのか。」
二人は久しぶりに笑っていた。






漆黒の機体が闇の中から浮かび上がる。
同時に宇宙に鮮やかな火球が幾つも発生し花火の様に辺りを照らす。 遅れて漆黒の悪魔に向け放たれる幾多の光。
放った者は勝利を確信した。
直後、悪魔の背中の闇が一瞬輝き次いで爆発的な急加速、踊る様に光の筋を避け。
瞬く間に光を放った内の一つ戦艦の横に付き死を贈る。
敵は恐怖を味わい臆し脅威を取り除く為更なる武力を持って狂った様に破壊の為の武力を放つ。
無人兵器にミサイルや戦艦の主砲に対空兵器類が漆黒の機体を破壊する為に飛んでいく。
それは津波のような破壊の嵐。
だが、相手は「漆黒の死神」三桁にもなるミサイルをかわしこの世の兵器と思えない動きで破壊していく。
それが通り過ぎた所には破壊された兵器の破片が残るだけ。爆発の光を身に纏い闇に浮かび上がるその姿は死に神。
一つまた一つと大きな爆発が起き着実に数を減らしていく戦艦。やがて動くものは一つを残し消え去った。

「調子がいいな」

『はい、マスター、前に比べて動きやすいです。あっ それから敵残存兵力なしです。』

漆黒の機体ブラックサレナのアサルトピット内に電子的なだけど人間味があるAIセレナード略してセレナの声が響く。

「分かった。はぁ、はぁ、ガハッ・・・・」

アキトの口から吐血が漏れ手を紅に染める。

体内に存在する大量のナノマシンが動作異常を起こしアキトの体を蝕み、突発的な発作が起こり吐血を繰り返していた

『大丈夫ですかマスター』

「あぁ、セレナ済まないがリンクを少しの間外してくれないか。」

『了解です、マスター』

そんな言葉が響くと同時にアキトの感覚、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、体制感覚、内臓感覚、平衡感覚、全てが閉ざされ全てが漆黒とも純白とも言えな
い闇に沈んでいく。


Quiet darkness surrounds them after a dream of soldiers, and their thought disappears before eternity and leaves

兵どもの夢の後 静かな闇が彼らを包み 彼らの思いは永遠の中に消え去る。

They disappear, and darkness is merely left. Only the world of quiet jet black

彼らは消え、ただ闇が残るだけ。静かな漆黒の世界だけが・・・

先ほどの戦いで目まぐるしく変化が合った宇宙は静けさを取り戻し。

寂しい位の静寂と何時と変らない闇に変り、何億年前と同じ様に静寂と星の光で満ちている。




「セレナ、リンク再開。」

『了解です。マスター』

明るい声と共にそれぞれの感覚が回復していく。

「ユーチャリスに帰る、セレナ誘導を頼む。」

『分かっています。』
闇に現れた白亜の戦艦の中にブラックサレナは帰っていく。

『お帰り、マスター』

ユーチャリスのAIオモイガネダッシュが賑やかな画面で出迎えてくれた。
「ただいま、ダッシュ。」

『マスター、今回の戦闘データを確認しましたが、攻撃をよける時に、やっぱりマスターの視界に入る前に避け始めています。これは最早超能力です。』

ダッシュの言葉と共に画面が出てきて攻撃に反応した動きが移しだされ、計器が反応しそれを捕らえる秒数前にブラックサレナの機体が避ける為に行動している。

「って言われても、無意識に動いているのが殆どだしな、言っている様に、裂ける時は勘だからな。」

『ですから、その勘が、百回も二百回も当たる事は有り得ないです。これは誰が難と言おうが超能力です。所謂第六感です。』

画面が大きく拡大され之でもかと、言うぐらい文字が強調される

「分かったから、好きにしてくれ、俺は寝る」

『ヤッタ!!認めました。マスターは第六感いわゆる超能力を持っていますよ、うん。視覚が悪い人は変りに耳が、目と耳が悪い人は嗅覚が普通の人より優れていると言います。なら五感が悪い人はそれに代わるものが、発達するはず。現に超能力者と呼ばれる人々は過去に脳障害や感覚障害に成った事がある人の確立が高いですし、マスターアキトはこれから、エスパーテンカワ アキトです。ヨロシクお願いします。』

「ダッシュ、お願いだからエスパーは止めてくれ。前の呼び方で呼んでくれ。」

全身黒尽くしで体に密着したスーツにマント、黒いバイザーその格好だけで充分過ぎるほど怪しい格好なのに名前にエスパーまで付くと、もう唯の変態としか言えない。もしかすると怪しすぎる宗教の教皇でいけるかもしれないが・・・。

『ダメですか?』

「ダメだ」

『絶対にダメですか?』

「ダメだ」

『“分かったから、好きにしてくれ”うそつき』

先ほどの言った時の映像をアキトの周りに展開した画面に映し出す。

「・・・・・」

『マスターのうそつき、』

「だめ・・・・だ。」

『うそつき』

「やめてくれ、これ以上、世間から浮きたくない。」
やっとの事でアキトはそれだけの言葉を絞り出した

『マスター、自覚していたんだ』
言葉と同時に、アキトの横に立体映像の白い翼を背中に持ち、腰まで届く蒼髪に金色の瞳の十四位の少女が現れる。
ブラックサレナのAI[セレナ]。

アカツキが付けたものでアキトが無茶な事をして、ユーチャリスやブラックサレナを沈める事が無いようにと言うことでAIを少女型にした。

ラピスが乗っていた頃は彼女を守るため死ぬ様な事はしなかったが、今のアキトは心の何処かで死にたがっている為にアカツキが防止の為に追加しソフトで少女化させたものだ。
アキトは、女の子からの押しに弱いし自分の勝手に巻き込まないだろうと言う考えである。アカツキの読み通り実際に効果はある。

「自覚しているが、少し浮いているのだろう。」

『少しですか・・・』

『ダッシュもマスターを虐めるのはそれ位にしたら。』

『セレナこそ楽しんでさっきまで見ていたじゃないんですか』

『なんのことかなぁ〜♪』

「・・二人とも俺は寝に行くぞ。」

立体映像と画面の喧嘩をよそにアキトは格納庫を出て行く。

暫く二人?のAIの喧嘩がユーチャリスの艦橋で無音の文字とデータによる、画面戦争が行われていた。

『『えっ、』』
そう言う画面と共にセレナとダッシュも格納庫をから消えた。




アキトはユーチャリス艦長室こと自室のドアを潜り、倒れ込む様にベッドに身を投げる。

「くっ、戦闘をするには体が限界か・・・。」

立つのすら厳しくなって来た、体が意思に付いて来なくなってきた。
IFSを使ったブラックサレナはある程度思うように動くが・・・体はセレナ以上に動かすのに注意しなければならい。

うつ伏せの状態から横に転がり仰向けになる。

「ルリちゃん、ユリカ、元気にしているかなぁ・・・・」

天井を見つめ思いを馳せる。
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・

『『マスター!!艦内に、ボソン粒子増大縦約二メートル横一メートル以内、予測・・・人です。ボソンアウトこの部屋に跳んできます。』』

アキトの上に現れたダッシュとセレナが同時に言い、驚くアキトが体を起すのと同時に室内はボソン光に包まれた。

「テンカワ、すまんが緊急事態だ。」

ボソン光が消えると同時に現れた月臣がアキトを見つけ慌てながら言った。

「どう言う事だ・・・・。」

「ミスマル提督が暗殺された。“火星の後継者の叛乱”の汚点を宇宙軍も統合軍も君に全ての罪を着せた。その犯人がSS級特別指名手配テンカワ アキトによってだそうだ。これによってテンカワ アキトを史上初のSSS級特別指名手配に変更され、協力者の可能性のある知り合い全員が拘束された。今のところ無事なのが分かっているのは会長とエリナ君だけだ。」

「なっ・・・・」

「我々SSが皆の所に付いた時には、捕らえられた後だった・・・・ルリちゃんとユリカさん、なのだが・・二人とも行方が掴めてない。捜索中だ・・・・不甲斐なくて、テンカワ君すまない。」

月臣が土下座までして、アキトに謝る。

「・・・月臣、頭を上げてくれ。お前の所為では無いんだから・・・。狙いが俺なら俺はその罠に嵌ろうと思う。その間に二人を頼む。」

「なっ、何の策略も無く行くって言うのか、死ぬ気か・・・。」

月臣は顔を上げ驚きながらアキトの目を見つめる

「死ぬ気は無いよ・・・まだ。」

「そうか・・・・。」
月臣はそう言うと立ち上がり懐から、IFSの注射器を取り出し渡す。

「イネス博士からテンカワ君に渡す様にしろとメッセージが残っていた。発作を止め、体治す「飽く迄も、最後の手段で使わないでほしい」とのそうだ。なんでも、感覚が直り体は治る可能性は有るが、成功する可能性は三分の一で直ったとしても副作用が酷いらしい。とナノマシンの内容のデータだ。」

「分かった。」
月臣から受け取りマントの下のポケットにしまう。

「じゃぁな、テンカワ君・・・・死ぬなよ」
月臣はそう言うとボソン光に包まれ

「二人を頼む月臣」
アキトは遠く地球の方角を向き小さく呟いた。

「さて、二人とも生き残れる可能性は少ない。ここで着いて来てくれて有り難う。ここから先は『マスター愚問ですって、行くに決まっています』『勿論付いていきますよ、例え駄目といわれたとしても』・・・そうか」
アキトの言葉を遮って胸を張って言った。

「なんか、後でお願いでも聞かないとね」

『『後で、ですね』』

「よろしく」

『『何所までお供しますよ。マスター』』
そんな言葉で二人はアキトを励ます。

「何所までもって、俺が死んでも直ぐに追って来るなよ。」
アキトは苦笑いしながら二人に言った。

「さて、目的地は統合軍宇宙軍共同基地ニューアマテラスへ」
アキトの声を合図に慌しく艦橋の画面が変っていく。

『了解マスター。ジャンプフィールド生成合図と共にジャンプできます』
ダッシュがアキトに報告をし、アキトは格納庫に向かいブラックサレナに乗り込み。

『マスターブラックセレナ各機能システム、オールグリーン。マスターいつでもいけます。』

狭いブラックサレナのコックピットにセレナの報告が次々入り最後に“大変良く出来ました”の花丸マークが表示される。

『自動機動兵器出撃準備開始、ブラックサレナ発進準備どうぞ。艦内戦闘・警戒モードへ移行、戦闘準備各ブロック終了。ユーチャリスの全てのシステムオールオッケイです。』

続いて、ダッシュの報告がはいりこれまた、花丸マークで締めくくられる。
「そう言えば、何で最後は何時も花丸マークなんだ」

『それは、帰って来てから教えます。ね。ダッシュ。』

『そう言うことです、マスター』

アキトは口元が少し緩んだ。
「なら、生き残らないと、な。・・・・行くぞ。二人とも」

『『はいっ』』

虚空に浮かぶ白亜の戦艦が光に包まれ旅立つ、残るは変らぬ静寂を持つ闇。




あとがき

駄文を読んで頂いて、有り難うございます。本文を読んでいて、変な所も多々有るでしょうが出来る限り直して行こうと、思います。

自分はアニメ跳び跳びと映画しか見ていない為、原作と違う所も出てくるでしょう。其処は大目に見てください。m(_ _)m
キャラのイメージが壊れる場合も出て来ると思います。そういうのが嫌な人は続を見ないでください

これからも宜しくお願いします。

BY バク




 

 

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代理人の感想道場

のっけからあれで恐縮なのですが今回一番言いたいこと。

日本語がなってねぇのである!

「これ」を「之」、「なった」を「成った」などと無意味な変換、てにをはの豪快な欠落、その他誤字脱字。

さすがにもうちょっとどうにかなるでしょう、これは。

 

後は月臣がなんかA級ジャンパーだったり、アキトを「君」づけしてたりが違和感ありますね。

実は劇場版でアキトと月臣の会話はない上に九十九はアキトを君づけしてたので、否定する明確な根拠はないのですが、

TV版および劇場版を見る限り月臣の喋り方は九十九に比べてやや乱暴な物なので、

月臣は目上以外には敬語は使わないんじゃないかなぁと。

後、月臣はB級ジャンパーですのでジンやアルストロメリアを用いての短距離ジャンプは出来ても、

宇宙を航行する艦船に直接ピンポイントでジャンプするような真似は出来ません。

ここらへんはナデシコ世界の割と根幹をなす設定ですのでさすがに間違えるのはまずいです。

原作準拠で書くのであれば、多少は資料なり何なりを揃えた方がいいと思いますよ。