う〜〜む。
今日も平和ぢゃのう、平和過ぎて少々退屈ぢゃわい………
何?わしが何者かぢゃと?
わしは…う〜〜む、何と言えば良いかのぉ?
所謂…そうぢゃのう…『創造主』と呼ばれるが一番シックリくるかの?

……ああ、そう言ってもわしが一番偉いわけぢゃあないぞ?
うん?よく分からないぢゃと?つまりのぉ、わしらのような『創造主』は大勢おるのぢゃ、それでわしの上のまた上のそのまた上のさらに上、そこにわしらのような『創造主』をまとめあげる御方がおるのぢゃ。
因みに、わしらのような『創造主』の数はそれぞれの世界の繁栄具合によって異なっておっての、この世界には百人以上の『創造主』達がおるのぢゃ。

何?その御方に会いたいぢゃと?
う〜〜む、それは難しいのぉ………
どうやら最近は色々と御忙しいようでの難儀なされておるようぢゃからなあ………

う〜〜む、それにしても退屈ぢゃ、何か面白いことはないかのぉ………
おっ?!あそこにおるのは何ぢゃ?
うむ、行って見るとするかの。

機動戦艦ナデシコSS

まっしゅる〜むぐろ〜り〜

encyclopedia



「何!?何なのよ!!ここは一体何処なの?ちょっと!!誰かいないのぉ!!!」

むう…煩いの………

「どうなってるの!!一体!!!」

ぬっ!!人間かと思ったが…なんぢゃか………

「誰が茸だって言うのよ!!!!!」

煩いぞ?ここは菌類が来るとこぢゃあないぞ?

「よく見なさい!!あたしのどこが茸だって言うのよ!!!」

そう言えば、新種かのぉ?
む!まずそうぢゃ!きっと
毒キノコぢゃな。

「新種じゃあなぁい!!あたしはれっきとした人間よ!!!

よく見なさい!!この手足を!!それともあんたの目はふし穴なの?!!」

そう言えば…奇妙なぢゃなあ………

「ぬがああぁあぁぁあああぁぁああ!!!!!」

煩いのぉ………

「はあはあ…そもそも、あんた誰?何者よ!?」

ぬう、胞子で増えるものの分際で生意気ぢゃのう、取り敢えずはわしが何であるか教えてやろうかの。

――……………

「嘘?!そんな冗談でしょ?!!」

フォフォフォフォフォ………
流石に驚いているようぢゃの、うむ。

「ちょうどいいわ、あんたが神様だって言うんなら、あたしをもっと強くしなさい!ソレぐらい出来るんでしょ?」

ふむ?少々、違うんぢゃがなぁ。
それに人にモノを頼む態度ぢゃあないと思うがのぉ?
そもそもぢゃ、おまえさんはもう次の生まれ変わり先も決定済みなんぢゃぞ………?
ん?なんぢゃ知りたいのか?う〜〜む、確かこのメモ張に………
おおっ!あったあった。
うむ!おまえさんの来世は
シイタケ、それも天然ものぢゃ、これで身も心も立派なぢゃ。
わかっておるぞ、おまえさんは毒キノコ毒キノコと馬鹿にされておったんぢゃろ?
ううっ、不憫なヤツぢゃあ、毒キノコに生まれたこともマズイこともおまえさんの所為ぢゃないのにのぉ。

「だあっ!!!目頭を押さえて勝手なこと言ってんじゃないわよ!!いいから、さっさとあたしを強くしなさい!!!」

我が侭なヤツぢゃの〜〜
仕方ないの〜〜今回だけは特別さ〜びすぢゃぞ?
ほれ!!
アブラカタブラ〜のチンカラホイのホイ!!

 

ポムッ!!

 

コミカルな音の爆発がしたと思うと、そこに扉が現れた。
ドアノッカーが
髑髏、レリーフにコウモリの羽と尖った尻尾をしたキューピットが彫られているのが、そこはかとなくナイスなデザインである。

フォフォフォフォフォ………
この扉をくぐりさえすれば、おまえさんの求める姿とやらになれるぢゃろう(ニヤリ)。

「ホントォ?!ホントでしょうね!!!」

胡散臭そうなムネタケ。

疑りぶかいヤツぢゃのう………
わしとしてはここは大人しく転生の輪に従ってもらって
シイタケになってもらう方が都合がいいんぢゃがの〜〜(ニヤリ)

「わ、分かったわよ、入ればいいんでしょ!!入れば!!」

慌てて扉に手をかけるムネタケ。
扉は音もなく開く、まるでムネタケを歓迎しているかのようでさえある。

扉の奥には、黒くてドロドロとした瘴気のような霧が渦を巻いており、如何贔屓目に見ても地獄への扉にしか見えない。

「……………ホントォ〜〜に大丈夫でしょうね?」

やたら強調するムネタケ。ケツの穴の小さいヤツである。

フォフォフォフォフォ………
うん?止めておくかの?今なら
シイタケからなめこぐれ〜どあっぷしてやるぞい?

「分かったわよ!!飛びゃあいいんでしょ?!飛びゃあ!!!!!」

ヤケッパチになったムネタケが渦に向って飛び込む。

「これで違ったらタダじゃあおかないわよぉぉぉぉぉ!!!!!」

落下しながら何事か喚いていたムネタケだったが直ぐに瘴気みたいな霧に飲まれてその姿は見えなくなってしまう。

 

フォフォフォフォフォ………
よ!!その試練を見事潜り抜けて見せるがよい!!
その試練を耐えぬいたその先にたぶんおまえさんの望む栄光が待っておるはずぢゃ!!!
おそらく
「死んだ方がマシ!!」ってぐらいの目にあうぢゃろうが、まあ、試練ぢゃ辛抱せえよ?

 

 

 

 

「…………………………さい…………………男!!」

うん?ここは………

「おき……………さい………キノ……………男!!」

何だか、スッゴク酷い目にあったような、気がするわ………

「おき………………さい……………人キノコ男!!」

それにしても…さっきから騒いでるのは誰よ?…うっさいわねえ………

「さっさと起きろって言ってるだろうがぁ!!こぉの腐れキノコォ!!!」

ガコン!!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!

あんぎゃああぁぁあぁああぁあああぁぁぁあ?!!!!

「ど、どうしたんですかぁ?ドクトルイネス?」

「ハアハア…何でもないわ、メグメグ参謀……それよりも、怪人キノコ男のパワーアップが終了したわよ」

奥から出てきた、両肩剥き出しのなかなかセクシーなエナメルコスチュームに身を包んだ三つ編みの女性が、肩で息をする左目に片眼鏡のかけた白衣の金髪美女に声をかけた。

「……………今ので死んじゃったんじゃないんですか?」

両手で目隠ししているが、指の隙間からシッカリ覗いている。

「大丈夫よ、これぐらいじゃあ、くたばらないわ。そもそもチャンと「覚醒用」の電圧にセットしてある………」

白衣の女性が自分の手元を見る。

「「……………」」

三つ編みの女性も白衣の女性の右手が添えられたままのレバーを見詰めている。
レバーの下にはクッキリハッキリ
「処刑用」の三文字が。

「……………大丈夫よ、大して差はないわ」

「……………そうですね」

そうなのか?

「そんなことよりもそろそろ起こしませんか?」

哀れだな茸。

「それもそうね、じゃあいくわよ」

三つ編みの女性の言葉に白衣の女性はひとつ大きく肯くと、右手を「覚醒用」のレバーに添える。

「そぉれっと」

そして、何だかとっても無造作にレバーが下ろされる。

ガコン!!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!

ぬぎあぁああぁあぁああぁあぁぁあぁあああ?!!!!

エビのごとく跳ねる茸。まことにもって活きが良い。

「ううっ……さっきから何なのよ、ここは何処なの?どうなってんのよ!!」

「今度こそ目覚めたわね?キノコ怪人」

ムネタケの反応に満足そうに肯く白衣の女性。

「はっ!?あんたはあのイカレたマッドサイエンティスト?!それにナイチチの通信士の小娘!!あたしはナデシコに戻って来たっていうの?」

覗き込んでいるふたりを見て喚き始めるムネタケ。

ふたりのこめかみにシッカリクッキリ青筋が浮んでるのだが興奮しっぱなしのムネタケは気がついていない。

「でも、ドクター何かヘンですよ?失敗したんじゃないんですか?」

その態度に三つ編みの女性が頬に指を添えて小首をかしげる。

ヘンなのはもともとだけど、記憶中枢が切れてるのかしら?キノコ怪人、私達のことが理解できる?」

「キノコ怪人?バカなこと言ってんじゃないわよ、それに何よその格好、バッカじゃないの!!」

ガコン!!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!

うがややゃやゃゃやゃややゃやゃやゃやぁあ?!!!!

悶絶する茸。学習能力のないヤツである。

「あらら…手が滑ったわ………オホホホホホホホホホホ」

サラリと言う白衣の女性。

「何、白々しい嘘のたまってんのよ!!だいだい、あんたのことは気に食わないと思って………いえ、何でもありません」

怒鳴り散らすムネタケだが、青筋を浮べた女性の手がさりげな〜く「処刑用」の方を握るのを見て大人しくなる。

「ホント〜に覚えてないみたいねえ………
まあいいわ、私は宇宙最高の頭脳、「死神博士」ことドクトルイネス、そしてあの娘があなたの上官の………」

「暗黒参謀メグメグよ」

そう言って胸を反らす三つ編みの女性。こぶりだが形の良い胸がぷるんとふるえ…ぷるん……と……………ふう……(ため息と哀しげな視線)

「なに?!なにが言いたいのかなぁ?!(怒)」

「ど、どうしたの?メグメグ参謀?」

突然、お空に向って怒鳴りつけるメグメグを見て不思議そうな顔をするドクトルイネス。

「いいえ、何でもありませんわ(怒)」

「そ、そう?まあいいけど…兎に角、本題に戻るわよ。
それであなたは私の持てる化学力を結集して誕生した栄光ある怪人のひとりキノコ男なのよ!!!」

ピシッとをムネタケを指差すドクトルイネス。

「だからキノコ男ってなんなの…はっ?!何?何なのこの特撮番組まがいのきぐるみは?!まさか、これがあたし?あたしだって言うの!!?」

自分の両手を見てパニックになる怪人キノコ男もといムネタケ。
因みに、現在のムネタケの格好なのだが巨大な茸のきぐるみの胴体から、貧弱な手足がこ〜にゅっと生えてるよ〜な、まあ、アレな格好である。

「イネスさん何だか錯乱してるみたいですけど?」

「おっかしいわね…別に何にも失敗してないと思ったんだけど………」

それを見てドクトルイネスも柳眉を顰める。

「ところでどこがどうパワーアップしたんです?」

「フフフフフフフ……知りたい?知りたいのね!!メグメグ?!」

「え、ええ、まあ」

指をワキワキさせるドクトルイネス、それを見てちょっと引くメグメグ。

「いいわ!!説明しましょう!!!
今回の手術の結果、まさしく彼は生まれ変わったのよ!!!
まずはこれを見て」

ふたりの前に表示される二枚のシルエット。

「はっ?!こ、これはもしかして」

何かに気が付いたのか声をあげるメグメグ。

「ウフフフフ……
流石は、メグメグ参謀、気が付いたようね?
彼は新たな姿を手に入れたのよ、そう
シイタケからマツタケに!!」

「おおっ!!!」

「まてぇい!!!シイタケって何?マツタケってどう言うことよ!!」

「どうしたのかしら」

「やっぱり、エノキとかシメジの方が良かったんじゃないですか?」

「まさか、きっと国産品じゃないのが気に入らないのよ、ダメよ、輸入品だからってバカにしちゃあ」

「ぬがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

頭抱えて騒ぐマツタケもとい怪人キノコ男・改

「何か悩むキノコってシュールですね」

「そんなこと言っちゃダメよ?アレもあなたの配下に入るんですからね」

「ええーーっ?!イネスさんの直轄じゃあないんですかぁ?」

ドクトルイネスの言葉にイヤイヤするメグメグ。

「我慢しなさいな、そうそう他爆装置はこれね、使い方はハーリー君と同じだから大丈夫よね?
もう、この前みたいにゴキブリに驚いて押しちゃあダメよ」

どうやら以前のムネタケはその時に散ったらしい。

「てへっ♪」

そのリモコンを受け取りながら可愛く舌を出して照れるメグメグ。

「ちょっとちょっとちょっとぉ!!他爆装置って何?何なのよ?!」

喚くムネタケを完全に無視するふたり。

フィーンフィーンフィーンフィーンフィーンフィーンフィーンフィーンフィーン!!

と、そこに突然、赤い光が乱舞し警戒音が響き渡った。

「な、なんなの?」

うろたえるキノコ。だが、対照的に女性ふたりはニヤリとやじゅーちっくな笑いを浮かべてお互いに顔を見合わせる。

「これは!アキト君発見のアラーム!メグメグ参謀準備はいいわね?!」

「むろんです!!にっくき北ちゃんを倒し、今こそ若鮎のごときアキトさんをこの手に!!」

「さぁ!!いくわよキノコ男!!今度こそアキト君をゲットするのよ!!」

そう言いながら、ふたりはキノコの首根っこを掴むと引きずって行く。

「認めない!こんな結果、私は認めないわ!やりなおしを要求するわぁーー!!!!!」

 

 

 

ガンバレキノコ!!ファイトだキノコ!!
ガンバッテいればいつかは良いことあるかもしれない。
その日のために戦え!!怪人輸入マツタケ男よ!!!

 

 

 

「私の名前はムネタケよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

 

あとがき。
あ〜〜初の電波ものです。
掲示板でこの手のカキコしている最中をに受信してしまったようで(苦笑)、取り敢えずは形にして見ました。
ムネタケ激ラヴ!!という方、居たら勘弁してくださいね(笑)。
タイトルに関しては深い突っ込みは勘弁してくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

「創造主をまとめるお方」の代理人の感想(笑)

 

来てます、来てます、電波が来まくってます(笑)。

にしても・・・・うぷぷぷ・・・・・キノコが・・・・ホントにキノコになってるっ(笑)!

ここまで立派にキノコになったキノコはActionでも・・・・ひの、ふの、みの・・・・・・・結構いるもんだな(汗)。

・・・・・・・・さすがはActionと言うべきか。

 

そしてポイント高いのが「他爆装置」!

元より自爆装置は「怪人三原則」 「マッドサイエンティスト七つの誓い」にも定められた基本中の基本ですが、

やはりイネスさんくらいのマッドサイエンティストともなれば、これくらいのヒネリは利かせて欲しい物です!

・・・・・って、何を握りこぶし作って力説してるんだ、私は(苦笑)。