ナデひな

第X+1話 ナデひな一発劇場part−2 〜蟒蛇(うわばみ)コンテスト〜

 

 

 

 

 

 

「も・・・もう許して・・・・・・キツ・・・ネ・・・・・・」

 ドサッ

 なるが、そんなことを言いながら崩れ落ちた。

「なんや、情けないな〜〜」

「キツネさんが呑ませすぎたんです」

「ほれほれ、素子もそんなこと言っとらんで、飲め飲め」

「飲め飲め〜〜」

「や、止めろ、スがぼ、ごぼ・・・・・・」

「わはははははははは」

 バタンッ

 素子もなる同様、倒れてしまう。

 今日も今日とて、ひなた荘では紺野 みつね主催の宴会が催されていた。

 そして、キツネやスゥに無理やり、大量に呑まされたなるや素子は酔いつぶれてしまった。

 アキトはというと、早々に、寝てしまった。

 いや、例のナノマシンもあるし、寝たふりなのだが。 

 

 そして今日も夜が更け・・・・・・

 宴会がお開きになる・・・・・・

 つまり、キツネも酔い潰れたり、何かの拍子に頭にビール瓶がぶつかってしのぶとスゥが気絶したりして、勝手に終わっただけなのだが。

 

 

 次の日の朝。

「ん〜〜・・・

 アキトのヤツ・・・・・・ホンマに酔っとるんやろか・・・・・・」

 例の遅刻ギリギリーの事件以後、アキトはさっさと酔い潰れてしまうので、不審に思ったのだ。

 何てったって、酔い潰れるまでの時間が違いすぎるから。

 それを聞いたスゥが言った。

「それじゃキツネ、飲み比べしたらええんやないか〜?」

「そやな、スゥ」

「ところでキツネ」

「何や?」

「飲み比べって美味いんか?」

「だぁぁぁーっ」

 キツネがこけた。

 

 

 まあ、何はともあれ、また宴会が催される・・・・・・

 

 

「さて、今日の宴会は何時もとは違うで〜〜」

「何が違うのよ」

「全くです。

 よくも毎夜毎夜宴会をやって飽きないものですね」

「しのぶちゃん・・・・・・お金・・・どれくらい残ってる・・・・・・?」

「ひなた荘に残ってるお金・・・もうそろそろ無くなります・・・・・・」

「まあ良いやんか。楽しそうやし」

「うぉっほん」 

 キツネの咳払いで、喧噪が静まった。

「皆さん、

 お待たせしました〜!!

 これより、

 ひなた荘、

 第一回

 蟒蛇コンテストを

 開催するでぇ〜〜!!!」



「は?」 by キツネとスゥ以外

「だから蟒蛇コンテストや」

「だから、それが何?

 一体、何でそんなことやるの?キツネ」

「ふっ、それはな・・・・・・

 アキトが一体どれくらい酒が飲めるのか気になったからや!!!」 

「(そんだけの理由で・・・・・・)」 by さっきと同じ

「で、でも、アキト、そんなにお酒に強くないみたいじゃない?」

「確かに・・・何時も、一番最初に潰れている気がします」 ←何でんなこと知ってるよ

「わ、私も・・・そんな気がするんですが・・・・・・」 ←こっちは分からなくもないが

「キツネが言うには、アキトが飲んでるところ、あまり見んのやて」

「(くっ・・・いらんとこに気付きおって・・・!)」

「とまあ、そういうワケや。

 それじゃあ、まず最初はこれや」

 キツネはどこからともなく昔の日本人が使っていた、皿のような杯を取り出した。

 アキト、キツネ、なる、素子の分もあるのは良いとしよう。・・・素子もなるも未成年だが・・・・・・

 しかし、何故だろう。

 スゥしのぶの分まであるのは。 

「気にすんな!!」 

「・・・誰に言ってるんですか? キツネさん」

「いや、何でもあらへん。

 それでは早速・・・」

 グビグビグビ・・・

 キツネはあっさりと飲み干した。

「ぷはぁ〜〜、うーん、やっぱり熊本で手に入れた秘酒“戦神殺し”は美味いな〜〜」

「(“戦神殺し”?)」

「ほれほれ、まずはアキトから飲みや」

「う・・・そ、それじゃあ・・・・・・」

 ごきゅごきゅごきゅ・・・

「こ、これで良いですね・・・?」

「ああそうや。

 ほれ、みんなも飲んだ飲んだ」

「わ・・・私、お酒飲んじゃいけないのに〜〜〜、どうしよ〜〜〜」

 目をグルグル回しながらしのぶが言った。

 しかし、

「しのぶ・・・・・・儂の酒が飲めんのか・・・・・・?」

 とかキツネにすごまれて、泣く泣く飲んだ。

 そして、「きゅう〜」とか言う可愛い悲鳴をあげて倒れた。

「なんや、だらしないな〜」

「・・・中学生にお酒を勧めることがおかしいんじゃないでしょうか?」

「ほれ、スゥも飲んだ飲んだ」

 ・・・素子の一般論は無視された。

 っていうか、気付かれなかった。

「よ〜し、行っくで〜〜〜」

 くびり、くびり・・・

「ぐー、すー、ぐー、すー・・・・・・」

 何か、そっこーでZZZって感じだった。

 スゥも中学生だしね〜。

「かーっ、スゥもかいな!

 次!

 素子!!」

「何で私が・・・・・・」

 とか言いながらも、色っぽく、艶っぽく、お酒を飲み干す。

「いい飲みっぷりやで、素子!

 次はなるの番やな」

「はぁ」

 と、一度溜息を付いてから“戦神殺し”を飲む。

「な・・・何なの!?

 この異様に強いお酒!

 私、これでリタイヤしとくわ。

 身が持ちそうにないもの」

「うちの酒が飲めんのか・・・・・・?」

 またキツネがすごむが、なるはアキトを投げつけ、逃げ出した。

「ず、ずるいぞ、なるちゃーーんっ!!」

 

 

 アキトの叫び声を背中に聞きつつ、

「(ごめんね、アキト・・・・・・あなたのことは嫌いじゃなかったわ。

 好きでもなかったけど。

 だから・・・・・・アル中で死なないことだけは祈っててあげるわ・・・!!)」

 それにしても、と呟いて、

「前、冗談で飲んでみた“ずぶろっか”よりも強いわよ・・・・・・

 アキトもキツネも、素子ちゃんも人間じゃないわね・・・」

 ズブロッカとは、アルコール濃度96%という、ほとんど純アルコールみたいな酒だ。

 そんな酒よりも強い“戦神殺し”って一体・・・・・・・・・?

 

 

「よーし、アキト、次はこれや!」

「「ば、バケツぅ〜!!?」」

 アキトと素子の声が(珍しく・・・もしかしたら初めてかも知んない)はもった。

「くっ・・・オレも男だ!

 行くぞおぉぉぉぉぉ!!!」

 ごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅ・・・・・・

「こ・・・これでどぉだぁ〜〜〜!!」

「ホンマに良い飲みっぷりやな〜、アキトは」

「次は私ですね」

 顔色も変えず、バケツでもなお優雅に・・・彼女は飲み干した。

 ・・・素子も人間じゃないな。なるの言葉じゃないけど。

 

 そうこうして・・・・・・

 結局最後には皿、バケツ、小樽、大樽、ドラム缶、特大樽に注がれた、ズブロッカよりも強い戦神殺しで一気飲みした。

 しかも、全員最後まで酔い潰れず、三人で黄色い太陽を仲良く見た後、仲良く眠ったそうな。

 

 

 本星への報告書EX−2

 発作的に書いたこの作品、執筆時間は一時間半程度。

 どうでした?

 ところで、「MINATO」はもうupされてるのに、何故これの第一話はupされとらんのじゃ?

 もし、そっちに行ってないんだったら、もう一回送りますけど・・・

 ところで上野さん、答え、合ってます。

 ってゆーか、もろばれじゃん、という話もありますけど。

 

 さて、結局7月2日23時18分現在、アンケートの答えはまだ一通のみ。

 頼むから、答えをプリィ〜〜〜ッズ!!!

 

 最後にBA-2さん・・・・・・「パッパラ隊」?

 しっとマスク2号や、しっとレディも出るのか?

 男の敵、水島は・・・?

 

 それじゃまあ、この辺で。
本星への報告書EX−2 終

 

代理人の感想

 

「ラブひな」は知らないんでノーコメント。

ちなみに一話は既にアクションでアップされていますよ。

 

 

E.Tさんからの投稿です!!

ぬ、逃げたな代理人(笑)

でも未成年に酒を飲ましたら駄目ッスよ(苦笑)

まあ、管理人は下戸なんで、飲める人の気持ちは分かりませんが。

・・・アキトの持つナノマシンが欲しいな、と思う今日この頃(爆)

 

ではE.Tさん、投稿有り難う御座いました!!

次の投稿を楽しみに待ってますね!!

 

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