外道戦艦ナデシコ

北辰の外道なる一日

午前5:00 

空は晴れ渡り小鳥たちのさえずりが聞こえる。

北辰起床。

とたんに小鳥たちのさえずりが止み、地面に落下する鳥たちまで出始める。

「フンッ、今日も晴れか。もっと薄暗くじめじめしているほうが幼児誘拐辻拷問もしやすく、殺(犯)る気も出てくるというに・・・・」

こんなことを口走っていても口調は文句をたれている普通の年寄りと変わりない。

・ ・・・不意に北辰の目が鋭くなる。

「・・・何用だ」

「朝の修練の準備が整いましてございます。」

「今日のメニューは?」

「五歳の女児が二匹と四歳の男児が一匹、ぬかりまして目撃されたので幼児どもの保護者と思われるメスが二匹にございます。」

ちなみにこの保護者は俗に保母と呼ばれているもの達だ。

「メス二匹は殺せやり方はうぬらに任す。」

「御意。」

名も無き部下の気配が遠ざかって行く。

「いくか・・・」

おもむろに着替え始める北辰、その顔には『ニタリ』とした笑みが浮かんでいた。



午前5:30

訓練場の隅に3人の子供が身を寄せ合っている。一つしかない扉が開きそこから上半身裸の北辰が入ってくる。

「脅えし幼子(おさなご)供よ!うぬらは我のために集められた贄なのだ。存分に脅え、その恐怖に歪みし顔を我に見せ、そして死ぬがよい。」

無造作に子供達に近づく北辰。子供達に逃げ場はない。

「まずはお前だ。」

一人の子供の腕を取り目線を合わせる為に中吊りにする北辰。

「朝の宴の時間だ!!」

こうして朝の修練が始まる。


午前7:00

食堂・・・テーブルの上には生卵が5個、ゆで卵が3個、温泉卵が7個置いてある。椅子に座っているのは・・・北辰だ。

「汝らは我が胃袋にて、我の活動の礎となるのだ。」(訳:いただきます)

そういって卵を食べ始める北辰。食べ方は・・・・・・・・・・・・・丸呑みだった。

午前8:00

「親方様、草壁中将より指令状が届きましてございます。」

「何人だ?」

「連合軍の将校を3人、見せしめのためその家族もです。」

「将校の家族を嬲り殺し、そのさまを本人に見せながら拷問をかけて殺す。」

「御意。」

午前11:30

昼食・・・・・薄暗い部屋に北辰がいる。得体の知れない肉が生のまま北辰の前に置かれている。

「始めろ。」

北辰がそういうと、壁の一角がスクリーンへと変わる。そこに昼間にとった将校の家族を嬲っている映像が映し出される。

「フフフフフフフ・・・・フハハハハハハハハハハハ!!最高のおかずだ、そうは思わないか。」

「グッ・・・・・・ウゥ・・・・」

いつの間にか北辰の背後には瀕死の将校がつるされていた。その顔は怒りと恐怖と悲しみと絶望が入り混じった顔となっている。

「フハハハハハハ・・・・悔しかろう、憎かろう。だが貴様にはもう復讐をすることさえも許されてはいないのだ!!」

いいながら生のままの肉を喰らい始める北辰。

これさえも北辰にとっては日常であった。


午後1:00

食事を終えた北辰は食休みを取っていた。

「親方様。草壁中将から『本日の予定はもう無い』とのことです。」

「そうか・・・狩にいく。あとは任せた。」

「お一人で、ですか?」

「我に口答えしようとはな。まずは貴様から狩ってくれようか?」

からかうような口調ではあるが眼がマジである。名も無き哀れな部下は顔面を蒼白にして

「もっ、申し訳ありません親方様。どうかお許しください。」

ニタリ

「だめだ。」

次の瞬間には哀れな部下の首が飛んでいた。

「後始末をしておけ。」

「ぎょ、御意」

名も無き部下其の弐が答える。

「いってくる。」

北辰は去っていった。部下其の弐は安堵の息をはくのであった。



その日の夕刊

怪奇 爬虫類人間現る

本日未明○○シティーで幼児と若い女性の行方不明事件が相次で発生。偶然、誘拐現場の一つに設置してあった監視カメラに写っていたのは爬虫類の顔をもつ人型の生物だった。この生物は木星蜥蜴だという説も浮上しており、捜査が続いている。

翌日の朝刊

爬虫類人間 大量虐殺!!

昨日行方不明になっていた方々が全員死体となって発見されました。これらの死体は全て拷問を受けた痕があり、身元の確認が困難なほどの傷を負っているとのことです。死体を検死した医師はこうもらしていた。『こんなひどい死体は今まで見たことがない。人が苦しむありとあらゆる方法で拷問されたかのような死体だった。あれをやった人間はもはや人間とはいえないだろう。』このことからこの犯行が木星蜥蜴の仕業であるとの見方も強くなっている。


午後9:00

北辰の寝室

「くっくっくっくっくっく・・・・・」

北辰がモニターの画像を見て笑っている。そのモニターにはテンカワ=アキトと追いかけっこしている枝織が映されている。

「くっくっくっくっく・・・・・・枝織よ・・・」

気のせいか北辰の目じりには涙が浮かんでいる様にみえる。

「テンカワ=アキトめ・・・・・枝織は私のものだ!!!

叫ぶと同時にモニターを真っ二つに切り裂く北辰。

「そうか!!枝織を殺してしまえばいい。さすれば枝織は永遠に我のものだ。」

そう、北辰はドーターコンプレックス盗撮マニアであった。
「今より我は復讐人となろう。修羅となりテンカワ=アキトの前で枝織を嬲り殺してくれようぞ。」

後日、北辰は制止する部下を皆殺しにし、山崎の下に行き強化処理手術を受けたのであった。

げに恐ろしきは変態よのー・・・・・・



後書きのようなもの

和覇(以下和):「何よ!何なのよ、この話は!!」

突然刀を抜き叫びだす和覇。(注:和覇は『刀神』のキャラクターです)

作者(以下F):「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・俺は何でこんなものを書いてしまったんだ―――――――!!!」

ガンガンガンガンガン・・・・・・

頭を抱え壁に頭を叩きつけまくる作者。

F:「架再が・・・架再が悪いんだー!あいつが俺に毒電波をーーーーーー!!」

よそ様のせいにし始める作者。和覇があきれたように見つめている。

F:「これのあらすじを思いついた時に、あいつが書けと言ったんだ――――――――!!!」

和:「うるさい!!」

ザクッ!!!!

手に持った刀を振り下ろしながら言う和覇。

F:「何をする、痛いではないか。」

和:「あんたはうっとーしいのよ!!」

F:「しかし、このままでは私がグロゲチョ作家だと思われてしまうではないか。」

架再(以下架):「和覇を創りだした時点ですでに『グロゲチャ作家』じゃん。」

和・F:「「なんだと(ですって)!!!!」」

F:「やれ。和覇。やぁぁってしまえぇぇいぃぃ!!」

和覇:「五月蝿い!!」

ざくっ!!!!

F:「グハッ・・・な、何故・・・・(ガク)」

和:「あなたごときが私に命令しないでください!!それに言われずともこの人は斬ります。」

刀を振り上げる和覇。

架:「まっ、まて。話せばわかる。話せば・・・・」

和:「問答無用!!」

振り上げた刀をそのまま振り下ろし、架再を唐竹割りに斬る和覇。

架:「ゴフッ!!!!!!」

和:「FEID(こいつ)を『グロゲチャ作家』といったのは良いとして、『ワ・タ・シ、を書いた時点で』っていうのはどうゆうことなのかしら〜ん!!

F:「人斬り大好きの元暗殺者の癖して何言ってんだかな・・・」

架:「まったくだ・・・お前何時復活した?」

F:「貴様こそ。」


和:「全部聞こえてるわよ〜。(はーと)」

F:「架再すまん。てりゃっ!」

架再を和覇のほうに蹴り、走り出す作者。

架:「あっ。FEID!憶えてろよ。いつか絶対後悔・・・」

和:「カモ〜ン(はーと)・・・『虚神降臨』!!」

架:「ギャアァァァァァァァーーー!!!!」

三枚におろされる架再。

和:「FEID!この私から逃げられると思ってるの?」

和覇が弐本の刀に光を纏わせたまま、跳ぶ。一跳びで作者の前に降り立つ和覇。

F:「クッ・・・これまでか。・・・・許してくんない?」

和:「クスクスクスクス・・・・うふふふふふ・・・・・ホホホホホホホホホ・・・駄目。(はーと)」

和覇の持つ刀が放つ光が強くなってゆく。

F:「あうっ。」

和:「(にっこり)『虚神乱舞』!!!」

和覇の持つ弐本の刀が縦横無尽の走る・・・あっという間に細切れになる作者。

和:「ふぅ、五月蝿いのもいなくなったことだし、そろそろしめましょうか。」

刀を収める和覇。

和:「でわ、最後まで読んでくださった皆様、まことにありがとうございました。次の短編は私とアキト君のラブラブなお話しになる予定です。ではまたお会いできる時まで。さようなら〜(にっこり)」

F:「そんな予定はないぞ。」

和:「な・ん・で・すって!!」

幕が下りくる。幕の後ろからは叫び声や嫌な音が聞こえてくる。

・・・・・・おわり。








ちょっぴり引き気味の代理人の感想

いやあの。これはさすがにチョイとヤバイですな(汗)

(色々な意味で)大丈夫ですかFEIDさん(核爆)?