< 時の流れに 幻の大地へ>

 




















 
第壱話「未知の世界」









パシャァアアアアアアン


「ボワァパ!!」



 あ、温かい!?お、お湯?

 ………周りに複数の人達の気配がするな。

 まずい!!見られたか!?

 って息ができない!!



「プハァ!!」



 やっと息が出来た。

 ど、何処だここは?



「ここは………温泉?」



 そう、たしかにそこは温泉だ。

 かなり広く、皆気持ちよさそうに入っている。

 ボソンジャンプした事など気にかけもせづに

 しかし、一つ疑問があった



「何でみんな服を着て入ってるんだ?」


 そう周りの人達を見てみると入浴しているのに服を着ているのだ。

 気配もどこか弱々しい


 何故だ?いや、そんな事より



「温泉なんて入ってないで、さっさと出たほうが良いな。」



 後ろを振り向き歩こうとした時



「ん?このお湯、流れてて少し抵抗あるな。」



 そう言って周りの驚きの視線を浴びながら普通にお湯の中を歩き、湯を上がった







「あ、あなた凄いのね。」


 バニー姿な女の人が俺に話しかけてきた。

 って言うかなんで温泉にバニーがいるんだ?



「そうですか?」


 そんな凄い事か?湯をただ歩いただけで?



「あ、そうだ!!あなた少しは腕がたつんでしょ?」



 ……何故分かった?

 あれはそんなに凄い事なのか?



「まぁ、普通の人よりは少しだけ。」



「そっか、じゃあお届け物たのめる?」



 お届け物?それに強さは関係無いだろう

 まあいいか。


「別にいいですよ。」


「本当!?ありがとう!!

 じゃあこれ、お願い。」


 そう言って、ボールペンくらいのビン三つ受け取る

 お届け物くらいでそんなに嬉しそうにしなくても



「ふふ、分かりました。

 ところで何処の誰に届ければ良いんですか?」



 ん?顔が赤いな、熱でもあるのかな? ポーっとしちゃって



「えっと、どうかしたんですか?」


 
「な、何でもないわ!!

 そ、それは絶望の町にいるはずの

 バーバラって女の人に渡してきて。」


 顔を赤くしながら言うバニーの人


 絶望の町?そんな町の名前聞いたこともない

 っていうか、町の名前からしてまずいだろ!!

 やはり、異世界にランダムジャンプしたようだな。

 ん?そういえばブローディアは何処にあるんだ?

 一緒にジャンプに巻き込まれたはずなんだが……


 いや、そんなことより今はこの世界の事を知るべきだな。



「絶望の町ってどこにあるんですか?」



「地図を渡すわ、 はい あっ、それ返さなくていいから。どうやら困っているみたいだしね」



 地図か、これでこの世界のことも少しは分かるかな?

 それより何故困っていると分かるんだ?ていうかこの人だれかに似ているような?
 
 


「バニーさん、どうもありがとうございます。」



俺は感謝の気持ちをこめて言った。




「バ、バニーさんって、……私の名前はイネスよ、 イネス・フリークス。」













 
  ……は? 













「ど、どうしたの?かたまっちゃって」



「い、いえちょっと名前が似ている知り合いがいたもんで、それじゃ!!」



 そう言って俺は全速力で外へ出た

 「き、消えた?」







 嫌な予感がする!! もうビンビンだ!!!

 今気付いたけどあの人顔も似ているし、声も似ているし、鋭いとこも似ているし、気配もにてるぅーーーーーーー!!!

 一刻も早くあそこから立ち去らなければ寿命が縮まる!!そんな気がした!!




 な?!



 キキィィ





「な!?何だこの世界は!!」




 考え事をしていて気付かなかったが

 その光景に俺は驚いた。

 青い草原、

 虹色の空、

 削り取られている大地、

 その下の虹色の空間のようなもの、


 ……そして、俺の周りにいるあきらかに人間とは異なる気配を放っている三体の化け物。



「こ、こいつらは一体!?」



 驚いたことに、その一体、一体が北斗クラスの強さの気配がする!!

 そう思っている間に三体は俺の周りを囲んでいた!!

 く!!俺としたことが!!



「久しぶりのごちそうだなぁ」


 四本足で立っているかなり大きい、まさに化け物のような奴が言う。



「クックック」


 異様な形をした骨が笑う。



「こいつはたしかに久しぶりだ」


 服を着たガイコツ言う、左手に大きい骨を持っている。





 『あなた少しは腕がたつんでしょ?』





 イネスさんの言っていた言葉が頭によぎる


 ……こう言う事か



























 
 後書き
 



 さすがにまったく同じ名前は抵抗があったので(笑)


 さて次回作のモンスター戦どうしよう?

 次の話1%も書いてないんだよなぁ(爆)


 この第壱話、実を言うと更新された次の日に0から3時間程かけて書いたもの

 ようするにコツコツ書かづに、思いつきと気が向いたら書くとかです。

 それが我がフェンリル流だ!!!(爆死)









 でも、なるべくちゃんと完結させようと思っています。













管理人の感想

フェンリルさんからの投稿です。

えっと、本文が短すぎると思います(汗)

それと焦って続きを投稿されなくてもいいんですよ?

短い文ではよほどの達人やプロでもない限り、話を破綻せずに人を惹き付けるものは書けません。

ほら、実例が此処に一人(爆)>文の量だけは自慢できる管理人