<時の流れに 幻の大地へ>





























第弐話「脅威の存在」









 こいつらは手加減して勝てるような相手じゃない!!

 本気で戦わなければこっちが殺られる!!



 「な、なんだ?あの人間。体が蒼く光ってるぞ!?」



 「おかしい、あんな呪文はないはずだぞ?」



 「今はそんな事を言っている場合ではない!!来るぞ!!」



         ヒュン



  消えた!!


  「な!!消え……」

   ドゴォオン!!



  な!!人間の姿が消えたと思ったら、俺達の仲間のスケアリードッグの顔が潰れ、

  その巨体が大きく吹っ飛んだ。



  「気をつけろ!!あの人間は姿を消せるぞ!!」



  「…あ、ああ」


  「驚いているヒマはない!!」


  く、姿が消せる呪文なんて聞いたこともないぞ

  次は何処から来る……

  あれは……いつの間に!!



「ボーン!!おまえの上だ!!」



「く、マホトーン!!」



 ヒュィイイイン










 な、なんだあの光の帯は!?

 マズイ、空中と、この距離では回避しきれん!!


 「くっ!!」

 ヒイイィ




 光の帯が俺の身体を包み、消える



 「ハハハ、これで貴様の未知の呪文は封じたぞ!!」



 封じた?別に…なんともない?

 それなら…、このままボーンと言われたガイコツの頭上に拳をくりだす!!




     ドゴォオオオオオオン






       パラパラパラ……


  俺の周囲にガイコツの骨の破片が転がる。







 な、何故だ、呪文は封じたはずなのに何故奴の身体が蒼銀に光っているんだ!?

 そして、奴は、俺に視線を向け 「次はおまえだ」 と、目で語り





          ヒュン



     消えた……



 「ま、また」



  バキャァ!!


 「グォオ!!」



 俺の胴体が素手で破壊される!!

 そんなバカな…何故素手で、しかも人間如きに俺の胴体が!!

 それに呪文を封じたというのに何故奴は

 身体に蒼銀の光を帯び、姿を消せる!?


 まさか……やつの移動スピ―ドが速すぎて消えているように見えるとでもいうのか!!

 ばかな!!そんな事、魔物一番の

 すばやさを誇るはぐれメタルでさえ不可能だ!!




 そして、その異常とも呼べる戦闘能力を持った漆黒の男は、俺の体を掴み問いただしてきた。






 「貴様は何者だ。

  この世界はいったいどうなっているんだ」



 「な、何を言っている我らは魔物、 魔王様の忠実な下部、

  そしてここは時のはざまの世界。そんな事は誰もが知っているはずだ。

  何故今更そんな事を聞く?」



 「……そうか、ではおまえが俺と戦闘中の時に

  呪文がどうとかこうとか喋っていたが、その呪文とはいったい何だ?」



「な、何!!貴様、俺達と戦っている間に使っていたではないか!!

 それに呪文は何処の世界でも一般に使っている!!

 ……貴様、何故呪文を知らない、まさか…貴様は……この三つの世界とはべ」


      バコォォ






 俺は迷わずこの魔物の顔面を素手で粉砕した。

 その先を言われてしまうと、さっきから俺の50mくらい後ろにいる

 複数の人達に聞こえてしまうからだ。

 その一人一人はさっきの魔物とおなじように俺や北斗と同じくらいの強さを感じる

 だが先ほどの魔物はたいして強くはなかった。

 これは、いったいどうゆう事だ。
















  

 その複数の人達の中から一人、

 俺に向かって歩いてくる。

 別に敵意は無いみたいだから大丈夫だと思う。


 そして俺のすぐ後ろに来て声をかけてきた。



  「あのー。」



  「なんでしょうか」



 俺は振り向きながらそう言った。

 振り向いた先には金髪の女性がいた

 

 「私はミレーユという旅人です。さっきの戦いを見ましたが、

  あなたも旅の者ですか?ものすごくお強いのですね。

  一人、しかも武器も装備せずあの三体の魔物を、かすり傷すら負わずに瞬殺してしまうなんて」



 「えっと、俺はテンカワ・アキトといいます。

  今は旅人じゃありません。それに強くもありませんよ。あいつらは反応が鈍いみたいですから
 
  それとたぶん、お届け物をバーバラという人に届けてから

  旅人になると思いますけど。」



「え、バーバラならさっき絶望の町をでて今私達と一緒に旅をしていますけど?」



「あ、そうなんですか。じゃあそこの岩に隠れている

 三人のうちの誰なんですか?」



 入れ違いになんなくてよかった。



「あ、テンカワさんはわかってらしたんですか。どうもすみません。」



「いえ、べつにいいですよ。

 それと俺の事はアキトでかまいませんよ。」



 そう言い微笑む




「あっと、そ、それじゃあ、わかりましたアキトさん。

 えっと、みんな!!出て来て!!」



 赤くなったミレーユさんがそう叫ぶと岩陰から男が二人女が一人

 出て来た。


 っていうか最近ここで風邪でも流行ってるしてるのかな?





  さて、魔王だの魔物だのとんでもない世界に跳ばされてしまったな。





















 後書き







   2004年

        一月 二十日 火曜日



   この日私はとんでもない夢をみてしまいました。




   夢の中で私は、うす暗いような空間にいました。

   何故か私の前に文字が現われます。

   アクションの住人の名前の文字でした。

   その文字は私の目の前まで体をくねらせて歩いてきて、

   息を大きく吸い込んだかと思ったら (なんかそんなポーズっぽかった)














   いきなり















「レンた〜〜〜〜〜〜〜〜ん」






   と叫んで突然消えました。


   消えたと思うといきなり100体くらいまた現れて

   また息を吸うポーズになりました。 (この時恐ろしくて逃げようとしたんですけど何故か体が動きませんでした)







   そして……






「レンた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」x100くらい
             



   夢の中の私は鼓膜が破れました。






   そう実感したら夢が覚めました

   驚いて夜中の二時に飛び起きてしまい、冬だというのに汗がでていました。
































     私は少しアクションをなめていたのかもしれません。








管理人の感想

フェンリルさんからの投稿です。

えっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、主人公一同とめぐり合ったらしいですが、何故にミレーユさんが尋ねに来ますか?

もしかして、王子と武闘家志望はこのパーティに居ないのかな?

バーバラは居るみたいですけどね。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とゆーか、本当にAction舐めてるだろ(苦笑)