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今までたくさんのナデシコＳＳを見てきましたが、ほとんどのＳＳで
ブラックサレナを悪魔とか復讐鬼などの呼び名で呼んでいます。
まぁコロニーを落として万単位の人間を殺したのですから仕方ないかも知れませんが、
ここに一つ引っかかる物がありました。
私は黒いユリを連想するとまず第一に
『希望』という言葉が出てきます。
だから、黒いユリが復讐の花というのはちょっと納得できなかったんです。
でもなんで、私がそんな変な連想をするのかというと、
それは初めて黒いユリを知ったときに訳があります。
私が黒いユリという花が実際にあるというのを聞いたのはあるテレビ番組でした。
番組では黒いユリの歴史についても色々話がありました。
そこで聞いた、中世のヨーロッパで使われた『黒いユリを探すようなこと』という諺
この意味は絶対にあり得ない黒いユリを探すと言うことは、無駄な努力である。
という意味だそうです。（ただテレビを見たのが昔なので、記憶が曖昧）
まぁそれが大航海時代も始まり、世界中のあらゆる物がヨーロッパに集まる中
ついに世界の果てでひっそりと生えていた黒いユリを見つけることになります。
その後ヨーロッパで広く普及することになります。
たしかビルに旅客機がつっこんだ頃でしょうか？
何となく私は黒いユリの花言葉を探すためにネットの中をうろうろしていました。
ですが黒いユリに関する花言葉は見つからず、
ならユリの花言葉は何だろうと思いユリの花言葉探していました。
ユリには色々花言葉があるんですが、
ユリの花言葉の一つに復讐と言う言葉があることが分かりました。
それは墓場に生えた花のことで、黒いユリとは限定していません。
墓場のユリという不吉さと、黒いという不吉さからこの二つの花が、
混同されていたのかも・・・・
もちろん私の調べたことは不十分で、黒いユリの花言葉は
本当に『復讐』なのかも知れませんが・・・・。
ただ、花言葉とは花の歴史や言い伝えなどを元に作られており、
私は黒いユリに『希望』という花言葉があってもいいなと思っています。
2002/01/29 by Fira
いや〜、力作でした。
しかもキチンとまとまっていますし、続きが読みたい一方で「ここで終わるのも綺麗かな」と思います。
そう思わせてくれるような作品と言うのはやはり貴重ですね。
私、寡聞にして「黒百合を探す」という言葉は知りませんでしたが
中世においてはさしずめ「青い薔薇」の同類だったのでしょうか。
（「青い薔薇」も「存在しないもの」の例えとしてよく使われる）
その黒百合の逸話が綺麗なオチとしてまとまっていて非常にいい感じでした。
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