再び・時の流れに 
〜〜〜私が私であるために〜〜〜



 外伝編の前書き



 どうも、こんにちわ。作者のゴールドアームです。
 ここより外伝「漆黒の戦神」編が始まりますが、ここから先を執筆するに当たって思うところがあり、この場を借りて申し上げます。
 まず、基本的に「再び」を書く際に、タイトルをはじめとする表現スタイルを元創作者であるBen様に倣い、『マルチ一人称』を使用してきました。
 そして当然この外伝編もその例に倣うべきなのですが、困ったことにそれでは話をうまく表現出来なくなりそうなのです。
 なぜならば、この『漆黒の戦神』編は、『周辺の人物がアキトを見つめる視線』で成り立っています。が、それは『注目されるのがアキト一人』だからこそ成り立つのです。ある意味アキトとハルナ、二人の人間を追わなければならない『漆黒の戦神・再び版』は、この形式では表現出来ないのです。
 そのため、この外伝においても、本編同様のマルチ一人称を使用いたします。

 また、このマルチ一人称、登場人物があまりにも多岐に渡ったり、たまにしか出て来ない人が視点を取ったりすると、どう表現しても誰の視点なのか分からないと言う弊害が出ることがあります。今までは特に混乱もなく書けましたけど、ここから先は少々キツくなりそうです。
 そこでこの外伝より、それを補完する手法を併用します。
 先達であるプロ作家の『庄司 卓』先生の『ヤマモト・ヨーコ』のシリーズに使われている『ザッピングシステム』をお借りいたします。
 どういうものかはご存じの方も多いでしょうし、ご存じなくても一目で分かります。
 ただし、
 *登場していない人物、名乗っていない人物についてはこれを使用しない、もしくは何らかの工夫をする。
 *特定の二人の密談のように会話だけで成立するブロック、または独り言のようなものにはこれを適用しない。
 ということをお断りしておきます。



 さらにこれらの変更を加える以上、少し趣味に走りたくなってしまいました。
 そこで『漆黒の戦神・再び版』では、各章のサブタイトルを変更します。
 原作では色をテーマにしていましたが、私はとある小説のシリーズから借りてきます。
 元ネタは私も大ファンである、川上稔先生の『機甲都市』のシリーズです。
 伯林編もいいですけど、実は先生の処女単行本である『パンツァーポリス1935』の大ファンなのです。
 当然ストーリーその他も大好きなのですが、一つ衝撃を受けたのが、サブタイトルのセンスの良さでした。
 あまりに格好良すぎて、いつか使ってみたいと思うくらい。
 あそこまでクールなサブタイトルは見たこと無かったですし。
 そして今回の外伝が、またこれにぴったりとはまることに気がついてしまいました。
 というわけで、関係される先生、申し訳ございません。
 『本歌取り』という奴をやらせていただきます。

 それではお待たせしました。本編(外伝ですけど)へどうぞ。

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