西暦2194年…

 

 

火星と言う赤き星が……

 

 

戦場と化していた……

 

 

地球連合宇宙軍と木星蜥蜴と呼ばれる無人兵器との大きな戦いである…

 

 

 

 

 


機動戦艦ナデシコ

プロトタイプ・ジャバウォック

 

プロローグ 火星、陥落


 

 

 

 

『<ジャバウォック><ダーク・ナイト>、両機、撤退せよ!』

 

「ふざけるな!今引いたらコロニーが!」

 

『逃げたいならとっとと逃げちゃって良いですよ!俺達だけでも!』

 

エステプロトと呼ばれる人型兵器が二機、百を超える無人機と対峙している。

 

『………すまない……俺達は………』

 

「良いから行け!中尉!アンタにゃ生まれたばかりの子供がいるんだろ?気にすんな。」

 

『それを言うなら………貴方も……』

 

「あいつは解ってくれるさ………泣いて怒るだろうがな……」

 

紫色のエステプロトのパイロットが笑う。

 

「中尉……テンカワ=イツキ少佐に伝言……「生きろ、俺も死なない。」だ、

伝えてくれよ、地球のサセボ基地にいるはずだ。」

 

『わかりました………御武運を……<ジャバウォック><ダーク・ナイト>……』

 

カメラ・アイの視界に自分達の基地から飛び立つシャトルの姿が見えた。

 

『これで俺達は逃げられないね……兄さん……』

 

「ふん………覚悟のうえだろ?」

 

『そうだけどさ……』

 

黒のエステプロトのパイロットが笑ってる。

 

『いいの?イツキさんとアキラ……』

 

「……よくねぇよ………死ぬつもりは無い…………」

 

『アキラのウエディングドレス姿を見るまでは……って?』

 

「その通り!」

 

自分達より百倍近い敵戦力を前に、二人は緊張感が無い。

 

「こんぐらいなら切り抜けられる………行くぞ!」

 

『応ッ!』

 

紫のエステプロトは日本刀の小太刀のような剣を二本、

黒のプロトエステは西洋剣のような剣を一本、装備して構えた。

 

「たかが無人機が………なめるなよ。」

 

 

 

 

 

この日…

 

火星のユートピアコロニーにチューリップと呼ばれる物が落とされ、

それを切っ掛けとして、火星の守りは無くなり、

 

火星は、木星蜥蜴に占領された。

 

 

 

 

 

 

「いっつぅ………ここは……?」

 

地球のある草原に人影が二つ。

 

「兄さん……無事だったの?」

 

「ここはどこだ?」

 

「わからない……」

 

暫く兄弟して無言になる。

 

「近くに街はあるみたいだし………行こう。」

 

「そうだな。」

 

二人は街に歩いていき、驚くべき事を知った。

 

「地球?!」

 

「そんな馬鹿な!」

 

二人して大声を上げた。

 

「……しかも、サセボ………」

 

「ワープでもしたってのか?俺達……」

 

兄の方が呟く。

 

「兎も角……軍基地に行こう………イツキさんいるかもよ。」

 

弟の方がそう言い、二人は近くの軍基地に向かった。

 

 

 

 

「テンカワ=カムイ中佐、入ります。」

 

「テンカワ=アキト少佐、入ります。」

 

兄弟が敬礼して入って来る。

 

「生きていたのかね?」

 

「そうみたいですね………詳しい事は憶えてないです。」

 

「160機倒したとこまでは憶えてるんですけど……」

 

兄、カムイと弟、アキトはそう答える。

 

「そうか……君達は上層部でも信頼されておる………嘘は言わない……信じよう……」

 

老人はそう言う。

 

「……中佐……イツキ少佐が昨日、退職届を出して行った………

多分、君が死んだと思っているのだろう……顔を見せに行ってやると良い……」

 

「そうですか………申し訳ないのですが、司令………」

 

カムイとアキトが退職届とかかれた封筒を机に置く。

 

「……………これは?」

 

「俺達は火星を守りたくて、軍に入りました………」

 

「火星が落ちた今………軍として戦う気はありません。」

 

カムイとアキトは言う。

 

「そうか………優秀な者が3人も抜けるのか………」

 

「スイマセン……失礼致しました……」

 

「退職金は後に送る。」

 

こうして、最強と呼ばれたエステバリスライダー二人が軍から去った。

 

 

 

 

ピンポーン…ピンポーン…

 

「……う………」

 

「ママ……誰か来たよ?」

 

「アキラ、誰もいないって言って……」

 

「わかった。」

 

アキラと呼ばれた女の子がトコトコと玄関に走って行く。

 

「(カムイ………)」

 

アキラの母親であるテンカワ=イツキ(旧姓カザマ)は、

夫であるカムイが死んだと聞かされ、生気の無い人形のようになっていた。

 

「ぱ……パパ!ママ!パパが帰ってきたよ!」

 

「何を言ってるの……アキ……ら………」

 

「アキラ、ゴメンな。」

 

「(え?!)」

 

イツキは聞き覚えのある声に驚き、人形のような状態だったのが嘘のように立ちあがった。

 

「アキト叔父さんもおかえり。」

 

「俺はついで……か………」

 

「カムイ!」

 

「よう、イツキ。」

 

玄関まで走ってきたイツキに、カムイは笑って言う。

 

「こ……このバカァッ!!」

 

「おっと。」

 

いきなり繰り出されたイツキのパンチを躱すカムイ。

 

「兄さん………こう言う時は殴られてあげるべきじゃない?」

 

アキトはアキラの頬を引っ張って遊びながらそう言った。

 

 

 

 

 

そして1年後…

 

 

 

 

 

 

「「「ハッピバースデイトゥーユー♪ハッピバースデイトゥーユー♪

ハッピバースデイディア、アキラ〜♪ハッピバースデイトゥーユ〜♪」」」

 

アキラの4歳の誕生日…

 

ピンポーン…

 

「ん?誰だ?このめでたい日に……」

 

カムイは席を立ち、玄関に向かう。

 

「はい?」

 

ガチャ…

 

カムイは玄関を開ける。

 

「御久し振りです、カムイさん……」

 

「プロスペクター……………ネルガルの道化師が何のようだ?」

 

カムイはあからさまに嫌そうな顔をする。

 

「ゴート=ホーリ………あんたも居たのか。」

 

「うむ………」

 

「何のようだ?」

 

「実は………」

 

 

 

 

 

 

この日……

 

これが運命の輪を回す……きっかけとなる出来事だった……

 

 

 

 

 

最強と呼ばれたエステバリスライダーが……

 

戦場を駆ける…

 

 

 

 


これで連載9作……

………自爆しまくりです……良いのでしょうか?

………許して下さい………書いて見せますから……(汗)

 

それで、キャラ設定公開。

 

テンカワ=カムイ 20歳

髪の色はプラチナシルバー、眼の色はライトパープル。

身長182cm 体重79k

軍にいた時はコードネーム<ジャバウォック>と呼ばれていた。

18歳のときにイツキ=カザマ(当時16歳)と結婚。

その時にアキラは2歳であった。

テンカワ家に3歳のとき養子として引き取られて、

それ以前の事はカムイ自身もよく覚えていない。

7歳で軍に特別入隊、10歳で少尉、13歳で中尉、14歳で大尉、15歳で少佐

17歳で中佐に上り詰めた恐ろしく優秀で恐ろしく強い、最年少高官であった。

 

となってます。

イツキは出て来るゲーム作品やってないんで、オリジナル設定の方が強いと思います。

 

他のキャラは……アニメと同じ……だと思う。

ではでは……

 

 

代理人の感想

 

七歳で入隊って・・・凄まじい設定ですな。

時にアキラってイツキの連れ子?

イツキ16歳でアキラ二歳・・・・やめよう、怖い考えになる(爆)。