第三回人気投票『ベストコンビ』部門

の結果に関する報告書と考察

真紅の羅刹・編

平成十三年三月二十六日より同年六月一日に渡って開催された

ActionHomePageにおける「時の流れに」の第三回人気投票は三部門に分かれていた。

一つがキャラクターそのものの人気投票。

もう一つが作中のセリフに対する人気投票。

そして最後の一つが「時の流れに」の登場キャラクター（でないのも混じっているが）二人の

組み合わせに投票する「ベストコンビ」人気投票である。

この報告書では既に発表されたキャラクター及び名セリフに関する人気投票の結果に続き、

この「ベストコンビ」部門の人気投票に関する結果を発表し、また考察を加えるものとする。

順位及び得票数一覧
（青：男の子　赤：女の子　黒：その他）

概説

見ての通り、一位は萌えキャラ同士の熾烈な争いの末、「アキト×北ちゃん」に凱歌が上がった。

上位二組だけで実に総投票数の三割以上を占めていた事からも「ナデシコ」ＳＳ界の基本的傾向・・・

すなわち「萌え」に対する重視が見て取れる。

ただ、「イツキ×ユリカ」「サラ×サラ専用消火器」「ゴート×神」などを筆頭に

「壊れ系」「受け狙い」の得票合計が萌え系のそれとほぼ同数に達していた事にも注目すべきであろう。

これはナデシコ系でもほぼＡｃｔｉｏｎに特有といってもいい傾向であり、

「女性キャラ」「ウケ」「ダーク」の三本柱からなる「時の流れに」の影響と言える。

それでは、以下特筆すべき項目についての各論に移ろう。

ハーリー×キクノ

・・・・・０票？　ちなみにキクノの色についてはノーコメント（笑）。

ＤＸエル

「デラックスエル」と読んではいけない（爆）。いけないと思うが・・・色が付いてないとそうとしか読めない（更爆）。

実は筆者はこの二人を（個人としても組み合わせとしても）結構気に入っていたのだが、

やはり彼らに幸せは訪れなかった。しかもエルの場合殆ど犬死にである（爆）。

おのれ大魔王。

アキト×イツキ

イツキ。人気は割と高いのだが、なぜ一般の女性キャラと同様にヒロイン扱いされないのであろうか。

・・・・・まあ、原因が誰にあるかははっきりしているのだが（苦笑）。

マルよvsＢｅｎ

・・・・・・勝負になるのか？

ルリ×ハーリー

「×」・・・・誰だ、こんな所に入れた命知らずは（笑）。

それともよほど熱狂的なハーリーファンなのであろうか（爆）？

島井南斗vsお仕置リスト加入者

お仕置マスターＶＳお仕置される側・・ではない！

「鳥井」ではなく「島井」と言うことは、これは・・・・・・

お仕置マスターにあらず、お仕置マスターの影っ！

さすがはアクション十傑集が一人、眩惑の鳥井南斗。「加入者」側の反撃が待たれるところである。

アクション大魔王vsディープワン

グレート・オールド・ワン（旧き者）の一柱、クトゥルフの下僕が粘液半魚人ことディープワン（深き者）である。

つまり、大魔王などと言った所でその実力は「旧き者」のしもべと同程度でしかないと、

この項目を作った人間は認識していると言うことだ（笑）。

アキト×舞歌

「重要なのに本編に出してもらえないせいで目立たないキャラ」筆頭の舞歌。

どうも「アキトに好意を持つ」以上に「状況を楽しむ」キャラとして認知されているもよう。

役どころから言えば優華部隊よりはるかに重要なキャラクターだと思うのだが・・・・・

ゴート＆シュミレーター

今や「時の流れに」においてハーリーすら凌ぐ人気者、ゴート・ホーリー。

その人気の礎を築いたものこそこの「シミュレーター」である。

コンビに数えて良いものかどうかははなはだ疑問だが（笑）。

ちなみに「シュミレーター」ではなく「シミュレーター」が正しい。

ジュン×チハヤ

「諸君！　チハヤは何故死んだのか！」

「作者が外道だったからさ」

悲しき戦場の恋。チハヤの無惨な最後によってそれは終局を迎えたが、ジュンは全く成長していなかったりする。

物語に影響を与える事はおろか、好いた男一人すら変える事のできない悲しい死であった。

大魔王許すまじ。

アキト×ＡＬＬ

Ａｃｔｉｏｎにおいてはこれが基本であるらしい。

とは言えアキト本人の意志は反映されていない（多分）。

アキト×ユリカ

ナデシコにおいては基本の組み合わせである。・・・・はずなのだが、

恋敵であるメグミやリョーコはおろか「火星の後継者」や横恋慕する電子の妖精、世のＳＳ作者、

果ては監督にまで恋路を邪魔される組み合わせでもある（苦笑）。

果たして「時の流れに」ではその本懐をまっとうできるのだろうか・・・・（ヒント：多分無理）。

・・・・ところで賢明なる読者の皆さんならお気づきであろうが、

キャラクターとキャラクターの間に挿入されている記号は「×」「＆」「vs」など数種類が存在する。

この内、「×」は特に同人誌においては男女、異性間同性間を問わず「恋愛関係」を意味する記号である。

ところが、同人等にある程度詳しい人間ならば周知の事実であるこの記号の意味であるが、

同人活動その他に手を染めていない人間、つまり票の大多数を占める一般読者には

「×」と「vs」の違いなど理解の外なのである。

つまり一般の投票者からすれば「×」「vs」「＆」はほぼ同義であると言っていい。

だが、いわゆる「濃い」人間にとっては「×」と「vs」の間には天と地ほどの開きがある。

そして、それを利用して一般の正統北斗支持者を利用しようと考えた者達がいた。

アキト×北斗

そう、この項目は「×」という記号が「男女の仲」を示すものであると言うこと、

それを知らない、あるいは気に留めない、

多数の正統北斗支持者を引っ掛ける為に作られた項目なのである！

事実、この項目には「×」と言う組み合わせには相応しくないコメントが多数寄せられている。

善良な一般読者をかくのごとき卑劣な手段で陥れる、そのやり口にはまったくもって義憤を禁じえない。

この件に関し、NATTOという組織そのものがどれだけ関わっているかは不明である。

だが、先に発表されたNATTOの公式見解を顧みるに、

前半で幾度となく論じられていた「『×』、『＆』、『VS』の違い」という点について

「アキト×北斗」の項目を話題にした後半では一言も触れなかった事から、

NATTOという組織自体もこの状況を自己の勢力を拡大する為に最大限利用しようとしている事は明らかだ。

無論この一事をもってNATTOがこの一件の首謀者であるとまで断ずる物ではないが、

少なくともこれに積極的に加担している事は事実である。

そして、犯罪におけるセオリー・・・・「犯罪によって利益を得るものが犯人である」を鑑みるならば

最大の利益を得るもの・・・

即ち犯人はNATTOの構成員、もしくは

NATTOそのものである事は疑いようもない。

故に・・・・・

真紅の羅刹は告発する！

「アキト×北斗」の項目そのものが、

一般読者の無知につけこみ

己の勢力を誇示せんと企んだ

NATTOの陰謀であり、犯罪である！

真紅の羅刹は弾劾する！

「『アキト×北斗』票がNATTO勢力である」とは、

自らの優位を偽り正義を騙るために

NATTOが作り上げた虚構に他ならない！

その卑劣なる謀略許すまじ！

真紅の羅刹は宣言する！

この愚かしき戦い・・・

だが愚かしきが故に負ける事を許されぬ

この戦いに最後に勝利するのは

正当なる北斗の支持者、

すなわち我ら真紅の羅刹である！

我らが勝利の暁には、

「北ちゃん」などという歪められた紛い物は

必ずやこの地上から消えうせるであろう！

そう、正義は我らにあるのだから！

・・・・・・・分かってるとは思うけどジョークだからね（笑）。

第三回人気投票『ベストコンビ』部門

の結果に関する報告書と考察

おしまい

なお「真紅の羅刹」のトップ二人は「アキトV.S.北斗」そっちのけで

「ユリカ×アキト」と「アキト×ユリカ」に票を投じていたことをこっそりここに記しておこう。

嘘のようだがまごう事無き事実である（笑）。