登場人物と時期設定
毎回、読んでいらしゃる方の中には、だいぶ分かり難くいところもあるそうなので
補足してみます。
自分では破綻していないと思っていますが、改めて書き出してみると気付く点があ
るかもしれません。
あくまで脳内妄想設定です。
プロローグ編
この書き始めは今見ると恥ずかしい限りですが、さらっと流すつもりが劇中劇を創
り上げたあげく、設定にこりすぎました。名前から始まって背景や技術力等の設定に
至るまで。
期待された方もいらっしゃたみたいで反省しています。
時代背景
プロローグ１と２は殆（ほとん）ど劇中劇です。
あえていつ頃か特定しますとTV版ナデシコより遠い過去とも言えますし、正史の
世界から離れた平行世界の話ですから未来でもあるといえます。
まぁ本編とは関係していません。一部キャラ名が同じものがありますが、別人とし
てください。お願いします。
アキト
いわずと知れた『機動戦艦ナデシコ』の主人公。プロローグの物語を夢の中で見て
いた。幼馴染のカグヤから貸してもらった本の内容らしい。
主人公なのに登場はプロローグの２の終わり数行のみ。
アス……
文中の内容から察してもらえると思いますが、皆さんがよく知っていらっしゃる方
です。紅い機体。セカンド。
アマガ アキヒト
劇中劇の中の世界の外から現れた、自称『闇騎士』。一応当時考えた設定では、後で
説明する雄二から何らかの力を与えられ、共に世界崩壊に導こうとする敵と戦ってい
くが、本当の敵が雄二と気付いた時には遅く、自分を残して世界は無くなった。
以来、世界を滅ぼした真なる敵の雄二を追いかけて平行世界を渡り歩く戦士。
ナデシコの劇場版でユリカに対してのアキトが王子様らしいので…………
なぜ、騎士なのかは言わないでおきます。
彼女も世界も救えず、自分だけ生きている事を嘲って闇を名乗っています。
ちなみに、感想で雄二との会話で『共に戦った』と書いたのをスパロボ物と思われ
たように書かれていましたが、自分はゲームの名称と大体の内容は知っていますが、
この当時は考えてもみませんでした。言われてみれば連想できるなぁ、と驚いたもん
です。
カグヤ
名前だけの出演。アキトとユリカの幼馴染。二次創作SSでは明日香インダストリー
の社長令嬢という設定多し。『願いの代償』本編登場未定。
セイ
劇中劇中の語り役、ラグアスが搭乗する巡洋艦『サルビア』に搭載されていたＡＩ
人格、少女タイプ。実は銀河連盟首脳部が各星系で起こっていた紛争の被害者を救済
の名の下に集め、コスト削減等の理由で生体ＡＩとして脳移植されていた、という設
定。各方面で『えぐい』との批評あり。某作『ＳＭ』と類似すると指摘もあり。
プロローグ２で雄二によって人間の身体を再生してもらい、世界全てを視る事がで
きる物をもらう。ラグアスが好き。
ベッケニク
銀河連盟に反旗を翻（ひるがえ）したラグアス第一討伐艦隊指令官。
ラグアスの名を騙（かた）った雄二によっておびき寄せられ、余興としてだけに全
滅させられた人々の代表。
雄二
劇中劇プロローグ１，２における最大の敵。自称『世界を刈り取るモノ』
数多の世界を渡り歩き、干渉を繰り返しては平行世界を生み出していく。
ある程度頃合を見て世界を滅亡に導いてから、自らの体内に取り込む。
全ては更なる力の渇望が目的。ぶっちゃけこんな奴に勝てる人間は存在しない。
世界を創造・滅亡、生物の創造など、いままで吸収してきた世界のあらゆる特殊能
力が使用できる。神であり悪魔（まぁ、どちらも人間が定めた定義ですが…………）
あれ以上話を進めると『ナデシコ』のＳＳの書き出しにならないので、途中で止め
ましたが、その後の内容もある程度考えていました。
要約すると『激しい激戦を繰り返す二人。星が砕け、剣戟の余波によって空間が歪
む。…………長い戦いの果て、闇騎士の刃が雄二の機体に吸い込まれる。あたかも自
ら招くように』『「君に止めて欲しかった」最期の力を出し尽くすように呟く雄二、
「…………」無言で見つめるアキヒト。「長い…長い……旅が終わる…僕！？」何か
を言いかけた雄二の言葉を遮り、心臓をえぐるようにアキヒトの腕を胸に突き刺した』
ちょっと書いてみましたがうまくまとまらないのでやめます。
一応倒されるわけですが、この雄二は本体ではなく『蜥蜴の尻尾』『ダミー』でア
キヒトを引きとめ追跡を困難にする為に造られた『罠』という設定でした。
アキヒトによって存在の定義を消滅させられた為に、彼の存在によってかろうじて
崩壊を免れていた世界は急速に消滅し始める。ラグアスは文字通り世界の終焉を見届
け、アキヒトの助けを得て別世界に転移する。
そんな話にしようと思っていました、もうやりませんが。
世界を刈り取るモノとは…………
世界を刈り取るモノ
私がエヴァ系二次創作ＳＳを書くうえで考えた作品名。
某エヴァ系ＨＰの逆行SSとして投稿しようか迷っているうちに容量が無くなった
為に投稿募集が打ち切られてしまい、小説用ＢＢＳに連載風に書き込んでいました。
今は消去されているので影も形も残っていません。
アクションさんは親切に投稿の仕方を載せてくれていたので大助かりでした。
三つの世界に跨る構成で
一つ目：『高度な文明が繁栄していた星に突然、異界の第三神シンが現れ全てを滅
ぼし、人々の文明は一気に原始の頃に引き戻されてしまう。シンによる支配が永遠に
続くかに見えたが、シンを追いかけて異界の第一神レイ、二神アスカ・ラングが現れ
、シンを打ち倒す。
長き暗黒の時代は終わり、平穏が訪れた世界。しかし、シンを神と仰ぐ魔王を名乗
る少年が現れ、侵略を開始…………』と、いう感じでＲＰＧ風ファンタジー系世界で
宗教はレイとアスカを祭る二つが主流。それら二神の力を借りた魔法が使える。時代
的には中世頃ぐらい。
二つ目：『あの紅い海からカヲルの力を借りて過去へ戻ったシンジ。今度は皆を救う
為に決意に燃えるシンジ。しかし、そこは第二使徒出現より１０年前、先生に預けら
れていた頃だった。夕暮れの空。セカンドインパクトの為に常夏の気温のはずなのに
寒さを感じるシンジ。遠く自分を呼ぶ声に振り向けば、逆光で影になり顔は見えない
青年が立っていた。
「俺は碇雄二。一応、君の叔父にあたる者だ。父つまり君のお爺さんにあたる人から
頼まれて迎えに来た。……」
意味が分からなかった。自分に祖父がいるのは聞いたことがあったが、叔父はいな
かったはずだ。それも若い。異常な気温。見知らぬ親戚。
自分の知らない過去。雄二から明かされる驚くべき真実。
「君の本当の父親は俺の双子の兄貴でありユイ姉さんの腹違いの弟の信二。ある事
故で亡くなった兄貴が忘れられなくて『シンジ』って付けたんだろうね」
出生の秘密。不義の子。ゲンドウが父ではない？
使徒が出現する２０１５年までシンジは祖父の下で過ごす事になった。
悲しい過去の夢。好きだったあの人はブリザードの向こうに消えた。目覚めるとい
つもの毎日。大学講師の父、あの人の間に生まれた娘。今は悲しくは無い。
キャンパスで親友の赤木リツコとのいつもの口げんか。
向かい側から歩いてくる二人の若者。私にしつこく言い寄りにくる加持リョウジと
碇雄二。最初びっくりした。思わず頬をひっぱたいていた。
「あんたねぇ！生きてるなら生きてるって連絡しなさいよ！…でも、逢いたかった」
突然の事に驚き目を見開いた雄二には悪い事したなぁ。ソックリだった、生き写し
だったから…………しんじ君と。南極の調査隊に一緒に同行したクラスメートのしん
じ君。父達を助ける為に発光体に近づき帰らなかった人。
本当。ソックリね。あの人と同じ顔。同じ声。ミサトに引っ叩かれて驚いている彼
と話をして誤解していた事に気付いた。でも、彼の兄の名前が信二というのを聞いて
心が騒がなかった、といえば嘘になる。でもそうすると私と付き合っていた当時にミ
サトとも関係を持っていた事になる。事実とすれば許せない！
娘になんて言えばいいの？これまでは立派なすばらしい人だった、て言ってきたの
に…………本当は二股をかけて尚且つ相手にも身ごもらせて姿を消した最低な男だな
んて今更説明できないわ。
ミサトの昔好きだった奴にクリソツだからって俺のミサトとイチャイチャしやがっ
て…………いや、待てよ。こいつの話が本当だなんて誰が証明できる。
こいつ自身が件の《しんじ》である可能性もあるじゃないか。うぉぉぉぉぉぉっ。
目を覚ませミサト。こいつは二股野郎でやり逃げ男だぞ。
雄二を調べ、ミサトの関心を自分に向けようとするリョウジ。
シンジが歴史改変を思考していた頃、別の場所で雄二を中心としたドラマがあった
ある日、ある時。碇老人と将棋に興じる者一人。
姿は雄二であるのに敬語を使う碇老人。不敵に微笑む雄二。
サードチルドレンであるシンジを監視させていた者からの通信が途絶えた事を不審
に思ったゲンドウが調査部隊を向かわせる、報告される異変。
シンジが預けられていた《先生》の一家は惨殺され家屋は消滅。シンジは行方不明
歯噛みするゲンドウ。本当は《シンジ》など必要でなければ構いたくなかった。
大学時代に知り合った女性。初めて心を許せると思った存在、碇ユイ。
だが、彼女の傍には常にあの男がいた。碇信二。義理の弟でありながらユイが愛した
男。まだ少年でしかなかったのに飛び級で自分と同じ場所に立つ奴。
全てが憎かった。殺してやりたいくらいに………だから実験中に事故を装って突き
落としてやった。ユイは悲しんだがいつか忘れると思っていた…………。
交際を申し込む事数十回、とうとう根負けして受けてくれた。これからは俺の物、
と喜んだのもつかの間。彼女はアレに自ら呑み込まれた…………笑顔を浮べながら。
奴を突き落としたアレの中へと。
彼女を取り戻すためにはアレを動かせる者が必要だった。
それが皮肉にも奴とユイの忘れ形見の…………シンジだったとは。
どこまで俺を苛立たせれば気が済む！ 信二。
それぞれの思惑が絡み時代は２０１５年に移る』
ここで《雄二》が登場します。三作の中ではまともな部類だったと思います。
２０１５年の時に第３新東京市に集う、信二の子供達、雄二、ミサト、リツコ、リ
ョウジ。果してどうなる？、で終わっていました。
三つ目：裏切られた女は我が子を愛する事で自らの虚ろを埋めた。
終わる世界。全てが滅んだ世界に残った二人。かって碇ユイであった者と心を崩壊
させたシンジ。終わる事の無い営み。彼女にはシンジが全てであった。
不意に現れる来訪者。愛する子と同じ顔を持つ存在。
彼は告げる。息子と同じ声で、
「全てが終わった世界かぁ、なら僕の好きなようにしていいよね」
二人だけの歪んだ愛に包まれた世界を守るために刃を向けるユイ。
もはや人の枠に収まらないモノに変わり果てたユイは辛くも勝利を収め営みを続け
る。独善にみちみちた生活。物言わぬシンジだったが…………
５００年の後、初めて話すシンジ。
「どうだった？僕の技………幾つもの世界を渡り歩いて吸収したんだ。満足した？」
滅ぼしたはずだったものはいつの間にか愛する者の中に潜んでいた。
再び始まる戦い。しかし、今度は彼が勝利を収める、いや全ては彼の手のひらでの
遊戯。再生される地球。再生される人々、世界、動植物。全ては２０１５年のあの頃
に戻った。
目覚ましの音に目覚めればいつもの日常。母親の呼ぶ声に答え階段を下りる。
変わらぬ日常、いつもの通学路。幼馴染で担任であるミサトに悪態をつきながら登校
するアスカ。天敵のレイは窓際の自分の席で本を読みふけっている。
いつも男に囲まれ無闇に笑顔を撒き散らすホモ疑惑のあるレイの双子の兄カヲル。
一年中ジャージ姿のトウジと相棒のケンスケのバカ騒ぎを注意する、委員長ことヒ
カリ。担任ミサトが転校生を紹介する。
「碇シンジです」
その少年は教室を見回すと自分に視線を止め微笑んだ。思わず赤面するアスカ。
はじめての感情。好意？ 続いて紹介される二人の少女、霧島マナ、山岸マユミ。
彼女達はシンジと共にある使命を帯びて、この地に来た。
戦自から抜擢されたマナ。戦自の兵器開発主任である父が無実の罪で投獄された時
シンジに助けてもらった恩のあるマユミ。
碇財閥の次期総帥とも噂されるシンジ。
アスカに親しげに話しかけるシンジの傍に歩み寄るレイ、
「逢いたかった…………シンジ君」
レイが彼に触れようとするのを止めるカヲル。
「シンジ………よく僕達の前に顔を出せたものだね」
いつに無く険しい顔を向けるカヲル。３人の過去に何があったのか？
目を覚ますとそこは見知らぬ部屋だった。自分はあの時拳銃で撃たれ、意識を手放
したはずだった。しかし、天国・地獄にしては生活臭に溢れる部屋で懐かしい香りが
した。そう、ミサトとの同棲時代の自分の部屋の匂いに似ている。
枕もとの見慣れぬ機械に興味を引かれ操作しているうちに突然、空中に画像が浮か
びキャスターの声が流れ出す、
「先日、襲撃された刑務所です。現場に足を踏み入れてみましょう…………」
見知らぬ事件。欄外の表示から２０１５年であることがわかる。
画像がアラーム音とともに変わり、ミサトを映し出す。
「やっと起きたのね、寝ぼすけさん。いくら揺すっても起きないから仕事にでたけど
まだ寝てたなんてね…………正直呆れたわ」
ミサトから知らされる事実。無職の自分はミサトに食わしてもらいながら同居して
いる事。宇宙より飛来し人類を滅亡の危機に陥れた使徒を撃退してから１５年が経っ
た事。自分の記憶と著しく食い違った世界。
彼の探訪が世界の真実を暴き出す、という話でした。
ジャンル的には学園ものエヴァです。
最初に種明かしをしている時点で駄作でした。勢いって怖いですね。
これら三作は微妙につながっている平行世界という設定。
今となっては消滅してくれたのはありがたいくらいで……原点ですから。
１話〜４話にかけての補足
時代設定とか
アキトが夢から覚めるところから始まるわけですが、１話冒頭は５，６歳ぐらいの時。
２話〜４話の中心は１０歳ぐらいの時。指摘されて気付きましたが、公式な設定に
もはっきりとした年月日が記されていない以上、自分で勝手に作れば良かったですね。
例えば、２１８５年２月９日の事だった、とか。
アキトとラピスが過去を思い出すシーン、他の作品では『火星の後継者』や『蜥蜴
戦争』、『休戦』『拉致』等、単語の羅列されるだけ、というのがあるのですが逆を
ついてジャンプする直前の記憶から遡っていくようにしました。エピソードもつけた
のですが、時期が分かりにくいですね。
順番に説明するとラピスの記憶…………何かのトラブルに巻き込まれている、この
事は次回以降で触れるので詳しく書きません。二人が過去に来る直前の記憶です。
時期的には『火星の後継者』事件の後、数年後。
アキトの記憶…………映画版のラストあたりです。
ラピスの記憶…………アキト達が拉致されて救出されて数ヵ月後。ユーチャリス完
成前の話。２２００年７月以降。
アキトの記憶…………休戦状態の後、長屋生活を送り結婚した頃。２１９９年６月
頃です。
アキトの両親がいつ頃暗殺されたのかは、２１７８年（アイが保護された）〜２１
９５年（チューリップ襲来）までの間の事で、アキトの姿から６歳から１０歳ではな
いかと思います。未来の人の成長速度は分かりませんが。
特定してもよかったんですが、曖昧なままにしました。
話の流れとしては、
ユリカの見送り。昼すぎ。ペイとヤマモトの会話
↓
アキトが施設に踏み込み、ヤマモトが後を追う
↓
北辰との対決、敗北。ヤマモト現れる
↓
施設からの脱出したアキト達。拍手で迎えるペイ
↓
どこかにいるイネス。時間場所は不明
と、いう事なんですが北辰の襲撃及び警備室に潜んでいた実行部隊を襲撃した男が、
施設に潜入したのは、ユリカの見送りより以前、同日の深夜から早朝にかけてです。
アキトが浸入した時にはあらかた終わっていて血が乾き始めていました。
人物紹介
アキト
この話の主人公。1〜3話にかけてはユリカとのハネムーンまでが最後の記憶。
自らの過去には存在しない妹ラピスの存在に戸惑うが、二度と取り戻せないと思っ
ていた火星での生活を来るべき日まで楽しもうとする。
料理が得意。なぜか使える武術。辻褄が合わない記憶の綻びを感じるもののあえて
目を逸らす。
４話において記憶を全て取り戻す。
結局、両親を救う事はできず。さらにＣＣを《北辰》に奪われる。
彼は火星から地球にどうやって逃れるのか？
逆行タイプは精神のみ。
アキトの両親
名前不明。ＴＶ版では火星のクーデターのドサクサに暗殺された。その時、アキト
はＣＣ（チューリップクリスタル）を手に入れ、火星にチューリップ襲来の時、敵
機動兵器に対する恐怖によって地球へとジャンプした。
しかし、今回彼らを手にかけたのは《北辰》と名乗る男だった。
アリイエ
ネルガル重工の人事課部長だった人。なぜか失脚したらしい。
イネス
アキトの父の部下になるはずだった。襲撃時、同地に訪れるが運良く？助かる。
現在、某所にてアキヒトなる人物と滞在中。
ＴＶ版ではアキトのジャンプで過去に飛ばされたが、本作では既にありえず、彼女
がどうして過去に飛ばされる事になるかは、次回以降において触れる。
室長
雰囲気、しゃべり方からあの人の事と思ってください。幾つもの名を使い本名不明
だが腕は相当たつ。
『闇騎士』対策室の長としてネルガル重工火星支社に転属。微々たる成果ながらも
唯一、闇騎士に遭遇しながらも無傷でいられた人物。あるいは理由があるのか？
本社からの帰還命令により火星を後にする予定であったが、ペイの言葉に動かされ
るようにテンカワ家族の救出に向かい、アキトを救出する。３０から４０歳代。
フェイク
ネルガルのSSに拘束されたアキヒトに話しかけてきた、女性らしい声の主。
ただし、人前に現れていない。
オモイカネのようなAIの音声付なのか人間であるかは不明。
アキヒトのサポートが役目の模様。唯一確認された協力者？
ペイ・チェン
アキト・ラピスのクラスメートであるルビアの父親。チビはげデブと欠点だらけだ
が、奥さんのルチルは美人で子供達は父親に似ていないのが幸いか。
室長をアキトの元に誘い、自分は高みの見物にしゃれ込む自称小説家。
過去の経歴は不明だが室長を恐怖たらしめる存在。
アキト達を監視しているふし有り。
北辰
映画版最大の悪役と目される人。破壊・諜報・拉致など『火星の後継者』の裏の汚
れ仕事を一手に引き受けていた。
ある意味アキトの天敵。仇。
映画版後半火星の雪原においてアキトに敗れ、死したと思われたがアキト生誕の１０
年前に火星にボゾンジャンプしていたらしい。アキトの事に詳しい人間の関与をうか
がわせる発言もしている。
彼の目的がアキトとの再戦にあることは間違いないが、彼自身が時代改変者だと思
われている方も多いだろう。確かに本人がそう言いましたが。
次の出番はアキトが強さを身につけてからなのかは不明。見かけは60歳前後。
対決後そのままボゾンジャンプし、アキトの前に姿を現すまで20年を過ごした、
らしい。現時点で単独ジャンプが可能かは分からないが、ユニットに人間翻訳機が組
み込まれていない事と技術者がいない事を考えると、彼だけでは無理かもしれない。
アキトの両親を彼が殺害した事で大局的に歴史が変化するとは思えないが、草壁の
本隊が火星に到達ないし優人部隊が地球圏に派遣され接触すれば、終戦がウヤムヤに
なる公算が高い。
闇騎士
少なくともアキトが目覚める（逆行する）20年以上前から地球・火星の秘密研究
所襲撃・消滅事件に深く関わる人物と思われる。
ボサボサの黒髪、大き目のサングラス。マントの下には黒いライダースーツ等を身
に着けているスタイルは変わっていないらしい。見た目では年齢の変化は見られない
が、通常の人間が同じ容姿のままなはずはないので別人説あり。
両星に頻繁に出没していることから複数犯の可能性もあり。
火星の某SSに拘束された際、アマガ アキヒトと名乗ったが本名か不明。
数年先の技術を使い、何かの武術と未知の防壁装置を持つ。
ただ、ここ何ヶ月かは姿を確認した者はいない。（某室長談）
襲撃目的を『扱いきれない技術は人類を不幸にする』など仄めかしたものの、真意
はいまだ不明。フェイクなる協力者あり。
彼、もしくは彼らが何者かは後々語られる事になる。
ユリカ
大まかな設定はTV版参照。逆行前の最後の記憶はハネムーン直前であり、１〜２
話の時点ではアキトと共に時間を精神のみ遡ったと見られていた。
アキト大好き。奥さん。過去に戻っても基本的には変わらない。
前回同様火星を離れる事になったが、ナデシコでの再会を約束して熱烈な送迎のも
と旅たつ。
4話でアキトは全てを思い出したが彼女がどうなったかは、まだ語られていない。
アキト《青年編》で触れるかもしれない。
ヨベ・アツシ
ネルガル重工本社人事部部長。室長の記憶ではアリイエ氏が前任者らしいが、ヨベ
氏の名前を聞かないところをみると会長派の人間ではないかもしれない。
闇騎士対策室室長の解任と本社転属を通知してきた。
ラピス
『火星の後継者』事件の時、アキトのサポート及びユーチャリスのメインオペレー
タをしていた少女。
1〜3話の時点ではそれらを全て忘れ、ただアキトに対する思慕の感情が占めていた。
アキトの両親の話からすると幼い時に友人から預けられたらしいが、その友人が誰
なのかは不明。5歳のアキトに対して4歳ぐらいの容姿をしていた事から単純に、精
神のみ或いは肉体共々のジャンプとは考えられない。
精神のみなら生まれておらず肉体そのままなら幼すぎる故。
もちろんアキトの前回の記憶には彼女は存在すらしていない。
アキト自身がCCによる単独ジャンプが可能としてもラピス自身の出生が定かでな
い今、フィールド無しのジャンプは彼女の命に関わるかもしれない。
ルチル
本編未登場で名前だけ出ているペイの妻でルビアの母親。
旦那と長女を先に火星に行かせて後から来ることになっているらしい。
現火星・地球圏より数年進んだ技術による小道具の制作能力やラピスの言葉からあ
る人物が連想される。ルビアを含む6人の子持ちでペンダントに写る姿は30前後。
ルビア
アキトとラピスの学校へ地球から転校してきた女の子。
紅い瞳からルビーアイ＝ルビアと名づけられたらしい。
ペイとルチルの娘で父親の容姿についてコンプレックスがあるみたいでよく愚痴る。
他の兄弟姉妹は双子の妹のパールのみ名前が明らかで他は未登場。
アキトに仄かな恋心を抱いているが、ユリカがいる為にその感情を表には出さない。
今はアキトの友達、ラピスの親友の立場。
並べてみると割りとたくさんいますね。次回からは所々に時期がわかるようなのを
盛り込んでみたいと思います。