機動戦艦ナデシコ
平穏を求めて・・・・
第一話






俺達は演算ユニットの管理者と別れた後、火星のユートピアコロニーの郊外にいた。

「さて・・・これからどうしようか・・・・」

まず、住む場所はどうしようか・・・

この時、まだ俺は孤児院にいたからな。

「住む場所なら、問題ありませんよ。」

ニコニコ顔の少年・・・ユウイチが言ってきた。

「なんで?」

「住む場所やお金などは用意されてますよ。」

そういえば、よく考えてみれば過去に跳ばすぐらいしか言ってなかったな。

「テンカワさん?どしたんですか?」

「なんでもない。それより、そのテンカワさんはやめてくれ
せっかく同じ姓にしたんだからもう、俺とユウイチは兄弟だ。
いいだろ?それで。」

「分かりました。それでは、

兄上と呼ばしていただきます。」

うーん、兄上かぁ、そんな呼ばれ方されたことなかったなぁ。

「兄上?」

「ん、なんだい?」

「なんだい、じゃあありません。そろそろいきましょう。」

「あ、ああ、分かった。」

まだ子どもなのにしっかりしているなぁーっと、

思いながら、ユウイチについていった。」



「ここです。」

歩いてから三時間・・・

俺達が住む場所についた。

「僕達は、ここで泊めてもらいます。」

ん、泊めてもらう?ということは・・・

「俺達はここで、居候?」

「はい。そうです。」

ニコニコ顔で、サラッと言ってきた。

「どうして居候なんだ?」

金も用意してるなら家を買ったほうがいいと思うのだが・・・

「一つはこの先、木連に攻められて潰れてしまうでしょうから、なるべく無駄な金を使いたくないからです。」

「一応、納得した。」

「それはよかったです♪」

まあ、演算ユニットの管理者が選んだだろう。

悪い人が住む家じゃあないだろう、多分。

ピンポーン

『はーい』

ガチャ


その声と同時に出てきたのは十二歳ぐらいの女の子と六歳ぐらいの女の子だった。

俺は絶句した。

なぜなら、

イツキさんとそっくりな顔立ちだったからだ。

「あ、どうも今日から居候させてもらうテンカワユウイチです。」

ユウイチは、その女の子達に平然と挨拶し、

こちらを向いて


ニヤリ


は、はめられた。

「兄上どうしたのですか?

自己紹介をしたらどうです?」

「あ、ああ、俺はテンカワアキトです。
よ、よろしく。」

といって出来る限りの笑顔をつくった。その結果十二歳の子は顔を真っ赤にした。

お、俺、自己紹介何か間違っていたか?


どこにいってもアキト君は天然であった。(笑)


さて、なぜ六歳の子が落ちなかったか、この作者が、せ・・・解説しよう。

それは、ユウイチに一目惚れしていたからだ。(爆)


「わ、わたしは、イツキカザマです。」

十二歳の女の子はやっぱりイツキさんらしい

「私は、アサミカザマです。」

六歳の子はアサミというらしい。

イツキさんの妹かな?

「それでは、両親の所にいきましょう。」


イツキさんにそう言われて俺とユウイチは、その後をついていった。

その後イツキさんの両親と話、基本的にいい人だった。

しかし、途中でサラッととんでもないことを言ってきた。

「アキト君にユウイチ君、私達の娘の婚約者になってくれ。」

「イマナントオッシャイマシタ。」

「お、お父さんいきなりなんてこと言うのよ失礼でしょ!!」

イツキさんが顔を真っ赤にしながら言い返した。

「あら、でもまんざらでもないんでしよ?」

「うっ・・・」

今度はイツキさんも言い返せなかった。

アサミちゃんは顔を真っ赤にして俯いている。

「兄上・・・」

イツキさんが両親と言い争って(あそばれているともいう。)いるうちにユウイチが話しかけて来た。

「この話を受けたほうがいいですよ、そうしておけばあの人達も諦めるかもしれません。」

なるほど。確かにそうしておけばいいかもしれない。

「分かった。だが、条件がある。」

「なんでしょうか?」

「お前も婚約者になれ。」

「わ、分かりました。兄上のためならいいでしょう。」

少し動揺してから了承してきた。

「あの・・・おじさん、おばさんそちらがよろしければその話受けさせてもらいます。」

「「え」」

イツキさんとアサミちゃんは

この話を受けるとは思わなかったらしい。

「おお、そうかね、よかったじゃないかイツキにアサミ。」

「「う、うん・・・」」

顔を真っ赤にして俯いている。かわいいなぁー

って俺は何を考えているんだ!!

「これからよろしくお願いしますね、アサミさん。」

俺がへんなことを考えてるうちに、ユウイチはアサミちゃんに話かけていた。お似合いだな。

「あ、あのアキトさんこれからよろしくお願いします。」

「うん、これからよろしくイツキさん。」

この微笑ましいこうけいを両親が見守っていた。







続く




後書き




アキトとくっつく人はイツキさんでした。

確かイツキの妹の名前はアサミだったようなきがします。間違っていたらごめんなさい。

後二、三話ぐらいでナデシコに乗るとおもいます。

読んでくれる人がいたら、うれしいなー。



   

管理人の感想

兵士Aさんからの投稿です。

ふむ、イツキさんの登場ですか?

・・・ちなみに、アキトの外見とはか遺跡に巻き込まれる前のままですか?

それだと、二十歳前後の男と十二歳の娘を婚約させようとする事になりますが(苦笑)