遺跡と共に

プロローグ

 

「ココは何処だ?」
目が覚めるとそこは、何も無い真っ暗な空間だった。
「たしか火星軌道上で残党狩りを終えて
 ドックに戻ろうとしたら・・・」
「ジャンプ事故により今にいたる・・・と。」
 
カチャ
警戒しながら声のした方向にブラスターを向ける
「誰だ」
「警戒する気持ちは分かるけど
 ブラスターを向けるのはやめてもらえないかい?」
よく見るとそこには14歳くらいの子供がいた。
暗くてよく分からないが
黒いマントにバイザーを着けているようだ。

・・・キ○ガイか?

「貴様は誰だ、そしてココは何処だ?」
「ココは・・・何と言えば良いのかな?
 とりあえず君の精神の中と言っておこう」
「俺の精神の中?」
「安心して良いよ。
 君の機体と体はちゃんと有るからね」
「・・・・・」
「君は何処まで覚えている?」
「何?」
「君は火星の後継者と戦っていた。
 その後どうした?」
そう言われて、俺は思い出した

「死ね」
ドンッ ドンッ ドンッ
ブラックサレナのハンドカノンが
残党のステルンクーゲルを正確に貫く
破壊した残党達の機体を見ながら
アキトは呟いた。
「恐怖を味わいながら
 死んでいくが良い」
アキトの駆るブラックサレナは、
一機、また一機と残党達を落としていく。
「終わったか」
しばらくすると、そこにはブラックサレナ以外動くものは何も無くなった
「イリス、ジャンプ準備」
『了解』

イリスはブラックサレナにつけられたAIである
アキトはラピスとのリンクを切り、代わりにブラックサレナのAIに
五感の補助をしてもらっている。
これはラピスに普通の子供として暮らしてもらう為であり、
ラピスは嫌がったが、戦わないときはラピスと遊ぶ事で納得した。

『・・・準備完了
 いつでもどーぞ』
「目標ネルガル月ドック
 ・・・・ジャ「テンカワアキト覚悟!!」
突然ジャンプアウトした積尺気のジャンプフィールドが
ブラックサレナのジャンプフィールドに接触しイメージが乱れた。
『イメージ伝達失敗。』
「くっ ランダムジャンプか?」
ボーソ粒子の光とともにブラックサレナと積尺気はそこから消えた。


「・・・で貴様は誰だ?」
「ふむ、まだ言ってなかった様だね。
 とりあえず私の名は・・・忘れた。」
「は?」
「まぁ名前なんかはどうでも良い。
 私は君らで言う遺跡だ」
「なに?」
「正確にはかつて遺跡に取り込まれた者なんだが、
 この前はミスマルユリカが取り込まれたので交代しようとしたのだが」
「交代しようとしたが?」
「ジャイケンで負けて出来なかった」
「・・・・・」
「まぁ今更あれは遅出しだや、
 グーでなくチョキを出せばよかった等と
 悔やんでも遅いんだが、
 所で君は過去に行く気は無いかい?」
「過去・・・だと?」
「そのとうり、過去だ。
 過去に行ってやり直す気は無いかい?」
「俺は・・・もしそ「じゃあOKだね」
「・・・人の話を聞け」
「それじゃあまず目をつむってほしい」
あえて無視を決め込む気か?
「こうか?」
おとなしく目をつむるアキト
「そうだ。それでいい」
そう言いながら服の袖から自分の身長くらいのハンマーを取り出す
「後で私も行くから安心して逝くといい」
「えっ?」

 ゴンッ 






・・・・あとがき?
ヒト科ヒト目(以下ヒ)「・・・・・・」
?????「・・・で?何か言う事は?」
ヒ「・・・やってしまいました」
?「それだけかい?」
ヒ ビクッ
?「私の名前は無いのかい?」
ヒ「な・・・」
?「な?まさかそこで『なーーーーっ』って叫ぶんじゃないよね?」
ヒ「名無しのごんベイ?」
?「君は一度痛い目見ないと行けないようだねぇ」
ハンマーを取り出す?さん(仮名)
?「御休み」
ゴスっ

ヒ「このような文を読んでいただきありがとうございました。
 できればこれか「まだ生きていたのかい?」
ビクっ
?「というわけで、いきなりですいませんが、できれば私の名前を考えてください」
ヒ「自分のセンスの無さがよく分かったよ」
?「黙れ」
ゴス 
?「では改めましてこのような文を読んでいただきありがとうございました」


設定
????(仮名)
遺跡に取り込まれたヒトその一
銀髪だが、見方によれば紫色に見える髪に蒼い目
遺跡そのものと言えるので、髪の先からつま先までナノマシンだらけ
見た目は14歳の女の子





 

 

代理人の感想

 

・・・有無を言わせぬやっちゃな。

しかも字が違うし。

 

 

なお、今サクラをやってるので女の子が一瞬レニに見えた事はここだけの秘密。