遺跡と共に

第三話 決意? 

「・・・・・」

今俺はアキトと共に街を走っている。

何故かといえばやはり後ろの二人が・・・・

「アキトを返せ〜」

「アキト様〜、カムヒア〜」

「うるせ〜」

・・・というわけだ

ジャンプアウトした後、うろついていたら

ばったり三人と会い、アキトが声をかけてきたところ

ユリカ達が勘違いし今にいたっている

・・・アイツは今ごろ極冠遺跡の中で笑っているのだろう

「アキト、二手に分かれるぞ」

「え?」

あの二人はアキトを追っているので

二手に分かれた場合

「私がアキトを追うから

カグヤちゃんはアケミちゃんを」

「いいえ、私がアキト様を追います」

・・・ やはり喧嘩になったか

喧嘩しているうちにアキトも逃げ切ったみたいだし

それじゃ俺は、アイツに文句を言ってくるか

「目標、火星極冠遺跡内部

ジャンプ」

 

火星極冠遺跡

「いやぁ、久しぶりだね」

「どう言う事か説明してもらおうか?」

ジャンプアウトしてからいきなり怒ってくるとは

・・・何かしたかな?

「何を説明して欲しいんだい?」

「何故こんな姿にした」

「それはもう説明したはずだよ」

「きさまぁ

歯ぁ食いしばれぇ、そんな奴修正してやるぅ」

そう言って殴ってこられてもねぇ

ガスッ 

おや?カウンターが綺麗に決まってしまったね

「相手の力量も分からないのに

攻撃してくるのは三流だよ?」

・・・聞いてないようだね

人の話はちゃんと聞くものだよ?


・・・・・・・

・・・・・

・・・



「やぁ、やっとお目覚めかい?」

「・・・・・」

とりあえず無言で睨んでみるが効果無しか

「ついて来たまえ」

そう言われて遺跡の後をついて行く


・・・・

「これが君に渡すものだよ」

「これが・・・」

そこに有ったのはかつての愛機

形の変わったブラックサレナだった。

「そう、『ブラックサレナ改 デスサイズ』

これがこの子の新しい名前だよ」

死神・・・か

「背中の巨大な羽はスラスターで、

前腕部はアルストロメリアの物に交換させてもらった。」

背中から突き出た天使のような白い羽に白い体、

そして手に持った巨大な

・・・釜?

「・・・おい」

「なんだい?」

「あの釜はなんだ?」

「ご飯を炊く以外の使用法を知っているのかい?」

「他のにしろ」

「仕方が無いなぁ

そこに有るのを持って行くと良いよ」

そう言って指差したとこには巨大な鎌が有った

最初からこれを出せ

「ところで色は黒にはできんのか?」

「体は良いけど羽は駄目だよ」

「何故だ」

「意味があるからさ」

「意味?」

「そう、

黒い鎌に黒い体は敵に恐怖を植え付け、

白い羽は味方に安心を与える」

「・・・そうか」

安心を与えれるはずが無い

俺が味方に与えるのは不幸だけだ・・・

『『マスター』』

「へ?」

イリスが二人?

「ああ、髪の黒いのがイリスで、

赤いのがアリスだよ」

『『よろしくお願いします』』

「よ、よろしく」

「じゃあそろそろ帰るといい」

「まだ言いた「じゃ、送るよ」

「・・・お前は人の話を聞くようにしろ」

「アリス、イリス、頼んだよ?」

『『りょ〜かい』』

・・・聞いてねぇ

 

・・・・

「ただいま」

「おかえり〜」

台所へ行くと、

父さんと母さん、それに疲れきった顔をしたアキトがいた。

「それじゃ、ご飯にしましょう」

「そういえばアキト」

「なに?父さん」

「明日ユリカちゃん達が

引っ越すだろ」

「それが?」

アキトは、楽になれるという爽やかな笑顔を見せながら言った。

「学校終わったら見送りに行け」

「嫌だ」

爽やかな顔してそんな事言うなよ・・・

「あれを公表するぞ」

「よろこんで行かせていただきます」

・・・あれって何だ?



・・・・ブラスターに異常なしか

そう言えばフィールドが張れるって言ってたっけ?

「フィールド展開」

ブゥゥゥゥン 

「ほぉ、これはこれは」

確かにこれは信用できそうだ

・・・とりあえず、明日はクーデターが起こるはずだ。

今度は守って見せる

必ず・・・



後書き?

・・・ギャグを目指すはずが何故かギャグになりません

無理な物は無理と言ったほうが良いのでしょうか?

あ、ちなみにアキトの両親は殺します。

ええ、それはもうサクッと。

ますますギャグから離れますね・・・

この前の宣言取り消したほうが良いのかなぁ

それともしばらく短編で修行した方が良いのかなぁ

ではまた・・・

 

設定

ブラックサレナ改 デスサイズ

遺跡が暇つぶしに改造したブラックサレナ  {}を太く


武器  振動式大鎌 ×1

     振動式刀 ×1

     アームクロー ×2

     ハンドカノン  ×2

     テールバインダー ×2

     胸部グラビティーブラスト ×1 

     釜 ×1     etc

 

搭載してある相転移エンジンMk−2を使った

『高密度重力波ビーム』を一定の範囲内に放つ事が可能。

これは、重力波ビームを過剰に送りこんで

敵を自爆させる対エステバリス用兵器である。 

他にも、対ナデシコ兵器等、あまり使えないような兵器が盛りだくさん

名前の由来は死神に見える(特に仲間)から

でも基本性能は意外と高い(ハズ)

でもリミッターが掛かっているのでやっぱり意味が無い。