遺跡と共に

第4話 クーデター

 

 

「じゃ、ユリカ

お前と別れると思うと悲しくて涙が・・・」

・・・そう思うなら右手に目薬持って笑顔で泣くなよ

「嫌、アキトと一緒に居る

行きたくない」

「そう言わずに逝ってこい」

・・・字が違わんか?

「行くよ、ユリカ

アキト君今までありがとう」

「い〜やぁ〜」

ズルズル


「いやぁ〜

終わった終わった

これでやっと俺は自由だ」

「・・・そう言うのはやめた方が良いぞ」

「そうか?」

「ああ」

「まっ、これでようやく自由になれたんだ

さっさと帰ろうぜ」

「先に行ってくれないか?

ちょっと寄りたい所があるんだ・・・」

「じゃ、俺も行こうか?」

「いや、先に行っててくれ」

「じゃ、また後で」

「ああ」



「・・・さてと、そろそろか」

これから全てが始まる・・・

 

ドカーン

 

「行くか」




「キャー」

「何だ君達は」


バンッ

「キャー」

「悪く思うな、仕事なんでな」




バンッ

「ぐわっ」

とりあえず何の関係も無い一般市民を殺した兵を殺す

コロニーを破壊した俺には今更一人殺そうが二人殺そうが関係無い

「フッ、お前こそ悪く思うなよ?」


バンッ


・・・・二人目

「なっ、子供?」

「何をしている、子供にかまうな

我々の目的はテンカワ夫妻の暗殺だ」

「させるかっ」

隊長らしき男を殺そうとした瞬間後ろから声がした

『・・・・君には悪いが

テンカワ夫妻には死んでもらう』

「何?」


ガスッ


「くっ、貴様・・・」

薄れ行く意識の中、確認できたのは

不適な笑みを浮かべる遺跡だった・・・

「未来を変えるとは言っても

今はまだ早いんでね・・・」

「くそっ」



「・・・・さて、この子は私に任せて

君達は早く任務を遂行したまえ」

「貴様何者だ

子供とはいえ、その子は兵士を軽々殺していったんだぞ

それを軽々と気絶させるとは」

・・・子供の姿とはいえペラペラ喋り過ぎだね

やはり軍は無能なようだ

「・・・・君達が知る必要は無い」

「何?」

「だいたいこんな任務に時間をかけ過ぎだよ?

まさに無能であると言わんばかりじゃないのかい?」

「きさまぁ」

「フッ、くだらん

安心したまえ、テンカワ夫妻はすでに私が殺しておいたよ

急いで確認するといい」

「なっ?」

「これでも私は多忙でね?

ではまた、いつか」

「待てっ」

「滅」


ドカーン



・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・



火星極冠遺跡



「・・・ここは?」

「気が付いたかい?」

声のしたところを向くと遺跡が座っていた

「貴様、何故邪魔をした!?」

「・・・・」

「答えろ」

「・・・・君は何か勘違いをしていないかい?

僕はただの通行人だよ?」

「嘘付け!!貴様遺跡だろうが

つ〜か、ここにいるのは貴様しかいないだろうが!!」

「僕の名前はシマバラ ユイだよ」

「・・・・では聞くが趣味は?」

「僕の趣味は他人を操り楽しむ事さ・・・はっ!」

「やっぱり遺跡じゃねぇ〜か」 

「ばれてしまっては仕方ないね

そうだよ、私が遺跡だよ」

髪を黒くしただけでばれる事は無いとでも思っていたのか?

「説明してもらおうか?」

「・・・・そんな事を言うとある人がやってくるよ?」

その時、とある白衣を着た人が脳裏に浮かんだ

・・・考えるのはよそう

「説明しましょう」

「「なっ」」

「あら?ここは何処かしら」


ガスッ


「うっ?」


ドサッ


「ふ〜、危ない危ない」

「何でイネスさんが?」

「流石にそれはわからないよ

ま、あえて言うなら」

「言うなら?」

「説明好きの執念、見せてもらった」

「・・・・」

「とりあえずこの人捨ててくるよ」

そう言って、イネスさんを担いでジャンプしていった

「相変わらず、イネスさんは謎だ」



遺跡が帰ってきてから、とりあえず話の続きを聞かせてもらった

「とりあえず簡単に言うとあの時すでにテンカワ夫妻は死んでいたんでね

(まぁ、正確には私が殺したけどね)」

「なに?」

「で、君は知らなかったようだからね

死人を減らす為にも君を止めたと言う事さ

どうやら君は殺しを楽しんでいた様なんでね」

遺跡の言葉に対し、どう言えばいいか分からなかった

俺も所詮は外道・・・か

「それよりアキト君はどうするんだい?

何も無いなら何処かでしばらく修行するといい」

「それもいいな

すまない、後は任せた」

「・・・何を任せる気だい?

まぁいいよ、

それよりデスサイズを持って行くと良い

ナノマシンによる自己再生で整備が楽になっているからね」

「わかった」

「あと、ここに行くと良い

きっといい修行が出来るはずだよ

それから私はしばらく遺跡にいるから

何かあったら来ると良い

(ナノマシンは停止させるから来る事は出来ないけどね)」

「すまない」

「じゃ、行ってらっしゃい」

そう言って遺跡が取り出したものは

俺の身長を越えるくらいのハンマーだった

「ちょっと待て、

それでどうする気だ!!」

「・・・ハンマーは叩く以外に何かあるのかい?」

「待て」

「却下」

「そん「君は一度体験しているだろう?」

「ま、まさか」

「ハイ、ご名答」

「他に方「逝ってらっしゃい」

「字が違「問題無い」

「最後まで喋らせろ!!」

「ハイ、喋らせたよ?」

「な・・」

「では、またいつか」

「ちょ・・・」



ゴスッ






『行ってしまいましたね』

「あの事を知ったらきっと怒るだろうねぇ

ま、気楽にがんばろうか?」




後書き

ヒト科「久しぶりに対談形式です」

シマバラ「久しぶりだね」

ヒ「名前が決まった記念っつ〜事で」

シ「レニっていう手もあったけど反応が怖いからねぇ」

ヒ「ガガガのムラサメソードとGWのヒイロユイから

 村雨ユイにしようと思ったりもしたけど」

シ「そんな名前何処かで見なかったっけ?」

ヒ「あったからやめた」

シ「そうかい」

ヒ「そうだよ」

「「・・・・・」」

シ「それでは、また」