死神が舞う〜序章〜







 「艦長、ユーチャリスを左前方にとらえました。」


 ナデシコCブリッヂ内で、横にいるハーリー君が言う。

 間に合いました。今ならギリギリです。


 「ハーリー君は今から艦内及びナデシコCを、サブロウタさんはボース粒子の確認をお願いします。
    
   私はこれからユーチャリスへのハッキングを行い回線を回します。」

 
 相手はラピス・ラズリ、ユーチャリスを一人で操ることのできるつわものです。

 ナデシコCの性能なら通信回線を強引に開くことぐらいならできるでしょう。


 「はい!」

 「ハイハイっと。」

  
 ハーリー君とサブロウタさんから返事が返る。

 それと、私には仲間がいますからね。
         
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 やりました。成功です。

 モニターの前に立っているアキトさんの姿は相変わらずでした。

 でもちょっと感激です。




 って、最低です。こんな時に不謹慎なことを考えてしまうなんて…。


 「なんだ。」

 
 無表情、無愛想でアキトさん出ました。

 覚悟を決めるしか無いでしょう。


 「アキトさん、いい加減戻ってきてください!」


 「ルリちゃん、俺にはまだしなければいけない事が。」


 「何ですか?!火星の後継者の残党はもうほとんどいません!」


 「でも、全部じゃない。全部じゃないんだよ。」


  そう話したアキトさんの手は、血がにじむほど握られていました。


 「どうすれば、復讐は終わるんですか?

        アキトさんは何時になったら自分が許せるんですか?」


 「わからない。多分…無い。」


  アキトさん


 「用件がそれだけなら、ラピス、出るぞ。」


 アキトさん!待って下さい!アキトさん!


 「アキトさん!ユリカさんが、ユリカさんの時間がもう無いんです!」


 「!!・・・・そうか。」


 明らかにアキトさんの顔が一瞬変わりました。


 「だから……、ユリカさんと会って話してあげてください!」


 「だめだ、だめなんだよルリちゃん。俺はもうユリカに会う資格がない。」


 「そんな!資格って、しかくってなんですか?そんなの『艦長ボース粒子増大、奴等跳ぶぞ!』」

 
 えっ?話に夢中になりすぎました。跳ばれたらアウトです。もう離れたくありません。


 「ナデシコCは最大加速と同時に強襲用アンカーの射出。いそいで!」


 直接接触すればジャンプの解除もしくは一緒にジャンプできるはずです。


 アンカーがユーチャリスのフィールドを破り、本体に到達します。

 ここからでは音は聞こえませんが、多分ものすごい衝撃だと思います。


 「艦長!ボース粒子さらに膨大。こりゃやべえ、奴等強引に跳ぶ気だ!」

 「艦長!僕達も巻き込まれますよ!」

 『ルリ。ランダムジャンプの可能性99.9%』


 「ハーリー君、サブロウタさん、オモイカネ、ごめんなさい。」


  

  神様…アキトさんと同じ時と場所に届けて下さい





  次回予告

  ルリがランダムジャンプで跳んだ先には?

  次回『死神が舞う〜第一話〜』
  

 





        






   後書き

   お初にお目にかかります。ひとみ みとも です。 男です。

   初SSで何やら緊張しまくってます。

   初投稿のくせに続きものです。

   こんな駄文ですが読んでいただけたらなぁ〜と思っています。

   ルリの1人称で進んでいますが、必ずそうなるわけではなく
 
   場合によってさまざまです。

   ほとんど最後までのプロットは終わっているので、

   次が出るまでの時間は かからないと思います。

   訳あって何話まで出るか言えません。すいません。 

   いい意味でみなさんの期待をうらぎれたらなぁ〜とおもっています。

   感想とかくれたらめちゃくちゃうれしいので下さい。

    最後に、死神って誰だ?、どのように舞うんだ?という人へ、
   
   何時か分かります。それまで待っていてください。
   

 

 

代理人の感想

ん〜、ありがちと言えばありがちなOPですが、

短期集中連載の様ですしオチをどうつけてくれるかを期待しましょう。

 

 

>「ハーリー君、サブロウタさん、オモイカネ、ごめんなさい。」

他の乗組員は乗ってないのか?

・・・まさか確信犯だったりして(爆)