「どうしてアキト君が生きてた事を黙っていたの!」

「話す必要が無かったからよ」

「エリナ、ふざけないで!!2年前、アキト君と艦長が居なくなって、ルリルリが
どれだけ心を痛めたかエリナも良く知っているでしょ!なのに、なのに、何で
アキト君の事黙ってたのよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「黙ってないで何とか言いなさいよ!」

「テンカワ君はもう死んだのよ・・・・・・・・・・・・・・」

「エリナッ!!」

「・・・・・・・・・・・・もう、後 2年位しか生きられないもの・・・・・・・・・・・・・・・・」

「えっ・・・・・・・」

「火星の後継者達の無茶な人体実験、そして続いた激戦・・・・・・・・本来なら
5年位残っていた寿命も、後、2年位しか残ってないわ・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・それ、本当・・・・・・・・」

「ええ、ドクターの見立てだから多分間違い無いわ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「そんな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「テンカワ君は残された時間を・・・ルリちゃんを護る為に、艦長を助け出す為に、
そして非道な人体実験で殺された仲間達の為に闘う事を誓ったわ、そして・・・
・・・・・・・・・・・・・そして、ルリちゃんと逢うことを拒否したわ・・・・」

「っそんな・・・・・・・・何でアキト君がルリルリを拒絶するのよ!」

「私もそう思ったわ、テンカワ君には、血塗られた修羅の道ではなく、たとえ
短くても、穏やかな暮らしをして欲しかったわ、
でも、でも、テンカワ君は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”みんなの中での`俺`はもう死んでしまった様だ・・・・・・・・・・・
出て行って、そしてまたすぐに死んで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みんなを
2度も悲しませたくないよ・・・・・”って言うのよ!」

「それでもっっ絶対に、あの時のルリルリにはアキト君が必要だったのよ!
それを・・・・・・・」

「その通りよ、でもテンカワ君は”自分も小さいときに両親を失い孤児になった。
苦しくて、辛くて、悲しかったけれど、何年か後には、また、自分の夢を持てる様に
なった。 大丈夫、ルリちゃんには、エリナさん、ミナトさん。ホウメイさん、
プロスさん、ウリバタケさん、アカツキ、・・・・・・・・ナデシコのみんなが付いて
いるんですから・・・” って、あの状態で、うっすらと笑って言うのよ!・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・止められないわよ!!」

「それでもっ、ルリルリが逢いに行けば、アキト君だって考え直したかもしれないでしょ!」

「あの子に言える訳ないでしょ!!」

「なんでよっ!!」

「あの時のあの子、テンカワ君に2度も死なれたら・・・・・・・・・・彼の後を追うわよ」

「!!・・・そんなっ、まさかっ・・・」

「私はそうするつもりよ」

「エリナ・・・・・あなた・・・・・・」

「・・・・・多分・・・・ドクターもね・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「私もドクターも、あの子の気持ちは良く判るわ・・・・・・・・・・
だからこそあの子を止められないの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「でも、アキト君は・・・・・」

「そうテンカワ君は、艦長と、あの子には幸せになって欲しいと強く願っているわ、
だからあの子には秘密にするしか無かったの・・・・・・・」

「エリナ、アキト君と一緒に居る、あの女の子は・・・・・・」

「ラピスの事ね、大丈夫、ラピスはテンカワ君が、命に代えても、あの子を守るわ。
その後は・・・・・」

「エリナ、私が・・・・」

「いいえ、ラピスは艦長とあの子に育てて貰うわ、ミナト、あの子達のこと、頼むわね」

「エリナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「お願いするわね」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ、 判ったわ」

「フフッ ありがとう、感謝するわ、じゃあこれをお願いね(笑)」

「これは?」

「私のカードと、テンカワ君の遺書、それにネルガル会長の弱みが書いてある書類よ、
・・・・・・・・一応の保険よ」

「いいの?会長秘書殿」

「大丈夫、アカツキもナデシコクルーには結構甘いから、ミナトも信用できる人だしね」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「エリナ、あなたもタチの悪い男に捕まったものね」

「そうね、でも仕方無いわ、あの悲しくて、不器用で、そして優しい瞳に囚われて
しまったのだから・・・・・・・・」

「あーあ、こんなしつこい人達に追い駆け廻されて、アキト君も大変よねぇ」

「フフッ、そんな事無いわよ、こんなに情が深くて佳い女なんだもの、テンカワ君も
嬉しいわよ」

「「クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス」」

「さてと、私はもう行くわね・・・・・・・・・・・・・・・さようなら、エリナ」

「ええ・・・・・・・・さようならミナト、元気でね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「行ったか・・・・・・あーあこんなに佳い女があんな甲斐性無しのロクデナシに
捕まるなんて、勿体無かったかな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でもねアキト君、
      








 

あとがき

こんにちは、今日からSS作家を名乗るJackと申します。基本的にSSは

”読む”のが専門だったのですが、tohooさんの”エリナ・キンジョウ・ウォン”に

感動して、気が付いたら、次の日、病院の守衛室で(笑)、このSSを書き上げて

いました。(笑)

相方からは、「会話のみで、情景描写が無くて読み難い」とか、「お前の笑える

ネタの方が面白い」とか、最後には「人に読ますもんじゃ無いわね」とボロボロに

言われました。(涙)

ここまで酷いので無ければ(涙笑)感想を心から待っています。(涙声)

これからも頑張りますので、宜しくお願いします。 

 

 

代理人の感想

・・・・・・・・・・ま、まあ気を落とさずに(汗)。

でも情景描写は練習しておいた方がいいと思います。

あって困るもんではありませんしね。