再び、明乃達。


『お前にもわかるか天河? この膨れ上がりつづける力を』


「はい・・・。私にもわかります」


『このままでは収拾がつかなくなるどころでは済まん。最悪、月が消滅することも有り得る』


「それって、ものすごく大変なんじゃ・・・?」


『その通り。大きな力が大きな力を呼び寄せ、さらにそれがまた力を呼び寄せる悪循環だ。初めは赤限定だったところが、呼び寄せられた赤いのは強い奴が多かった様だな』


「ど、どうしよう・・・」


 どうしようもなかった。


『こっちでも一応対策は練るが、天河も一応調べてみてくれ』


 通信が切れた。


「調べろって言われても・・・」


 


 明乃が途方に暮れた、それと同時だった。





『くおらーーーーーっ!! そこの三人! 即刻戦いを止めるでござるよ!!』


「何?」


 まだ死闘を続けていた北斗、サラ、辻巻は、戦いの手を休め、外部スピーカーで呼びかけてきた白いエステバリスを見上げた。


「なんや、あれ」


「! 白いエステバリス? まさか」


 白エステのアサルトピットが開き、中の人物が顔を出す。


 


 その人は、美しかった。前髪の一部だけ赤いメッシュをかけた銀髪。鍛えられ引き締まった、だが女性らしい起伏に富んだ体。そして鋭い眼光。神話の戦女神が顕現したらこんな感じなのではないか、そう思わずにはいられなかった。


「おぬし等、解っているでござるか!? おまえたちが戦ったことがこの阿鼻叫喚の発端でござると言うに!?」


 そう言われて、北斗ら三人はやっと周囲に目を向けた。


「あ、ホンマや。なんや巨人やらロボットやらが戦っとるで」


「赤色が目立ってるわね」


 のほほんとしている。だがこの異変の原因が自分たちと言われてもピンと来ないのは当然だろう。


「フン。そんなことはどうでもいい」


「何・・・?」


「邪魔をするなと言ったんだよ。もう少しで何かが掴めそうなんだ。まだ忠夫を倒すには何かが足りん!」




「「・・・・・・・・・・・忠夫?」」


 明乃とシロは思わぬ言葉に硬直する。


「奴が居なくなってから、妙に体がうずく」


「「・・・うずく!?」」


「奴を思うと夜も眠れんことがあるほどに、な」


「「奴を思うと!?」」


「それもこれもあいつのせいだ。ぜひとも責任をとってもらわんとな


「「責任・・・・・・」」


 二人の顔が心なしか強張っているような。


「つ、つかぬ事を訊くが、その忠夫と言う人はいったい・・・」


「忠夫か? 本当なら部屋に入ってきて好き勝手してくれた礼に、半殺しにするはずだったが奴の力(主に料理)に毒気を抜かれ・・・フ、これはやつの術中に嵌ったというやつかも知れん・・・」


「「部屋で好き勝手・・・力で毒気を抜く・・・術中に嵌る・・・」」


 二人の顔が青ざめる。


 これを聞いていた人の脳裏に浮かんだのは、

 いきなり部屋に踏み込んだ男が赤毛の少女にいかがわしい行為をし、手練手管で少女と周りを煙に巻き、男が去った後も以前の行為が原因で体がうずき夜も眠れず、心も荒み、男を倒す、または責任をとらせようとしている・・・。

 という光景だった。


「ほほう、やるなぁその忠夫ってやつ」


 ナオが感心した瞬間、明乃の心が弱い人ならそれだけで殺せそうな眼光に押し黙る。


「それでね、たー君たらすっごいの! たー君、とっても暖かかったんだから(はぁと)」


「「「「「「!!?」」」」」」


 あの殺伐とした少女がいきなり恋する少女に変わる。その場の人は全員のけぞる。


「お、おい! 今日は俺の日だろうが! ぶー、わかったよぅ」


 おかげで今の北斗の奇妙な言動も見逃した。


「ふ、ふふふふふふふふふ・・・!!」


「え?」


 いきなり笑い出したシロにアリサは驚く。


「何を被害者ぶってるでござるか・・・? 先生を・・・横島先生をたぶらかす毒婦め、刀の錆になりたいでござるか!?」


(この人まで、知っている!?)


「ほう、その凄まじい闘気・・・しかも忠夫と知り合いか?」


「貴様が、先生の名を呼ぶなあああッ!!!」


「なに!?」


 北斗が次の瞬間見たのは、瞬間移動と見紛うほどの速さで肉薄したシロ。何処から出したのか刀まで持っている。


 その斬撃をかわしたのは、知覚する前に動いた自分の肉体のおかげであった。


「・・・やるでござるな」


(こっ、こいつ!)


 この目の前の女、忠夫と同等、いや、それ以上なのではないか?


「ちょっと待ってくださいよ!」


 そこに割り込むのは、明乃。


「あ、明乃ちゃん!」


「あいつらはやばいって!」


 アリサとナオが止めようとするが聞こえない。


「横島くんが、私の知らない人とそんなに深い仲なわけないじゃないですか! 横島くんはずっと私と一緒に居たんですよ!」


 横島の居ない九ヶ月間のことは脳裏から吹っ飛んでいるようだ。


 北斗とシロは目を見張り、


「・・・そうか、もしかしてお前が明乃「先生をたぶらかす女狐がもう一人・・・! まとめて切るでござるぁーーーッ!!」


「・・・私も(いろんな意味で)我慢が限界だったんですよ・・・!」


「えーと・・・」


 北斗は言葉を遮られたが、自分の好みの展開になってきたことで物騒な笑みを浮かべ、


「いいぞ・・・忠夫はいないが、地球にはこれほどの猛者が今日出会っただけで4人か! まったく楽しいじゃないか!!」


 


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!!





 まさに一触即発。その気を浴びるだけでアリサとナオは逃げ出したくなった。


「あ、明乃ちゃんまで、やばい人だったなんて!」


「見間違いであって欲しかったのに!」




 そんな時だった。


 迦具夜姫は、できるだけ異世界からの闖入者は明乃らから離れた場所に現れるようにしていた。原因となる場所がさらに混乱すれば、収拾がつかないどころではないからである。


 だが、それさえ乗り越え、一機の黒い機動兵器が、明乃らの前に降り立った。


 それは・・・・・・、





「やった・・・やったぞ!! 月だ! やっと戻ってこれた!!」


 機動兵器のハッチが開き、中から一人の若者が姿を現した。


 黒いマントに黒いバイザー。怪しい。怪しすぎる身なりだ。




 だが、誰かに似ている。




『あ、見てよアキト兄! あの人!』


 機動兵器の中から声が聞こえる。その声に反応した黒ずくめの青年は、目を見張った。


「あ、あ、あ、あ、あ・・・・・・・・・!!」


 青年はブルブルと身を震わせる。


「ほ、北斗!!?」


「・・・・・・あ?」


 北斗は方眉を上げて首をかしげた。


「北斗! 俺だ、アキトだ! 長いこと会ってないからって忘れたのか!?」


「・・・・・・・・・」


 北斗は腕を組んで沈思したが、ぽつりと一言。





「知らんぞ。誰だお前」




 すぱっと言い切った。


 アキトはぴしぃっと凍りついた。


 だがすぐに復帰し、


「ちょ、ちょっと待てよ北斗! いくらなんでもその冗談は性質が悪いぞ! 何度も戦い、拳を交えただろ!? 俺とお前は強敵と書いて「とも」と読むって関係だろ!?」


「何を言っている。おれの強敵(とも)は忠夫だ」」


 アキトは巨大な「ガーーーン!」という文字を背負う。


「・・・なんで? なんでだよ? 神様、俺そんなに悪いことしましたか!?」


『神なんか信じてないんじゃなかったっけ?』


『ディア、それはちょっとひどいよ・・・』


 謎の声が機動兵器の中から聞こえたが、誰も気にしない。


『あ、アキト兄、あそこにも知った顔が!』


「え!?」


 がばりと青年は顔をあげる。


「ナオ! それにサラちゃんとアリサちゃんも!!」


 青年は救いを見つけたかのように呼びかける。


 が、


「「「・・・・・・・・・・・・」」」


 三人は互いに目配せをし、


「「「ごめんなさい。しりません」」」


「『『え・・・?』』」


 今度はアキトだけでなく謎の声×2も言葉を失う。


「こ、これはドッキリなのか・・・!? 皆で俺を陥れようとしてるのか・・・!?」


 それでも納得できないのか、さらに呼びかけようとした。


「皆、どうしちゃったんだよ! 俺は・・・」


「いい加減にしてください!!」


 一歩進み出て、青年の言葉を遮る明乃。その眼光は鋭い。


「君は・・・」


 アキトは目の前の少女に目を奪われた。何故だか解らないが、かつての自分を見るかのような郷愁感、それとは別に、魅き付けられる「何か」。


『ねえ、ディア・・・』


『うん・・・。この人、アキト兄に似て―――――』





「あなたはストーカーですか!?」





 似てる。そう言おうとしたが、その台詞の前に消え去る。


「そんな怪しい格好で! 会ってないって何度も言ってるのにしつこく! 知り合いなのはあなたの脳内だけなんじゃないですか!? 脳内テンパってるんですか!? それとも既に脳内リーチなんですか!?

 今はあなたのような電波な人を相手にしてるヒマは無いんです!」


 その言葉に真っ白になる青年。って言うか酷い。




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




 青年は嘆くでもなく、怒るでもなく、ただ真っ白に放心していたようだが、数分後、よろよろと動き出した。再起動したのだろう。


「北斗、最後に聞かせてくれ・・・。

 お前にとっての好敵手って、誰なんだ・・・?」


「決まっている。忠夫だ」


 青年はその言葉を聞くと、




「・・・・・・・・・ア、アハハハ・・・これ、夢だよ。レンたんのお茶目な悪戯心による夢に違いないんだ―――――ッ!!」




 ・・・・・・レンたんって何?




 コックピットの仲に駆け込み、


「ディア、ブロス、ジャンプだ!! 何処でもいい! ここじゃなかったら何処でもいい! ランダムで良いから―――――ッ!!」


 シュン・・・!


 その言葉を最後に、青年と黒い機動兵器は、淡いボソン光の中に消えた・・・。





「跳躍? ということは木連関係者か? 

 ・・・・・・ということは、もしかしたらガキの頃に俺と喧嘩でもしたのか? ・・・だとしたら悪いことしたのかもな」


 その言葉を青年が聞いたら、さらに落ち込んだであろうことは想像に難くない。





 何処の誰かは知らないが、哀れなり。





 ――――――――――





「なんだか解らんでござるが、こっちの話はまだ終わってないでござるよ!」


 シロが明乃と北斗を威嚇する。それに反応し、下がりかけたボルテージが再び急上昇する。


「おいマテやねーちゃんら」


「私たちを忘れてるんじゃないかしら?」


 辻巻とサラだ。


 さらに高まる熱気とテンション。もう誰にも止められない。


『って、ちょっと待ちなさいよシロ!!』


 いきなりスピーカーで呼びかけてきたのは、いま降下してきたゴールドカラーのエステバリス。


「引っ込むでござるよ、タマモ!」


『アンタ自分の立場わかってんの!? これ以上事態をややこしくしてどうすんのよ!!』


「武士には引けぬ時があるでござる! 先生の名誉が保たれるかどうかの瀬戸際! 絶っっっ体に引けぬ!!」


『横島!? ワルキューレの言ってたこと、やっぱマジだったの!?』


「というわけござる! タマモは油売ってないで艦に戻るでござるよ」





 もう、本当に止まりそうに無かった。





 ――――――――――





「皆、一気に決めるぞ!!」


「大神さん、あれをおやりに・・・?」


『こっちは良いぜ、隊長!』


 他の隊員も頷く。


「よし・・・!」


 大神は頷き、霊力を集中する。




「狼虎滅却ぅう・・・!!」


 大神の双武に花火の、エリカの、さくらの、ロベリアの、織姫の霊力が集う。


 いや、その五人だけではなく、この場に居ないはずの花組全員分の霊力が集まる。


 双武が、光り輝く。


「俺が、正義だっ!!

 震・天!! どぉぉぉぉぉぉぉぉち!!!」


 


 大神の双武から、絶大な霊力が放たれた。


 これこそ、全員の霊力を結集した究極奥義、「震天動地」だった。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。


「はっ!」


 志貴のナイフが、敵の胴体の「線」を切り裂く。


 降魔兵器の上半身がずれ、落ちた。


「きりが無いな・・・」


「ええ、秋葉はほとんど暴走同然ですし」


 いくら志貴とシオンが強いとはいえ、体力も限界だった。


「仕方ありません。志貴、私が突破口を開きますので、そこから戦線を離脱しましょう。秋葉はやられる心配は無いでしょうし」


「突破口って、シオンってそんなことできたのか?」


「はい。出来れば使いたくはありませんでしたが・・・」


 そう言って、拳銃の弾を入れ替える。


「下がっていてください」


 シオンは志貴の前に立ち、


「BARREL REPLICA・・・・・・FULL TRANCE!」


 黒い銃口から、紫の閃光が迸った。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。


「ま、冗談はともかく、戦闘再開と行こうぜ、マスターテリオン!!」


「余興は終わりと言うわけか。いいだろう。死合うとしようか、大十字九郎!!」


 先程までとうってかわって(アルの折檻のせいかもしれない)、シリアスになる九郎とマスターテリオン。


「まったく・・・今度は真面目にやれよ、九郎」


「・・・・・・・・・・・・」


 何も言わないエセルドレーダも、幾分ほっとしているようである。


 デモンベインは、両手に拳銃を構え、


「征くぜ!!

 クトゥグア! イタクァ! 神獣形態っ!!」


「天狼星(シリウス)の弓!!」


 赤黒にして灼熱のオートマチックから放たれる炎の狼。


 白銀にして氷結のリボルバーから放たれる氷の竜。


 そしてそれを迎え撃つは、強大な光の矢の群れ。





 デモンベインとリベル・レギスのちょうど中間で、力と力は激突した―――――。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。


「いけっ!」


 レオは、サブウェポン・ホーミングミサイルによって敵数体を火達磨にする。


 だが、敵の数は減っているようには見えない。


「一体一体は大した事無いと言っても、多すぎる! ホーミングレーザーで一掃出来るほど脆くは無いし・・・! エイダ、何か有効な武器はないか?」


『敵殲滅なら、ベクターキャノンをお勧めします』


「そうか、それがあったか!」


『ベクターキャノンモードに移行しますか?』


「ああ、頼む! っとその前に、」


 レオは近くの敵を、サブウェポン・ハルバードで焼き払った。


「よし、頼む!」


『了解。ベクターキャノンモードに移行』


 地面に立ったジェフティの背から、砲身が現れた。


『エネルギーライン、全弾直結』


 エネルギーチャージ率、2割。


『ランディングギア、アイゼン、ロック』


 反動のためか、ランディングギアとアイゼンで機体を固定する。エネルギーチャージ率、4割。


『チャンバー内、正常加圧中』


 エネルギーチャージ率、6割。


『ライフリング、回転開始』


 エネルギーチャージ率、8割。9割。


 10割。


『撃てます』


 


「よぉしっ! ベクターキャノン、発射!!」





 空間圧縮破砕砲・ベクターキャノンは、その凶暴な光を、ついに解き放った・・・。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。


 ファーストブリーダー号船内。


「はあ・・・。ったくブラの奴、毎度毎度困ったもんだよなぁ」


「カルバート様も、私と言う妻がありながら、毎度女性の方を追いかけて困ったものですけど」


「言うようになったなぁ・・・・・・。

 って妻じゃないだろ!?」


「カルバート様ひどいです! 私のことが嫌いになったんですか!?」


「そんなこと言ってないってば・・・」


 カルは溜息をつく。この独占欲の強すぎる性格さえ何とかなれば最高なんだけど・・・。強いし。可愛いし。


「でも、本当にブラス様は遅いですね」


「あ〜〜〜もう、マジでコンビ解消するぞあのやろう!」


「えっ!? じゃあ、これからはカルバート様と私の2人っきりですか!?」


「うっ・・・やっぱりおとなしく待ってよう・・・」


 相変わらずなユイノに溜息をついたとき、


「おう。相変わらず夫婦漫才やってんな」


「「ブラ(ス様)!?」」


 のっそりブリッジに入ってきたのはブラスだ。


「なんだよ、やっと満足したのか?」


「いんや。弾の補充に来ただけだ」


「お前はそういう奴だよ・・・」


 カルはがくーっと首をたれた。


「あのな、ブラ。お前が遊んでるうちにあのバケモンがこっちに来るかもしれないんだぞ? FB号が壊れたらお前も困るだろ!?」


「まあ、そりゃあ・・・な。

 だったら、この船の前でドンパチやろうか?」


「それこそ跡形も残んなくなるだろー!?」


「ちっ、いちいちうるせェやつだぜ」


(こ、こいつ・・・)


 怒りにプルプルと震えるカル。


「あの、ブラス様。カルバート様も困ってますし、そろそろ・・・」


 ブラスは凄く嫌そうな顔をしたが、


「ちっ、しかたねェ。こんだけ暴れたのは久しぶりだし、腹八分目で満足しとくか」


「おいブラ! 何でユイノのときだけ一発で言うこと聞くんだよ!?」


「なんだ、まだ暴れていいのかよ?」


「いや、そうじゃないけど・・・」


「ならガタガタ言うんじゃねェ」


 カルは、またがくーっとうなだれた。心底疲れた。


「なぁカル、どうせなら最後にバスターランチャー撃って良いか? 良いだろ? 何だかんだで買ってからほとんど撃ってねェからな。コイツも」


「・・・もう好きにしてくれ・・・」


「おしゃ! ユイノ、発射準備だ!」


「解りました。って言うか、もう準備できてます。そういう気がしてましたので」


「おお? やるじゃねェかユイノ! 

 んじゃさっそく、バスターランチャー、発射ァ!!」





 ブラスを相手にした敵は本当に気の毒である。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。


「ふっ、やっとダイマジンの修理が終わったか・・・」


 呟いたのは、木連優人部隊、月臣源一朗。


「だが、二週間で終われば上出来か。予定とは少々異なるが、覚悟しろよ! 悪の地球人!!」


 颯爽とダイマジンに乗り込み、月地表に向けて出撃する。





 そこでなにが起こっているかも知らないで・・・。





 ――――――――――





 ほぼ同時刻。明乃達。


 ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご・・・!!


 一触即発のその状況は、地面の下から来る地響きによって破られた。


「「「「「!!!!!」」」」」


 明乃、北斗、シロ、サラ、辻巻は、同時に反応した。


「はーーーっはっはっは!! 行くぞ! 悪の地球人・・・って、なにぃ!?」


 五人の中心に現れたダイマジン。だが、その程度で五人の動いてしまった体は止まらなかった。否、止めようとしても止められなかった。


「閃真流人応派奥義!! 鳳凰天舞!!」


「くたばれえええええっ!!」


「先生直伝の霊波刀! 覚悟ーーーッ!!」


「おぉんどれえええええァッ!!」


「消火器はァッ!! 伊達じゃなあああい!!」





 五人の攻撃が、ついに(月臣を中心に)炸裂した!










「タ、タイガージョー!?」


「うむ・・・! あれは紛れもなく鳳凰天舞!!」


「まさか、見ただけで習得したのか!? あの奥義を!?」


「むう。天賦の才という事か。

 少女よ・・・・・・見事なり!!!」










 そして、月に赤い光が爆発した・・・・・・。





 ――――――――――





 数日後。


 その事件の後、軍による大規模な異変の究明が行なわれたが、異変がおこったと言う証拠は何一つ発見されなかった。


 月の住人も、狐につままれたような気分を味わいながらも、いつもの生活を送っている。





 変化と言えば、その後明乃は月警官50人抜きどころか100人抜きを達成し、木星に戻った北斗は、あの戦いで昂氣に目覚めた。




 言ってしまえば、ただそれだけであった・・・。










 もう終われ。










 追記。その後月臣は、生死の境を三日間彷徨ったと言う。それを長いと見るべきか短いと見るべきか。










 イネス先生の、なぜなにナデシコ出張版


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何これ?


Q1:大神一郎

 登場作品:サクラ対戦、他。

 おおがみ いちろう。海軍士官学校を卒業したばかりの軍人さん。その能力は高く、かの宮元武蔵の流派、二天一流の使い手。曲者ぞろいの花組を見事纏め上げ、4回にわたって巨大な邪悪を打ち砕いた英雄よ。階級は少尉。2のエンディングから中尉に。

 実はなんでも超人で、剣術や水泳は勿論、羽根突き、早食い&大食い、射撃、弓道、料理、将棋、覗き、果てはイライラ棒(笑)まで何でもござれよ。

 結構助平。

 時期としては、サクラ対戦4でミカサに突入した辺り。


Q2:北大路花火

 登場作品:サクラ対戦3、他。

 きたおおじ はなび。結婚式の最中に夫となるべき人を亡くした悲劇の少女。でも大神と関わるうちに、本当は生きたいと自覚するようになったわ。弓矢を扱うのが得意。

 純和風ながら、生まれてほとんどをパリで過ごした為に、若干(ものすごく?)日本を誤解しているフシあり。大和撫子に憧れるのは良いけど、洋室に畳をしくってのはどうなのかしら?

 大神と双武に乗っているのは、単なる作者の趣味。


Q3:エリカ・フォンティーヌ

 登場作品:サクラ対戦3、他。

 ドジでやる気が空回りしているけど、持ち前の明るさで皆に愛される赤いシスター。特技はマシンガン射撃。

 レッツゴーやらベリーグッドやら、何故か英語をよく使うんだけど、あんたホントにフランス人? おはようダンスの破壊力も強烈ね。


Q4:真宮寺さくら

 登場作品:サクラ対戦、他。

 しんぐうじ さくら。若いのに居合の達人。父の形見の霊剣荒鷹を手に、部隊に居合いに、そして恋に青春を賭ける人。そして嫉妬の鬼。

 その必殺攻撃の射程の長さは特筆もの。


Q5:ロベリア・カルリーニ

 登場作品:サクラ対戦3、他。

 パリの悪魔の異名を持つ懲役1000年の悪党。その罪状の大半は窃盗。人殺しの罪は無いみたい。それで1000年って・・・。

 炎そのものの霊力を扱い、お金のために戦う人よ。

 ・・・っていうかウルヴァリン?


Q6:ソレッタ・織姫

 登場作品:サクラ対戦2、他。

 とある事情により日本人男を毛嫌いしていたイタリア貴族。天才肌でセンスを重要視するわ。特技はピアノ。

 この人は怪しい和製英語を駆使するんだけど、あんたホントにイタリア人?


Q7:遠野志貴

 登場作品:月姫、他。

 とおの しき。子どもの頃の事故により、モノの壊れやすい線が見えるようになった虚弱少年。運動神経は悪くないんだけどね。

 何故か多くの女性に好かれる体質で、さらに鈍感。お約束ね。

 その目と刃物の扱いが特技。

 時期としては、G秋葉と戦うルートの数ヵ月後辺り。


Q8:シオン

 登場作品:MELTY BLOOD

 シオン・エルトナム・アトラシア。穴蔵と呼ばれるアトラス院の錬金術師。自他共に認める秀才で、その頭脳に絶対の自信を持っているため、馬鹿と言われると怒るのよ。その優秀さから、曰くつきの家系でありながらアトラスの名を与えられたわ。

 高速思考と分割思考の達人で、それらを駆使しての予測と、糸状の道具エーテライト、さらにブラックバレルで人外連中とも対等以上に渡り合えるわ。身体能力自体は常人以下。

 まともに会話した同年代の異性は、志貴がはじめてよ。


Q9:遠野秋葉

 登場作品:月姫、他。

 志貴の妹。高校生でありながら遠野グループの一番偉い人。自分の大切な人以外は全く眼中に無く、名実共に遠野家の表の女帝。ナイムネ。

 その刺々しい態度のそこかしこから滲み出る、志貴への愛情がチャームポイント。いわゆる素直になれないお嬢様と言うキャラなわけね。

 最近イロモノ扱いな事が多いような・・・。


Q10:G秋葉

 登場作品:MELTY BLOOD

 琥珀の怪しい薬、「まききゅーX」によって巨大化した秋葉よ。

 身長57m! 体重550トン! 目からビームに手からドリル!! もうなんて言うか、いろんな意味で最強。


Q11:琥珀

 登場作品:月姫、他。

 こはく。遠野家の裏の支配者。策士・諸葛亮項明に勝てるのは彼女くらいのものね。太刀打ち出来るのは志貴の愛?

 シリーズが進むにつれて最も(芸風が)壊れていった人で、重度のシスコン。笑顔以外の表情に乏しいわ。


Q12:ミルドラース

 登場作品:ドラゴンクエストX

 いわゆるラスボス。灼熱の炎と瞑想が得意技。赤い。


Q13:紅裕次郎

 登場作品:卓球戦隊ぴんぽん5

 くれない ゆうじろう。世界の誰よりも卓球を愛し、世界の誰よりも卓球が下手な高校生。運動神経抜群なのにね。ナチュラルに失礼で根拠の無い自信と不屈の根性に満ち溢れたムードメーカー。

 ぴんぽん5で唯一ラケットがペンホルダー。ハッタリレッド。

 時期的には最終回の後くらい。


Q14:石黒諒平

 登場作品:卓球戦隊ぴんぽん5

 いしぐろ りょうへい。卓球が嫌いなのに、裕次郎を罠に嵌めるために卓球同好会に入るけど、かなり真面目で根っからのお人好しのために、結局裕次郎のためになることしか出来ない人。苦労人で、裕次郎に付き合ううちに高校卓球全国大会2位に入賞するほど卓球が上手よ。ぴんぽん5の中でも数少ない常識人。

 ラケットの名前は黒龍号。世話焼きブラック。


Q15:水野蒼一

 登場作品:卓球戦隊ぴんぽん5

 みずの そういち。目つきが悪く無口だけど、実は優しく力持ちで、成績まで良い人。いわゆる「あずまんが」の榊さんを男にした感じの人(爆)。

 クラッシュブルー。


Q16:山吹真理

 登場作品:卓球戦隊ぴんぽん5

 やまぶき しんり。かなりマナーが悪く、ピン球に睡眠薬や刺を仕込むことは当たり前。ラケットにカミソリを仕込んだり、マネージャーをたらしこんで相手に下剤を盛ったりとやりたい放題よ。そのおかげで一発で反則負けするんだけど。通称、ヒレツ大王。支持者有り。

 本当はかなり上手いんだけど、彼曰く、「“正しい”より“楽しい”を選んだのなら退場や失格はいたしかたない」らしいわ。

 ラケットの名前はサンライズイエロー。ヒレツイエロー。


Q17:アンソニー・エヴァグリーン

 登場作品:卓球戦隊ぴんぽん5

 裕次郎のライバル(?)。アメリカから来たと言う理由で、あだ名が「ドロンパ」(笑)。日本育ちのため英語の成績が悪いわ。卓球の腕前もかなり下手。

 ヤンキーグリーン。


Q18:魔神勇二

 登場作品:Only you -リ・クルス-

 まがみ ゆうじ。寡黙で男らしく、閃真流人応派という格闘技を修め、かなりの格闘技の腕前を誇る男・・・・・・と見せかけて、実は結構ヘタレ(笑)。「漢」たる素質は秘めてるけど、まだまだ「男」って感じ(どんな感じだ)。

 右手に突如出現した「破滅の刻印」のせいで、生活が一変したわ。

 時期的に、勇二のレベルが15になった辺り。


Q19:タイガージョー

 登場作品:Only you -リ・クルス-

 真の漢。漢の中の漢。漢・オブ・漢。突然勇二の前に現れ、ありがたい説教と共に熱すぎる拳をくれる虎頭。とにかく最強。

 彼に殴られたいがためにこのゲームをプレイする人も少なくないのよ。その正体は誰も知らないわ。

 ありがとう。タイガージョー。


Q20:鳳凰天舞

 登場作品:Only you -リ・クルス-

 閃真流人応派奥義の一つ。勇二が二番目に憶える技で、レベルが上がるごとに威力が跳ね上がる技。

 作者の場合、レベル81の勇二が最強のザコ敵にこの技を仕掛けたら、2000以上もの大ダメージを与えたわ。


Q21:地竜鳴動撃

 登場作品:Only you -リ・クルス-

 閃真流人応派奥義の一つ。勇二が一番初めに憶える技。それなりに高い威力。


Q22:飛翔竜極波

 登場作品:Only you -リ・クルス-

 閃真流人応派奥義の一つ。体力の最大値から現在の体力の値を引いたダメージを与える技。つまり、ピンチな時ほど威力が高いってことね。

 でも、体力の最大値=レベル×10だから、鳳凰天舞の方がよっぽど強いんだけどね。


Q23:リーザス赤の将軍

「鬼畜王ランス」に登場するリック・アディスンのこと。バイロードと言う剣と、バイ・ラ・ウェイと言う技が特徴。


Q24:烈火のサムライトルーパー

「鎧伝 サムライトルーパー」の主人公、烈火のリョウこと真田遼のこと。よく気絶することで有名(笑)。必殺技は双炎斬と閃煌斬。


Q25:メロンパン好きフレイムヘイズ

「灼眼のシャナ」の主人公、炎髪灼眼の討ち手・シャナのこと。


Q26:紅赤朱の鬼妹

 さっきも紹介した遠野秋葉のこと。


Q27:炎使いのゴッドハンター

「アークザラッドU」の主人公、エルクのこと。炎を操る部族、ピュルカ族の生き残り。


Q28:女難に事欠かないファイアイーグル

「かたゆでマック」の主人公、マキシン・グレンディーのこと。能力は高いんだけど、彼に恨みを持つ者や女性関係のトラブルに事欠かず、毎回酷い目に会うある意味主人公の鏡とも言える人。


Q29:大十字九郎

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 だいじゅうじ くろう。三流私立探偵であり極貧新米魔術師。諦めの悪いロリコン(笑)。毎回毎回苦戦し、それでいて最後は外なる神々と渡り合うマスター・オブ・ネクロノミコン。ギャグセンスも秀逸。

 なんでBLAZE UPの歌詞を知ってるのかしらねー。

 時期としては、マスターテリオンとのラストバトルの最中。


Q30:マスターテリオン

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 魔術結社「ブラックロッジ」のリーダーで、永劫の悪夢を繰り返す魔人。九郎曰く、スカした金髪オカマ。

 間違いなく悪人だけど、あまり悪い人に見えないのは私だけ? ある意味、もっとも不幸な人。


Q31:デモンベイン

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

「魔を絶つ者」の名を冠する、人造の鬼械神。力ある魔導書が無いと起動しないけど、両足に内蔵した時空歪曲システム「断鎖術式 壱号ティマイオス 弐号クリティアス」によって、圧倒的なな機動力と破壊力を発揮するわ。

 装甲は特殊合金ヒヒイロカネ。アルの力により、数々の機能が追加されるのよ。


Q32:リベル・レギス

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 マスターテリオンの鬼械神。絶大な攻撃力を持ち、主武装はABRAHADABRA(死に雷の洗礼を)、罪人の十字剣、天狼星(シリウス)の弓等。

 さらに、本気モードも有り。


Q33:ハイパーボリア・ゼロドライブ

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 絶対零度の凍気を掌に集め、全ての物質を塵に還すレムリア・インパクトの対をなすような技。


Q34:シスプリ

 シスタープリンセスのこと。作者はゲームもアニメも知らないので、詳細は不明。


Q35:ゆめりあ

 ナムコの放つ渾身のギャルゲー(笑)。とにかくすごい。


Q36:みづき

 登場作品:ゆめりあ

 吾妻 みづき。ヒロインの一人。主人公の小学校からの同級生。幼馴染と言うほど親しくないわりに、主人公の事を下の名前で呼ぶある意味謎な女の子。赤い。


Q37:ディンゴ・イーグリット

 登場作品:ANUBIS Z.O.E.

 主人公。ひょんなことからジェフティを発見し、ひょんなことから心肺機能を失った元バフラムの軍人さん。オービタルフレームの操縦技術は高く、正確は結構お茶目。

 時期としては、アヌビス戦直前。なんでケンが居ないのかしらねー。


Q38:レオ・ステンバック

 登場作品:Z.O.E.他。

 前作主人公。最初は単なるヘタレ少年だけど、厳しい戦いを潜り抜け、立派な戦士に成長したわ。でも、アヌビスのヴァイオラAIを見てると、ヴァイオラ(本人)をレオが倒したのって信じられないんだけど。

 アヌビスでは新型機、ビックバイパーを駆って再登場。ジェフティ・・・と言うよりエイダを助けるために頑張る少年。なんでそんなにエイダとラブラブなの? セルヴィスは?


Q39:エイダ

 登場作品:Z.O.E.他。

 正確にはADA。ジェフティに搭載されている戦闘AI。レオと接することにより、次第に人間味を帯びていったわ。


Q40:ジェフティ

 登場作品:Z.O.E.他。

 コロニー・アンティリアで秘密裏に開発されていたオービタルフレーム。人類存亡の鍵を握る機体。


Q41:ビックバイパー

 登場作品:ANUBIS Z.O.E.

 いわゆる、「グラディウス」シリーズでプレイヤーが操ることになる戦闘機。アヌビスでは人型に変形するわ。レーザー、リップルレーザー、オプションといったおなじみの武装を搭載。


Q42:椿定光

 登場作品:破壊魔定光

 つばき さだみつ。とある理由により、「流刑体」という宇宙犯罪人を「回収」することになった不良少年。まっすぐで義理堅い性格で、成績はあまりよくないみたい。不良を「生き方」と豪語するわ。

 悲しい過去と凄い秘密を持った人。詳しく説明できないほどにね。

 時期的には6巻くらい。


Q43:ポンコツ

 登場作品:破壊魔定光

 随行体と言われるデータ生命。パワータイプ。見た目は単なるヘルメット。流刑体回収のために地球に訪れたけど、定光の先輩、島田をかばったことによりボディ部が破損、定光が頭部を被る事により回収を続行できるようになったの。いつのまにか「ポンコツ」って名前が定着してるわね。

 理屈っぽいけどそれなりに人間味も有り、静止モードや物理保護、そして飛行能力を兼ね備えた万能ぶりよ。


Q44:カルバート・リムリック

 登場作品:カルとブラの大冒険

 世間を騒がす泥棒コンビの片割れ。かなり軽薄な女好きで、名は体を現すが如く性格がカルいわ。通称、「こましのカルバート」。

 銀河連合に加盟する星系国家の80%以上が特Aで指名手配するほど泥棒としての腕は確かなんだけど、ユイノを仲間にしたのが運の尽きというか・・・。

 時期は、4〜6巻あたり。


Q45:ブラスティング・ピルグリム

 登場作品:カルとブラの大冒険

 世間を騒がす泥棒コンビの片割れ。その名前は本名ではなく、カルがつけた名前よ。本名不明。「破壊の巡礼者」の名の通り、火種が有れば火薬を投げ入れ、なければ自ら爆弾をばら撒きながらその中に飛び込む三度の飯より戦闘大好き人間。って言うかクレイジー。通称、「トリガーハッピーのブラス」。

 ・・・・・・本当に腕の良い泥棒?


Q46:ユイノ

 登場作品:カルとブラの大冒険

 見た目は可愛い女の子。しかしてその正体は、超美少女オーガロイド(有機質人型アンドロイド)なのよ! オーガロイドと人の差はあんまり無くて、人工的に生み出されたかどうか位よ。まぁ、人によっては骨格がかなり強化されてたりもするんだけど。実際ユイノも、大男、ブラスより力持ちよ。種のコーディネーターみたいなものかしら。余談だけど、スターウォーズに出てくるような、いかにもアンドロイドって感じのやつは、イノガロイド(無機質人型アンドロイド)っていうのよ。

 カル曰く、そこらの女の子が束になっても敵わないほど可愛く、体は抱きしめたら折れそうなほど華奢で、男なら保護欲を覚えずにはいられない美少女。でもとっても嫉妬深い・・・らしいわ。

 カルを心の底から愛し、そして愛されてると信じて疑わなく、彼女のやきもちで物語の進行が遅くなることもしばしば。


Q47;:A.J

 登場作品:破壊魔定光

 随行体と言われるデータ生命。ポンコツと同じパワータイプ。広域治安管理用無人宇宙戦闘機という存在で、争乱を求めて渡り歩く傭兵のような奴。現在の雇い主は米国。

 A.Jとは「アメリカンジーザス(アメリカの救世主)」の略。本人は名前なんかどうでもいいらしいけど。

 武器を持つと性格が変わるタイプ。


Q48:GAU−8/A アヴェンジャー30mm機関砲

 戦闘機・フェアチャイルド A−10/OA−10 サンダーボルトUに搭載されている、対戦車用7砲身ガトリングガン(アパッチのは6砲身)。

 容量1350発、全長は6.06m(砲身だけでも2.88m)、6850m相当の距離で大半の戦車を撃破する破壊力を持つわ。どう考えても人間が扱えるものじゃないと思うんだけど・・・。


Q49:パンツァーファウスト3

 全長:1.2m。重量:13kg。弾頭重量:3.8kgの対戦車ロケット。戦車の装甲に高熱・高圧の爆風で穴を開け内部を破壊することを目的とし、弾頭と同じ重量の細かいプラスチック片を後方に飛ばす事で弾頭のバックブラストの反動を相殺するわ。


Q50:106ミリ無反動砲

 主として近距離対戦車火器として使用されるもので、砲身長が3,333mm、総重量が215kg、最大射程は7,700mm。ホントの口径は105mmって話よ。


Q51:カール・グスタフ84mm

 歩兵携行火器としては大型の部類に入り、敵主力戦車を500mの距離から撃破できる威力を持ち、また砲身は使い捨てではなく装填することで何度でも使用可能であり、主力弾であるHEAT弾以外にもHEやHEDP、照明弾、煙幕弾など様々な用途に使用可能よ。

 全長 1130mm 重量(M2/M3) 14.2kg/8.0Kg 口径 84mm。


Q52:スティンガー

 制式名称FIM−92スティンガー低高度地対空ミサイル・システム。肩に担いで発射可能な赤外線誘導人員携行地対空ミサイル。

 まぐれ当たりを期待して自動小銃や機関銃などを撃つしかなかった歩兵に与えられた、高い命中精度を持つ防空兵器。天候などの自然条件に左右されやすいんだけどね。

 攻撃対象は低空を高速で飛行する攻撃機、ヘリコプター、輸送機、無人機など。


Q53:マジックボックス・ランチャー

 登場作品:フロントミッション

 ボールド・チャレンジ社製の、3連発発射が可能で高威力の小型ミサイルランチャー。

 威力22×3、命中78、射程5〜6。


Q54:アイビスVライフル

 登場作品:フロントミッション

 ジェイドメタル・ライマン社製のライフル、アイビスシリーズの最終バージョン。某スパロボ主人公とは関係ないわ。

 威力81×1、命中84、射程1。


Q55:ドンキーDX2

 登場作品:フロントミッション

 USNヴィンス社製。第2次ハフマン紛争中、もっとも広範囲に渡る有効射程をもっている3連ミサイルランチャーを改良、高性能化したミサイルランチャー。一度に一発しか撃てないけど、その威力は最強。

 威力99×1、命中86、射程3〜6。


Q56:黒いマントに黒いバイザーの怪しい人。

 ノーコメント。


Q57:レンたん

 登場作品:歌月十夜

 主を失ったフリーの(?)夢魔、レンのこと。いわゆるサキュバス。暫定の主人はアルクェイド。黒猫。


Q58:狼虎滅却 震天動地

 登場作品:サクラ大戦3、他。

 大神一郎究極奥義。花組全員の力を借り、敵全体にヒロイン合体攻撃より高いダメージを与える反則技よ。


Q59:シオンの放った攻撃は?

 登場作品:MELTY BLOOD
 
 技名、ブラックバレル(レプリカ)。シオンの300%技で、リーズバイフェの正式外典の欠片を概念武装で補強して弾丸に加工したものを、ブラックバレルで打ち出すもの。

 本当はそんなにぽんぽん撃てるモンじゃないと思うけど・・・。

 シオンの台詞の英語は、「バレルレプリカ・・・フルトランス!」って言ってるのよ。


Q60:クトゥグア&イタクァ 神獣形態

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 クトゥグアは、絶大な熱量を持つ炎の狼。人型形態は褐色の肌の美女。元ネタでは、フォマルハウト星に棲むナイアルラトホテップの天敵。

 イタクァは、凄まじい冷気を放つ氷の龍。人間形態は色白の眼鏡美女。元ネタでは、その姿を見た者は必ず捉えられ、あらゆる世界を連れ回された後に地表に叩き付けられる。その時は例外なく凍ったような状態で発見されると言う謎の存在。

 二つ同時に放つと、かの金髪オカマも呆れる威力に。

 共に、アルのページの一部。


Q61:天狼星(シリウス)の弓

 登場作品:斬魔大聖デモンベイン

 大量の光の矢を発射する、本気のリベル・レギスの主要攻撃。無敵っぽい。格ゲーになるならかなりいやらしい性能になると見たわ。


Q62:サブウェポン・ホーミングミサイル

 登場作品:ANUBIS Z.O.E.

 ジェフティのサブウェポンの一つ。その名の通り、敵を追尾するミサイル。スパロボ好きな人からすると弱そうなイメージを感じるかもしれないけど、その威力は絶大で、ザコならたいてい一撃、しかもほとんど命中、さらに防御不可と言う反則気味サブウェポン。

 ただ一つ突っ込むとすれば、ミサイルはもともと追尾機能があるものをそう呼ぶと思うんだけど・・・(追尾しないのはロケット)。


Q63:サブウェポン・ハルバード

 登場作品:Z.O.E.他。

 ジェフティのサブウェポンの一つ。ボタンを押している間、棒状のレーザーを照射するサブウェポンよ。威力も高く使いやすいわね。ホーミングミサイルほどじゃないけど。


Q64:ベクターキャノン

 登場作品:ANUBIS Z.O.E.

 空間圧縮による強力な砲撃で圧縮空間さえ破壊する空間圧縮破砕砲(ややこしい)。地面に足が付いてないと撃てなくて、かなりチャージに時間がかかるわ。

 オービタルフレームのデバイスドライバの中では他に比肩しうる物が無いサブウェポン。実際、ジェフティの攻撃の中では威力ナンバーワン。


Q65:バスターランチャー

 登場作品:カルとブラの大冒険

 ブラスが欲しがっていて、ついに購入した最新兵器。その具体的な威力は不明。ブラスが欲しがるくらいだからきっと凄いんでしょうね。

 









 あとがき

 すんません。マジでヤマ無し意味無しオチ無しでした。

 前編の約三倍の長さですけど、30倍面白くないんじゃ・・・。最後まで読んでくれた人、ごめんなさい。元ネタが解らないと意味が解らないのも多そうだし・・・。ぴんぽん5なんか誰がわかるんだろうか。

 本当はサモン2のハサハとその仲間たち(笑)とハロワの遙香も暴れさせたかったと言うのは秘密。





 ま、タイガージョーが書けただけでも満足なんですけど(爆)。




 それと、静止モードのままのディンゴさんの安否が気遣われる所です。


 終われ。




 あ、久美ちゃんの苗字、私の修正ミスでした。初めは「伊佐美」だったんですが、ブレンパワードのキス魔と同じなので、因(ちなみ)にしたんです。



感想代理 皐月

……。

…………。

……………………。

何を書けと?

ではなくって、せめてなにかを。



取り合えず――ナイアさん、これもアンタのシナリオ通りなのかっ!?
ヨグ=ソトースも随分と愉快世界に繋がってるもんだ。

まあ、それは置いといて。

氏も後書きで書いてるが、タイガージョーは最高です。

思わず、エヴァかTV版ナデシコに出てきてくれないかと思うほどに。

『漢』になったシンジなど想像できませんが、そんな感じです(どんな感じだ?)